『機動戦士ガンダム EXVS.MB ON』の今後はどうなる!? 激戦の全国決勝大会をレポート
大好評稼働中のアーケードゲーム『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブースト ON』の公式全国大会“PREMIUM DOGFIGHT 2017”の決勝大会が7月15日(土)ディファ有明で開催された。
▲『機動戦士ガンダム VS.』シリーズの大会ではおなじみのディファ有明。今年も全国の猛者たちがこの会場に集った。 |
本大会は、全国各地で開催されたエリア決勝大会の優勝チーム61組に、海外大会特別枠2チーム、さらに当日予選大会優勝枠1チームの計64チーム(128人)で争われる。大会の開催前には出場選手のみが参加できるフリープレイが実施され、入念に最後の調整を行っていた。
この記事では、当日行われた大会の様子と、ステージアトラクションで行われた最新情報の発表をお届けする。
▲各チームが真剣な眼差しでプレイを行っており、大会が始まる前から会場は静かな熱気に包まれていた。 |
開会式が始まり、まず最初に登壇されたのは本イベントのMCの椿姫彩菜さん。
続いて本作の制作プロデューサー・大久保人さんとプロデューサー・大石勇気さん。そして実況・解説の店員Aさんと黒日さんが登壇。実況席からイベント進行を務めたバロン山崎さんがそれぞれ挨拶を行った。
最後に、スペシャルサポーターとして“マキブオンお兄さん”こと声優の荘司勝也さん。『ガンダム Gのレコンギスタ』で主人公ベルリ・ゼナム役を務めた石井マークさんが登壇。以上の出演者がそろい、石井マークさんの開会宣言から本大会がスタートした。
▲左から椿姫彩菜さん、荘司勝也さん、石井マークさん、大石勇気さん、大久保人さん、店員Aさん、黒日さん |
▲アトラクションコーナーにはさまざまな展示物が設置されていた。会場に入ってすぐに目についたのは、本大会のメインビジュアルとなる巨大パネルがお出迎え。 |
▲大会同日に発売されたMETA LBUILD ダブルオーガンダム セブンソード/Gを展示。 |
▲漫画『ガンダムEXA』シリーズの完結となる『ガンダムEXA VS』の最終巻に登場した、セシアのプリンセスルートモデルの等身大パネルが展示。さらに、ここだけで公開されたダークセシアたち(セスト、アハト、プリモ、ノーノ)のドレス姿の等身大パネルも。 |
そして始まる予選リーグ
予選リーグは、1チーム2人の協力プレイによるチームバトルで、出場する64チームを16ブロックに分けての総当たりのリーグ戦。決勝トーナメントの出場権を争い、各チームが熾烈な争いを繰り広げていた。
▲予選リーグのプレイ映像と選手の様子は会場のメインモニターに写され、各選手のやりこみが見られるプレイが出るたびに歓声があがっていた。 |
プレイヤーの使用機体は全体を見ていると、リボーンズガンダム、ガンダム試作3号機、ダークハウンドが非常に多く見られた。なかにはアッガイ(ハマーン搭乗)&ヒルドルブ、マスターガンダム&クシャトリヤ、V2ガンダム&Vガンダム、Ex-Sガンダム&キュベレイなど、それぞれのタッグが選び抜いた独自の組み合わせが会場をわかせていた。
決勝トーナメントに進んだ16チームを紹介
■ブロック代表チームと機体(並びは機体コストの高い順)一覧
ブロック | チーム名 | プレイヤー名 | 使用機体 |
ブロック1 | やっぱりぱんみねね | ぱん、みねね | リボーンズガンダム&ガンダム試作3号機 |
ブロック2 | めいぷる信者 | おやじっち、おーやま。 | ガンダムエピオン&ケルディムガンダム |
ブロック3 | うりしのん道場@青限 | うり、Re_sion | ガンダムサバーニャ&G-セルフ |
ブロック4 | まいける道場門下生 | れぷりか、かみさま | マスターガンダム&ラゴゥ |
ブロック5 | 顔面兄弟池上、なので | 平沢アヴィ、池上 彰 | リボーンズガンダム&ケルディム |
ブロック6 | FB全8@覚醒抜け | よっちゃんさん、アクセルサン | ホットスクランブルガンダム&ガンダムAGE-2 ダークハウンド |
ブロック7 | 全3〇〇方タッグ | ライカルjr、バーサーカー・少年 | クロスボーン・ガンダムX1フルクロス&ガンダムAGE-2 ダークハウンド |
ブロック8 | 友達作りたい | れいんぐぜろ、アーシア | クロスボーン・ガンダムX1フルクロス&ZZガンダム |
ブロック9 | 嵐月おたく | らぐに、ヘルカイザーみょん | ガンダム AGE-FX&ラファエルガンダム |
ブロック10 | ブリキッドハンデス | COJ、エグト | Ξガンダム&ガンダムAGE-2 ダークハウンド |
ブロック11 | ダークネスエボルヴ | ゆい(EW版)、ロックオンマジハロス | リボーンズガンダム&ストライクノワール |
ブロック12 | 職人成田えーまる | 成田マスター、Rusty-Nail | マスターガンダム&ガンダムAGE-2 ダークハウンド |
ブロック13 | シマミネシンワ | 和田、SHO∞ | リボーンズガンダム&ガンダムAGE-2 ダークハウンド |
ブロック14 | ガンダム師弟タッグ | ワトソン、眼鏡 | ホットスクランブルガンダム&ガンダムAGE-2 ダークハウンド |
ブロック15 | キヨは違う | ミナミナ、勇者 | リボーンズガンダム&ガンダム試作3号機 |
ブロック16 | たかはし | U・M・R、あぅ | ウイングガンダムゼロ(EW版)&ジオング |
海外選手たちへのインタビューや最新情報が満載のステージアトラクション
予選ブロックと決勝トーナメントの合間に行われたステージアトラクションのコーナー。まず最初に、海外特別枠として大会に参加された香港代表プレイヤーを壇上に招いたトークショウが行われた。
香港での予選の様子や、香港のゲーセン事情などが語られた。海を越えたプレイ環境の話に、日本のプレイヤーたちも興味津々。
▲「日本の注目している選手は?」という質問に、“やっぱりぱんみねね”チームのみねね選手をあげるプレイヤーが4人中3人。本大会でも予選リーグを突破していた。 |
次に、プレイヤーたちがお待ちかねの本作の新情報公開のコーナー。まずは、漫画『ガンダムEXA VS』の完結を記念して、本作のレオス・アロイ役である岡本信彦さんと、セシア・アウェア役の竹達彩奈さんによるビデオメッセージが公開された。
ビデオメッセージでは、EXA杯連動! “『ガンダムEXA VS』完結記念プレゼントキャンペーン”の実施と、セシア・アウェア オリジナルフルグラフィックパーカーが初公開。応募詳細は追って本作公式サイトで公開予定とのこと。
▲岡本信彦さんはレオスのセリフで大会参加者にエールを送っていた。 |
▲竹達彩奈さんはキャンペーンの景品である、セシア・アウェア オリジナルフルグラフィックパーカーを着用した可愛らしい姿を見せていた。 |
続いて、追加リリース機体情報。すでに告知がされているガンダム・バルバトスルプスの参戦と、ダブルオーガンダム セブンソード/Gに新技が追加されるアップデートのお知らせ。こちらはMETA LBUILD ダブルオーガンダム セブンソード/Gとのコラボにより実現された。
▲『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』より参戦。こちらは今月のアップデートで追加される。 |
▲ダブルオーガンダム セブンソード/Gは、チャージ格闘でGNソードIIブラスターの合体させてビームが撃てるとのこと。1出撃中1回だけ使用できるようだ。 |
追加リリース機体の情報公開はこれだけではなかった。もっと情報がほしい出演者やプレイヤーたちのために、大石プロデューサーは用意したPVを流す。緊急参戦の文字から、G-セルフ(パーフェクトパック)の情報が公開された。
プレイヤーのボルテージは最高潮になり、本機のパイロットであるベルリ・ゼナム役である石井マークさんも歓喜の声をあげた。
▲G-セルフ(パーフェクトパック)はバルバトス・ルプスとともに参戦するとのこと。大会終了後にはフリープレイで操作することができると大石プロデューサーから発表があった。 |
ほかにも、店舗大会“SUMMER BATTLE 2017”など、今後とも『機動戦士ガンダム EXVS.MB ON』では新しい試みやイベントを行い、まだまだ本作を盛り上げていくようだ。
16チームによる決勝トーナメントの行く末
決勝トーナメントは準々決勝まで1本先取のルール。準決勝と決勝は2本先取のルールで行われた。決勝トーナメントでは時間無制限のルールで行われたが、どの試合も激しい攻防戦が繰り広げられ、予選のときと変わらない時間で決着しているバトルが多かった。
▲予選リーグを勝ち上がった16チーム、32名が壇上に集う! |
1本勝負から2本先取へとルールが変わる準決勝ファーストバトルは、“やっぱりぱんみねね”チーム対“FB全8@覚醒抜け”チーム。3試合目までもつれ込んだ結果、安定した強さと立ち回りを見せた“やっぱりぱんみねね”チームが決勝へと駒を進めた。
▲準決勝ファーストバトルの模様。 |
準決勝セカンドバトルは、“嵐月おたく”チーム対“シマミネシンワ”チーム。ガンダム AGE-FX&ラファエルガンダムという一風変わった組み合わせに対して、“シマミネシンワ”チームはラファエルガンダムを狙う立ち回りを徹底する。結果、2本とも“シマミネシンワ”チームが勝利し、決勝へと進む2チームが出そろった。
▲準決勝セカンドバトルの模様。 |
リボーンズガンダム同士の対決となった決勝戦。対戦前のインタビューで“やっぱりぱんみねね”チームの選手は、「昔から憧れだったSHO∞を倒します」、「がんばって優勝します」と宣言。
対して“シマミネシンワ”チームは、「相手も最強ですが、相方も最強なんで大丈夫です」と落ち着いた表情を見せる。「子どもができてからガンダムがあまりできなくなっていましたが、またここに戻れるとは思っていなかった」と語りLive配信で見ているだろうという家族へメッセージを送った。
▲フリーダム横浜店代表“やっぱりぱんみねね”チーム、ぱん選手とみねね選手(リボーンズガンダム&ガンダム試作3号機)。 |
▲namco中野店代表“シマミネシンワ”チーム、和田選手とSHO∞選手(リボーンズガンダム&ガンダムAGE-2 ダークハウンド)。 |
▲そして決勝戦が始まる! |
1試合目、“シマミネシンワ”チームは、比較的にガンダム試作3号機を狙うように立ち回る。それに対してガンダム試作3号機側は、後ろ方向への爆導索をうまく使い、常に敵と距離をとれる状態を維持していた。
中盤以降もマイクロミサイルやメガ・ビーム砲で着実にダメージを与えて敵を追い詰めていたが、“シマミネシンワ”チームは敵のリボーンズガンダムを集中的に狙う立ち回りにシフト。耐久値を残しすぎたため前に出て格闘を振りにいくも、“シマミネシンワ”チームはそれに対してしっかり迎撃を行う。
終盤で“やっぱりぱんみねね”チームのリボーンズガンダムが撃破されるか、“シマミネシンワ”チームのどちらかに少しダメージを与えるかで勝負が決まる状況で、ガンダム試作3号機は壁に追い詰めたガンダムAGE-2 ダークハウンドに対して格闘を行う。これがうまく決まり撃破に成功。1試合目は“やっぱりぱんみねね”が制した。
2試合目はお互いのリボーンズガンダムが前衛で立ち回り、一進一退の攻防を繰り返していた。後衛の2機もお互いに被弾を抑える立ち回りを徹底。激しい攻防の中、“シマミネシンワ”チームのリボーンズガンダムがエクストリームバーストを使用し、相手のリボーンズガンダムの撃破とガンダム試作3号機にダメージを与えることに成功。
しかし、“やっぱりぱんみねね”チームのリボーンズガンダムが復帰後すぐにエクストリームバーストを使用し、こちらもガンダムAGE-2 ダークハウンドにダメージを与え、耐久値が少ない状態でエクストリームバーストを使用させることに成功。
その後、お互いの低コスト機体が撃破されて、コストオーバー状態で復帰したが、ガンダムAGE-2 ダークハウンドは復帰後EXゲージがたまっておらず、攻められたら危険な状態であった。“やっぱりぱんみねね”チームのリボーンズガンダムは、味方が撃破されないように守りながら立ち回りつつ、EXゲージがたまった段階で一気にガンダムAGE-2 ダークハウンドへと接近。
2回目のエクストリームバーストを使用して、格闘攻撃を行いガンダムAGE-2 ダークハウンドを撃破! これにより、“PREMIUM DOGFIGHT 2017”優勝は“やっぱりぱんみねね”に決定した。
▲優勝した“やっぱりぱんみねね”チーム。インタビューでも「めっちゃうれしい」という言葉で喜びを噛みしめていた。 |
表彰式では最初に、椿姫彩菜賞と石井マーク&荘司勝也賞の発表。こちらは結果だけでなく、大会を盛り上げてくれたプレイヤーに贈られた。そして、本大会の優勝、準優勝、ベスト8それぞれにデジタルデータの特別なゲージデザイン、称号、エンブレムが授与。出演者一同が本大会の感想を述べ、熱気が冷め止まぬまま幕を閉じた。
大会終了後は、月末に解禁されるG-セルフ(パーフェクトパック)やバルバトスルプスが使用できるフリープレイを実施。イベント参加者が筐体前に集まり釘付けに。『機動戦士ガンダム EXVS.MB ON』が今後も盛り上がりを見せていく可能性を体感した。
▲最後に、大久保プロデューサーから今後のアップデートに関する展望も語られ盛り上がりを見せた。 |
▲大会終了後のウイニングプレイで優勝チームに挑む椿姫彩菜と石井マークさん。優勝チームはG-セルフ(パーフェクトパック)の性能を確かめるかのごとく、さまざまな武装を試しながら戦い、会場を盛り上がらせていた。 |
(C)創通・サンライズ
(C)創通・サンライズ・MBS
(C)創通・サンライズ・テレビ東京
- 『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブースト ON』
- ■対応機種:AC
- ■ジャンル:チームバトルアクション(2on2)
- ■プレイ人数:1~4人
- ■稼動日:2016年3月9日