2017年9月16日(土)
実写映画『鋼の錬金術師』が第30回東京国際映画祭のオープニング上映作品に決定
12月1日に全国公開を迎える実写映画『鋼の錬金術師』が、10月25日~11月3日に開催される“第30回東京国際映画祭”のオープニング上映作品として、世界で初めて公式上映されることが決定しました。
東京国際映画祭のオープニング作品で、邦画が上映されるのは実に10年ぶり。オープニング作品としては、日本のコミックを原作とした映画の上映は、『鋼の錬金術師』が史上初めてとなります。登壇キャストは調整中とのことですが、本上映はワールドプレミアとして実施されます。
監督を務める曽利文彦さんは、今回の決定に際して「東京国際映画祭のオープニング作品に選んでいただけて本当に光栄です。日本映画の最新作の1作品として、日本のコンテンツパワーや日本映画のクオリティや技術を国内はもちろん、海外の方々にも広くアピールできることを心から願っています」とコメントしています。なお、東京国際映画祭の開催期間中には、曽利監督によるスペシャルトークショー“マスタークラス”も行われる予定です。
実写映画『鋼の錬金術師』について
『鋼の錬金術師』は、荒川弘さんの手掛けた同名コミックを原作とする実写映画です。監督は実写映画『ピンポン』でメガホンを取った曽利文彦さんが務め、主人公のエドワード・エルリック役をHey! Say! JUMPの山田涼介さん、ウィンリィ役を本田翼さん、マスタング大佐役をディーン・フジオカさん、“人造人間(ホムンクルス)”のラスト役を松雪泰子さんが担当しています。
ストーリー
「返せよ、足だろうが、両腕だろうが、心臓だろうが、くれてやる。だから返せよ! たった1人の弟なんだよ!」
大好きだった亡き母を生き返らせようと、幼い兄弟は最大の禁忌(タブー)を犯した──。
「これだ!この理論なら完璧だよ! 母さんを生き返らせることができる!」
幼くして錬金術の天才的な才能を見せるエドは、弟アルと、ついに“人体錬成”の理論にたどり着く。母さんにもう一度会いたくて、その笑顔が見たくて……、迷わず前に進んだ幼い兄弟の運命はしかし非情なものだった。2人の錬成は失敗し、エドは左足を、アルは身体全部を代価として“持っていかれて”しまう。
瀕死のエドはとっさに無謀な再錬成に挑み、右腕と引き替えにアルの魂だけをなんとか錬成し、近くにあった鎧に定着させる。あまりに多くを失ったエドだが、決して諦めはしなかった。すべてを取り戻すため、鋼鉄の義肢をつけた身で国家錬金術師となり、鎧の姿の弟アルと旅を続けるエドをやがて人はこう呼ぶのだった。“鋼の錬金術師”、と──。
■実写映画『鋼の錬金術師』概要
【公開日】2017年12月1日
【原作】『鋼の錬金術師』荒川弘(「ガンガンコミックス」スクウェア・エニックス刊)
【監督】曽利文彦(『ピンポン』)
【出演】山田涼介、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多/國村隼、石丸謙二郎、原田夏希、内山信二、夏菜、大泉 洋(特別出演)、佐藤隆太/小日向文世/松雪泰子
【製作】映画「鋼の錬金術師」製作委員会
【制作プロダクション】OXYBOT
【配給】ワーナー・ブラザース映画
(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会