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2017年8月6日(日)

『信長の野望・大志』が11月30日に発売。刻一刻と戦況が変わる“決戦”のシステムを紹介

文:電撃オンライン

 コーエーテクモゲームスは、PS4/Nintendo Switch/PC用ソフト『信長の野望・大志』を11月30日に発売します。また、本作のゲームシステムに関する情報も公開されました。

『信長の野望・大志』
『信長の野望・大志』

 本作は、歴史シミュレーションゲーム『信長の野望』シリーズの第15作目となるタイトルです。30年以上にわたりつちかわれてきたシリーズの伝統を引き継ぎつつ、“さらなる進化と新たなる挑戦”というテーマが掲げられています。

『TREASURE BOX』発売決定

 本作は、通常版の他に特典満載の『TREASURE BOX』が発売されます。『TREASURE BOX』には、オリジナルサウンドトラックCDや“シブサワ・コウ秘伝攻略データ&武将アートブック”が付属します。

『信長の野望・大志』
『TREASURE BOX』特典一覧
和を追求した美しい楽曲が収録された“オリジナルサウンドトラックCD(2枚組)”
ゲーム攻略データと新規描き下ろし武将画が満載の“シブサワ・コウ秘伝攻略データ&武将アートブック”
『TREASURE BOX』でしか手に入らないシナリオ“大志繚乱”限定ダウンロードシリアル
戦国知識が詰まった“『信長の野望』戦国手帳(2018年版)”

GAMECITY・Amazon.co.jp限定販売セット

 “GAMECITY オンラインショッピング”と“Amazon.co.jp”では、『TREASURE BOX』に加えて、限定特典として織田信長の愛刀として知られる“宗三左文字(模造刀/シリアルナンバー付)”と“薬研藤四郎(模造刀)”が付属する『信長の野望・大志 GAMECITY&Amazon.co.jp限定セット』が発売されます。

 なお、本セットは限定生産品で、事前に予約する必要があります。

『信長の野望・大志』

限定セット特典:宗三左文字(模造刀/シリアルナンバー付)&薬研藤四郎(模造刀)

 宗三左文字と薬研藤四郎は、どちらも織田信長の愛刀として知られています。宗三左文字は、信長が今川義元を桶狭間にて討った際に手に入れたものと言われており、刀の銘には“義元討捕刻彼所持刀”と刻まれています。

 薬研藤四郎は、松永久秀が信長に献上した短刀として知られ、本能寺の変の際に焼失したとされています。

PS Store限定販売のデジタルデラックス版が予約開始

 PS4ダウンロード版の予約受付がPS Storeで開始されました。予約購入特典として“姫衣装替え CG セット~愛に生きた姫君~”など5点が用意されています。

 また、ゲーム本編に加えて、発売後に配信予定のダウンロードコンテンツをまとめたシーズンパスがセットになった『信長の野望・大志 デジタルデラックス』も登場しています。

 なお、発売後のダウンロードコンテンツには、追加シナリオや武将エディットに使用できる追加登録武将画など、多数のコンテンツが予定されています。

プラットフォーム別早期購入特典・各種店舗特典

 早期購入特典は、発売日から2週間限定で無料ダウンロードできるコンテンツとなっており、全機種共通の特典に加えて、各種プラットフォーム別に3種類の異なる特典がもらえます。

 また、各店舗で購入した際の法人特典も多数用意されています。詳しい情報は公式サイトでご確認ください。

『信長の野望・大志』

『信長の野望・大志』テーマソングはMISIAさんが歌唱

 『信長の野望・大志』のテーマソングとして、女性歌手のMISIAさんが起用されることが発表されました。

 発売中のミニアルバム『MISIA SOUL JAZZ SESSION』に収録された新曲『運命 loop (feat.Marcus Miller)』が本作のテーマソングとなり、ゲーム内でも使用されます。また、本楽曲には、ベーシストのMarcus Miller(マーカス・ミラー)さんが演奏に加わっています。

ゲームシステム紹介

 本作における“決戦”のゲームシステムや“志”システムに関する情報が公開されました。

 また、“志”システムシステムによる各大名の違いとして、“織田信長の志”についての紹介も行われています。

合戦の行方を左右する戦場選び“行軍”

 合戦は、“行軍”と“決戦”という2つの工程に分けられています。

 本作では、細かい“郡”に区切られたマップ上で、各拠点から出撃した部隊が集合して、目標地点へ進むよう行軍します。目標地点に向かう途中で、防衛側が迎え撃ってくることもあり、その場合は敵勢力とぶつかった郡を“戦場”として決戦が起こります。

 決戦では、大軍勢を率いていることが必ず有利になるとは限らず、“広さ”や“属性”など、戦場の特色により有利不利が変化します。編制する部隊の兵数や出陣する武将、騎馬や鉄砲といった兵装を、戦場の特色に応じて切り替えることで自軍を有利に導くのがプレイヤーの役目となります。

 行軍では、どこが戦場となるかをある程度予測できるため、自分の望む場所で戦えるよう進攻ルートを考えることが重要となります。

『信長の野望・大志』
『信長の野望・大志』
▲3D全国マップから各郡の戦場にシームレスに切り替わります。さまざまな戦地がリアルに再現されています。

戦場ごとに異なる特色

広さ

 戦場の広さに応じて、最初に出陣できる兵数が限られます。開戦時に出陣できなかった兵は、参陣するまでに一定の時間が必要になります。そのため、大軍勢と対峙する場合でも、狭い戦場で戦うことで逆転のチャンスが生まれます。

『信長の野望・大志』
▲戦場により出陣する兵の数、兵装や作戦の有利不利が変化。適性に合わせた戦場の選択が重要です。

属性

 戦場に平地が広がっていれば騎馬隊がより力を発揮できたり、寺があれば守備側の戦況が有利になったりと、戦場の属性によってさまざまな効果がもたらされます。攻め側か、守り側かによって得られる効果は異なるため、どこを戦場にするかという、両陣営の駆け引きが生まれます。

武将と地形の相性

 武将を出陣させると、決戦で特殊な“作戦”を使用できます。森の多い土地での決戦が予想されるならば、伏兵を利用した作戦が使える武将を連れて行くなど、戦場に合わせて出陣させる武将を選ぶことも重要です。

陣の有無

 戦場に先に到着した勢力は、“陣(じん)”を張り、敵を迎え撃つことができます。陣がある勢力は徐々に“戦況”が有利になっていくため、敵の進行ルート上で待ち伏せをして、布陣することも戦いを有利にする一手となります。

フェイズ/同時プロット制で行われる“決戦”

決戦の流れ

 軍勢同士が同じ郡に進入すると行われる“決戦”では、プレイヤーには大名や家臣の強みをどう最大化するか、いかに敵の先を読むかが問われます。

 開戦前に、自軍の全体の方針として“作戦”を決定し、部隊の編制や配置を行います。作戦の種類は、決戦に参加する武将によって変化します。また、作戦によっては囮部隊や伏兵部隊を指定する必要があり、適切な部隊配置も作戦の成否を握ることになります。

 決戦での部隊同士の戦いは、2フェイズ/同時プロット制が採用されています。“命令フェイズ”と“進行フェイズ”の2フェイズに分かれており、“命令フェイズ”で全部隊に指示を出し、“進行フェイズ”で一斉に敵味方が行動に移して、指示した結果が戦場にどのような変化を生み出したかを確認できます。

 前作のリアルタイム制とは異なり、つねに先を見据えた一手を考える必要があり、シミュレーションゲームとしての“戦略を練る”おもしろさが追求されたシステムとなっています。

『信長の野望・大志』
▲2フェイズ/同時プロット制により、プレイヤーの先を読む戦略眼が試されます。
『信長の野望・大志』
▲命令フェイズで出した指示をもとに、進行フェイズで一斉に味方が行動します。

助言や提案

 決戦中には軍師の“助言”や各部隊長からの“提案”を受けることがあります。提案内容は、部隊長を務める武将の“個性”や状況によって“潰走した敵に追い討ちをかけたい”、“部隊が潰走しそうなので安全な場所へ一時撤退したい”などさまざまなものとなっています。

 提案を採用することによって、武将の行動が変化したり、能力が強化されたりします。総大将であるプレイヤーは、彼らの提案を採用するか否かを適宜判断していくことになります。

『信長の野望・大志』
▲軍師や部隊長からの提案は、個性や状況によってさまざま。どれも一長一短のため、プレイヤーの判断力が問われます。
個性の例および効果
臨戦:部隊の防御力が上がり、その場に留まり続けます。
鬼柴田:柴田勝家固有の個性。優勢時に提案。部隊の攻撃力と速度が上がり、強力な突撃を行います。

戦況

 決戦では、どちらかの勢力が相手勢力の総大将部隊を撤退させるか、“戦況”を圧倒することで勝敗が決まります。戦況とは、戦場を支配する空気感であり、ゲージで示されます。

 敵勢力への奇襲や挟撃が成功したり、味方の“陣”を維持することでゲージは高まりますが、逆に自軍の部隊が潰走したり撤退すると低下してしまいます。圧倒的な敵戦力に対しても、巧みな采配を振るうことで、形勢を逆転させることが可能であり、大軍勢を率いているとしても決して油断できない戦いを楽しめます。

 決戦中の采配はもちろん、行軍で戦場となる郡を見据えた進軍など、どれだけ戦を事前にシミュレートできるかが、本作の合戦での醍醐味となります。また、戦支度を整えるための農業の充実や募兵による人口調整、商圏の影響力の確保、他勢力との戦力差や心証の変化など、内政・外交を含めた総合的な国家運営の戦略眼が、一戦一戦に大きな影響をおよぼします。

“志”ひとつでゲームが変わる。織田信長の志“天下布武”を公開

 本作では、内政や外交、行軍や決戦といった基本的なゲームシステムに加えて、“志”システムが採用されており、大名家ごとに政治的な特性や戦略の多様性が与えられています。プレイヤーは“志”の特性をうまく使いながら、独自の戦略を練る必要があります。

 NPC大名も、“志”がもたらす特性を利用しながら、それぞれ独自の判断基準をもとに勢力の維持・拡大を行います。織田信長の志である“天下布武”がもたらす特性には、長期的な兵力の確保を睨んだ“兵農分離”と自由な経済活動を奨励する“楽市楽座”の2つがあります。

『信長の野望・大志』
『信長の野望・大志』
▲織田信長は、“兵農分離”と“楽市楽座”の特性を利用することで強大な経済力と軍事力を身につけることができます。

兵農分離

 “兵農分離”は、半農半士である“農兵”を用いず、“足軽”と“農民”で領民を明確に区分することで恩恵のある特性です。“足軽”は、専門的な訓練に集中できるため、他勢力より強化されます。さらに、拠点から農兵をなくして農民たち農業に専念させることで、兵糧収入が向上する恩恵も発揮されるようになります。

 ただし、この特性を生かすためには、軍事力は毎月金銭を支払わなければならない“足軽”で確保することが推奨されるため、多くの金銭収入を得ることが求められます。

領民の種類
農民:農地を預かり年貢(兵糧)を納める民。
農兵:農民でありながら兵役にも従事する民。兵士としても活動する分、納める年貢は少ないです。
足軽:合戦のために雇われた兵士。俸禄として毎月金銭を支払う必要があります。

楽市楽座

 商業では“楽市楽座”の特性により、織田家の影響下にある“商圏”は“楽市楽座”となります。楽市楽座では、自由な経済活動の下でその商圏の成長性が高まり、商人たちからの支持も得られるため、自家の影響力が強化されます。

 しかし、自由な経済活動を許す分、自家で商圏を“独占”することができず、絶えず他家との競争にさらされます。

NPCとしての織田家

 NPCとしての織田家は兵農分離と楽市楽座の特性を利用して勢力拡大を図りますが、行動の特徴としては、上洛に向けて最短距離を西進する傾向があります。織田家の進攻ルート上にいる勢力をプレイヤーが選択する時には、織田家との軍事的・商業的な対立に注意が必要となります。

『信長の野望・大志』
▲NPCとしての織田信長は、上洛のため西進する傾向が強いです。逆に、西進を助ける勢力とは利害が一致しやすいです。

歴史ifだけでなく史実を自らの手で紡ぐ“言行録”

 本作には、大名だけでなく多くの武将に“言行録”と呼ばれるフリークエストが存在しています。

 プレイヤーは、担当する大名や配下にした武将たちの言行録に指定された条件を達成していくことで、史実で起きた事件や逸話のイベントを発生させられます。武将が持つすべての言行録をクリアすると、その武将の能力にボーナスが付加されます。

 言行録を進めることで、歴史に刻まれた戦国時代を追体験できるだけでなく、より武将個人の生涯にスポットを当てた歴史イベントを楽しめます。史実通りに“言行録”を進めるか、自分だけの戦国乱世を描くかはプレイヤー次第です。

登場武将は2,000名超。描きおろし武将が多数登場

 本作には、描きおろしの武将や姫たちが多数登場します。また、一部武将は、戦時と平時でグラフィックが描き分けられています。

『信長の野望・大志』
▲明智光秀(平服)。
『信長の野望・大志』
▲明智光秀(甲冑姿)。
『信長の野望・大志』
▲柴田勝家。
『信長の野望・大志』
▲森可成。
『信長の野望・大志』
▲森蘭丸。
『信長の野望・大志』
▲佐々成政。
『信長の野望・大志』
▲帰蝶。

精細になった“3D全国マップ”により描かれる名城たち

 本作では、“3D全国マップ”がより精細になります。平城や山城など、その特徴をよく表した城モデルが全国マップ上に表現され、戦国時代の日本がより美しく、リアルに描き出されます。

『信長の野望・大志』
『信長の野望・大志』
▲安土城。
『信長の野望・大志』
『信長の野望・大志』
▲大坂城。

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