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2017-12-14 17:15

『プロアニ』より大原空役・豊永利行さんにインタビュー。他のユニットにはないSOARAの魅力とは?

文:ガルスタオンライン

 現在放送中のTVアニメ『TSUKIPRO THE ANIMATION』(以下『プロアニ』)より、電撃Girl’sStyle1月号(12月9日発売)に掲載されたSOARAの全キャスト陣のインタビュー完全版を5回に分けてお届け。第1回目は大原 空を演じる豊永利行さんにSOARAの魅力やお気に入りのタイトルなどをうかがいました。

『プロアニ』大原空役・豊永利行さんインタビュー

大原 空役・豊永利行さん

『プロアニ』大原空役・豊永利行さんインタビュー

――今回のアニメ化が決まった際のお気持ちをお聞かせください。

 お話を聞いたのがドラマCDからスタートして2年目のときで、「いよいよか!」という感じでした。SOARAのキャスト勢はアットホームなので、ドラマCDではどこからが台本で、どこまでがアドリブなのかという感覚になるくらい、楽しみながら演じさせてもらっています。

 それがアニメとして動くのはうれしい気持ちもありつつ、反面SOARAの和やかだったりにぎやかだったりする部分が、どんなふうに表現されるのか、あの空気感を継承したままアニメに出せるのかなという不安もありました。いざ収録してみると、和気あいあいとした空気で、テストの段階からSOARAがだいぶやかましくしていました(笑)。そんな空気感についても、上手く表せているのではないかと思っています。

――劇中で武道館ライブを行いますが、武道館といえばどんなイメージがありますか?

 アーティストの聖地というのが一般的だと思いますが、僕は小学生の頃に極真空手を習っていたので、その大会の会場というイメージが先にあります。武道館本来の使い方ですね。アーティストの聖地という意味では、やはり武道館のステージに立つと箔がつくというか、そういった印象も持っています。

――ご自身がもし武道館のステージに立つとなった場合なにかしてみたいことはありますか?

 過去に1度立ったことがあるんですよ。そのときはだいぶ若かったので、かなり緊張していて記憶があまりないんです。「武道館のステージに立った」という漠然とした状態だったと思います。豊永利行個人としては、アーティスト活動をさせてもらっているので、改めて武道館でライブをできたら幸せですね。そこに向けて今も活動もしていますので、少しずつ自分の手に届く距離に近づいてきているのではないかと期待しています。

――他のユニットにはないSOARAの魅力といえばなんでしょうか?

 和気あいあいとしているところはもちろんですが、“よくできた子たち”というのもSOARAのメンバーのいいところですね。いつもキャッキャと明るい空や望と、それを見守ったり、あえて乗っかったりする他のメンバーたちといった構図で、空気を読み合い、その上でチームワークが成り立っているというのも魅力のひとつだと思います。

 明るい空や望のなかにも、空は中学の時の辛い思い出や、望はお兄さんへの憧れといったバックボーンがあり、それを守人、宗司、廉が分かって時に支えてくれている。とくに上級生たちの空に対する信頼感や、絆はとても頼もしく思います。

 また、SOARAのメンバー全員がそうですが、やるときはやるぜというのも非常に魅力的だと思います。僕自身楽しみながら表現の仕事をしているので、楽しみながらもそのクオリティは保証する空のスタンスにはとても共感します。

 少し話は変わりますが、空はSOARAのメンバーといるときは騒がしいんですけど、そうやってはっちゃけられるのはメンバーといるときだけなんですよ。それが他の人に対しては、彼の過去のことだったり性格だったりがあって、ちょっとだけ尻込みしてしまうというか内気になるんです。

 そこに加えて気を使う子なので、意外と周りの空気を読んで行動しているんじゃないかなと僕は考えています。あまり他のユニットのメンバーと絡むことがないので、少ない会話のなかでそういったところも表現できたらいいなと思い、声のトーンを少し変えていることがあります。

――SOARAの楽曲のなかであえてお気に入りのタイトルを1つ上げるとしたらどれになりますか?

 あえて1つというのであれば、「マクガフィン」や「S.O.A.R.A」もありですが、空と宗司と守人で歌っている「旅立ちのエール」ですかね。音楽的なことで言うと、4つ打ちで、ミドルバラードなのにハネたりシャッフルの要素がある曲調ですが、僕がそういうハネ感のある曲調が好きなんですよ。

 歌っている3人の関係性や、空の宗司と守人に対する想いがすごく詰まった楽曲だと思います。SOARAの楽曲は友情や絆、信頼をテーマにしたものが多いのですが、「旅立ちのエール」に関しては特に同級生、友達に対する想いが色濃く出ている歌詞なので、そこが好きですね。今回のOP曲である「エリアル -ALIEL-」ももちろん好きですが、デビューする前の曲には青春を感じます。

 SOARAがメジャーデビューしてからももちろんいいんですけど、そうじゃない、いい意味で粗削りで泥臭いところを高校生時代の楽曲に感じたりもしていました。なので、またそういった曲があるといいなーと思うので、じょんさんお願いします(笑)。

――ファンのみなさまにメッセージをお願いします。

 ついに『プロアニ』も後半です。大運動会で空がMCをしたり、アーティスト活動以外のお仕事の様子も見られたのではないかと思います。武道館のライブに向けた曲作りもあり、それぞれのユニットがもうひとつドラマを繰り広げていきます。それぞれのユニットのリーダー以外のお話ですとか、まだ解き明かされていない部分を掘り下げていく回などもありますので、ぜひそちらも楽しみにしていただければと思います。

このアニメを経て、イベントやライブなど、作品がどう大きくなっていくのかも、気になるところではあります。またそういった機会がありましたら、みなさんに直接お礼を言いたいですね。DVDやBDもいっぱい買ってください!(笑)

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