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2017-11-10 18:45

『ドリフェス!R』より2人ユニット“W-MaSKat”が誕生! 太田将熙さん、正木郁さんインタビュー

文:ガルスタオンライン

 大人気放送中のTVアニメ『ドリフェス!R』(毎週金曜日22:00~)。アニメ第6話は片桐いつきと沢村千弦が2人ユニットを組むお話でした。そして実際に、DearDreamの太田将熙さん(as.片桐いつき)と正木郁さん(as.沢村千弦)も“W-MaSKat”(ダブルマスカット)を結成しました!! これぞまさに“5次元アイドル応援プロジェクト”ではないでしょうか!

 今回はそんなお2人にインタビューを決行! ユニット結成時のお話から、お互いの印象までさまざまなことをうかがいました。

『ドリフェス!R』太田将熙さん、正木郁さんインタビュー

―――ついにお2人のユニットが誕生しましたが、ユニット結成のお話はいつ頃だったのでしょうか? またそのときの気持ちもお聞かせください。

太田将熙さん(以下、太田):ライブでは“Wマサキ”として歌っていましたが、実際にアニメでもユニットを組むというのを聞いたのは……『ドリフェス!R』の初期くらいだよね?

正木郁さん(以下、正木):そうだね。

太田:結成できると実際に聞いたときはすごくうれしかったですね。2人で何かやりたいという気持ちはずっとあったので、正式なユニットとしてやらせていただけるのは、また1つ挑戦できることが増えたなって思います。

 ほかのユニットがあるなかで、僕たち2人は名前に“まさき” が入っていることが共通だったので、“Wマサキ”とファンの方々に呼んでいただいていたんです。それを見てスタッフさんたちも、ユニットを作りたいねと言ってくださったんです。ユニット名はライブなどで披露していたWマサキとしてやっている、Mのポーズや担当カラーの緑と薄紫からマスカットをイメージして、そこから“W-MaSKat”になりました。MaSKatに“Masaki”の子音が入っているのもポイントです!

正木:ライブやイベントでユニット曲を歌っていてすごく楽しくて、2人でカラオケに行ったときも、「いつかライブで歌えたらいいね」とか、「2人イベントできたらいいね」って言っていたんです。なので今回W-MaSKatとして正式に2人でがんばれる! という思いは強いです。

 だからこそ、先にユニットとして活動しているTRAFFIC SIGNAL(トラフィックシグナル:石原壮馬さん(as天宮奏)、溝口琢矢さん(as及川慎)、富田健太郎さん(as佐々木純哉)のユニット)には、負けたくないなという気持ちはあります。今後DearDreamとしても一歩一歩進みつつ、W-MaSKatとしても、1つの道を歩んでいけたらいいなって思っています。

太田:同じ気持ちです(笑)。

正木:ありがとうございます(笑)。

―――2人のなかでイメージするユニット(2人組)はどんなものですか? W-MaSKatとして挑戦してみたいことはなんですか。

太田:DearDreamのときは、「歌って踊ってキラキラした感じで魅せる」というイメージです。W-MaSKatでは、しっかり歌のスキルもあげて歌でみせたいというのはありますね。結成当初から2人とも歌がとても好きだったので、何か新しいもので見せるとしたら、やっぱりアコースティックライブをいつかやりたいです。

正木:DearDreamは「疾走感のあるユニット」というイメージがあります。個人的なイメージなのですが、いつきと千弦はドリカの表情やセリフが、明るくてバラエティー感が強いと思うんです。なので、この2人がユニットを組むと聞いたら、すごくかわいらしい曲や動きが最初に思い浮かぶのではないでしょうか。でも、3次元の太田将熙と正木郁が組んだらそれだけじゃないよ、ってところを見せたいです。もちろんアフレコでも、千弦といつきの表情もっともっと豊かにできるように、歌や演技でも表現できていけたらいいなと思っています。

―――『ドリフェス!R』6話はユニット結成のエピソードなのですが、どんな内容でしょうか? 

太田:いつきと千弦は幼馴染で、DearDreamとしても一緒に活動していますが、「2人でやってみない?」という話を社長からいただいて、「せっかくのチャンスならやりたい!」ってことで意気込んでいます。

 個人としてもしっかり立ちたいという思いがあるなかで、片方が仕事でちょっと順調になって、片方は焦りというか……「あ、俺はどうしよう」、みたいな気持ちにもなるような、心理が描かれています。細かい心理描写が描かれているので感情移入できるし、何より、最終的にはお互いライバルだけど、友だちとしてのライバルでもあるという。そこで、一致団結していくというお話ですね。

正木:2人の関係性が表れているんじゃないかなって思っています。1stシーズンでは千弦でいえば唯弦との仲やいつきに支えられていた6話があって、8話ではいつきが自分はどうしたらいいんだろうという、いつき自身の気持ちが出ていました。

 『ドリフェス!R』では、それぞれの活動でいつきが順調に進んで、千弦はそれに焦っていて……。僕もこうしたらいいんじゃないかと悩む千弦の、普段見えない部分が見えたりします。でも、いつきと千弦が仲よしなんだというのがより見えてくる回なんじゃないかとは思っています。

―――『ドリフェス!R』のなかでのキャラクターの描かれ方は、前作との違いを感じられることはありましたか?

太田:今までだったら、ドリカをキャッチしてからいつきが言うセリフは、「ありがとうございます」とか丁寧な感じでした。でも『ドリフェス!R』の1話 では、「さあ、全力で俺についてきて」みたいなアイドルとしても成長して、ちょっと男らしいところというか、強気なところが垣間見えました。アイドルとして、また一歩成長できたんだなと感じましたね。

正木:いつきと千弦にかぎらず 、1stシーズンでの5人または7人の思いと、『ドリフェス!R』での彼らの思いには変化があります。多分、1話で三神遙人さんが言った、「アイドルとしてデビューできたからってアイドルになれるわけじゃない」という言葉がきっかけになっているんじゃないかなって思っています。

 OPテーマの「ユメノコドウ」の歌詞にも「勢いだけじゃない」という言葉があって、それは、1stシーズンから2ndシーズンに変わる、7人の気持ちにも繋がるんじゃないかなと。勢いだけじゃアイドルとしては、やっていけないと気づくところも見どころかなって思っています。

―――今まで2人で歌ってきた楽曲ですと「リバーシブル→バレンタイン」、「STARTING TOGETHER」、「アブラカダブラ魔法の呪文」がありますが、このなかでとくにお好きな曲はどれですか?

太田:僕はやっぱり「リバーシブル→バレンタイン」ですかね。2人で歌う初めての曲だったので、思い入れが強い というか。結成初期ぐらいだったんですけど、初めて曲を聞いたときピンときて、めっちゃいい曲だ! ってすぐに郁に連絡したんですよ。

 でも、なかなかライブとかで披露する機会がなくて、徐々に披露できるようになったので、思い入れはすごく強いですね。アニメで歌ったわけではないんですけど、いつきと千弦にすごくぴったりな曲というか、DearDreamとはまた違うカラーの、2人ならではの曲という感じがして、僕はとても好きです。

正木:どれも大好きなので選ぶのが難しいですが、この3曲のなかで「アブラカダブラ魔法の呪文」だけ、まだライブで歌ったことがなくて……。この「アブラカダブラ魔法の呪文」は、レコーディングのときから将熙と「これライブで盛り上がるね」という話をずっとしていました。ダンスの振りとかも個人的には気になっているんです。

太田:そうなんです。絶対、ファンの方とも一緒に楽しめる振りだったり、覚えやすい歌詞のフレーズがあったりとかするので、この曲をライブで歌ったらどうなるんだろうって! どうW-MaSKatの色が変わるんだろうというのはすごい楽しみですね。

―――ちなみにW-MaSKatの新曲はどんな印象を持ちましたか?

太田:「You are my RIVAL」という曲で、「リバーシブル→バレンタイン」「アブラカダブラ魔法の呪文」を歌ってきたいつきと千弦にはなかった、ちょっとロック調な曲になっています。ダンサブルなというよりは、僕のイメージはスタンドマイクで顔を見あわせながら、歌うみたいなイメージです。これもお互いのことを歌っている曲になっていて、6話の内容にはぴったりな曲になっていると思います。

正木:将熙が言ったとおりで、今までの2人にはない雰囲気の曲だなというのが強く印象に残っています。転機じゃないですけど、すごく男らしくなったいつきと千弦が見られる曲なんじゃないかなと思います。ほんとに、まっすぐな曲なので。

―――TVアニメ『ドリフェス!R』までの間にアニメ収録に向けて、レッスンしたことなどはありますか?

太田:1stシーズンが終わってから、2ndシーズンまで約1年あったのですが、そのあいだもアプリゲームのアフレコ収録は続いていたので、より理解が深まっていきました。僕個人としては、アニメを見るようにしました。これはこういう風に声を出しているんだとか見ていましたね。でも勉強というよりは、純粋に興味がわいたのですが。

正木:DearDreamのイベントももちろんですが、個人的な活動では夏に初の舞台をふませていただいて、演じるということをその機会に勉強させていただきました。ちょうど同じ時期に将熙も別の舞台で稽古をしていたりして、お互いに鼓舞し合ったりもしました。

 そういったことで、1stシーズンでは経験できなかった部分が表現できたなと演じながら思ったこともあったので、気持ちの部分では2ndシーズン で千弦たちが感じているものとすごい近くなっているんじゃないかなと思いますね。それに、個人の活動とか負けられないという思いはより強くなっているかなとは思います。

『ドリフェス!R』太田将熙さん、正木郁さんインタビュー

―――お互いのここはすごい! と感じる部分はどこですか?

太田:う~ん。

正木:いっぱいあるでしょ(笑)。

太田:そうだなぁ……。でも、1人だけ『ドリフェス!』のオーディションで入ってきて、今こうやってみんなと一緒になんの遜色なくやっているので、すごいなって思いますね。あと、本番前ってみんな緊張しているんですけど、郁って緊張しないんですよ。“ファンミーティング02”のときも、1人だけ全然緊張していなくて「緊張してる?」って聞いたら「全然」みたいな(笑)。度胸があるというか、そういうところもすごいですね。

正木:緊張に関してはそうですね。たぶん、楽しみな部分が一番大きくて、メンバーと一緒に今までリハーサルやってきたのを早くファンのみなさんに見せたいという思いが強かったから、緊張を超えて楽しみがあったんだと思います。

 将熙のすごい部分は、メンバーのなかで何かに対する思いが一番熱いところですね。ダンスもそうですけど、何かをしたいって思ったらとことんやらないと気がすまないタイプ。それで、いろんなものを吸収してきてDearDreamに新しい風を吹かせてくれるんです。DearDreamがワンステップ、ツーステップ先へ進むためには、それぞれの思いももちろんですが、将熙が背中を押してくれる部分はあると思います。思いの強さというのはすごいなと思います。そういう部分でも、将熙の思いに負けられないというのはあるので、お互いどんどん前へ進んでいけたらいいなと思っています。

―――TVアニメ『ドリフェス!R』の見どころを教えてください。

正木:6話までは個々の活動が描かれていますが、それ以降は、個人がそれぞれがんばっていたものが、集まったらどうなるのかが、ファンの方も気になるところだと思います。それぞれの色が合わさったらどうなるのか、2次元の僕らも3次元の僕らも今後どの道をどう進んでいくのかというところを、ファンの皆さんに見せていきたいと思っています。 そういうところを注目して、ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです。

太田:6話以降は、これまで1人ずつが経験してきて、持ち帰ってくるというものでしたが、これから5人で久々に集まったりして、より大きな力になるというところを見てもらいたいですし、最終的にはDearDreamとKUROFUNEはどういう道を歩んでいくのかというところを注目して、見てもらえたらなと思います。

―――最後にファンのみなさんへメッセージをお願いします。

正木:『ドリフェス!』プロジェクトはまだまだ終わらない、というところを見せたいです。今までも勢いだけで来たつもりはないのですが、今後はもっと実力をつけ、アーティストというところを見せつつ、個性も見せたいなって思います。

太田:『ドリフェス!R』では5次元になったので、5次元って何? という方もいらっしゃると思います。答えはまだ僕らもわかってなくて、これから2次元のDearDreamとかKUROFUNE、3次元の僕らと一緒にできることを探していったら、自ずと新しい5次元というジャンルが開拓できるかなという思いがあります。

 また『ドリフェス!』にはいろんなことが待っていると思うので、みなさんには、毎回楽しみについてきてもらえたらなって思っています。だから絶対に僕らは、色んな景色をみなさんと見ていきたいですし、もっともっと大きなステージに連れていくので、これからもついてきてください!

『ドリフェス!R』太田将熙さん、正木郁さんインタビュー

 TVアニメも折り返しとなった『ドリフェス!R』は1話たりとも見逃せません。インタビューでもお話いただいたW-MaSKatが歌う「You are my RIVAL」。こちらが収録された、挿入歌シングル「Symmetric love / You are my RIVAL」は12月20日発売ですので、ぜひチェックしてくださいね!

アニメ『ドリフェス!R』概要

■TV放送
・TOKYO MX/毎週金曜 22:00~
・BS11/毎週金曜 23:30~
・サンテレビ/毎週金曜 23:30~
・テレビ愛知/毎週金曜 27:05~

※Blu-ray&DVDは12月2日より順次発売(各巻3話収納/全4巻/キャストコメンタリー収録)

データ

▼『TVアニメ『ドリフェス!R』挿入歌シングルSymmetric love / You are my RIVAL』
■メーカー:ランティス
■発売日:2017年12月20日
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