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2017年9月29日(金)

『World of Warships』メカデザイナー・小林誠氏を起用した思惑を柳沼恒史氏&畑井翔氏に聞く【TGS2017】

文:田中尚道

 “東京ゲームショウ2017”の初日、Wargaming.netブースのプレゼンテーションで衝撃的なニュースとして発表されたメカデザイナー・小林誠氏デザインによる紀伊型の実装。本艦や、今後のゲームの展開について『World of Warships(WoWS)』パブリッシングプロデューサー柳沼恒史氏とプロダクトスペシャリスト畑井翔氏に話を聞きました。

『World of Warships』
▲柳沼恒史氏(左)と畑井翔氏(右)。

――小林誠氏による紀伊の実装は大きなニュースでしたね。

柳沼氏:我々としては小林先生が『宇宙戦艦ヤマト』に関わっていらっしゃることが大きな要因でした。

――李白の詩からロゴもお作りになられてますが、ロゴがあるからにはシリーズ化を期待してしまうのですが。

柳沼氏:そうとっていただいて問題ありません。今後予定されている日本艦艇、あるいはすでにある艦艇かもしれませんし、日本以外の艦艇かもしれませんが、予定されています。まだ詳細が決まっていないのでどれとは言えないのですが。

『World of Warships』

――それは迷彩が変わるというものなのでしょうか?

柳沼氏:しばらくはそうですね。小林先生はモデルを作るのもお得意なので、私の希望としては実際にモデルを作っていただくことも考えております。

――紀伊型だったことに意味はあるのでしょうか?

柳沼氏:計画のみの艦ではありますが、実際にスペックを入手していたこと、Tierとして適していたことですね。Tier Xだとバランスの問題といいますか、購入していきなりボコボコにされてもおもしろくないだろうと。そう考えると最高でもTier VIIIくらいかなと思ってまして、紀伊型というのが丁度いい艦でした。

――スペック的にはいかがですか?

柳沼氏:私がプレイした感想ですが、実は艦尾に魚雷発射管があります。ティルピッツと同等とお考えいただいてよいのですが、さらには対空が強いですね。ゲーム内での立ち回りですが、見えてる敵との距離が大体10kmから18kmくらいが適当です。もちろん横を向かないとか防殻を抜かれないという前提ですが、味方艦に随行して対空を活かしてあげると活躍できます。味方艦がやられて孤立した時に魚雷が真価を発揮する訳です。

『World of Warships』

――小林誠迷彩にすることで元の艦とのスペック的な差は出るのでしょうか?

畑井氏:まず小林誠迷彩にすることでモデルが変わります。ステージでも柳沼がお話しましたが、テレスコープが大型化したりといった変化ですね。艦と迷彩は別なので、紀伊を購入しただけだと通常の紀伊のモデルになります。スペックですが、将来的にはモデルの変更による影響と言ったことも考えたいのですが、大きく性能を変えることは難しく、迷彩なしのものと同じになっています。

『World of Warships』

――ステージでは武蔵のお話もありましたが。

柳沼氏:“たけぞう”ですね(笑)。

――スペックは大和と異なるとのお話でしたが。

柳沼氏:最終的には大和に準じる形になると記憶してますが、差別化を図らないとそもそもゲームに登場させる意味がないと思っていまして。史実に基づきますと改修された状態での実装になりますので、大和との性能の差はそこら辺からお分かりいただけるのではないかと。

――“たけぞう”さんはハイエンドコンテンツですが、ほかの艦艇の実装はいかがでしょう?

畑井氏:パンアジアツリーの充実を図っているところです。はい。

柳沼氏:パンアジアは深度魚雷という新しいメカニズムを導入しています。駆逐艦を通り抜けて巡洋艦以上の大きさの艦に命中する魚雷ですね。近くまで来ないと雷跡が見えず速度も速いというものは考えています。

 このほかにコアユーザー向けですが、マイナーチェンジとしては煙幕の挙動を変えようかと思っています。現在煙幕を張ると強制発見距離まで近づかないと見えない、あるいはレーダーで発見するしかないんですが、これが一部の艦に非常に有利に働く。その点をユーザーからの指摘もありまして変える方向でバランスを調整しています。こちらもアナウンスできるタイミングでご紹介させていただきます。

――『WoWS』はコンソールなどでの展開はあるのでしょうか?

柳沼氏:ユーザーの希望をしっかり聞いてからですかね? 『WoT』の『Console』もいい感じで走っているのでその辺のデータを参考にというところはあります。ただ『WoWS』のプロデューサーとしてはコンソール版が出て来たらライバルになると思っています。もちろん一緒に育っていけるものだとは思いますが。

畑井氏:海外ではモバイル版のテストを行っていますが、今後の展開は分かっていない状態ですね。ロシアにある開発チームはいろいろやってみたいという希望をだしていますが、まずはPC版をしっかりやろうと。e-Sportsなどまだまだやることがたくさんありますから。

(C) Wargaming.net

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