2017年10月11日(水)
『ゴッドイーター3』ではフェンリル本部が崩壊!? 『コードヴェイン』新キャラも発表されたステージをレポ!
徳島県徳島市で9月23日~10月9日に開催された“マチ★アソビ vol.19”。ここでは10月9日に眉山森林ステージで行われた“『GOD EATER』&『CODE VEIN』スペシャルステージ”の模様をお届けします。
マチ★アソビではその初期から『GOD EATER(ゴッドイーター)』シリーズの試遊やステージが開催されてきましたが、今回は新作である『CODE VEIN(コードヴェイン)』と合同での出展となっています。
このステージにはゲストとして、『GOD EATER』シリーズよりエリナ・デア=フォーゲルヴァイデ役の阿澄佳奈さん、『CODE VEIN』からは五十嵐裕美さんが登壇しました。ただし、五十嵐さんの役名はまだ未発表とのことですが……。
さらに開発スタッフとして、バンダイナムコエンターテインメントのIP総合プロデューサーである富澤祐介さん、『GE』シリーズ総合ディレクターならびに『CODE VEIN』ディレクターの吉村広さん、『CODE VEIN』プロデューサーの飯塚啓太さん、『GOD EATER 3』プロデューサーの富山勇也さんが登壇。総勢6名による豪華なステージとなりました。
▲写真左より富澤祐介さん、阿澄佳奈さん、富山勇也さん、吉村広さん、五十嵐裕美さん、飯塚啓太さん。 |
家庭用シリーズ最新作『GOD EATER 3』の注目ポイントは?
ステージはまず、『GOD EATER』シリーズの紹介から始まりました。最初に紹介されたのは、このステージの2日前に発表されたばかりの家庭用シリーズ最新作『GOD EATER 3』です。
『GOD EATER 3』1st Trailer
『GE3』プロデューサーの富山さんによると、『GOD EATER』の時間軸はシリーズを通してつながっているものの、『GE3』では『GOD EATER 2 RAGE BURST』からかなり時が経っているように見えるそうです。
そのため世界が大きく変わってしまっており、どうやらフェンリル本部も崩壊しているらしいとのこと。
これまでの『GE』では、主人公たちゴッドイーターはフェンリルの一員としてアラガミを狩っていたわけですが、それが『GE3』ではどうなっているのか、主人公はどういう立場なのかが気になるところだと、富澤さんも語っていました。
“1st Trailer”に登場する主人公は、ゴッドイーターの象徴である腕輪が両腕にあり、通常は枷(かせ)のようにつながっています。富山さんの解説では、これが今回のストーリーに大きく関わってくる部分だとのこと。
また“1st Traier”では、主人公が両手で二刀流の神機を操っている他、この二刀流の神機を1つに合体させる様子を見ることができます。富山さんによると“1st Traier”には銃形態でも新たな神機が映っているそうで、公開されている動画をぜひじっくり見てほしいと語っていました。
『GE3』に関してはまだ発表したばかりということで、詳細な情報はこれから順次、公開されていくそうです。
ちなみに阿澄佳奈さんから「『GE3』にエリナは登場するんですか?」という質問が飛び出したものの、富澤さんは「いったい何年後の設定のお話なんでしょうかねぇ」と言葉を濁して回答。すると阿澄さんは「おばあちゃんになって出てくるのかな」と切り返して、会場を沸かせていました。
スマホ向けターン制RPGの最新作『GE RESONANT OPS』の実機プレイを初披露!
続いては、こちらも発表されたばかりのiOS/Android用RPG『GOD EATER RESONANT OPS(ゴッドイーター レゾナントオプス)』が紹介されました。
『GOD EATER RESONANT OPS』プロモーション映像
『GOD EATER』はこれまでアクションゲームとしてシリーズを重ねてきましたが、本作はシリーズ初、ターン制バトルによるコマンド式のRPGとなります。PVでも描かれているとおり、本作は『GOD EATER 2 RAGE BURST』から4年後のフェンリル本部を舞台に、新たな物語が描かれます。
『GE』シリーズ総合ディレクターの吉村さんによると、キービジュアルの奥に描かれている巨大な建造物が、今回が初登場となるフェンリル本部とのこと。
フェンリル本部は人類最後の拠点だけあってかなり壮大なスケールとなっており、この本部の周囲には出城のような形で、極東支部クラスの拠点がいくつも配置されているのだそうです。
この巨大な施設の中で人々がどのように生活しているのかといった、『GE』の世界観でこれまで描かれてこなかった部分を見ることができるのも、本作の注目ポイントだと富澤さんは語っていました。
また、『GE』シリーズの人気キャラクターたちが続々と登場してくるのも本作の特徴となっており、なかでも阿澄さんの演じるエリナは部隊の隊長として登場します。
そこでステージでは、シリーズ1作目から『GE RESONANT OPS』までの、エリナの成長の歩みが紹介されました。
ちなみに、第1作でエリナが初登場した際は、“裕福そうな少女”となっており、まだ名前がありませんでした。
▲『GE2』では14歳になり、兄であるエリックの死を乗り越えて、新人ゴッドイーターとして成長していきます。富澤さんはこの時のエリナを「ツンデレ期が訪れたような感じ」と表現していました。 |
そして『GE RESONANT OPS』では、エリナは18歳に成長し、隊長として部下を率いる責任を負うことになります。
「みんなで生きて帰る。この部隊の鉄則よ!」というセリフを、ステージで生披露。阿澄さんは、その後エリナの成長具合をとても感慨深げに語りました。
さらに今回のステージでは、『GE RESONANT OPS』の実機プレイの様子が本邦初公開されました。
本作では主人公がさまざまなキャラクターと会話することでストーリーが進行していき、ウェーブ形式のターン制バトルを戦うことになります。
▲メイン画面に登場しているエリナは、イラストのように見えますが3Dモデルで表現されており、画面をタッチするとリアクションしてくれます。 |
▲ストーリー進行の会話時には、既存の人気キャラクターだけでなく、新キャラクターも続々と登場します。会話の際には選択肢も出現。 |
本作では、各キャラクターでチームを編成して出撃します。今回は主人公とエリナ、新キャラのアレクをメインキャラに編成し、リンドウたち2名がサポートキャラとして加わっています。
▲バトルはプレイヤーがコマンドを選択する以外に、オートでも可能です。 |
▲サポートキャラのスキルを使用すると、通常の攻撃に加えて、さまざま効果を得ることができます。 |
また“捕喰”のコマンドを選択すると、通常攻撃の後に捕喰を行って、バースト状態になることができます。こうした『ゴッドイーター』ならではの戦い方は、コマンド式のRPGとなった本作でもしっかりと再現されているようです。
▲バースト状態でアビリティを使うことで、強力な攻撃も実行可能です。 |
『GE RESONANT OPS』の配信時期はまだ未定とのことですが、すでにタイアップアーティストが決定しているほか、事前登録もスタートしています。発表から数日ですでに、事前登録者数が3万人を突破しているとのことで、みなさんもぜひ登録してくださいと、富澤さんは語っていました。
『CODE VEIN』で五十嵐裕美さんの演じる新キャラ・ニコラが発表
ここからは、『CODE VEIN』のコーナーにバトンタッチとなりました。
PS4/Xbox One/PC(Steam)用の完全新作として、2018年に発売が予定されている本作は、9月の東京ゲームショウに続いて、このマチ★アソビで西日本エリア初となる試遊体験プレイも行われていました。
『CODE VEIN』2nd Trailer
ここでプロデューサーの飯塚さんから改めて、本作の概要が紹介されました。
ドラマティック探索アクションRPGとなる本作は、高難易度のダンジョンを探索して、何度もリトライして挑戦していくという、いわゆる“死にゲー”のジャンルになっています。
このジャンルに魅力的なキャラクターと、彼らが織りなすドラマティックなストーリーが導入されている点が、本作の大きな特徴です。
本作もすでにタイアップアーティストが決定しており、本作は吸血鬼をモチーフにしているということで、VAMPSの楽曲がゲーム内で使用されることになっています。
この楽曲がどのような形で使用されるかについては、富澤さんが「マチ★アソビでこうやってご紹介しているということは……」と、『GOD EATER』シリーズ同様の展開が期待できるような発言をチラリとしていましたが!?
ところで最初にご紹介したように、今回のステージのゲストとして登壇している五十嵐裕美さんは、『CODE VEIN』に出演しているものの、その役名は未発表でした。このままでは何も話せない……ということで、ここで五十嵐さんの演じる新キャラクターが初公開されました。
五十嵐さんが演じているのはニコラ・カルンシュタインという男の子です。ニコラはすでに発表されている女性キャラクター、ミア・カルンシュタインの弟です。
ミアとニコラは、崩壊した“ヴェイン”と呼ばれる世界を2人だけで生き抜いてきたために、この姉弟の絆は非常に強いものとなっているそうです。プロデューサーの飯塚さんによると、ニコラはある事情を抱えており、本作のドラマの核心に強く関わっているキャラなのだとか。
五十嵐さんは、ニコラのビジュアルを見て最初は可愛らしく演じたところ、「もっと男の子らしく」という指示を受けたと説明。「見た目は天使みたいだけど、胸に秘めた思いはちゃんと男の子なんです」と、ニコラのことを語っていました。
さてここで、マチ★アソビの試遊コーナーでもプレイできたステージを、ディレクターの吉村さんがステージ上での生実機プレイでチャレンジすることになりました。
今回の試遊版ではボスがかなり強めの調整になっているとのことですが、会場で挙手してもらったところ、試遊でボスを倒したという人も何人かいるようで、吉村さんにはプレッシャーがかかります。
さらに富澤さんが「自分は取り回しの良い片手剣ではなく、大剣でボスを倒した」と吉村さんを煽ったことから、吉村さんも大剣で戦う羽目になってしまいました。
本作には、主人公と一緒に仲間のキャラクターが出撃してサポートしてくれる“バディシステム”が導入されているものの、いわゆる“死にゲー”とあって、開発者といえども油断はできません。
その結果、いつのまにか大剣から片手剣に戻して奮戦したものの、あっさりボスに倒されてしまうことに……。
泣きの1回で再戦を挑んだところ、ボスが最終段階の攻撃を繰り出すところまで追い込んだものの、あと一歩でやはり敗北してしまい、ステージの時間の関係でそのまま終了となってしまいました。
ちなみに実際のゲームでは、ストーリーを楽しみながら、段階を踏んで成長していくことで、ボスを倒せるように調整していくとのこと。また本作はRPGなので、主人公のレベルを上げてしっかり成長させていくことで、アクションが苦手な人でもクリアできるようになるそうです。
吉村さんは「たとえやられても、ここでこうすればよかったと、もう一回挑戦したくなるのが本作の特徴」だと語っていました。
残念ながら、ここでステージは終了の時間となりました。
阿澄佳奈さんは、『GOD EATER』のエリナ役としてイベントでトークを行ったのは、なんと2012年のTGS以来、5年ぶりとのこと。そのためこのステージはすごくうれしかったそうです。
また五十嵐さんは、個人的に『GE』を『2』までプレイしてるので、『3』も早くやってみたいと語っていました。また『CODE VEIN』に関しては、ニコラがどんな立ち位置のキャラなのか、発売を楽しみに待っていてくださいとのことでした。
富澤さんは、直前に発表したばかりの作品について観客の皆さんの前で話すのはこのステージが初めてなので、どんな反応が返ってくるのか、気になっていたそうです。
次のマチ★アソビにもこれらの作品やまた次の作品を持ってこれたらと思うので、引き続き応援してくださいと語って、ステージを締めくくりました。
※ゲーム画面は開発中のものです。
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