2017年9月14日(木)
『.hack//G.U.』Vol.1~3の振り返り紹介。『Last Recode』にパロディモードの新規収録が決定
バンダイナムコエンターテインメントは、PS4/PC(Steam)用ソフト『.hack//G.U. Last Recode(ラストリコード)』の最新情報を公開した。
本作は、PS2用ソフト『.hack//G.U.』のVol.1~3に加えて、新規エピソードのVol.4、さらにVol.1のパッケージに同梱されていた映像集“ターミナルDisc”を収録したHDリマスター版です。
本記事では、『.hack//G.U.』のVol.1~3の物語や『Last Recode』に新規収録される“パロディモード”について紹介する。
『.hack//G.U. Vol.1 再誕』
復讐のため“死の恐怖”となったハセヲ。すべてはここから始まった
大切な仲間・志乃をPKし、意識不明の“未帰還者”にした謎のPK“三爪痕”を倒し志乃を取り戻すため、ハセヲはPKK“死の恐怖”となり“三爪痕”の手がかりを探しもとめ、独り復讐に身を投じていた―――。
▲Vol.1のイメージヴィジュアル(新規描き下し)。本作のキャラクターデザインを担当している細川誠一郎さんの描き下しイラスト。 |
‐すべての始まり‐ 謎の男オーヴァンとの出会い
MMORPG“The World”へとログインしたハセヲ。初心者狩りの2人組にPKされるも、 オーヴァンに助けられる。
「Welcome to “The World”……」
ハセヲに手を差し伸べながらそう言った、このオーヴァンとの出会いがハセヲのその後を変えていくのだった。
※PK……PCをキルする者。プレイヤーキラー。
▲ハセヲログイン時のキャラクターメイキング。 |
▲倒れたハセヲに悠然と手を差し伸べるオーヴァン。 |
‐復讐に燃えるハセヲ‐ 少女“アトリ”との出会い
「“三爪痕”を知らないか?」
オーヴァンとの出会いから8ヵ月後、志乃の仇“三爪痕(ルビ:トライエッジ)”を捜すため、「死の恐怖」の異名もつPKK※となっていたハセヲ。
PKKを繰り返していたある日、志乃と同型PCの“アトリ”に出会う。
※PKK……PKをキルする者。プレイヤーキラーキラー。
▲8ヵ月の間に一体起きたのだろうか……。 |
▲志乃とそっくりなアトリに驚き、ハセヲは面影を重ねる。 |
‐探し求めていた仇との対峙‐ 伝説のPKK“三爪痕(トライエッジ)”
ついに得た手がかりをもとに“三爪痕(トライエッジ)”を倒すべくロストグラウンド“グリーマ・レーヴ大聖堂”に向かうハセヲ。
しかし“三爪痕”に闘いを挑むがまったく歯が立たず、ハセヲはデータドレインを受けレベル1に初期化されてしまうのだった……。
『.hack//G.U. Vol.2 君想フ声』
ついに明かされる“三爪痕”の真相。撃の真実がここにある
仲間たちとともに数々の闘いをくぐり抜け、かつての力を取り戻したハセヲの前に、倒したはずの“三爪痕”が再び姿を現す。
そしてその隣には“三爪痕”と同じくつぎはぎだらけの謎のPCたちが。謎が謎を、波乱が波乱を呼ぶ中、ハセヲはついに真実を目の当たりにするのだった。
▲Vol.2のイメージヴィジュアル(新規描き下し)。本作のキャラクターデザインを担当している細川誠一郎さんの描き下しイラスト。 |
‐今だ目覚めぬ未帰還者たち‐ 手がかりを求めて
“三爪痕”を倒したものの未帰還者達の回復にはいたらず、さらにアトリの身体にも異変が起こってしまう。
ハセヲたちは未帰還者達の回復手段を模索するため、“The Wrold”で起こる数々の事件の調査に乗り出したのだった。
虚ろな表情のアトリ。彼女の身に一体何が起ころうとしているのか……。
‐味方か敵か‐ 不気味な姿のPCたち
謎の生命体“AIDA”に囲まれたハセヲたちの危機に、“三爪痕”に似たつぎはぎだらけのPCたちが突如として現れた。
2人はAIDAをあっという間に駆除してしまう。そこへさらに、倒したはずの“三爪痕”が姿を現す……。
彼らの正体、そして目的は一体何なのか。
‐真の敵、それは‐ 明かされる真実
“AIDA”が次々と巻き起こす事件に立ち向かっていくハセヲたち。そんな彼らの前へと突然現れたオーヴァンは、とうとう左腕の拘束具の封印を解く。隠された真実が白日のもとに晒されようとしていた。
『.hack//G.U. Vol.3 歩くような速さで』
“The World”に刻んできた想いのすべてを、この一撃に
“AIDA”によって引き起こされた数々の脅威、そして幾度となくハセヲを導き、そして立ちはだかってきたオーヴァンとの闘いを乗り越え、ハセヲはついにXthフォームへと進化。“The World”では比類するもののない存在へといたる。
ネットワーク崩壊の危機“ネットワーク・クライシス”が迫る中、ハセヲはこれまで紡いできた仲間たちの絆を胸に、最後の闘いへと向かうのだった。
▲Vol.3のイメージヴィジュアル(新規描き下し)。本作のキャラクターデザインを担当している細川誠一郎さんの描き下しイラスト。 |
襲い掛かるAIDA
竜賢宮の宮皇(ルビ:チャンピオン)である太白(ルビ:たいはく)との戦いの最中、太白の武器に憑いていた“AIDA”に襲われてしまったハセヲ。
▲“AIDA”に襲われると、データが汚染され変質してしまう。 |
このまま汚染されしてしまうかに思われたが、アトリの呼びかけにより、自力で“AIDA”を振り払うことができた。
‐次々と現れる敵‐ ハセヲを執拗に追い詰める男
“AIDA”に打ち勝ったハセヲの前に、太白との戦闘を見ていた榊(さかき)が現れる。“AIDA”に身を委ね、異形の姿となっている榊。
▲太白との激しい戦闘、さらに“AIDA”によるダメージが重なり膝をつくハセヲだが……。 |
仲間との絆
「私たちは、いつだってつながっています!!」
仲間たちの声に背中を押されハセヲは再び立ち上がり、榊との闘いに身を投じる。
復讐にとらわれ、孤独な戦いをしていたかつてのハセヲの姿はもういなかった。
‐行動の裏に隠された真実‐オーヴァンの決意
たびたびハセヲたちの前に現れては、怪しい影を落としていくオーヴァン。彼の目的は“未帰還者”となってしまった、妹であるアイナを救うというものだった。
アイナを目覚めさせる、その一心でさまざまな暗躍をしていた。
どのような方法でオーヴァンはアイナを救おうとしているのか。なぜあの出会いの時、オーヴァンはハセヲに手を差し伸べたのか。そして“The World”に広がっていく“AIDA”の目的とは。
仲間に触れ、友情を知ったハセヲは、これまで紡いできた仲間達の絆を胸に、歩んでゆく。
パロディモードを新規収録
『.hack//』でファンの間で物議を醸した“パロディモード”。本モードは、ゲーム中のムービーを利用したセルフパロディムービー集で、PS2版『.hack//G.U.』では収録されなかったが、本作では新規で収録されている。
▲「デター! 伝説のデスボイスボーカリスト、葬炎のカイト!」 |
本編の感動シーンやシリアスなシーンが、コメディなセリフに変えられ、ボイス付きで見ることができる。ぜひ本編をプレイしてから見よう。
▲「俺はダメダメだ。もう自分でもあきれるくらいのダメ太郎なのさ……。」 |
▲「俺だって、俺だって……彼女欲しいよ~~。」 |
※画面は開発中のものです。
(C).hack Conglomerate
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
データ
- ▼『.hack//G.U. Last Recode(ラストリコード)(ダウンロード版)』
- ■メーカー:バンダイナムコエンターテインメント
- ■対応機種:PC
- ■ジャンル:ARPG
- ■発売日:2017年11月1日
- ■価格:オープン価格