7月8日に行われた“THE IDOLM＠STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!!”幕張公演1日目の模様をお届けします。

アップテンポな楽曲から、しっとりとした楽曲まで充実のセットリスト

　5thライブツアーでは、おなじみとなるフラッグを持ったアイドルたちの入場により、ライブはスタート。それぞれが定位置にフラッグを置くと、いよいよライブは本格的に始まります。

　1曲目は、この日の出演者全員で『Shine!!』が歌われました。本公演で、水本ゆかり役の藤田茜さん、三船美優役の原田彩楓さんが周年ライブ初参加となります。両名とも、初めてとは思えない堂々としたダンスと歌を先輩方に混ざりながら披露してくれました。

　MC後の1曲目は大槻唯（山下七海さん）による『Radio Happy』。会場全体をオレンジ色が包み、プロデューサー諸氏のコールアンドレスポンスが響きわたります。

　続いては本田未央（原紗友里さん）による『ステップ！』と、パッションの元気いっぱいな楽曲が流れるように披露されます。曲間には、5thLIVEのツアータイトルにもなっているSerendipityを絡めたセリフが！

　ここまでの元気ハツラツとした雰囲気とはうって変わって、双葉杏（五十嵐裕美さん）の『スローライフ・ファンタジー』が流れ始めます。落ち着くミドルテンポに、杏らしい詩があわさり曲の世界観に引き込まれます。歌詞に雨のワードが入っているせいか、梅雨を連想しちゃいましたね。

　しっとりとした曲はまだまだ続きます。水本ゆかり（藤田茜さん）、小早川紗枝（立花理香さん）、藤本里奈（金子真由美さん）の3人で『あいくるしい』が歌われると、会場には夏とは思えない優しい温かさが満ちるのでした。

　キュートの面々によるパートが一段落すると、出てきたのは城ヶ崎美嘉（佳村はるかさん）。『NUDIE★』では照明がミラーボールのように点灯し、曲調と相まってまさにカリスマギャルのような演出が光りましたよ。

　1回目のMC後は、『薄紅』が切ないメロディとともに奏でられます。ダンスには舞のような振りが散りばめられており、優雅さを感じる仕上がりに。

　間髪いれずに『in fact』のイントロがかかります。橘ありす（佐藤亜美菜さん）の儚い歌声が歌詞を紡ぐたびに、心を打たれるような気持ちに。椅子を使った演出も素晴らしいのひと言でした。

　これでも喰らいやがれと言わんばかりに『この空の下』が流れた時は、2017年上半期にたまった魂の穢れが浄化されるかのような気分に。なんだかライブ開始前よりも、身体が軽いような気がしてきました（あくまで筆者の感想です）。

　曲調はこれまでと一転しているものの、バラード系の楽曲が作り上げた雰囲気を壊すことない『AnemoneStar』を渋谷凛（福原綾香さん）がクールにキメます。また、どこか昭和歌謡的な空気が漂う『命燃やして恋せよ乙女』では、永遠の17歳乙女（安部菜々）、ビール大好き乙女（片桐早苗）、流されやすい乙女（三船美優）の気合がこもった歌唱となりました。

　2回目のMCが終わると、双葉杏、安部菜々、水本ゆかり、小早川紗枝、藤本里奈の5人で『アタシポンコツアンドロイド』が披露。続いて同じくMATER Jewelries 001のクール楽曲である『Nation Blue』が渋谷凛、塩見周子、橘ありす、佐々木千枝、三船美優の5人で歌い上げられます。

　『Orange Sapphire』が来るのかな、なんて思っていたら6月28日発売されたばかりのアニメ『シンデレラガールズ劇場』10話、12話、13話のED曲でおなじみの『SUN▽FLOWER（▽は白抜きハート）』が流れ始めたではないですか!?

　アップテンポな曲調とコールが特徴的な楽曲は、思わず見ているこちらも暑くなってきてしまうような盛り上がり！

　ひと通り各属性の楽曲が終了すると、出演者全員による『BEYOND THE STARLIGHT』が歌われます。会場もアイドルたちも今日一番かと思うほどの元気を見せてくれました。

誰が書いたお願いごとか当てよう！　Dream短冊探し対決in幕張公演

　3チームにわかれてトークコーナー“Dream短冊探し対決”が展開。公開されたお願いごとを該当チームの誰が書いたのかを、他のチームが当てるというものです。

　最初のお願いごとはCチームの“かっこいい体になりますように”。Aチームは佐藤さん、Bチームは今井さんが書いたと予想しました。正解は今井さんを選んだBチームに。今井さんは体づくりへのこだわりを語ってくれました。

　次のお願いはBチームの“モバゲー版アイドルマスターシンデレラガールズで7月9日まで大好評開催中のドリームLIVEフェスティバル七夕SPで報酬を獲得し、【星祭の織姫】本田未央（Sレア）をゲットできますよーに☆☆★”です。

　言わずもがな、誰が書いたかわかりそうなものですね（笑）。Aチーム、Cチームとも原さんが書いたと、予想は満場一致。もちろん書いた人は原さんでした。

　3つ目はAチームの“2日間キャラクターと一緒にいられますように（ボロがでませんように…）”というお願い。Bチーム、Cチームともに藤田さんと予想。杜野さんがフェイクを入れる場面もありましたが、正解は藤田さんでした。

残すは2公演。幕張も素晴らしい公演に

　ライブ後半戦1発目は『Snow Wings』でスタート！　公演中、日本は夏真っ盛りという暑さなのだが、もし南半球にいるプロデューサー諸氏は冬を満喫中であるから、特におかしいことはないでしょう。冬のアイス、夏の鍋しかり、半袖で聞く『Snow Wing』も素晴らしいものです。

　早苗さんの『Can’t Stop!!』では、山下さんと立花さんもダンサーとして参加。もちろん、大盛り上がりの会場ですが、続いての『メルヘン∞メタモルフォーゼ！』が流れ出すと、さらなる声援をウサミンに送るべくヒートアップ！　プロデューサー諸士の協力もあってか、ゼツボーンも無事倒せてひと安心でした。

　『With Love』が流れ始めると、ベールをかぶったアイドルたちが登場。マイクにもブーケのような飾りつけが施されており、見ても聞いてもアイドルたちの魅力が伝わってくるものになっていました。

　『Take me☆Take You』は幕張公演に出演するオリジナルメンバーである安部菜々、三船美優、本田未央の3人で歌われました。『Tulip』では、城ヶ崎美嘉をはじめとする小早川紗枝、塩見周子、佐々木千枝、姫川友紀の5人が担当。幕張公演でしか見られないメンバーのダンスなどは必見でした。

　そして、最後の曲となったのは全員による『夢色ハーモニー』。曲が終わり興奮冷めやらぬ中、アイドルたちが退場すると、すぐにアンコールの声が響きわたります。プロデューサー諸士のアンコールに応えてアイドルたちがふたたび登壇。

　アンコール1曲目は『EVERMORE』。5thアニバーサリーソングということもあり、各公演での登場頻度も高めですが、やはり各公演の出演者などによって曲の雰囲気は変わっていくのだと思います。

　出演者が思いの丈を述べると、いよいよライブの楽曲は最後の『お願い！シンデレラ』に。1日の集大成となった『お願い！シンデレラ』は、ステージ上のアイドルたちと会場のプロデューサーたちの満開の笑顔で締めくくられました。

　残す公演も福岡とさいたまスーパーアリーナとなった5th LIVEツアー。アイドルたちがどんな景色を見せてくれるのか、非常に楽しみです。

セットリスト

(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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