ワガママ三兄弟に翻弄されちゃう!? ドラマCD『俺様レジデンス』収録後キャストインタビュー
大金持ちのワガママ三兄弟と、一つ屋根の下で巻き起こるドキドキラブコメディを描いたキャラクターCD『俺様レジデンス ―西園寺三兄弟―』が、オトメイトレコードから2017年9月27日より4カ月連続でリリース。第1弾となるドラマCDの発売を記念し、三兄弟を演じるキャストの収録後インタビューが公開されました。
とある理由によって、豪邸“西園寺家”の家政婦となったあなた。しかし、そこに住んでいたのは、俺様でワガママな世間知らずの三兄弟! 彼らの口から飛び出るワガママは、どれもとんでもない物ばかりで……!? ドSで王様な長男・藤(ふじ)役に武内駿輔さん、二重人格で性悪な次男・藍(らん)役に八代拓さん、生意気で小悪魔な三男・玄(げん)役に斉藤壮馬さんといった、今をときめく豪華声優陣が出演しています。
発売されたばかりのドラマCDでは、キャスト3名が総出演。西園寺家で働くことになったあなたを、兄弟3人が奪い合う贅沢なハーレムシチュエーションをお届け。その後、3カ月連続で発売されるキャラクターCDは兄弟1人ずつにスポットをあて、個別の甘いラブストーリーが楽しめる仕様となっています。
【第1弾】『ドラマCD 俺様レジデンス ―西園寺三兄弟―』概要
■キャスト:西園寺 藤(声優:武内駿輔)、西園寺 藍(声優:八代 拓)、西園寺 玄(声優:斉藤壮馬)
■価格:2,700円+税
■発売日:2017年9月27日
■発売元:ティームエンタテインメント
■あらすじ
――平凡な日々を過ごしていたアナタは、とある理由によって、豪邸『西園寺家』の家政婦として働くことが決まる。
『住み込み&高額報酬』というおいしすぎる条件だが、出勤初日、西園寺家に足を踏み込んだアナタは、すぐにこのオイシイ仕事の罠に気づく。
そこで暮らしていたのは、世間知らずで超俺様なワガママ三兄弟だったのだ――
世界の頂点は自分だと言い張る王様でドSな長男・藤(ふじ)
表と裏の顔を器用に使い分ける二重人格の性悪次男・藍(らん)
兄弟一計算高く、口達者で生意気な小悪魔三男・玄(げん)
「お前は、俺たちの命令に従うのが仕事だ」
「家政婦は消耗品」と言う三兄弟。
その口から飛び出すワガママは、アナタの想像を遥かに超えるものだった。
『西園寺家』というキケンなテリトリーの中、三兄弟とアナタの波乱の日々が始まる。
キャストインタビュー
▲西園寺 藤役・声優:武内駿輔さん |
▲西園寺 藍役・声優:八代 拓さん |
▲西園寺 玄役・声優:斉藤壮馬さん |
――収録を終えてのご感想をお願いいたします。
武内駿輔さん(以下、武内):兄弟間のやり取りがすごく楽しかったです。この濃い兄弟三人が主人公を囲んでいる姿を、リアルに想像しながら収録できたのでとてもおもしろかったですね。作品としても、どう完成するのかが楽しみです。
八代 拓さん(以下、八代):最初資料を頂いたときに“それぞれ性格の悪い三人”ということだったので、どんな感じなんだろうとわくわくして見ていたら、本当に三者三様のひねくれ方をしていて(笑)。そのなかでも藍くんの“嫌われたくない”“外面を良くする”という性格は、一番親近感の湧くひねくれ方なのではないかと思いました。藍くんの場合は、かなりのレベルだと思いますが……。そういったキャラクターを演じられるというのは、純粋に楽しみでしたし、実際に演じてみてもすごく楽しかったですね。
斉藤壮馬さん(以下、斉藤):すごく楽しく収録させていただきました。僕は妹が二人居るのですが、ずっと男兄弟が欲しかったんです。なので、憎まれ口を叩きつつも心のどこかで信頼しあっているような、男兄弟ならではの距離感ってこんな感じなのかなと想像しながら、今回演じさせていただけたので、とてもおもしろかったですね。
――最初に、台本をお読みになった際、作品についてどう感じられましたか?
武内:この三人のなかに入っていく楽しさをどういう風に作ろうかなと、台本を読んだ時に率直に感じました。なので、“兄弟たちに入り込める隙”というものを考え、お芝居しようと思いました。ストーリーは、三兄弟のやり取りが楽しくもあり、主人公とキャラクターのドキドキなシーンもあり、すごく良いバランスだなと思いました。
八代:最後まで読み終わってみると、キャラクター三人にすごく人間味を感じました。そういう意味では、初めは「大丈夫かな?」とハラハラしながら読んでいたんです(笑)。藤くんは「俺は完璧だ」と言って、実験だ涙だ、と危険な雰囲気でしたし、藍くんは藍くんで良い顔しかしていなかったり……。あまり、彼らに人間味を感じなくて。
けれど、後半の兄弟三人のシーンだったり、共通の好きな人が出来た時の発言だったりを見ると、変わった環境で育っただけで、この三人にもちゃんと人間としての暖かみがあるんだなと感じました。読み終わってみると純粋に、良い作品だなと思いましたね。
藤くんは長男で我が強くて毅然としているけど少し抜けているところがあって、玄は素直になれないところがあったりして……そんななか、藍くんは真ん中ということもあり、一番調和が取れた位置にいるんじゃないかなと感じました。だからこそ、あのようなのらりくらりと生きる性格になっていったと思うのですが。そういった意味でも、バランスの取れた三兄弟だなと感じました。
斉藤:役者としては、クセのある役を演じさせていただくことは、とても嬉しくもあり、楽しくもあるんです。普段の性格ではない部分というのは、自分が日々インプットしたものを、ここぞとばかりに使えるので。なので、三人の個性や兄弟同士のワイワイとした掛け合いが、生の芝居によって、さらに活かすことができそうな台本だと感じました。
――本日演じられたキャラクターの魅力についてお聞かせください。
武内:すごく嫌味のない人だと思います。最近、ラブコメにハマっていてよく読んだりするのですが、“俺様”って難しいなと感じていて。俺様って、自分の言うことを聞いて欲しいイメージなんですよね(笑)。そんなだから、藤自身もヒロインに「馬鹿」と言われてしまったりするんですけど。でもなんだかんだ弟のことをかわいがっていたりして。結局、素直で良い奴なんだなと感じました。ふとした瞬間に弟二人に出し抜かれてしまいそうな場面もあって(笑)。そういう意味でも、嫌味がなくて、隙がある人だと思います。
八代:あえて言うと、まだ出てないと思います。これまで藍は他人に深入りしないし、深入りさせないようにしていたと思うのですが……。この先に描かれるヒロインとの1体1の物語で、自分の中にヒロインが深入りしてきたときこそ、初めて彼の魅力が見られるんじゃないかと思います。藍は世渡りも上手いですし、表面上は器用だと思うんです。ただ、誰かと感情でぶつかり合ったときこそ、藍の不器用な一面というものが初めて見られるし、そこが彼の魅力でもあるんじゃないかなって、思っていますね。
斉藤:玄くんは三兄弟の末っ子ということで……まず、長男(藤)が超勉強できるしかっこいい。次男(藍)も超人当たりよくてかっこいい。玄くんも勿論かっこいいのですが、二人があまりにも高みに居すぎて劣等感を抱いている。その気持ちは、シンパシーを感じましたね。
そういうときって、優しくされたり気を遣われたりすると逆に傷ついてしまったりすると思うのですが、彼は同時に優しくもされたいという心を持っていて。そんな等身大の複雑な感情を持っていつつ、それを出来るだけ見せたくないという、ちょっと突っ張っているいじらしさ。すごくかわいいなと思いましたね。小悪魔といいつつも、自分に余裕がなくなるとちょっと泣きが入ってしまうところとか、本当にかわいいです(笑)
――もしも自分が女性だったら、兄弟3人のうち、どのキャラクターを選びますか?
武内:藤くんですね! 真っ直ぐなので。
八代:藤くんですかね……。多分僕の性格上、藤くんの言いなりになれる気がするので(笑)。
斉藤:藤くんかな。確かにかっこいいけど、言動には気をつけようねって軌道修正しつづけたら、すごく扱いやすい人なんじゃないかなって。
――聴きどころやメッセージをお願いいたします。
武内:『俺様レジデンス』は、ここからはじまるということで。作品の入口として、とても聞きやすく、おもしろい内容になっていると思います。個性の強い兄弟たちの、和気藹々しつつバチバチしあうというやり取りのなかに、どう入っていったらいいのかなと、想像して楽しんでいただけたら嬉しいです。『俺様レジデンス』の扉をぜひ叩いていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
八代:この三兄弟の家庭やキャラクターの設定は、現実離れしているように聞こえるかもしれませんが、キャラクター一人一人の背景を見ていくと、とてつもなくリアリティがあるんですよね。(三兄弟の)誰にでも感情移入が出来るし、そういうキャラクターたちが、兄弟同士での揉め事だったり、兄弟愛だったりを見せるのは一番の魅力だと思います。
当然、これから発売する一人一人にスポットを当てたCDも魅力的なものになると思うので、本当にいろいろな楽しみ方ができる作品だと思います。僕自身も一人一人の物語がどう描かれるのかとても楽しみにしているので、みなさんも楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
斉藤:キャスト的にも年の近い人々が集まったので、家族感・兄弟感が音声にのせられたのではないかと思っています。『俺様レジデンス』は、このドラマCDからはじまるということで、ある意味名刺代わりにもなる最初のCDだと思います。まだ推しを決めるのは早いかもしれません。だって、まさかこのあとに続くソロシリーズで、玄のあんな姿を見られるなんて誰も……!(笑)。
僕たちもこの兄弟に初めて出会ったわけですし、ここからまた収録を重ねていくことによって、もっともっと兄弟の距離感みたいなものが作られていくんじゃないかなと思うので、まずはこちらを聴いていただいて、この俺様な三兄弟を楽しんでいただきたいです。『俺様レジデンス』、みなさまと末永く一緒に歩んでいけるように我々も頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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