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2017年8月25日(金)

『モンスターハンター:ワールド』をいち早くプレイ。操虫棍は空中を維持して飛びまわれる!?

文:kbj

 ドイツのケルンで現地時間8月22日~26日に開催されているコンピュータゲームの見本市“gamescom 2017”にて、2018年初頭にカプコンから発売されるPS4用ソフト『モンスターハンター:ワールド』を体験したので、その模様をお届けします。

『モンスターハンター:ワールド』

 会場で体験できたのは、ドスジャグラス討伐と、アンジャナフ討伐の2種類。どちらもフィールドは“古代樹の森”でした。

 武器種はすべて選択可能。これまでに公開された情報通り、クエストに出発する前だけでなく、クエスト中にもベースキャンプにあるテントに入ることで変更が可能です。

『モンスターハンター:ワールド』
『モンスターハンター:ワールド』

 ここからは体験して感じたことをレポートしていきます。なるべく詳細にお届け……したいのはやまやまなのですが、試遊台にある説明文を含めて、ゲーム中のテキストもすべてドイツ語。さすがにすべての単語をインターネットで検索しながらプレイするのは難しかったため、そのままプレイしました。やや断片的な情報ではあるのですが、雰囲気の一端を感じていただければ幸いです。

導蟲がとにかく便利

 共通操作は、R1ホールドかL3でダッシュ。これまでシリーズをプレイしている人であれば前者がおなじみですが、アクションゲームをしているとL3も多いため、後者でも違和感はありません。

 L1長押しで左下のマップが拡大されます。今回体験した“古代樹の森”は地形の構造が入り組んでいる場所もあるため、場合によっては活用しそうですね。

『モンスターハンター:ワールド』

 フィールドにあるモンスターの痕跡を集めると“導蟲(しるべむし)”が活動を始めます。こうなると、緑色の蟲の群れを追いかけていくことで、目的のモンスターまでたどり着けるのです。ただ、モンスターが複数いる場合は、自分で設定したほうが、より便利です。

『モンスターハンター:ワールド』

 この導蟲は非常に優秀で、あえて違う方向に行ったとしても、しっかり目的までナビゲートしてくれます。X軸Y軸に加えて、Z軸にも対応し、縦移動もしっかりサポート。慣れないマップではまず痕跡を集めて、モンスターをターゲットして、見失わないようにするのも重要かもしれません。

 アイテムの使用方法は2パターン用意されています。これまで同様に、L1ホールドしながらアイコンを選び、選択するやり方と、L1を押しながら右スティックでショートカットアイコンを選ぶやり方です。

『モンスターハンター:ワールド』

 また、スリンガーと呼ばれる腕についた小型の発射装備はL2で構え、その状態でR2を押すことで発射可能。

 他にも自動納刀という機能が存在。抜刀した状態で、一部の行動をすることで自動で武器をしまいます。なお、こちらについてはオフの設定もできるとのこと。

 シリーズ伝統の肉焼きセットは、ギミック的にもデザイン的にも少し変化。音楽も変わっているのですが、タイミングは似ているのでそこまで難しくないかと。これまで肉を焼き続けてきたハンターならば問題なく焼けると思います。

操虫棍

 さわった操虫棍の特徴は、主に2つ。猟虫を使い、モンスターからエキスを集めて自分を強化することと、棍を使った空中でのアクションです

 エキスの採取はこれまで通り。印弾を飛ばした場所に猟虫を向かわせるか、もしくは猟虫をモンスターに直接当てるか。エキスの種類は赤と白と橙、緑を確認できました。

 赤と白のエキスを手に入れると攻撃が強化。特に、後述するジャンプ中の攻撃の判定が大幅に広がっていたと思います。

『モンスターハンター:ワールド』

 R2+×ボタンで棍を使って飛び上がり、その後空中での行動が可能。△ボタンで攻撃、×ボタンで移動、○ボタンで棍を突き出して突進をします。

 空中での攻撃がヒットすると×ボタンでさらに跳躍でき、攻撃と移動を繰り返すことで長く滞空可能。これまでにないアクションを行えました。こちらの攻撃時間が長くなることに加えて、“うまく操作している感”を味わえて、とにかく爽快なアクションですね。

 また、攻撃を強化した後は、突進が棍を回しながら突っ込むものになり、広範囲を攻撃可能。エフェクトも加わりカッコいいですし、さらにこの攻撃はジャンプ攻撃になるようで、うまくいけばそのまま乗り状態に持っていけて、かなり強力だと感じました。

双剣

 双剣でキモになるのやはり鬼人化。スタミナを消費する代わりに、ハンターが強化されます。○+△ボタンで、乱舞を繰り出せるのもこれまで同様です。

 鬼人化時に攻撃を当てて、ゲージをためていくと、鬼人強化状態に。鬼人化を解除しても、アクションが強化されているうえに、スタミナが減らないため、なるべく早くにこの状態に移行し、維持したいところ。

 また、鬼人化した状態で×ボタンのステップを段差に向かって出すことで、空中での乱舞を繰り出せました。大型モンスターにヒットし、そのまま乗り状態に以降したため、狙えるようであれば積極的に出してもいいかと。

 上記については『MH4』以降と同様のものだったのですが、坂を滑っている時にも、同じようなジャンプ中の乱舞を出すことができました。ただ、こちらは1回しか出せず、さらに攻撃が当たらなかったため、性能についてはわかりませんでした。

見たことのない獣人族が!?

 フィールドのとあるところには、こちらに話しかけてくる獣人を見ることができました。アイルーかと思ったのですが、ちょっと違うようです。

 手に笛を持って、「モンスターが云々」と言っていたのですが、会話内容は残念ながらわかりませんでした。

『モンスターハンター:ワールド』

 他にもフィールドには刺激を与えると、麻痺するガスを放つカエルや、鋭い閃光を出す虫のような生物、回復するものなどさまざまな生き物を見ることができました。こちらに影響を与えるものもあるのですが、見かけたら利用したいところ。

 遊んだ感覚としては、操作性は従来のものを残しつつ、新たなものを加えることで、幅が広がっていると感じました。

 アクションについては、これまでの『モンスターハンター』と同じようにも遊べます。ただ、スリンガーで樹の実を打ち出したり、麻痺投げナイフを飛ばしたり、装備でモンスターの視界から外れたりと、これまでとは違う遊びも用意されています。こちらもより幅が広がっているというところではないかと。

『モンスターハンター:ワールド』

 そのうえで、アクション、操作性ともに連続性が増したため、よりスピーディにもプレイが可能だという印象です。

 シリーズの持つクラシックなよさと、モダンな遊びが融合し、快適かつ爽快でした。それぞれの武器種も気になるし、モンスターの生態やフィールドと気になることだらけ。何より日本語版で操作をしてみたいと感じました。東京ゲームショウでのプレイが今から待ち遠しいですね。

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