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2017年7月18日(火)

ゲームメーカー52社が参画する“Yahoo!ゲームプラス”とは? 『FF』などの大型タイトルも遊べる

文:喜一

 本日7月18日に東京・恵比寿でYahoo!ゲーム“新プラットフォーム”メディア発表会が行われました。

“Yahoo!ゲームプラス”

 発表会には、新プラットフォームに参画するゲームメーカーの代表やタレント陣が登壇。今後のサービス展開などが発表されました。

“Yahoo!ゲームプラス”参画ゲームメーカーは全52社

 最初に上映された映像内で、新プラットフォームの名称が“Yahoo!ゲームプラス”と公開。あわせて、ヤフー株式会社の川邊健太郎さんが登壇します。

“Yahoo!ゲームプラス”
▲川邊健太郎さん。

 ゲームプラスは足掛け3年かかったと述べたうえで、ゲーム業界全体の未来に貢献したいとコメントしました。これまでの常識に捕らわれない新たなプラットフォームにしていきたいとのこと。

 “Yahoo!ゲームプラス”はブラウザ上のサービスであり、ゲームのダウンロードが必要なく、タブレットやスマートフォンでプレイできる点が魅力です。

“Yahoo!ゲームプラス”
▲SNSなどで送ってもらったURLをクリックするだけで手軽にゲームを遊ぶことも可能。

 プレイできるのはHTML5ゲームとクラウドゲームの2つ。インストール不要でいつでも、どこでも高画質・高クオリティのゲームが遊べます。

“Yahoo!ゲームプラス”
“Yahoo!ゲームプラス”
“Yahoo!ゲームプラス”

 さらにヤフー株式会社の脇康平さんより、参画ゲームメーカーが全52社あると発表されました(2017年7月18日時点)。

“Yahoo!ゲームプラス”

 7月18日18時よりプレイできるタイトル数は、HTML5ゲームが12本、クラウドゲームが27本です。

“Yahoo!ゲームプラス”

 参画ゲームメーカーを代表して、スクウェア・エニックス、タイトー、サイバード、角川ゲームス、コーエーテクモゲームスの代表が登壇しました。

スクウェア・エニックス

 スクウェア・エニックスより、代表取締役社長の松田洋祐さんが登壇。クラウドゲームでは『FFXIII』三部作、『ラストレムナント』、『FFX』、『FFX-2』、『いけにえと雪のセツナ』が登場するとコメントしました。

 また、HTML5向け『FF』タイトルの新作も開発中とのこと。

“Yahoo!ゲームプラス”
▲通信環境の変化によって、ブラウザへの注目があたることは想像に難くないと語った松田社長。

タイトー

 配信第1弾タイトルは『パズルボブル(新作)』と発表。新プラットフォームでは常識に捕らわれない遊びができるということなので、近いうちに新しい遊びを展開できればと思いますと述べました。

“Yahoo!ゲームプラス”
▲代表取締役社長の山田哲さん。

サイバード

 女性向けアプリを中心に展開するサイバードは、5周年を迎える『イケメン戦国◆時をかける恋』のサービスを“Yahoo!ゲームプラス”上で開始します。事前登録が7月18日より行われ、サービス開始は8月14日となります。

“Yahoo!ゲームプラス”
▲代表取締役社長の内海洲史さん。

角川ゲームス

 角川ゲームスは、2つのタイトルを発表。1つ目は、島根県を舞台にしたビジュアルノベルゲーム『√Letter(ルートレター)』です。クラウドゲームとして、8月下旬ごろにサービスを開始します。

“Yahoo!ゲームプラス”
▲代表取締役の安田善巳さん。

 2つ目は完全新作である『魔女とネコ』。こちらはHTML5のゲームとなり、ジャンルなどの詳細は後日公開されます。

“Yahoo!ゲームプラス”
“Yahoo!ゲームプラス”
“Yahoo!ゲームプラス”

コーエーテクモゲームス

 シブサワ・コウさんより、“Yahoo!ゲームプラス”への参入を改めて表明したところで、完全新規タイトルが発表されました。

 新規タイトルのコードネームは“Turn”。HTML5の本格的ゲームで、歴史ジャンルのゲームでなく、ファンタジーのゲームであることが語られました。

“Yahoo!ゲームプラス”
▲ゼネラルプロデューサーのシブサワ・コウさん。

スクエニ新作『アンティーク カルネヴァーレ』に加藤一二三さんと倉持由香さんが挑戦

 スクウェア・エニックスの新作タイトルで、“Yahoo!ゲーム ゲームプラス”に対応する『アンティーク カルネヴァーレ』を遊ぶということで、お笑いコンビのインパルス(板倉俊之さん、堤下敦さん)、タレントの倉持由香さん、プロ棋士九段の加藤一二三さん、運営プロデューサーの藤川翔さんが登壇しました。

“Yahoo!ゲームプラス”
▲右から堤下さん、板倉さん、倉持さん、加藤さん、藤川さん。

 ゲーマーで知られる板倉さんは、某ゲームには200万円をつぎ込んでしまったとのエピソードを披露し、会場の笑いを誘います。

 『アンティーク カルネヴァーレ』は、チェス、コマンドバトル、リバーシの要素が含まれています。これに駆使する駒が持つ属性3つが加わり、有利な属性をぶつけていくことが重要になります。

 加藤さんと倉持さんが対戦する場面では、倉持さんがうまくリバーシの要素を使い、加藤氏に対して勝利をおさめました。対戦後に、加藤氏からは「とてもおもしろい」とコメントがあり、『アンティーク カルネヴァーレ』ならではの戦略などに興味を示していました。

“Yahoo!ゲームプラス”
▲加藤さんといえば、対局中のおやつタイムが有名ですが、こちらでも特別にコーラとバナナが用意されました。

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花江夏樹さんがクラウドゲーム版『FFX』をプレイ!

 続いて、佐野ひなこさんと花江夏樹さんが合流し、HTML5ゲーム『揃えて消してマカロンぽちゃもぐ』の紹介が行われました。

“Yahoo!ゲームプラス”

 本作は、サンリオキャラクターが登場するゲームで、積み上げられたマカロンを調整しながら、色をそろえて消していくシンプルなものです。

“Yahoo!ゲームプラス”

 キャラクターが非常にかわいらしく、女性陣からもかわいいとコメントが洩れていました。

 クラウドゲームの技術提供をしている株式会社ユビタスの春日伸弥さんが登壇し、クラウドゲーム版『FFX』を花江さんがプレイすることに。シーモア最終異体とのバトルを実際に披露してくれました。

“Yahoo!ゲームプラス”

 春日さんによるとPC上だけでなく、同じグラフィックでモバイルでも楽しめるとのこと。

“Yahoo!ゲーム ゲームプラス”の示す未来の可能性

 最後に脇さんがふたたび登壇し、“Yahoo!ゲーム ゲームプラス”の示す未来の可能性について語ってくれました。

遊びの革新

 “Yahoo!ゲーム ゲームプラス”版の『チョコボのチョコっと農園』には歩数計の機能を搭載。歩いた歩数で、ゲーム内コインがもらえるそうです。

 このように生活と密接にかかわるゲームですが、ライフサービスとの連携により、さらなる可能性を示してくれます。

 Y!ライフサービスと連携させることで、例えば現実の天気とゲーム内の天気を同期させるなど、現実とのリンクもできてくるのではないかとコメントがありました。

“Yahoo!ゲームプラス”
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技術の革新

 デモ映像として、スマートフォンのブラウザ上で、ネイティブアプリ並の動作が可能であることが披露されました。

 実際に、ほとんどネイティブアプリと変わらないアクションが行われており、ブラウザ上での可能性を見せつけられたような印象でした。

 多くのゲームメーカーが参画することで、今後も盛り上がるであろう新プラットフォーム“Yahoo!ゲーム ゲームプラス”。新たなゲームの可能性を示してくれるような気がして楽しみです。

“Yahoo!ゲームプラス”

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