大人のための昔話『官能昔話』の最新シリーズ『官能昔話 ネオ』。第2弾『官能昔話ネオ～イギリス民話～』に収録される「トム・ティット・トット」より、立花慎之介さんの収録後インタビューをお届けします。

▲ジャケットイラスト：先崎真琴

　VR用特殊マイクでのレコーディングを採用し、よりパワーアップした最新シリーズ第2弾『官能昔話ネオ～イギリス民話～』は2017年12月27日発売。井上和彦さん、立花慎之介さん、梶裕貴さん、島﨑信長さんが、4つの童話を官能的に朗読します。

立花慎之介さん収録後インタビュー

――印象に残っているシーンやセリフを教えてください。

　1人でナレーションをやりつつキャラも演じるという、この作品自体がとてもおもしろかったですね。普通の朗読や童話の読み聞かせと違い、若干官能的な部分も含めて新しい試みをさせていただいたと思います。

――本作は一般的な物語を官能的に演じるというものですが、演じるにあたり気をつけた点や難しかった点を教えてください。

　王様や小鬼が登場人物として出てくるのですが、王様はおじいちゃんだったり、小鬼なら非人間的な声質を使うのかなと思っていたんです。でも、あまりそちら側に寄せすぎると官能ではなくなってしまうので、ただのおじいさんと変な生き物が耳元で囁くっていう（笑）。そこはちゃんと初めに打ち合わせをして、みなさんが望むカッコイイ方向性のキャラを確認させていただきました（笑）。非常に夢あふれるファンタジー的な作品になったのではと思います。

――題材になっているイギリスの昔ばなしには動物を扱った物語が多いのですが、ご自身を動物にたとえるとどんな動物だと思いますか？　またその理由を教えてください。

　以前はよくキツネとか言っていましたが、最近はフクロウや猛禽類でしょうか。もともと猛禽類が好きなのですが、夜行性のフクロウが音もなく獲物をかっさらう、そんな小ズルい感じ（笑）。キツネも自分の足跡をそのまま戻って獲物から逃げるという小ズルさがあるんですけどね。少し頭を働かせるような小ズルい動物が好きなので、最近はフクロウであるといいなと思います。

――「トム・ティット・トット」の主人公の娘のように、“飛び上がらんばかりの驚きとうれしさ”を感じたラッキーな経験はありますか？

　一番飛び上がらんばかりという意味では、この声優という職業をずっと続けられているということが、僕はとてもうれしいことだと思いますね。最近は声優を目指す人も多くデビューはできても10年、20年と続けていくのは難しい職業ですので、今10年超えてやらせていただけているということが飛び上がるというか噛みしめる喜びを感じています。

――発売を楽しみにしているファンのみなさまへメッセージをお願いします。

　僕自身このような朗読をCD化する機会はなかなかないので、僕の新しい一面を見て楽しんでいただければと思います。官能ということで少しツヤ多めであったりダミーヘッドマイクを使ってみたりと、普通の朗読や童話とは違う部分も多々含まれていますので、いろいろな面を楽しんでもらえるとうれしいです。ほかの物語や特典も非常に遊んでいるシナリオですので、ぜひそちらも楽しんでください！

『官能昔話ネオ』概要

『官能昔話ネオ～イソップ物語～』
■発売日：発売中
■価格：2,400円＋税
■ジャケットイラスト：めろ
■出演：井上和彦、木村良平、蒼井翔太
■お話： ｢金の斧、銀の斧｣　朗読：木村良平
｢王様の耳はロバの耳｣　朗読：蒼井翔太
｢触れると金になるお話｣　朗読：井上和彦
｢ロマンスグレーと二人の愛人｣ 朗読：井上和彦、木村良平、蒼井翔太

『官能昔話ネオ～イギリス民話～』
■発売日：2017年12月27日
■価格：2,400円＋税
■ジャケットイラスト：先崎真琴
■出演：井上和彦、立花慎之介、梶裕貴、島﨑信長
■お話： ｢ジャックと豆の木｣朗読：梶裕貴
｢トム・ティット・トット｣朗読：立花慎之介
｢脳味噌ちょっぴり｣朗読：島﨑信長
｢三匹の子ブタ｣ 朗読：井上和彦、立花慎之介、梶裕貴、島﨑信長

『官能昔話ネオ～太郎伝説～』
■発売日：2018年2月28日
■価格：2,400円＋税
■ジャケットイラスト：宝井理人
■出演：井上和彦、吉野裕行、柿原徹也、江口拓也
■お話： ｢千貫目太郎｣
｢なまけ者太郎｣
｢シシとり太郎｣
｢金太郎｣

●初回生産特典：ジャケットイラスト絵柄の官バッジ封入！
●アニメイト全巻連動購入オリジナル特典：特典CD　オールキャスト掛け合い朗読劇「OZの魔法使い」
出演：蒼井翔太、井上和彦、江口拓也、柿原徹也、梶裕貴、木村良平、島﨑信長、立花慎之介、吉野裕行

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