honeybee blackが贈るPC専用ゲーム『Blackish House』シリーズの2作目として、4月28日に発売された『Blackish House ←sideZ』。その発売を記念し、阿久根セラ役・蒼井翔太さんをゲストに迎えたトークイベントが、5月21日に秋葉原と池袋にて3回にわたり開催されました。ここではアニメイトAKIBAガールズステーションで行われた第2回目の様子をお届けします！

　MC担当はセラと同じグループ“Sperk Loucs”に所属している常盤アキト役・天野七瑠さん。セラを意識したピンクと黒のコーデの蒼井さんが迎えられると、天野さんに「緊張してない？　大丈夫？」と声をかけ、「座ったらうしろの人が見えないので」と椅子の背に軽く腰かけてハイチェア風にするなど、みなさんを気使かう場面も！

セラへの思いと、アフレコ裏エピソードも

　まずは『Blackish House ←sideZ』の紹介コーナーからスタート。蒼井さん演じる阿久根セラは、とても複雑な生い立ちの過去があるキャラクターで、「どういう気持ちなんだろうと考え、寄り添うようにアフレコをした」とのことでした。

　そんな人間不信な過去を克服できる鍵となるのが、ヒロインと“Sperk Loucs”のメンバー。「最初は尖っているけれども、信頼できる仲間ができた、一番近くにいたんだというところに気づけたときに、人はこんなに強くなるんだな」と、アフレコをしながら胸が熱くなったそうです。“Sperk Loucs”については、3人の絆が深まった泣けるエンディングシーンもあり、もっと展開があるならこの3人の後日談が見てみたいと語ってくれました。

　アフレコ中のエピソードでは、honeybee blackレーベル特有のバッドエンドについて触れます。基本的にアフレコで泣くシーンのときは、血管が膨張してしまいその後のセリフも鼻声になってしまうため、実際には泣いてはいけないとのこと。しかしセラに寄り添ってバッドエンドを迎えたときに、どうしても涙を抑えきれず、叫ぶシーンはとても辛かったそうです。

　また、昨年10月のアフレコではスタジオまるごとハロウィンだったという話で盛り上がります。蒼井さんは分厚いゲームの台本でも、思いをぶつけるために立って収録をするそうですが、収録後に座ると目の前にハロウィンのお菓子がたくさんあり、「お仕事なのにパーティーに来ているみたい（笑）」だったと振りかえられていました。好物である“キャラマロ”というお菓子も、このときの収録で初めて出会ったという裏エピソードも聞くことができました！

自由すぎるメッセージと返答に笑いが絶えない会場

　続いてのコーナーは“Blackish House sideQ”。「新作ですか？」と、すかさず蒼井さんがボケると観客から笑いがこぼれます。セラもしくは蒼井さんに関する質問やメッセージに答えるというものなのですが、その質問とメッセージはなんとほかのキャスト陣からでした！

　1人目は、久世円役・立花慎之介さん。「今回は“sideZ”ということですが、“Z”として思い浮かべることは何ですか？　ちなみに僕はガンダム世代なので“Zガンダム”です」という質問にまず「自由だな」と鋭いツッコミを入れます。

　「“sideZ”以外の“Z”にあまり運命を感じないですね」という蒼井さん。強いて言えば“ドラゴンボールZ”ということですが、じつはあまり男の子向けのアニメは見ていないそうで、「僕は魔法少女の方に走ってしまいました」と告白（笑）。

　サイヤ人は理想の変身の仕方ではないらしく、「僕は1回服がリセットされて、裸になって何かを纏って、衣装になるというのがいい」と熱く語り、「ぜひ“Sperk Loucs”のライブで、魔法少女・阿久根セラみたいな演出ができたらいいですね」という発案に、場内は大爆笑となりました。

　続いてはYUE役・谷口淳志さんから「蒼井さん、どうしたらそんなに輝けますか？」という深刻な質問。「僕、輝いてますか？」と蒼井さんが投げかけると、いっせいに客席がうなずきます。すると、「それは、みんなが輝かせてくれているんだと思う」という素敵な答えが。「体にイルミネーション巻きつけたりしても意味ないですか？」と天野さんが問うと、「それは物理的ですね」と一蹴されてしまいます！

　「もしどうしても本当に輝きたいというときは、東急ハンズなどで髪の毛をキラキラさせるようなスプレーが売っていますので、それを使えばすごく輝くと思います」とアドバイスを受けると、「帰りに1ケース買って帰ろうと思います！」と天野さんが答え、再び笑いに包まれました！

　3人目は桜坂悠翔役・寺島拓篤さんから。「蒼井くんと阿久根は歌がすごいなどパフォーマンスの面で共通項があると思いますが、ここだけは違うと思うところはありますか？」という質問に、「（閉所恐怖症のセラと違い）狭いところが大好き」と答えます。エレベーターに乗ると隅に顔を寄せるくせがあるといい、目の前に壁がある方が落ち着くそうです。

　また「常に女の子には優しいです。ツンツンなんてしませんよ」と言いつつも「ただ、女性としてあるまじきことが発覚したら厳しくしますよ！」と熱弁する蒼井さん。「寝る前に化粧水付け忘れた、はいダメ！　それで寝始めたら爆睡していても起こす！」という本当に厳しい意見が！

　メイクに関しても「僕がやってあげたい！」とのことですが、「みんな俺の顔になるんだよ」という発言に場内は大爆笑！　以前、知人のバンドの方にメイクをしていたことがあるそうで、「自分の顔のメイクしかできないから、何回やっても4人とも全員俺の顔になる」というおもしろい経験談を話してくれました。

　最後は與田重虎役・黒田崇矢さんからでしたが、メッセージが書かれたフリップが登場した瞬間に客席がざわめきます。「翔太愛してるぞ！　俺は翔太が女の子だったら翔太みたいな子と付き合いたいけど、残念ながら色々な余計なものがついてるから（笑）。翔太は本当にかわいいから、ああいう仕草や言葉づかいの女の子と結婚したいと思っているのに残念ながら……」という、熱い愛の告白に会場は笑いの渦！

　女性の好きな仕草などがあるかと聞かれ、食事を口に入れた瞬間におちょぼ口になるようなところがかわいいと答える蒼井さん。「ただわからないのは、利き手じゃないほうの手が前に出て不思議なポーズになっているところ。バランスを取っているのかな？」とのことで、その場にあるテーブルを使い、ペンを箸に見立てて、「この左手の存在理由をすごく知りたい！」とポーズを表現します。

　すると天野さんもそのポーズをしてしまいがちだそう。蒼井さんからも「男は男らしくどっしり構えて食べるほうが、女の子はキュンとくるんじゃないかな」と言われた天野さん、「さっそく実践します」と宣言していました。

連想問題ごとに深まる絆、最後には奇跡が！

　続いては“Sperk Loucs”の絆を試す連想ゲームのコーナー！　お題から連想するものを2人で一致させることができるか挑戦するというもので、初めのお題は“女の子が苦手そうな場所”。回答は蒼井さんが“山（蚊のイラスト付き）”、天野さんが“神社”で、残念ながら不一致となってしまいました。蒼井さんはむしろ神社には行きたいそうで、御朱印などに興味を持っているとのことでした。

　次のお題は“飼ってみたい動物”。大きな動物が苦手な蒼井さんは“コーギー（犬）”、天野さんが“ウサギ”とやはり残念な結果になってしまいます。なんとこのトークショー直前に、蒼井さんがコーギーの動画を見ていたという大きなヒントがあったということで、天野さんはとても悔しがっていました。

　3問目は“『Blackish House』で3人組といえば？”というボーナス問題。しかし「（蒼井さんは）トリッキーなことしてきそう！」と天野さんが深読みをします。けれどもここは王道を行くと信じ2人が出した答えは“Sperk Loucs”。見事一致させることができ「“Sperk Loucs”をもっと掘り下げてほしい、アフターストーリーを見たい」と語ってくれました。

　最後は“アイドルの決めポーズといえば”というお題で、同時にポーズをとることに。頭を悩ましつつも“蒼井翔太がライブでよくやる、アイドルならではのポーズ”というヒントを元に、決めたポーズは「投げキッス」！　綺麗にシンクロした動きに、会場から大歓声が上がります。蒼井さんはもう1パターンで迷ったというウインクも披露し、4問中2問一致でなかなかの絆を見せてくれました。

　BGMに合わせて蒼井さんがダンスを披露するなど、蒼井さんと天野さんの素顔、そして『Blackish House』の魅力がたっぷり凝縮されたイベントとなりました。最後に「みんなと過ごしている後日談を声にして、またみなさんにお伝えできたらいいと思います」と語る蒼井さん、ますます今後の展開も目が離せませんね！

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