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2017年10月25日(水)

『ブレイブルー クロスタッグバトル』体験会レポート。注目キャラ“ルビー”と各種システムの感想は?

文:AO

 10月21日~22日に東京ビッグサイト TFTホールで開催された“闘神祭2017”にて、アークシステムワークスより2018年のPS4/Nintendo Switch/PC用2D格闘ゲーム『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE(ブレイブルー クロスタッグバトル)』の日本国内初となる体験会が実施されました。

『ブレイブルー クロスタッグバトル』

 この記事では、体験会のレポートをお届けします。開発スタッフさんのコメントを交えたプレイ動画もありますので、そちらもあわせてご覧ください。

※開発中のバージョンのため、製品版とは仕様が異なる場合があります。

『ブレイブルー クロスタッグバトル』とは?

 『BLAZBLUE(ブレイブルー)』シリーズ生誕10周年を記念した、アークシステムワークスの対戦格闘ゲーム。作品の枠を超えた人気キャラクターが競演して、夢のタッグバトルを楽しめる作品となっています。

 参戦タイトルは、『ブレイブルー』、『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』(以下、P4U)、『UNDER NIGHT IN-BIRTH(アンダーナイトインヴァース)』(以下、UNI)、『RWBY』の4作品。海外の人気3DCGアニメ『RWBY』の参戦により、日本のみならず海外のゲームファンからも注目を集めています。

『ブレイブルー クロスタッグバトル』

シンプルで爽快。アクションゲームに近い操作感

 話題の格闘ゲーム『ブレイブルー クロスタッグバトル』を早速プレイしてきました! 闘神祭の体験版で選べるキャラは、ラグナ、ジン、レイチェル、ハザマ、鳴上悠、花村陽介、ハイド、リンネ、ルビーの9人。まだ、ほんの一部とはいえ各作品のメインキャラが勢ぞろいで、オールスター感がハンパないです。

 プレイ動画を見た感じ、基本的な操作は『ブレイブルー』よりなのかな? と思っていましたが、実際にプレイしたら完全に別物! 参戦タイトルのどれにも当てはまらない対戦アクションという印象を受けました。

『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲キャラクター選択画面はこちら。ETCを選ぶとランダムでキャラクターが選ばれます。

 あえて“アクション”と表現したのは、自分が普段やっている“格闘ゲーム”とはプレイした感触が大きく異なるからです。特に感じたのは、とにかく操作が簡単なこと。攻撃ボタンは□(弱攻撃)、△(強攻撃)、○(クラッシュ攻撃)の3種類でした。

 また、□や△ボタンを連打すると“スマートコンボ”と呼ばれる連続技が出る仕組みとなっています。どのコンボも短く簡潔にまとまっていますが、1発あたりのダメージが高く、爽快なアクションゲームのような感覚で遊べました!

『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲スマートコンボだけでも大ダメージ! もちろんスマートコンボの途中で必殺技にキャンセルするなどもできます。

 ○ボタンのクラッシュアサルトは、しゃがみガードでは防げない中段攻撃です。これがヒットすると、パートナーとの同時攻撃を繰り出して大ダメージを与えられます。

 ガードされても反撃を受けにくいので、お手軽なガード崩し手段として役立ちそうですね。その他、×ボタンにはパートナーと交代、R1ボタンにはパートナースキル発動が割り当てられています。

『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲クラッシュ攻撃をヒットさせると、ド派手な演出とともにパートナーと同時攻撃! 最後の一撃でタイミングよく攻撃ボタンを押すことで、ダメージがアップするとのこと。

 攻撃ボタンが3つしないということで、参戦作品キャラクターの攻撃モーションも原作から少し変化しています。例えば『ブレイブルー』のジンであれば、□が原作の立ちB、△が原作の立ちC、○が原作のクラッシュトリガー、しゃがみ□が原作のしゃがみBとなっていました。

 「原作のA攻撃はないのかな?」と思いましたが、【←+□】で出ました。どうやら原作のA系統の攻撃は【方向キー+□】で出る傾向にあるようです。

 また、ジャンプ□、ジャンプ△もそれぞれ原作のB攻撃、C攻撃に相当するものを繰り出せましたが、ジャンプ○は少し特殊で、一部のキャラは原作の必殺技を使用できました。

『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲ジンの場合、ジャンプ△で原作のジャンプ中【↓+C】が出て、原作のジャンプCはスマートコンボに組み込まれていました。他キャラクターも同様に、一部の通常技がスマートコンボ専用モーションになったようです。
『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲鳴上悠は【←+□】で原作の立ちA、【しゃがみ+□】でしゃがみAを確認できました。ただ、ジンにはしゃがみAがなく、いわゆる特殊技に該当するものはキャラによって異なるみたいです。
『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲ジンのジャンプ○は原作のジャンプD、悠のジャンプ○は原作の“獅子奮迅”のモーションでした。技表にないと思いきや、こんなところに組み込まれていたとは!

 ちなみにほとんどの必殺技は、スキルゲージを1本消費して強化版のEX必殺技を繰り出せます。『P4U』、『UNI』の両シリーズをプレイしていた人にはおなじみのシステムですが、『ブレイブルー』では共通システムでなかったので新鮮に感じると思いますよ!

『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲レイチェルのEX版“ゲオルグ13世”は、蛙のゲオルグを複数呼び出します。最初に見た時は、ちょっとビックリしました(笑)。

基本システム インスト(体験会用)

『ブレイブルー クロスタッグバトル』

パートナーを駆使した戦略が奥深い!

 ここまでの感想を聞いて「アクションゲームに寄りすぎて、単調になるんじゃないの?」と思った人もいるかもしれません。しかし、そこは格闘ゲームを長年制作してきたアークシステムワークスさん。しっかりと対戦ツールとしても奥深さもゲームに落とし込んでいます!

 そのカギになるのが、パートナーと協力する“クロスシステム”。これを使いこなすことによって戦略は無限に広がり、白熱した駆け引きが繰り広げられます。まずは、基本となるクロスシステムをザックリと見てみましょう。

主なクロスシステム

パートナースキル(R1)
 控えのパートナーが出現して攻撃を繰り出す。【R1】、【←+R1】、【→+R1】でそれぞれ別モーションの攻撃を繰り出し、キャンセルで発動するとクロスゲージを消費。

クロスバースト(攻撃を受けている最中にR1+×)
 パートナーが攻撃を繰り出しながら登場して、操作キャラと交代する。クロスゲージを100%消費。

ディストーションスキル・デュオ(ディストーションスキル発動中にR1)
 スキルゲージを1本消費し、パートナーが続けてディストーションスキルを繰り出す。

クロスコンボ(パートナースキル中にR1+×)
 出現中のパートナーが、操作キャラの攻撃に応じてパートナースキルを使用。発動中はクロスゲージが徐々に減少し、ゲージがなくなると終了する。

レゾナンスブレイズ(パートナーが倒された状態でR1)
 操作キャラが超強化状態になる。1試合に1回のみ使用可能。

『ブレイブルー クロスタッグバトル』

 ここで、画面下のゲージに注目してください。水色バーがクロスゲージ、外側のひし形のゲージがスキルゲージ(数字はゲージ本数)です。また、内側のひし形のゲージはレゾナンスレベルを表していて、パートナーを呼び出すとたまり、レベルに応じてレゾナンスブレイズの性能がアップします。

 このように、パートナーを使用したシステムが盛りだくさん。さすがに初プレイですべてを試すのは難しかったですが、パートナースキルにはかなりの重要性を感じました。

 主な使い方は“スマートコンボを当てる→パートナースキルで拾う→さらにスマートコンボで追撃”のようにコンボを伸ばしたり、攻撃をガードされた時のフォローに使ったりする感じでしょうか。攻防の幅がグッと広がるので、パートナースキルは積極的に使っていきたいですね!

『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲パ―トナースキルはコンボのつなぎに最適! もちろん立ち回りでも使えますが、2人まとめて攻撃を受けてしまうこともあるので注意しましょう。

 “クロスコンボ”は、押したボタンに応じてパートナーが自動的に攻撃を繰り出すというもの。パートナーがどんな攻撃をするのか把握する必要があるので、使いこなすのは難しいですが、やり込みがいがあるシステムです。

 とりあえずは、操作キャラとパートナーで挟み撃ちを狙うのが強そうに見えましたね。パートナーの動きをしっかりと研究すればコンボもさらに発展しそう。

『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲“クロスコンボ”は、『P4U』シリーズのペルソナを組み合わせた連携に近い感覚。うまく挟み撃ちができた時は、悠&イザナギの連携が思い浮かびました。

 “レゾナンスコンボ”は、いわゆる逆転用のパワーアップシステム。発動中は“スキルゲージの自動増加”、“必殺技をディストーションスキルでキャンセル可能”、“攻撃をガードされた時の削りダメージが大幅増加”などの効果が付与されます。

 使用中はタイムカウントがストップするので、最後の1秒になっても逆転のチャンスはありますよ!

『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲本作は超必殺技のダメージが非常に大きいので、相手を1人にしたからといって油断できません! なお、ガードを固めてもガンガン体力を削られますが、削りKOはありませんでした。

 プレイした感想をまとめると、アクション部分はとにかくシンプル、各種ゲージの管理やクロスシステムの使い方で腕の差を出すといった印象を受けました。

 初心者によくある「コンボができない!」「ガードが崩せない!」などの問題は、操作の簡略化とダメージ量の増加により解決したといってもいいでしょう。

 また、本作の移動は歩きモーションがなく、すべてダッシュになっています。ダッシュ入力ができなくてつまずくという心配もないのでご安心を! 参戦作品の原作ファンはもちろん、アクションゲーム好きの方も楽しんでプレイできると思いますよ。

クロスシステム インスト(体験会用)

『ブレイブルー クロスタッグバトル』

ルビー・ローズは攻撃範囲に優れたスタンダードキャラ!

 やはり、本作でもっとも注目のキャラクターといえば、海外3DCGアニメ『RWBY(ルビー)』から参戦するルビー・ローズでしょう!

 海外アニメなので知らない方も多い方と思いますが、公式サイトで日本語吹き替え版の配信サイトが紹介されているので、気になる方はゲーム発売までにチェックしておきましょう。

『ブレイブルー クロスタッグバトル』

 ルビーの性能は、ひとことで言うと“ザ・スタンダート”。リーチと攻撃範囲に優れた各種△攻撃が使いやすく、飛び道具もあるので、とにかく立ち回りやすい印象を受けました。

 特に強いのが、ジャンプ□。自身の後ろにも攻撃判定があり、空中でブンブン振り回しているだけでもそれなりに戦えました!

 必殺技で注目したいのは、相手をすり抜ける移動技の“ガンブラスト(↓/←+□or△:空中可)”。この技をパートナースキルやクロスコンボと同時に繰り出すことで、容易に相手を挟み込めるのが便利ですね。

 スタンダートキャラならラグナ、ジン、鳴上悠なども同じですが、ルビーは“タッグバトル”におけるスタンダートキャラという感じで、パートナーとの連携がしやすいキャラという印象を受けました。

『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲移動が速い、飛び道具あり、通常攻撃が優秀、パートナーと連携を組みやすい、かわいい、BGMがカッコイイ。なんだこれは……、使うしかないじゃないか!

通常技/必殺技 解説

立ち□
『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲発生の早い小技。
立ち△
『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲鎌を使った攻撃範囲の広い攻撃。ちなみに鎌の名前は“クレセント・ローズ”です。
しゃがみ○
『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲足払い。ヒットすると相手がダウンします。
ジャンプ□
『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲横にも攻撃範囲が広い。後方にも攻撃判定あり。
ジャンプ△
『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲下方向に攻撃範囲が広い。飛び込みに使いやすいです。
ジャンプ○
『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲下方向に攻撃範囲が広い銃攻撃。
ライフルショット
『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲弾速が非常に早い飛び道具。(↓\→+□)
ガンブラスト
『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲移動技。押すボタンで移動方向が変化。(↓/←+□or△or○:空中可)
バズソーブラスト
『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲多段ヒットする回転攻撃。空中コンボの締めに。(空中で↓\→+□or△)

コークスクリュースライス
『ブレイブルー クロスタッグバトル』
▲無敵時間のある共通技・リバーサルアクション(○×同時押し)。

アンケートに“参戦希望キャラ”の項目あり!

 短い間ですが『ブレイブルー クロスタッグ』の体験プレイを楽しませていただきました! あと気になるのは、残りの参戦キャラの選出かな……。ハイド、ジン、悠と各タイトルで使用していたキャラが出ているから個人的にはすでに満足しているけど、やっぱりたくさんのキャラが出てほしいですよね。

 試遊したあとのユーザーアンケートに“出てほしいキャラ”の項目があったから、好きなキャラを記入すればワンチャンあるかも?

 ちなみに自分はミカと記入しておきました。闘神祭で体験した方や今後開催される体験会に参加した方は、アンケートに答えるのをお忘れなく。そして、もしよかったらミカちゃん参戦に協力してほしいんゆ!

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