News

2017年6月9日(金)

『FFXIV』最新サントラ“THE FAR EDGE OF FATE”のイベントレポート。祖堅正慶氏インタビューも

文:電撃PlayStation

 新たな拡張パッケージ『紅蓮のリベレーター』のリリースが迫る、人気MMORPG『ファイナルファンタジーXIV』。そのパッチ3.2~3.5楽曲を収録した最新サウンドトラック“THE FAR EDGE OF FATE: FINAL FANTASY XIV Original Soundtrack”が、6月7日(水)についに発売となりました!

『ファイナルファンタジーXIV』

 そして同日、東京都のタワーレコード新宿店で、サウンドディレクター・祖堅正慶氏を招いた本作の発売記念インストアイベントが開催! 今回は、過密スケジュールのなか祖堅さんが全国5都市を行脚するイベント第1弾・東京会場の様子を電撃PlayStation編集部がレポートしていきます。

⇒“THE FAR EDGE OF FATE”特設サイトはコチラ

⇒東京以外でのインストアイベントの詳細はコチラ

THE PRIMALSのGUNN氏、スクウェア・エニックス ローカライズ部の村田氏がゲスト参戦したスペシャルミニライブ

 発売前日に行われた生放送での告知の影響もあってか、タワーレコード新宿店のイベント会場は人、人、人! サントラを購入し開始時間前に現地を訪れた300を超える人々が、祖堅さんの登場に歓声をあげていました。

『ファイナルファンタジーXIV』

 そしてこの日のイベントには、シークレットゲストとしてTHE PRIMALSのギター・GUNNさんと、氷神シヴァの“Oblivion”や三闘神・女神ソフィアの“Equilibrium”を歌うスクウェア・エニックス ローカライズ部の村田あゆみさんも登場。エレクトーンを奏でる祖堅さんとともに3人でミニライブを行い、オーディエンスにプレミアムな音色を届けていました。以降は写真多めでイベントの流れを追っていきます。

『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』
▲会場の様子はこんな感じ。画面には入っていませんが、ライブ後の祖堅さんのサイン会に備え、イベントスペースの外の階段からずらっと光の戦士たちの行列ができていました。
『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』
▲祖堅さん登場。進行役のスタッフさんと掛け合いながら挨拶の図。
『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』
▲続いてGUNNさん登場。祖堅さんのエレクトーンとあわせてその場でリハーサルを行う貴重な一幕も。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲最後に村田さん登場。祖堅さん、GUNNさんとともに、生演奏では初となる“Equilibrium”で軽く音合わせを行いました。
『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』

 そして本番、演奏されたのはアレンジアルバム“Duality”のエクストラトラックに収録された名曲“Oblivion Never Let it Go Version”! こちらも生演奏は本邦初です。

今後の全国インストアイベントについてのコメント! 祖堅さんミニインタビュー

『ファイナルファンタジーXIV』

 ミニライブ後は、祖堅さんと顔を突き合わせつつのサイン会。今回のイベントでは、300人超の列が終わったあとで少しだけ祖堅さんのお話を聞く時間がありましたので、ミニインタビューとして掲載いたします。

――今日はいろいろとサプライズ的な展開もあってすばらしかったです。残りの4都市でのイベントも楽しみにしている方々は多いと思いますが、そこで「何をやってやろう」と考えていることなどはありますか?

祖堅正慶氏(以下、敬称略):ありがとうございます! とはいえさすがにあの2人(GUNNさんと村田さん)を連れまわして各地をまわるのは難しい状況ですので、1人でできることを何かやろうと思ってます。演奏も含め。逆に、お客さんのなかで何かできる人がいたらもう(ステージに)上げちゃおうかななんて(笑)。

――例によってかなりの強行軍だと思いますが、今回は外に出られる時間はありそうですか?

祖堅:えーとね、話を聞きましたけど……まったくないっすね! ……まったくないっすね!!(笑)

 博多も札幌も滞在時間は2時間……3時間? 外の空気吸えるかも怪しい。今日のイベントで3時間かかったので、うーんちょっと吸えなさそうかも(笑)。まあ、ご当地ものは空港とか駅で食べます。

――そんな今回の全国行脚にタイトルをつけるとしたら何でしょう?

祖堅:“『Heavensward』総集編”みたいな感じですかね。これが1つの区切りというか。もうあと1週間後には新しい世界になるので、「さよならHeavensward!」ってことで。

――「そのトリは俺がやるぞ!」的な

祖堅:そうですね。いや、別にトリを取るわけじゃないですけど。まあでも本当はもうちょい早く出したかったんですが……もうなんせこれでも全速力で。お待たせしちゃってすみません。

――それでも『紅蓮のリベレーター』前にちゃんと発売できてますからね。

祖堅:はい。どうしてもそれは出したかったので、なんとか間に合ってよかったです。……いや、よかったのかな……(笑)。もうちょい早く出せるように精進します。

――今日はお客さんは何人くらいいらしてたんですか?

祖堅:今日は……お話した人が300くらいなので、見ていた方含めると400人弱くらいですかね。

――かなり集まってくれていましたね

祖堅:営業時間的にお店に迷惑がかかっていたという説もなきにしもあらずで(笑)。でもありがたいですね、本当に。来ていただくことでお店にも活気が出ると思うし。この光景を見てると「光の戦士のパワーをなめるなよ!」って感じですかね。

――集まった方々との会話のなかで、今回とくに印象的だったコメントはどんなものでした?

祖堅:「オーケストラコンサート楽しみにしてます!」っていう声がすごく多かったので、がんばろうと思いました。ちなみに、俺は抽選外れました(笑)。まあチケットは応募に関しては今後まだ手に入るチャンスがあると思うので、「落選しちゃいました」って方も、悲観せずにお待ちいただければと思います!

――ありがとうございました!

『ファイナルファンタジーXIV』

“THE FAR EDGE OF FATE”インプレッション

 今回のサウンドトラック『THE FAR EDGE OF FATE: FINAL FANTASY XIV Original Soundtrack』には、ニーズヘッグや三闘神、アレキサンダーなど『蒼天のイシュガルド』のクライマックスとなるコンテンツを彩ってきた楽曲がじつに多く収められています。

 それは(祖堅さんの言葉を借りると)まさに“『Heavensward』総集編”といった様相で、竜詩戦争という1つの物語を終えた光の戦士なら、きっと曲とともに自らのゲーム体験がまざまざと脳裏によみがえってくるはず。

 本作はそんなゲームでの経験を追体験させる音が、「このアングルでUIなしでかっこよく撮れてるのはすばらしい」と思わずにいられない画像・映像と(あとコメントも!)ともに収められている作品。

 昨年末の“FAN FESTIVAL 2016 in TOKYO”のライブ映像が高音質で入っていて、チャプターをジャンプさせようとするとチビキャラたちが画面を駆け抜けるなど細部に仕掛けもあり……サウンドトラックにとどまらない1つのBlu-ray作品として本当に素晴らしい1枚であると思います。全サントラ持ってますが、とくに。

 もしあなたが『蒼天のイシュガルド』を体験した光の戦士で、もしまだ本作を持っていないのなら……ぜひ一度、本作を手に取って、詰められた音に耳を傾け、あなた自身の『蒼天のイシュガルド』冒険の記憶を思い起こしてみてほしいと思います。

『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』

(C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

データ

▼『電撃PlayStaton Vol.640』
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:株式会社KADOKAWA
■発売日:2017年6月8日
■定価:694円+税
 
■『電撃PlayStation Vol.640』の購入はこちら
Amazon.co.jp

関連サイト