セガ新作アーケードゲーム『オンゲキ』がロケテスト実施中。新境地を切り開く新世代音ゲーをチェック
セガの新作アーケードゲーム『オンゲキ』のロケテストが、秋葉原のセガ秋葉原 3号館にて12月17日(日)まで開催中。ここでは、ロケテスト初日に体験プレイをした取材班のプレイレポートをお届けします。記事の最後にあるプロデューサー&ディレクターのショートインタビューも必見です!
▲本作のロゴ。どうやら漢字で書くと“音撃”のようだ。 |
▲ロケテの日程はこちら。現在、本作オリジナルキャラとして、この3人が公開されている。 |
■ロケテスト情報
開催期間:12月15日(金)~12月17日(日)
会場:セガ秋葉原3号館
JR秋葉原駅 電気街口より徒歩3分
■注意事項
※ロケテスト参加には“Aimeカード”が必要です。
※ロケテストのプレイ料金は、100円/1Playです。
※ロケテストのプレイデータは、製品版に引き継がれません。
※ロケテストの内容は、製品版では変更になる場合があります。
▲ロケテスト当日は、開店前からたくさんの数十人のプレイヤーが列を作るほどの盛況ぶり。 |
ロケテスト初日にプレイしてきた動画も電撃アーケードchにアップしているので、こちらもご視聴ください!
■『オンゲキ』ロケテスト新楽曲「Perfect Shining!!」BASIC&EXPERTプレイ動画
今までにない操作感! 敵の攻撃を避けながら、リズムを刻め!
『オンゲキ』は、人気音ゲーの『maimai』と『チュウニズム』の制作チームが手掛けており、ゲームのアイデアやデザインはさすがの一言。
本作は、緑、赤、青の3つ並んだボタンと、プレイヤーの側面に配置された2つのパネルボタン、そして筐体中央のレバーを使用して操作する、いわゆる音ゲーとなっています。
▲大きな画面と、個性的なシルエットが印象的な筐体。 |
▲右利きと左利きどちらでも操作しやすいようにボタンが配置されている。楽譜をミラーにすることもできるようだ。 |
特徴的なのが、キャラクターカード。カードを筐体にセットすることで、描かれたキャラクターがさまざまなスキル効果でサポートしてくれます。
収録曲はアニソンやボカロ曲、オリジナル曲などとさまざま。難易度も選択可能なので、自分に合った難易度で遊ぶことができるのがうれしい。
▲この“Perfect Shining!!”は、本作のオリジナル楽曲。 |
▲激ムズ弾幕シューティング『ケツイ』の楽曲も!? |
ゲーム中は、画面上方より落ちてくるノーツ(鍵盤)に合わせてボタンをたたくだけでなく、レバーを操作して敵の攻撃を避けたり、回復アイテムをゲットしたりしてクリアを目指します。敵を撃破するとジュエルという報酬が手に入り、使用することでキャラクターのデジタルカードなどを獲得!
このデジタルカードは、オンデマンド印刷をして実物のカードにすることも可能で、印刷したカードを筐体にセットすることで、そのキャラクターを使ったプレイを楽しめます。なお、カードは3枚までセット可能。
▲はじめは、ボタンをたたくだけで精一杯でしたが、慣れてくるとレバー操作をこなせるように……。音ゲーで敵の攻撃を避けるというのが新鮮! |
▲自分の好きなキャラクターを育てるのも楽しみのひとつになりそう。 |
▲こちらの筐体でゲーム中に入手したデジタルカードの印刷が可能(有料)。印刷されたカードはホロ加工を施すこともできます。 |
▲ロケテストで入手できるカードから6枚を紹介。 |
ロケテ会場にはとてもキュートな展示物が!
会場にはメインキャラクター3人の大きなタペストリーや、キャラクター設定画、キャラクターたちのノートや教科書がディスプレイされていました。
▲キャラクターデザインは、QP:flapperさんが担当。 |
▲星咲あかり/ほしざきあかり(CV:赤尾ひかる)のデザインは、本作『オンゲキ』をモチーフにしているとか!? |
▲藤沢柚子/ふじさわゆず(CV:久保田梨沙)は『maimai』がモチーフ。 |
▲三角葵/みすみあおい(CV:春野杏)は『チュウニズム』がモチーフ。 |
プロデューサー&ディレクターに突撃インタビュー!
ロケテ会場に視察に来ていた、新井シニアプロデューサーと、小早川チーフディレクターに、『オンゲキ』に関するお話をうかがいました。
――『maimai』と『チュウニズム』に続く3作目を作るにあたって心がけたことなどはありますか?
小早川:『maimai』は新しいゲームを作ろうというテーマで制作しました。『チュウニズム』は音楽ゲームのボタンを押すのが難しいという欠点を解消し、直感的に遊べる一方でリズム(ボタン)をたたくという手応えが弱くなっていました。
そこで、今回は押す感がしっかりあるボタンを使用したものにしよう! というところから始めました。ですが、ボタンだけにすると直感性が失われたり、難しくなりすぎてしまうという問題点が出てくるんですよね。その点を回避するための工夫としてレバー操作や、側面のパネルボタンを取り入れ「音ゲーをできない人でも遊べる音ゲー」になるように制作を行いました。
これはセガの音ゲー制作チームのポリシーなのですが、おもしろいものを作ることはもちろん、誰もが遊べるゲームにするように心がけています。本作も見た目はちょっとややこしそうですが、遊んでみると誰でもカンタンに上達できるような工夫を随所に入れています。
――音ゲーにカードを取り入れた、キッカケはなんですか?
小早川:私の制作した2作目の音楽ゲーム『チュウニズム』でキャラクターに注力したシステムを実装したところ、予想以上にプレイヤーのキャラクターへのモチベーションが高いことがわかりました。そのあたりの経験から、「もっとキャラクターへモチベーションを注ぐことができないだろうか?」と思い、本作では実際に絵を手に入れることができる「物理カード」に対応いたしました。
カードについてはアーケードカードゲームを多く手がけているセガらしく、質感や色味など「モノとして納得できクオリティ」にもこだわりました。
――デジタルカードも実物のカードとではどのような差異があるのでしょうか?
小早川:基本的な方針として“すべてのカードプリントが必須”なゲームにはしたくなかったので、大きな差異は設けていません。印刷することでレベル上限が上がる仕様になっているため、“お気に入りのカード”を見つけたら、それをカードにして愛でられるようなコンセプトで作っています。
なお、カードの効果は基本的に「プレイヤーの技術の評価」には関係しないように制作しておりまして、カードで得られるスコアと純粋なプレイヤーの技術によるスコアの2つを持たせています。
新井:ちなみに、お試し、味見、といった意味合いで、フレンドの実物のカードをレンタルすることも可能です。プレイヤー同士の交流も楽しめると思います。
――キャラクターはこれからも増えていくのでしょうか?
小早川:はい。今回のロケテストでは3キャラクター用意しましたが、メインキャラクターはこれからも増えていきます。また、みなさんの期待に応えられるようなコラボレーションも多数用意しているところでして、かわいらしい3Dモデルと物理的なキャラクターカードとして登場させる予定です
新井:いろいろな作品をコラボできるように絶賛交渉中です。お楽しみください。
――筐体の形状から『maimai』は洗濯機、『チュウニズム』は冷蔵庫と呼ばれていますが、『オンゲキ』はなんという呼び名になるのでしょうか?
新井:いい質問ですね(笑)。ズバリ、ホッチキスです! 横からみるシルエットが似ているので。こんなホッチキスぜひほしいですね(笑)。
▲小早川賢氏(左)と新井健二氏(右)。 |
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