News

2017年9月23日(土)

『巨影都市』レビュー。 “生きた脅威”からは生半可な気持ちでは逃げられない!【TGS2017】

文:電撃オンライン

 千葉県・幕張メッセで開催中の“東京ゲームショウ2017(TGS2017)”でPS4用ソフト『巨影都市』をプレイしたので、レビューをお届けします。プレイする予定の人へのアドバイスも交えていますので、ぜひご参考ください!

『巨影都市』

 『巨影都市』とは、バンダイナムコエンターテインメントとグランゼーラのタッグで贈る、 新機軸のSF サバイバル・アクションアドベンチャーゲームです。

『巨影都市』

 本作では、『ウルトラマン』、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』、『ガメラ』、『機動警察パトレイバー』、『ゴジラ』など、さまざまな作品から“生きた脅威”として巨影が登場します。

 その“生きた脅威”の中を生き抜く! というのが、『巨影都市』の主な目的です。

『巨影都市』
『巨影都市』

日常を生きた脅威が襲う

 今回の試遊でプレイでできるのは、“Stage01“夜の街に現れた巨大な影”。先に言っておきますが、こちらのステージ、試遊1回ぐらいでは遊び尽くせません!

 『巨影都市』の目的は、“巨影から逃げて生き延びる”こと。ですが、ただひたすら逃げる! というだけのアクションアドベンチャーではありません。

 まず、街中にいるすべての人と会話ができたり、人同士の会話を聞くことができます。

 聞こえてくる会話は「雨なのに傘を持ってこなかったなぁ……」とか「そろそろ暖かくなってもよくない?」とか、たわいもないものなのですが、この会話からいわゆる“日常”を感じ取れます。

 そんな日常が巨影により壊され、街が非日常化していく……街にいる人との触れ合いを多くすると、それがよりリアルに体感できるので、積極的に会話してみてください。

 ゲームが始まるとすぐに現れるコンビニエンスストア。このコンビニエンスストアには、入ることができますので、試遊される方はぜひ入店してください。

 ここでは主人公のHPなどを回復する食べ物や飲み物、『巨影都市』の世界で何が起きているのか? を知ることができる週刊誌などを購入することができます。

 しかし、買い物だけで満足するのはもったいない! このコンビニエンスストア、かなり探索することが可能です。

 ゲームのメインである“巨影”が出てくる前に、お腹いっぱいになるくらい『巨影都市』という世界を感じるものがあちらこちらに……。かなり興味深い場所となっているので、いろいろ見て回ることをオススメします。

 コンビニエンスストアを出て少し進めると、今まで平和だった日常は壊れます。びっくりするくらい突然に壊れます。ちなみに私は、プレイしながら「えっ? えっ? なに、なに?」と声が出そうになるぐらい狼狽しました。

 街路樹が燃えていたり、電信柱が倒れてきたり、道路がヒビ割れていたりと、さっきまで平和だった街はもう、どこにもありません。街の人もその場でうずくまったり、慌てふためいていたりと、完全に非日常が街を襲います。

 もちろんここでも探索が可能ですので、街の人に話かけたり、先ほどまでは行けなかった道路の反対側など、いろんなところに行ってみてください。

 ちなみに燃えている街路樹には気をつけてください。きっちりダメージを受けます……。私は倒れてきた街路樹に潰されてゲームオーバーになりました。

 あっさりと壊れた平和な日常、なぜ街がこんなことに!? と上を見上げると……。出ました、目の前に大きくそびえ立つ“巨影”!!

 にせウルトラマンと、それに対峙するウルトラマンです!

『巨影都市』

 ここで驚くのがスケール感の表現。あぁ人間ってちっぽけだなという絶望を、嫌というほど味わわされます。

 そしてこの絶望感こそが、『巨影都市』の醍醐味だと感じました。

『巨影都市』

 ゲームコンセプトに“人間とかけ離れた圧倒的なスケールよってもたらされる【生きた脅威】の中をくぐり抜ける1人の人間をプレイヤーとして描く。”という一文が記載されています。

 ゲームを開始してすぐに、この一文の意味がこれでもか! というほど実感できました。それと同時に、このゲームクリアできるのかな……という不安も出てきたところで、にせウルトラマンに踏まれて二度目のゲームオーバー(笑)。

 そして残念ながら時間切れとなりました。

 試遊の制限時間は10分しかないので、最初に述べた通り1回ぐらいでは遊び尽くせません。

 先述した、にせウルトラマンから逃げても、怖~い人たちの裏取引現場を目撃してしまい、襲われることになったり、にせウルトラマンの正体が判明したりするので、『巨影都市』をやるためにTGSに来たぜ……! という方は、最低でも2回はプレイして、1回目は街の人と会話をしたり、探索メインで遊んでいただき、2回目はとにかく先へ進めるプレイをしていただければと思います。

 試遊できるStage01の最初の部分だけで、このボリューム感。いったい全体でどのくらいのボリュームがあるのか見当もつきません! 早く製品版を遊び尽くしたい!!

 発売日がくるまで、登場する巨影の対処法を妄想しながら、首を長くして待ちたいと思います。

■東京ゲームショウ2017 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2017年9月21日~22日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2017年9月23日~24日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

(C)カラー
(C)円谷プロ
TM & (C)TOHO CO., LTD.
(C)HEADGEAR/BANDAI VISUAL/TOHOKUSHINSHA
(C)1995 KADOKAWA 日本テレビ 博報堂
(C)1996 KADOKAWA 日本テレビ 博報堂 富士通 日販
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

データ

関連サイト