2017年8月25日(金)
SIEより9月6日発売のPS4用ソフト『Destiny 2』。本作は人類文明が黄金時代を体験したのち滅亡した、はるか未来の太陽系を舞台とするアクションシューティング。プレイヤーは残された人類を守る戦士"ガーディアン"となり、オンラインでほかのプレイヤーと協力しつつ、さまざまな脅威と戦います。
今回は、これまで明らかにされていなかったオープンフィールドでの探索要素を紹介。電撃PSスタッフが本作の発売元である“アクティビジョン”より招待を受け、地球の"EDZ(ヨーロッパ・デッドソーン)"と小惑星"ネッスス"を探索できる機会を得たので、実際のところどんなことができたのかを解説していきたいと思います。
なお、プレイできたのは英語バージョンであるためメッセージなどは英語のものとなっていますが、9月6日に発売される製品版はすべて日本語にローカライズされています。
EDZは、ガーディアンが最初に探索可能になるフィールドで、その名のとおりかつてのヨーロッパ地域が舞台となります。ガーディアンが集まるコミュニティスペース"奥地"と同じエリアにあたりますね。
ここは、破壊されたのちに朽ち果てた街の廃墟と、緑深い森で構成されていて前作の地球エリアだった旧ロシアとはまったく異なる印象を受けます。場所によってはときおり敵対種族"フォールン"が、パイクと呼ばれる武装付きのエアバイクで周囲を巡回していて気を抜けない場所です。なお前作同様、乗っているフォールンを倒せばパイクによって移動することも可能です。
最初にガーディアンが降り立つエリアの近くには教会があり、かつて鐘が吊るされていた場所にはNPCの"Devrim Kay"がいます。彼は前作でいう"ベンダー"のひとりで、この地でガーディアンに装備を売るなどしてくれます。
土星と冥王星の間の軌道を巡る小惑星ネッススは、先に実施されたベータテストに収録のストライクミッションで降り立った場所です。
ベックスの影響によって作り替えられた環境は前作のブラックガーデンのような印象で、青みがかかった地形と赤く色づいた植物のコントラストが非常に幻想的。この地には敵対種族ベックスのほか、カバルやフォールンもいて小競り合いを繰り広げています。
前作のフィールドは基本的にスタート地点は1カ所のみでしたが、今作では探索を進めるごとに"Landing Zone"と呼ばれる開始地点が解放されていきます。同じエリア内でランディングゾーンを選ぶとその場所で瞬時に移動できる"ファストトラベル"も可能です。
ここからはオープンフィールド上で体験できる各種要素について解説しましょう。
●どこにいても発生場所と時間を把握できる"公開イベント"
本作のフィールドで欠かせない要素と言えば、まず公開イベントがあげられます。その場に居合わせたガーディアン同士で突発的に与えられるミッションをクリアし、さまざまな報酬が得られる公開イベントは、見知らぬプレイヤー同士がすれ違うようにマッチングするという『Destiny』の魅力の1つでした。
今作の公開イベントは、タッチパッド長押しで表示される"Destination Map"で、発生場所と開始時間をいつでも確認できるようになりました。発生場所には旗が立てられていて、チェックすることで、その公開イベントが発生するまでの残り時間を画面左端に常時表示させておくことも可能です。
公開イベントの内容は、前作にあったグリマー採掘エリアの攻撃のほか、敵対種族の1つである"宿られた軍"を撃退するものまで多種多様。すべての目標をクリアするとその場にチェスト(宝箱)が出現し、参加者全員が報酬を得られます。また、条件を満たすことで追加の"Heroic"目標が発生し、達成することで通常よりもよりよい報酬が得られました。
●ストーリー仕立てのショートミッションが遊べる"Adventure"
フィールド上には、Adventureと呼ばれるショートミッションが受けられる場所がいくつかあります。ミッションの開始は、前作のパトロールビーコンに近い感じで、その場にあるオブジェクトの前で□ボタンを長押しすればOK。
前作のパトロールビーコンで発生するミッションは、1つの目標を達成すれば完了でしたが、今作のAdventureはミッションが複数段階に分かれていて、登場人物の通信をもとにエリアのあちこちを回って探索や戦闘をこなすことになります。
Adventureミッションのなかには、敵対種族カバルのホバータンク"インターセプター"を使うものもありました。両側面に装備されたグレネードが使えるほか、ダッシュによる体当たりで敵を倒したりと、圧倒的な攻撃力を体験できます。
●倒せばその場で報酬が得られる"High Value Target"
オープンフィールドを探索中は、先にあげたパイクの集団以外にもさまざまなイベントが発生します。なかでも"High Value Target"はお手軽に報酬を得られる要素。
画面左下に接近を告げるメッセージが表示されたのちに出現するちょっと強い敵を撃破できれば、その場にチェストが現れて中身を獲得できます。ゲームを始めたばかりの状態ではやや手ごわい感じだったので、周りの人と協力して戦うといいかもしれませんね。
●プレイヤーの探索心をそそる"Lost Sector"や"Treasure Chest"
Destination Mapには、NPCや受諾可能なAdventureの位置のほか、Lost SectorやTreasure Chestのおおまかな場所も表示されます。Lost Sector(失われたセクター)は、マップ内に描かれたマークの近くに入口があり、中には敵の集団とチェストが隠されています。このチェストは中にいるボスを倒すことで開けて中身を得ることができます。
Treasure Chestは、アイコンの表示されている近くに隠されていて、見つけることができればちょっとしたお宝が手に入ります。なお、フィールド上には、これ以外にもゴーストを使って付近を探索することで見つかるチェストがあり、中からは本作で通貨にあたるグリマーなどを入手できます。
前作のパトロールミッションをもとにしながら、それをはるかに超えた楽しさがある今作のフィールド探索要素。発売のあかつきにはみなさんにもぜひ体験してほしいです。
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