2017年9月24日(日)
SIE外山さんの新作ゲーム!? SIEの著名クリエイターが集結した『Jスタとあそぼう:リアル』レポート
TGS 2017に合わせて、レポートせずにはいられない、あまりにも豪華なイベントが開催されました!
みなさんはSIE JAPANスタジオが配信している『Jスタとあそぼう』をご存知でしょうか? 『どこでもいっしょ』『みんなのGOLF』『Bloodborne』『パラッパラッパー』『俺の料理』に『勇者のくせになまいきだ。』『SIREN』などなどなどなど、数え切れないほどの人気タイトルを発売してきたPlayStationの中核ともいうべきゲーム制作集団がSIE JAPANスタジオです。
そのSIE JAPANスタジオに所属するクリエイターさんが、ユーザーさんとゆるく楽しく交流する配信番組が『Jスタとあそぼう』です。番組内容はこちらの紹介を見ていただければと思いますが、毎回「え? あの人がこんなことまで話してくれるの?」というような内容で配信されています。
そんな『Jスタとあそぼう』が、TGS2017を記念して、なんとリアルイベントを開催しました。しかも公開放送とかよくある感じではなく、100名ものユーザーさんが参加できるパーティとして! 欧米などではゲームイベントで飲食、お酒、ステージイベントなど盛りだくさんのパーティも少なくありませんが、日本ではほとんど聞いたことがありません。
▲場所はTGS会場にほど近い、アパホテル&リゾート<東京ベイ幕張>内にあるビュッフェレストラン『ラ・ベランダ』。イベント会場には総勢40名以上のJAPANスタジオ所属クリエイターさんたちが集結! |
イベントの総合MCは『勇者のくせになまいきだ。』シリーズでもおなじみの山本正美シニアプロデューサー。電撃PlayStationでは毎号コラムを連載していますので、そちらもチェックしてください(宣伝)。そして通常の『Jスタとあそぼう』でもMCを務める女優の結さんと、SIEの長井伸樹シニアプロデューサーの3人で進行となりました。
オープニングには、出演交渉を4カ月前からしていたというワールドワイド・スタジオ プレジデントの吉田修平さんと、ついさっき出演が決まったというSIEJAプレジデントの盛田厚さんが登場。プレスカンファレンスなどで全世界に向けて堂々とステージに立たれているお二方ですが、ここでは書きづらい若干アウト目なおもしろすぎるお話をしてくれました。そうか、これがJスタとあそぼうか……。
盛田さん、吉田さんの乾杯からイベントはスタート。イベントに参加したメンバーはこちらの方々。なのですが、飛び入りでさらに多くの方がいらしてました。
あまりにステキなイベントだったのですが、百聞は一見にしかず、ということで、写真多めでご紹介していこうと思います。
▲会場にはトロとクロも登場! 筆者はクロに「おう、その腹はなんだよ」とばかりに出っ張ったお腹を叩かれました。至福。 |
▲立食形式で料理も非常に豪華、かつ美味しかったです。アパホテルだからなのか、もちろんあの“社長のカレー”も! |
▲このイベントのために作られた、ゲームイメージのオリジナルメニュー。どれも非常に美味しかったです。また食べたい。 |
▲各クリエイターさんはクイズカードを持っていて、それに答えるとゲームパッケージが印刷されたチョコをもらえたりと、話しかけるきっかけがたくさん用意されてました。 |
▲ユーザーさんにクイズを出す『Bloodborne』プロデューサーの山際さん。 |
▲会場に設置されたボードにはみなさんの熱いメッセージやイラストも。なんと斎藤さん直筆のキトゥンも! |
▲TGS会場の展示で話題をさらった『Detroit Become Human』を開発しているQuantic DreamのCOO、Guillaume de Fondaumiere(ギヨーム・デ・フォンダミア)氏も飛び入り参加! |
▲SIEのローカライズチームのサポートで会話したりサインをもらえたり……どんだけすごいの!? |
▲盛田さんもユーザーさんと気軽に、とても楽しそうにお話をされてました。 |
▲『New みんなのGOLF』を使った、ユーザーさんvs『New みんなのGOLF』チームの3ホールマッチ。勝負はイーグルも飛び出す超接戦でしたが、大人気なく(?)クリエイターチームが勝利しました。ゲーマーなら誰でも負けたくないですよ! |
▲会場には展示や試遊、物販も設置されていました。イベント先行販売のグッズは、PSファンならどれも手が出てしまうアイテムばかり。 |
クリエイタートークセッションでは驚きの情報も?
イベントの後半には、吉田修平さん、『GRAVITY DAZE 2』クリエイティブ・ディレクターの外山圭一郎さん、『V!勇者のくせになまいきだR』プロデューサーの鳥山晃之さん、『KNACK ふたりの英雄と古代兵団』シニアプロデューサーの渡辺祐介さんによるクリエイタートークセッションが行われました。
ゆるく楽しい話題が飛び交うなか、興味は3人の現在&これからのお仕事についてに。なんと3名とも新作ゲームに着手しているとのこと! 外山さんは新プロジェクトを始動させており、『GRAVITY DAZE』とは違った“泥臭く、昔に帰ったような”作品を考えているそうだ。
鳥山さんも言葉を濁しつつも、『Vなま』と同時並行で新作に関わっており“得意ジャンルのなにか”というヒントが飛び出した。『KNACK ふたりの英雄と古代兵団』の発売を間近に控えた渡辺さんも年内は『KNACK』に力を注ぎつつ、新プロジェクトに関わっていると明言。
「ヒントを言ったらわかっちゃうので」と内容については明かさなかったものの、今後ちゃんとした場所で公開してくれるとのこと。今後のJスタの配信で聞ける可能性も?
さらにユーザーさんからは「3人が美少女ゲームを作るとしたらどんなものを作りたいですか?」という質問が。みなさん困りながらも、“よりリアリティのある女の子を表現したい”という方向では一致していたようです。
KONAMI在籍時代にはPS版『ときめきメモリアル』の制作にも関わっていたという外山さんは、“臭いヒロイン”を作ってみたいとのこと。TGS会場で見た匂いを感じられるVRデバイスに感銘を受けたという渡辺さんも「外山さんに先に言われた!」と言い、ご本人も興味深い題材だったようだ。鳥山さんは……ヤンデレヒロイン? SIEの美少女ゲームが実現したらおもしろいことになりそうです。
来年も実施されるかどうかはみなさんの“拡散力”しだい
3時間に渡ってクリエイターさんたちと濃密な時間を過ごせたこのイベント。終演の挨拶でMCの3名は「ユーザーさんと触れ合いたくてスタートしたJスタで、こうしたイベントが開催できて本当にうれしい」と口をそろえて語っていました。
そして来年のTGSでもこうしたイベントが実施できるかどうかは、みなさんの声しだい。『Jスタのイベントが楽しかった!』『羨ましいくらいいいイベントだった』『自分も参加してみたい!』の声が大きければ多いほど、第2回実現の可能性が高まります。
私もぜひ、第2回を取材したいので、声を大にしていいます。「Jスタリアルは最高におもしろいイベントでした!」