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2017年12月11日(月)

【PSX2017】PS VR専用チームシューター『Firewall Zero Hour』最速プレイレポート&開発者インタビュー

文:電撃PlayStation

 アメリカ・アナハイムで開催されていた“PlayStation Experience 2017”にて、“PlayStation Presents”で発表されたばかりのPlayStation VR専用FPS『Firewall Zero Hour』が出展されました。

『Firewall Zero Hour』

 今回はデモ版のプレイ内容のお届けに加え、開発を担当している“First Contact Entertainment”のAdam Orth氏にインタビューを実施!

数少ないVR向け本格ミリタリーFPSが登場

 VRと主観視点で操作するFPSは相性がいいということもあり、『Farpoint』や『DOOM VFR』など、比較的作品が充実しているジャンルですが、ファンタジー色の強いものが多め。リアルなミリタリーFPSは『BRAVO TEAM』くらいで、これまであまり発表されていないのではないでしょうか。

 今回発表された『Firewall Zero Hour』は、そんなVRFPS界でも珍しいミリタリーFPSかつ、4VS4のチームプレイが可能なタイトルとして注目を集めています。

『Firewall Zero Hour』
『Firewall Zero Hour』

 デモ版ではアサルトライフル、サブマシンガン、ショットガンのいずれかをプライマリ武器、セカンダリ武器にハンドガンとグレネードを装備したプリセットが用意されていました。今回は攻撃側のチームだったので、建物内にあるパソコンのハッキングを目指します。

 
『Firewall Zero Hour』
▲キャラクターセッティング画面。
『Firewall Zero Hour』
▲みんなで突入! ゴーゴーゴー!

 チームプレイのゲームで大事なのは声がけ。本作も例外なくコミュニケーションを常に取り合うことが重要です。今回のミッションでは侵入経路が多く、敵からしたら裏を取りやすいステージでしたので、理想はお互い死角をカバーして行けるといいのですが……。即席傭兵部隊かつ言語の壁で完璧にはいきませんでしたね。

 操作についてはスタンダードなFPSタイトルでできることはひと通り用意されており、VRだからこれができないということはとくにありませんでした。むしろ多少身体が動かせるぶん、ちょっとしたアイデアで攻略の幅が生まれるかもしれません。

 エイムについてはリアル系ということもあってか若干正確さが求められる印象でした。ちょっと離れたところからカジュアルに撃っても意外と当たらなかったので、しっかりサイトを見て真っ直ぐに撃ち込む必要がありそう。腰だめなんて自殺行為です!

『Firewall Zero Hour』
▲少し身体を動かして壁から覗き込む“リーン”もかなり有効でした。
『Firewall Zero Hour』
▲倒されると観戦モードに移行。ちなみに今回の敵チームは開発陣だったそうです。猛者すぎる!
『Firewall Zero Hour』
▲最終的には味方が頑張ってくれたので無事にミッションクリア!

 今回のデモはサクサクと進んでいたので数分でクリアとなりましたが、さまざまな攻略ができることを考えると同じミッションでもリプレイ性が高そうな印象。

 本作ではマップ内を自由に移動することができるので、不意をつく行動が攻略のカギになるのではないかと思います。ゲームで普段からFPSに慣れ親しんでいる人よりも、サバイバルゲームなどを経験している人のほうが、より戦略的なプレイができるかもしれませんね。

まだまだ謎の多い本作の詳細を開発者に訊く!

 発表後すぐに出展がされ、まだ多くの情報が明かされていない本作。開発を行っている“First Contact Entertainment”のAdam Orth氏に気になるアレコレを訊いてみた。

『Firewall Zero Hour』
▲First Contact EntertainmentのAdam Orth氏。

――本作はいつ頃から開発をしているのでしょうか?

Adam Orth氏(以下、敬称略):今年の4月から開発は始まっていて、2018年初頭には開発が終わっている予定です。

――開発期間がとても短いですね。

Adam:これまで何度もVR用のゲームを作ってきたプロフェッショナル達が集まっているので、どんどん開発が進んでいますね。

――1ミッションあたりのプレイ時間短く設定されているのでしょうか? 長いミッションもあるのでしょうか?

Adam:製品版ではだいたい10~15分です。1試合は短く設定していますが、継続的に遊べるテンポのよさがありますよ。

――操作はPS VRシューティングコントローラーのみでしょうか?

Adam:デュアルショック4にも対応しています。

――PS VRシューティングコントローラーとデュアルショック4だと、どちらの方がプレイしやすいですか?

Adam:どちらも同じくらいプレイしやすいですよ。私も実際に両方使いながらプレイしていますが違いはありません。オンライン対戦で混在して戦っていても戦力差は生まれませんでした。

――4VS4に別れてプレイをしますが、e-Sportも視野に入れているのでしょうか?

Adam:e-Sportsについては想定しています。機会があればやりたいですね。

――VRタイトルでマルチプレイがメインとなると、遅延が問題になりそうですがその点はいかがでしょうか?

Adam:ソニーのテクノロジーチームと我々のテクノロジーチームで密に連携を取っています。マルチプレイシステムの仕様は決まっていないのですが、ラグを感じないようになっていますよ。最近アメリカとオーストラリアで4VS4の対戦をやってみましたが、ラグはありませんでした。

――シングルプレイモードもありますか?

Adam:1人でオフラインモードを遊ぶことも可能です。その際はNPCが入ります。

――ゲーム内にランキング要素などはありますか?

Adam:はい。用意されます。

――製品版でもデモのようにキャラクターをプリセットから選ぶのでしょうか?

Adam:プリセットされたキャラクターも居ますが、武器や見た目をカスタマイズするアイテムはあとから手に入れることができます。

――武器の種類はどれくらいあるのでしょうか?

Adam:本当にたくさんです(笑)。防具もマップもたくさんありますよ。AAAのFPSタイトルで求められるくらいは搭載していると思います。

――これまで多くのFPSタイトルが発売されていますが、制作にあたり意識したタイトルなどはありますか?

Adam:戦闘は『レインボーシックス』、キャラクターの進化は『COD:MW』、誰でも遊べるような敷居の低さは『バトルフロント』などを意識しています。

――ありがとうございました!

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