現在公開されている第15章以降の、新たな物語の追加が発表された『マジカルデイズ The Brats’ Parade』。それに伴い5名の新キャラクター＆キャラクターボイスが発表となりました。そんな彼らを演じるキャスト陣の収録後インタビューが到着。最終回は冷淡でミステリアスな放浪の吸血鬼・ユークリッド＝エレシナを演じる堀内賢雄さん。

ユークリッド役・堀内賢雄さん

――今回担当されたキャラクターはどのような人物でしょうか。

　ユークリッドはヴァンパイアなので、人間の感情が理解できず、そのためとてもクールで冷徹な人物です。収録したセリフにも、コミカルな部分はいっさいなく、常に淡々とセリフを言うことの難しさを感じながらも、やりがいをもって演じさせていただきました。

　というのも、彼のような超然とした人間味がないキャラクターは、演じれば演じるほどおもしろみが出てくるんです。彼の何気ないセリフのなかから、かわいさをみつけて愛着を感じていただけるとうれしいですね。そんなユークリッドですが、プロフィールにすごくユニークな項目がありますので、ぜひゲームの中で確認してみてください。

――イリヤの父親ということで、かなり気になる人物ですよね。

　イリヤとの関係性では「どうしてこんなにも憎まれているのだろう」という点を、セリフを聞いた方がいろいろ想像して楽しんでいただけるように意識しました。

――主人公に対してもやはり淡々とした感じなのでしょうか。

　主人公に対しては「血をくれ」や「子を宿してくれ」というセリフが印象的で、優しいセリフや甘いセリフはありませんでしたね。とても淡々と話しているので、プレイヤーの皆さんがどのように感じてくださるのか楽しみです。

　先程も言いましたが、こういうタイプのキャラクターはすごくやりがいがある一方で、若い時にはできなかったなと感じますね。そう言ってしまうと、「今はできる」って自慢しているみたいなんですけれど……（笑）。

　いろいろな経験を積んで年を重ねた今だからこそ、ユークリッドが抱える哀しさや切なさのようなものがより表現できるようになったのかなと思いますね。セリフの深みや説得力を出せているという自負もありますので、ぜひ楽しみにしていてください。

――主人公とは別に、作品の中で関わりの深いキャラクターはいますでしょうか。

　やはりイリヤですね。ユークリッドに捨てられたイリヤは、相当彼を憎んでいます。彼自身、イリヤに憎まれていることはわかっているのですが、ユークリッドにはそのことに対する焦りはないんですよ。「じゃれついてきているな」という大人の余裕すら感じましたね。

　イリヤに対しては、憎まれてはいても殺されるわけはないという余裕とともに、一種の愛情のようなものを感じているんです。そのためセリフを言う際にも、悲壮感とは違った彼なりの感情を表現できたらなと思いました。

　それ以外ですと、あとはタイガかな。タイガに対しては友人というよりは、ビジネスパートナーといった距離感でした。そういう意味では、やっぱりユークリッドは孤独なんですよね。

――本作は魔法学園が舞台ですが、もし魔法が使えるとしたら、どんな種類の魔法を使ってみたいですか。

　この手の質問が出された際、「透明人間になって銭湯に行きたい」なんて言うとひんしゅくを買ってしまいますからね（笑）。やっぱり空を飛びたいです。困っている人のところに飛んで行ったり、渋滞している道路の上を飛んだり、いろいろ役に立つことがありそうです。

　あとは魔法を使って、会話している相手の気持ちがわかるようになりたいです。相手の気持ちが偽りだった場合にはツライですが、逆に本当に自分のことが好きでいてくれている、なんてときはきっとすごくうれしいですよね。おもしろい部分もありつつ、すごくつらい人生になるかもしれないけれど体験してみたいです。

――配信を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。

　『マジカルデイズ』という人気作品で、しかも若手の人気声優がこれだけ出演されているなかに、ユークリッド役で出演させていただきました。絶対にみなさまの期待に応えられる演技をしたつもりですので、ぜひ応援していただいて、さらに盛り上げていただけたらと思います。よろしくお願いします。

　現在公式サイトでは、大型アップデートを記念した豪華色紙プレゼントキャンペーンを実施中！　今回ご紹介したユークリッド役・堀内さんの色紙プレゼント応募期間は7月14日14：59までとなっているので、まだ、応募していないという方はぜひ、公式サイト＆公式ツイッターでチェックしてみてくださいね。

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