『マジフォー』シリーズ初のリズムゲームより豊永利行さん&大河元気さんのコメント公開
シリーズ初のリズムゲーム『MARGINAL#4 ROAD TO GALAXY』が現在好評発売中! 電撃Girl’sStyle6月号に掲載された、LAGRANGE POINTの牧島シャイ役・豊永利行さんと緋室キラ役・大河元気さんのインタビュー完全版をお届け!
牧島シャイ役:豊永利行さん
――ミニシナリオや特典ドラマCDを含め、ゲームの収録を終えたご感想をお願いします。
以前『IDOL OF SUPERNOVA』をリリースした際は、まだ僕自身も“牧島シャイ”としての引き出しが少なく、一つひとつ人物像を手探り作り上げながら収録を進めていったことを思い出しました。今作では、総勢9人のピタゴラスメンバーが登場することもあり、よりラグポの先輩らしさや仲間との関係性が掘り下げられている印象を受けました。
ラグポに限って言えば、シャイ様のポジションやキラくんのいじられ具合での“遊び”部分も発展したように思います(笑)。じつは、今作には僕と元気くんの関係性や希望を汲み取ってシナリオに盛り込んでいただけたのかなと感じる部分が結構ありました。ラグポだけでなく、マジフォーやユニコもそうだったと思いますが、長く続いてきた作品だからこそできることだと実感しています。
僕も自分のなかの“牧島シャイ像”をブラッシュアップすることができましたし、とても大切な一作になったと思います。
――注目ポイントやオススメポイントをお願いします。
今までの楽曲がリズムゲームでプレイできる点が一番の注目ポイントだと思っています。僕自身がリズムゲームマニアということもあり、『ROAD TO GALAXY』のゲームパートはとても楽しみですね。プレーヤーのお姫様たちのなかにはリズムゲームが苦手な方やアドベンチャーパートだけ楽しみたいという方もいらっしゃるかもしれませんが、そういった方々にも楽しんでもらえるような仕掛けが盛り込まれています。
例えばシナリオ中で楽曲を練習している風景が描かれたり、ユニットメンバーの楽曲への想いが語られたりとマネージャーとしてシナリオを読むことで、リズムゲームパートにいっそう入り込めるんじゃないかな。音楽への楽しみ方も一緒に身に着けることができるゲームになっているので、シミュレーション以外にもきっとみなさんがオススメしたくなるポイント、略してオススメポイントが見つかると思います(笑)。
――恋愛要素もあると伺ったのですが、そちらはいかがでしたか?
恋愛をするか否か、言葉をどう受け止めていくかはプレーヤーの皆さんに委ねているような気がします。個人的には「ピタドルたちをどうサポートしていくのか?」という点に重きを置いているのかな、と。ただ、ピタドルのみんながプレーヤーであるみなさんを頼りにしているので、前作のスタート時よりも距離は近くなっていますね。
――ラグジュリエットのみなさまにメッセージをお願いします。
ゴールデンウイークも終わり、間もなく梅雨を迎えますが、そんな空模様をパッと晴らすゲームソフトがリリースされます(笑)。現在まだ鋭意開発中なのですが、じつは僕もリズムゲームマニアとして「ここどうですか?」と提言をさせていただきました。まだどこまで実装されるか分かりませんが、僕と同じ玄人の方にも楽しみにしてもらえたらと思います(笑)。
おまけコンテンツも豊富とのことですし、何度も繰り返し遊んでいただけるとうれしいです。今後ともピタゴラスプロダクション、そしてラグポをよろしくお願いします。
緋室キラ役:大河元気さん
――ミニシナリオや特典ドラマCDを含め、ゲームの収録を終えたご感想をお願いします。
新しい一面も描きつつ、ゲーム1作目の『IDOL OF SUPERNOVA』と比べるとさらに関係性が深まったな、という印象です。とくに主人公であるマネージャーとラグポが冒頭からちゃんと知り合っているという点がおもしろいなと思いました。それこそ前作ではお互いに「初めまして」から始まり、ラグポも「大丈夫かコイツ?」と信頼し切れていない様子が描かれていたので……。
それが今作では打って変わって序盤から信頼し切っていましたね。しかも、しっかり関係性ができ上がるまでの過程を「こんなことがあった」と振り返る場面も入っていたので、ラグポと絆を育んだ様子も見られるのがいいなと思いました。
あとは、ユニコが今回ゲーム初登場ということになりますが、やっぱり会話していると「こんな後輩がほしい」と思っちゃいますね(笑)。僕の後輩はみんなすごくいい子なので、もっとグイグイ来てくれるような、ツバサタイプの後輩はついかわいがりたくなります。
――ツバサくんは結構先輩に対しても強気ですよね。
物怖じしないでガンガンくるぐらいが丁度いいかなとも思っています。マジフォーとユニコは僕から見てもとてもかわいいので、時々先輩を通り越して保護者目線みたいになっちゃうんですけどね(笑)。
――後輩との関わりを伺ったところで、演じられたキラさん自身はどうでしたか?
キラはテンションの持続っぷりがすごいんです。僕があのパワーでずっと喋っていたらすぐエネルギー切れを起こしそうだなと。じつは、ワーッと前に出たり、後輩と一緒にバカやったりするところはキラとちょっと似ているんですけど、僕は一人になった時まであのテンションじゃないです(笑)。でも、ワード数の多いゲームだからこそ“根っからのいいお兄さん”エピソードなども多く盛り込んでいただけたのでうれしかったです。
――キャラを掘り下げられるのは、個々にスポットを当てられるゲームならではですよね。キャラクター同士の会話もよりディープになると言うか……。
そうですね。とくにアールことヘル先生とネットゲームにまつわる会話をすると、キラを見失っちゃうので方向性を取り戻すのが難しいんですよ(笑)。今回「あざます」とお礼を言うシーンがあったのですが、じつは「あざます」だけ何回もリテイクしています。正しい「あざます」がわからずに苦戦しましたね(笑)。
アールとネットゲームするシーンは今までも何度か出てきましたが、今回が一番長くプレイしているので楽しみにしておいていただけたらと!
――ゲーム中は普段の関係性と逆転していらっしゃいますもんね。
“敬語で喋るキラ”って何度やっても慣れなくて、未だに苦戦してますね(笑)。ただ「そうなんすか」「すげぇっすね」「あざます」みたいに敬語になっても体育会系なところは“らしいな”と思っています。
――特典ドラマCDもオールキャスト出演とのことでしたが、いかがでしたか?
普段シャイとキラは先頭に立っていろいろと指揮することも多いですが、一人ずつになるとすごく抜けてるなと思いました。僕からしたらシャイは天然さんなので仕事以外で一人にしちゃダメです! 多分シナモンロールしか食べなさそう(笑)。
――注目ポイントやオススメポイントをお願いします。
キャラクターの内面をより深く知ることができる要素が多い点でしょうか。なかでもユニコはツバサが悩みを抱えているシーンもあったので彼の内側を初めてのぞき込めたような気がしました。
ラグポはいつも通りですが、マネージャーが「お二人は考えていることが一緒なんですね」と言った際にキラがさらっと返した「離れたとこにいても俺らの距離感は変わんねぇよ」という台詞に尽きるかなと思っています。
――ラグジュリエットのみなさまにメッセージをお願いします。
リズムゲームと言いつつ、103種類もミニシナリオが収録されています。全員がたっくさん喋ってがんばりましたので、隅々までシナリオをプレイしてみてくださいね。リズムゲームも何度もトライしていただけたらうれしく思います。
(C)2017 Rejet / IDEA FACTORY
データ
- ▼『MARGINAL#4 ROAD TO GALAXY』(ダウンロード版)
- ■メーカー:Rejet
- ■対応機種:PS Vita
- ■ジャンル:ADV
- ■発売日:2017年5月25日
- ■価格:5,800円+税