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2017-10-01 15:15

鈴村健一さん、遊佐浩二さんら豪華キャストとお祝い! 堀内賢雄さん還暦記念イベント

文:あみこ

 7月30日、チームスマイル・豊洲PITにて“堀内賢雄 60th Anniversary ~生まれ直しやりなおし~”が開催されました! この日は堀内賢雄さんの60回目の誕生日。還暦を迎えた堀内さんのお祝いをすべく、多くのファンが会場にかけつけました! ゲストは木村良平さん、鈴村健一さん、東地宏樹さん、浪川大輔さん、森川智之さん、遊佐浩二さんが出演。堀内さんとともに朗読や、コントなどを披露したスペシャルなステージの模様をお届けします。

『堀内賢雄 60th Anniversary ~生まれ直しやりなおし~』
『堀内賢雄 60th Anniversary ~生まれ直しやりなおし~』

 まずは、キラキラと輝くチェーン状の装飾が美しい舞台に、全身真っ赤なコーディネートで堀内さんが登場! バックバンドの華やかな演奏にあわせて「たまゆらの夢」を歌唱。歌の最中から、上手にも下手にもおじぎをしたり手をふったりと、丁寧にあいさつをしていた堀内さん。

 オープニングアクト後のMCでは、とても晴れやかな表情で会場のみなさんにあいさつをしていたのが印象的でした。音楽によってイベントに華を添えるバックバンドの面々が紹介されたあとは、いよいよおめでたいイベントが始まります!

涙あり、笑いもあり!? 堀内賢雄さんの半生を豪華声優陣が朗読

 暗転後、会場全体が耳をじっとかたむけていると聞こえてきたのは、ノスタルジックで美しい旋律。どこか厳かな雰囲気にステージが包まれます。ここからは、堀内さんのこれまでの人生で歩んできた“夏”のなかで印象的なシーンを切り取った朗読劇がスタート。

東地宏樹さんによる堀内少年と“蛍”とのひと夏

 ステージ上に現れたのは、東地宏樹さん。蝉しぐれが聞こえてくるなか、東地さんが朗読するのは、堀内少年と“蛍”とのひと夏の思い出です。夏の終わり、仲間と計画して、親に内緒で5キロもはなれた友人の家を目指して夜道を歩いた小さな冒険が、少年時代を懐かしむような口調で語られます。

 川のほとりでたくさんの蛍に出会ったシーンは、音楽もあいまって幻想的な風景が見えてくるようでした。しかしその直後、その蛍をセロハンテープでおでこにくっつけて“明かり”にして帰宅したというあまりに斬新なエピソードに、切ない夏の雰囲気から一転、思わず笑いがこみ上げてきてしまいました!

鈴村健一さんによる衝撃の初恋エピソード

 次に、鈴村健一さんが登場。鈴村さんが朗読するのは、堀内さんの“初恋”。一途な恋心と告白、幸せなデートから恋の終わりまで、甘酸っぱさとユーモアたっぷりに語る鈴村さん。なかでも会場がもっともわいたのは、好きな女子の縦笛を魔が差してくわえてしまった、という衝撃のシーンです(笑)。鈴村さんがポケットから縦笛を取り出して吹きはじめるタイミングが絶妙で、まさに爆笑必至といった一幕でした。

遊佐浩二さんは中高生時代を熱演

 “野球”に青春をかけた堀内さんの中高生時代を担当したのは、遊佐浩二さん。同窓会で懐かしい仲間に会った堀内さんが、青く、未熟だったあの頃の自分に想いを馳せるところから始まります。野球が得意で、特待生として高校に入学した誇らしさからは一転、肩を壊したことで夢をあきらめたというお話に、笑いに包まれていた会場の空気は一変。

 甘えること、逃げることに慣れてしまっていた自分を振り返ってなじるような場面は、遊佐さんがひとつひとつ、言葉をかみしめるように朗読していました。

堀内さんの夏を表現した木村良平さん

 「夏は大好きだ!」という木村良平さんの明るい声から始まった朗読のテーマは“夏が好きな理由”。かの有名な“枕草子”のようなリズムで、かき氷や桃、蝉のぬけがらやビアガーデンなど、明るい音楽に合わせて、夏の好きなものについて語られていきます。

 桃をかじるアクションをするなど、大きく体を動かしながら表現する木村さんにつられて、会場は笑顔に。幸せなことばかりではなく、辛く苦しい夏もいろいろあったけれど、やっぱり夏が大好きなんだという締めくくりには、堀内さんのポジティブな人柄がにじみ出ているような気がしました。

浪川大輔さんは役者になった堀内さんの心境を朗読

 浪川大輔さんによる朗読は、堀内さんが役者になったばかりの頃の“初仕事”について。ディスコのDJや、カラオケスナックの司会など夜の街での仕事の話では、堀内さんらしいエピソードが飛び出し思わず笑ってしまう場面も。

 堀内さんが師匠と仰ぐ、たてかべ和也さんとの出会いや業界関係者との草野球を通して“こだわる”ことの大切さ、おもしろさを学んだ堀内さん。役者として成長した、イイ話で終わるのかとおもいきや、やはり最後にはオチが待っていました(笑)。

森川智之さんによる事務所設立おもしろエピソード

 続いて“事務所設立”について朗読したのは、森川智之さん。“ケンユウオフィス”を設立した当時のことや、事務所命名の経緯などについて、堂々とした口調で語られます。なかでもひときわおもしろかったエピソードが、トイレのなかにある水槽で飼っているカメのお話。

 熱帯魚と一緒に飼っていたら、カメに熱帯魚を食べられてしまったことが判明するシーンでは、会場からどっと笑いが。ユーモアを交えながらも、水槽のなかにあった“弱肉強食”の世界と、現実の厳しさを重ね合わせた朗読からは、それに負けないように、まだまだ高みに向かおうという堀内さんの前向きな姿勢を感じられ、胸を打たれたのでした。

トリは堀内さんによる“生まれ直しやりなおし”

 朗読劇のトリを飾るのは、もちろん堀内さんご自身。イベントのサブタイトルにもある“生まれ直しやりなおし”というテーマで、ラストを締めくくります。“還暦”とは干支が誕生した年のものに戻るという意味です。おじいちゃんではなく赤ちゃんとして、人生をもう1度始めるのだというエネルギッシュでパワフルな語りに、会場からは拍手喝采。「軽やかにステップ踏んで生きていこうぜ」は、とても堀内さんらしい素敵なフレーズでした。

豪華ゲストがケーキに! みんなで堀内さんをお祝い♪

 堀内さんの朗読が終わるやいなや、なにやら舞台袖から、いちご柄のエプロンや、花冠をつけた男性たちがぞろぞろ。な、なんと、そのかわいらしい男性たちの正体は、先ほどまでマイク前に立ってカッコよく朗読していたゲスト出演者のみなさんでした! 全員が舞台上にそろうと、流れてくるバースデーソング。会場全員で歌い、堀内さんの60回目の誕生日をお祝いします!

 「私たちは今、ケーキになっています」と森川さんがなぜこんな格好をしているのかを説明。さらにはカラフルな手袋をした手を出して「私たちの指1本ずつがろうそくになっています!」と炎の形をあしらった指先を披露すると、会場のみなさんからは笑いと同時に大きな拍手が巻き起こりました。

 東地さんから順番に、ケーキにろうそくを立てるように、会場のカウントにあわせて指を1本ずつ立てていきます。みなさん、薬指を立てるのがなかなかにキツいようで、そのたびに会場から笑いが。時間をかけて60本すべて立て終えると、今度は堀内さんがふーっとすべてを吹き消してセレモニーは終了。堀内さんにはサプライズで座席に用意されていた色紙で、会場のみなさんが“祝60”の文字を浮かび上がらせると、全員での記念撮影タイムが始まります。きらきらした堀内さんの笑顔がまぶしいひとときでした!

『堀内賢雄 60th Anniversary ~生まれ直しやりなおし~』

木村良平さんのお誕生日もお祝い!

 続いては、お楽しみプレゼント抽選会のコーナー! 各キャストが抽選箱から座席の書かれた紙を引き、当たった方には花冠とキャストが先ほどまではめていた手袋がサイン入りでプレゼントされました。

 第1部の最後には、この日誕生日を迎えたもう1人、木村良平さんを全員でお祝い。堀内さんから木村さんには、誕生日プレゼントとしてハーモニカが送られました♪

もし堀内さんと同居するなら? 抱腹絶倒のコントに大爆笑!

 休憩後、第2部が始まるといよいよゲスト出演者と堀内さんによるコントコーナー! ゲスト出演者が事前に答えた“あなたは堀内さんと同居することになりました。あなたと堀内さんの関係は?”というアンケートを元に、コント台本を作成。その台本にそってみんなでコントをしていこうというコーナーです!

 トップバッターは東地さん。堀内さんが“祖母”、東地さんが“孫”という設定で、おばあちゃんと“鳴き声当て”ゲームに興じるという内容なのですが、おばあちゃんの友達鈴子(鈴村さん)とその恋人(遊佐さん)のキャラクターが立ちすぎていて、本筋の内容が頭に入ってきません!(笑)

 おばあちゃん役の堀内さんも、鳴き声クイズをしているのにも関わらず、全部自ら答えをバラしていくというスタイルに、東地さんをはじめとするほかのキャストも思わず吹き出してしまう場面も。

 堀内さんが“猫”で“飼い主”が僕、と答えたのは木村さん。こちらのコントではなんと“賢ニャン”と森川さんの飼い猫“ダイスケ”(浪川さん)が、飼い主に言われるがまま芸を披露します。子犬の鳴きまねやマグロのまねなど、いろいろとムチャぶりされる“飼い猫”たち。最終的には、なんとアツいダンスバトルまで繰り広げたのでした……!

 鈴村さんは、マジメに考えて堀内さんと“兄弟”になりたいと回答したそう。コント内容は、好きな女の子(遊佐さん)にどうやって告白するか、弟が兄に教授してもらうというものでしたが、兄である堀内さんが弟の好きな女の子を間違えて、その友達の智子(森川さん)を口説き始めて……(笑)。兄弟コントというには少し斜め上な展開になりましたが、堀内さんのカッコイイ声をたくさん聴くことができましたよ♪

 「同居はイヤです!」と答えたのは浪川さん(笑)。というわけで、堀内さんは“隣の住人”という役でコントがスタート。隣に引っ越してきた堀内さんが、浪川さんに引っ越しそばをふるまうという話なのですが、「それはそうめんを食べる音だ」とそばを食べる演技にダメ出しが入ったり、鈴村さんが先ほどの縦笛を持ち出すなど、カオスな展開に会場のみなさんは手を叩いて大笑い。

 「堀内さんは、家賃を払ってくれるおじさんがいい」と回答した遊佐さんは、次のコントで大家さんに家賃を取り立てられるという役に。滞納した家賃をめぐって、遊佐さんと堀内さんは、早口言葉で大家さんと対決します! 大家の娘役になった木村さんが、金髪のウィッグを付けて早口言葉を披露する姿には、会場からたくさん「かわいい!」という歓声が上がっていました! 

 ラストは森川さん。「僕が“攻め”でいいですか?」と意味深な答えに、会場からは黄色い声が! 「どうも、帝王です」という森川さんのひとことから始まったコントは、どことなく怪しげな雰囲気がただよいます(笑)。“攻めしりとり”なるゲームがはじまり“受け”である堀内さんをきゅんとさせるために、森川さんほか、木村さん、浪川さんら“攻め”側が奮闘。そこで生まれた数々の迷ゼリフには、会場のみなさんだけでなく、壇上のゲストたちも大爆笑でした!

 アドリブあり暴走ありで、堀内さんをはじめ、ゲスト陣それぞれの個性が炸裂したコントのあとは、朗読劇やコントの感想、さらには本公演のパンフレット制作裏話などについてのフリートークが行われました。

感謝の気持ちを込めて 感動の親子デュエット

 第2部も半ばに差しかかり、ここで堀内さんの息子さん、堀内雄斗さんが登場! 息子から父親へ、これまでの感謝の言葉が述べられると、照れ隠しのように「歌う前にそんなこと言っちゃだめだよ」と、うれしそうにはにかむ堀内さんの様子に会場全体がほっこり。

 いよいよデュエットがスタートすると、父親譲りのキレイな歌声を堂々と披露する雄斗さんを誇らしげに見つめる堀内さん。2人で、父子の仲のよさを表しているかのような、美しいハーモニーを会場全体に響かせました。

この日のために作られた“生まれ直しやりなおし”を会場全員で熱唱!

 イベントもそろそろ終わりに近づき、あらためてゲスト出演者全員から、堀内さんにお祝いのメッセージが送られます。和やかな雰囲気のなか、最後はこの日のために作曲された「生まれ直しやりなおし」という曲を全員で合唱。初見でもすぐに覚えられるメロディだったこともあいまって、会場のみなさんもノリノリで歌い、イベントのフィナーレを飾りました。

 曲の最後には“還暦”をイメージした赤と金のテープが発射! いつまでも深く頭を下げる堀内さんに盛大な拍手が送られ、イベントは大成功のうちに終幕しました。

 本公演はDVDで発売されることが決定! 詳細など気になる方はぜひ“堀内賢雄 60th Anniversary ~生まれ直しやりなおし~”特設サイトをチェックしてみてください♪

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