2017年6月30日(金)

【電撃PS】『塔亰クランプール』は1段階上のダンジョンRPGを目指す! プロデューサーが語る独自システム

文:電撃PlayStation

 10月5日発売のPS Vitaソフト『塔亰Clanpool(トウキョウ クランプール)』。本作は主人公の美少女総理・神貫ナツメが魔塔“黒界議事塔”の攻略に挑むダンジョンRPGです。ここでは、プロデューサー・北野誠氏へのインタビューをお届けします。

⇒『塔亰Clanpool』の物語、キャラクターの紹介はこちら

『塔亰クランプール』
▲『塔亰Clanpool』は、コンパイルハートと電撃がタッグを組んで贈る新ブランド“電パイル”の第1弾タイトル。

⇒『電パイル』公式サイトはこちら

⇒つなこさんデザインの“電パイル”ブランドキャラはこちら

 ※このインタビューは電撃PlayStation Vol.640に掲載されたものを一部調整し、転載したものです。

今までより1段階上のダンジョンRPGを作りたい!

――本作の企画が立ち上がった経緯を教えてください。

北野誠氏(以下敬称略):新作タイトルを企画しようというときに、ヒロインを総理大臣にして活躍させてみたらおもしろいんじゃないかというアイデアが出ました。そのアイデアを中心に、ストーリーやキャラクター、ゲームの設定を考えていった形です。

――今回、“ダンジョンRPG革命”と銘うたれていますが、これはどういう意図があるのでしょうか?

北野:コンパイルハートはこれまでにダンジョンRPGを何本も作ってきています。これまで培ってきたノウハウを生かして一段階上のダンジョンRPG制作を目指すという想いを、“ダンジョンRPG革命”という言葉に込めています。

 たとえば、ダンジョン探索をしていくなかで壁にトンネルを掘り、その中を進んでいける“トンネル掘り”というシステムを考案しました。

 これは、壁を壊すだけでなくさらに掘り進むことで、自分なりのショートカットを作ったり、トラップや強敵を避けたり、その先にあるかもしれないレアアイテムや未知の強敵を探してみたりと、探索のフィールドを広げるシステムですね。ほかにも、空中を浮遊できるシステムなどを入れ込む予定でいます。

『塔亰クランプール』
▲ダンジョン探索には独自システムが採用される。

――世界観を生かした独自システムもあるようですが。

北野:いくつか実装する予定です。たとえば“シジリツ調査”というシステムがあります。主人公たちは魔物と戦うための新内閣で、ダンジョン探索の様子を中継、国民から審査されています。このシステムは、その評価で支持率が上下し、特殊ボーナスがもらえたり支援金がもらえるというものです。

 このシステムも含め、ダンジョン探索のプレイ感やテンポを損なわないようにということをとくに気をつけて制作しています。以前、私が携わった『限界凸騎』シリーズや、弊社のほかのダンジョンRPGでいただいた多数の意見を検討し、より手触りがいいものにすることを重視しています。

――主人公たちは電脳スマホで変身するようですが、電脳スマホとはいったい何でしょうか?

北野:魔物と戦うために、近未来の技術を結集して開発されたガジェットです。デジスキンに変身できる機能や、探索に便利な電脳アプリというツールが搭載されています。また、“電脳精霊ガジェッティア”という戦闘をサポートするために作られた、少女型の自律型戦闘プログラムもインストールできます。

『塔亰クランプール』
▲電脳スマホで変身する主人公たち。

――逆さ都市群が出現し、魔物が現れたということですが、ゲームの始まりは出現後からになりますか?

北野:物語は逆さ都市群が現れてしばらくたった頃から始まります。都市群から魔物が現れてニホンを蹂躙した結果、政府も壊滅してしまったので、新たに発足した主人公たちの内閣がトウキョウを守るために戦っています。物語冒頭では、黒界議事塔という魔塔が出現します。ここを登れば敵の本拠地を叩けるのではということになり、塔の探索を始めるという流れです。

――ニホンは外界と隔絶されているとのことですが。

北野:ニホンは国外の脅威から国を守るために電磁防壁を開発していたんですが、今回、魔物を国外に出さないためにこれを起動した結果、外部から孤立しています。

『塔亰クランプール』
▲魔塔“黒界議事塔”。

――主人公の所属する内閣出撃チーム“ギインドールズ”は“電脳戦術内閣”のなかの組織なのですか?

北野:そうです。ナツメ、チヨ、ホタル、ミクリの4人は魔物と直接戦う戦闘チームであるギインドールズのメンバーで、ほかにもサポート担当の美少女閣僚が何人かいます。

『塔亰クランプール』
▲ギインドールズのメンバー。

――ギインドールズのメンバーは政痕(スティグマ)を持っているとのことですが。

北野:スティグマは状況に応じて額に現れる紋章です。魔物を倒すとエーテルという生命エネルギーが放射されるのですが、その際にスティグマが輝いてエーテルを吸収できます。ギインドールズはエーテルを駆使して戦うんです。また、彼女たちがスティグマを持っていることはストーリー上で重要なキーワードです。

――この子たちが内閣に入った経緯を教えてください。

北野:彼女たちは以前は普通の学生として暮らしていましたが、逆さ都市群の出現によって平和な日常が奪われてしまいました。スティグマを持っているということで内閣にスカウトされたのですが、自ら志願したわけではないので、悩みや葛藤を抱えていると思います。

『塔亰クランプール』
▲ギインドールズのメンバーであるホタルとミクリ。

 今回は本作のコンセプトやダンジョンRPGの要素について話をうかがった。次回の記事では北野氏とキャラクターデザインを担当したまなみつさんに聞いた、キャラクター制作の裏話をお送りするので、ぜひチェックしてみてほしい。

『塔亰クランプール』電撃スペシャルパックの予約を受付中!

 電撃屋にて、“電パイル”の第1弾タイトル『塔亰Clanpool(トウキョウ クランプール)』電撃スペシャルパックの予約を受付中です。

 電撃スペシャルパックを紹介する特設サイトもオープン。上のバナーからぜひご確認ください。なお、『塔亰クランプール』電撃スペシャルパックには下記の3大特典が付属します。

【電撃スペシャルパック 3大特典】

●プロダクトコード“マイクロビキニスキン”

●プロダクトコード“エーテル感応【艶】”

●ナツメB2タペストリー

 電撃スペシャルパック(通常版)には、ゲーム本体と予約特典に電撃限定特典が付属。電撃スペシャルパック(限定版)には、ゲーム本体と予約特典、限定版特典に電撃限定特典が付属します。

電撃スペシャルパック 3大特典

プロダクトコード“マイクロビキニスキン”

『塔亰クランプール』
▲“マイクロビキニスキン”の設定画。ヒロインたちを布面積の小さいビキニ姿に!

 ヒロインたちが変身し戦うための特殊スーツ“デジスキン”。その電撃オリジナルバージョンとなる“マイクロビキニスキン”が手に入るプロダクトコードが付いてきます。

プロダクトコード“エーテル感応【艶】”

 まだ明かされていないシステム“エーテル感応”に関わるプロダクトコード。【艶】が意味するものとはいったい……?

ナツメB2タペストリー

『塔亰クランプール』
▲タペストリーのラフイラスト。

 主人公である美少女総理“神貫ナツメ”の、まなみつさん描き下ろしB2タペストリー。服がはだけたちょっぴりエッチなイラストがあしらわれています。

限定版特典&予約特典

 電撃スペシャルパック(限定版)を購入すれば、コンパイルハート公式の予約特典と限定版特典の両方が、電撃スペシャルパック(通常版)を購入すれば予約特典が付いてきます。ここでは、その内容も紹介します。

【予約特典】超限定“メイドスキン”プロダクトコード付きイラストカード

『塔亰クランプール』
▲“メイドスキン”の設定画。

 メイド服のデジスキンが手に入るプロダクトコード。電撃屋で購入すれば“マイクロビキニスキン”と合わせて2つのデジスキンがゲットできます。

【限定版特典】4大豪華特典が付属!

●まなみつさん描き下ろし特典収納BOX

 まなみつさん渾身の描き下ろしイラストをあしらった特製BOX。イラストはヒロインの4人です。

●スペシャル設定原画集

 ここでしか見ることができない秘蔵のイラストが満載。ファン必見の設定原画集です。

●ミニサウンドトラックCD

 本編のBGMから選りすぐりの楽曲を収録した、ミニサウンドトラックです。

●お風呂ポスター4枚セット

 ぎりぎりの部分が泡で隠れたイラストを使用した、ナツメたちのおふろポスター4枚組みです。

データ

▼『塔亰Clanpool』(通常版)
■メーカー:コンパイルハート
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:ダンジョンRPG
■発売日:2017年10月5日
■希望小売価格:6,800円+税
▼『塔亰Clanpool』(限定版)
■メーカー:コンパイルハート
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:ダンジョンRPG
■発売日:2017年10月5日
■希望小売価格:8,800円+税
▼『塔亰Clanpool』(ダウンロード版)
■メーカー:コンパイルハート
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:ダンジョンRPG
■発売日:2017年10月5日
■希望小売価格:6,000円+税

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