2017年12月19日(火)
『グリザイア ファントムトリガー 01&02』OPムービーやゲーム画面が公開
プロトタイプは、12月21日に発売するPS Vita用ソフト『グリザイア ファントムトリガー 01&02』のオープニングムービーや新スクリーンショット、ゲーム概要を公開しました。
『グリザイア ファントムトリガー 01&02』は、PC用ソフトとして発売された『グリザイア ファントムトリガー』の第1巻と第2巻を収録したタイトルです。
本作では、『グリザイア』シリーズと同じ世界観を引き継ぎながらも登場人物が一新され、様変わりした美浜学園を舞台に新たなキャラクターたちの物語が紡がれていきます。
スクリーンショット
ゲームシステム
本作は、アニメや映画を観るように、小説のページをめくるように物語を読み進めていくビジュアルノベルです。“操作していることを感じさせない操作性”を目指した、感情移入しやすい環境となっており、特殊かつ多様なエフェクトと映像、美しい音楽、そして秀逸なストーリーがプレイヤーを魅了します。
また、定評のある早送り&巻き戻し機能はもちろんのこと、ゲームをより快適に楽しめるよう、多彩な機能が搭載されています。
搭載機能一覧 |
見たことのあるチャプターへのジャンプ機能 |
バックログで選択したメッセージからの再開機能 |
ロード地点からの巻き戻し |
クイックセーブ&クイックロード機能 |
PS Vita『グリザイア ファントムトリガー 01&02』の特徴
壁紙集
“壁紙集”には、PS Vitaのホーム画面およびスタート画面用にデザインされた壁紙が収録。最初から使える壁紙の他、特定のストーリーを読むと使えるようになる壁紙も用意されています。
ボイスコレクション
ゲーム中のお気に入りのボイスを登録して、何度でも繰り返し聴くことができるボイスコレクション機能を搭載。
PS Vita版では、ボイスコレクション機能で登録したボイスを好みの順番で再生(ゲーム中のBGMも設定可能)できるプレイリスト機能が追加されているので、自分だけのボイスドラマを作って楽しむことも可能です。
タッチスクリーン対応
従来のボタン操作に加え、メッセージ送り、選択肢の決定、早送り&巻き戻し、チャプタージャンプなどの機能がタッチスクリーンに対応しており、PS Vitaならではの直感的操作でプレイできます。
PS Vita TV対応
PS Vita TVに完全対応しているので、テレビにつなげば大画面でのプレイが可能です。
PC版の色味に近づける“色合い調整機能”
『グリザイア ファントムトリガー 01&02』の原作はPC用ソフトのため、グラフィックは一般的なPC用液晶モニターにあわせて彩色されています。
一方、PS Vitaは構造そのものが液晶モニターとは大きく異なる“有機EL”を搭載した1000シリーズと構造はPC用液晶モニターに近いものの黄色みがかった浅めの発色になる2000シリーズがあり、どちらも一般的なPC用モニターと異なる色味になっています。
そこで、代表的なPC用ディスプレイメーカー“EIZO”のLEDバックライトディスプレイ“EV2736W-FS”を初期出荷状態で使用し、そこで表示される色合いとPS Vitaの色合いを比較。より“EV2736W-FS”の印象に近くなるように、PS Vitaで表示されるグラフィックの色変換を行う機能が“色合い調整機能”です。
“色合い調整機能”は3タイプ存在し、“タイプA”もしくは“タイプB”に設定した場合には、それぞれの色合い調整の“適用量”も調節でき、好みにあわせての画面設定が行えます。詳しい情報はプロトタイプ公式サイト内の紹介ページでご確認ください。
物語
Volume1
日米合同対テロ組織“防衛省中央調査部諜報2課分室(Central Intelligence and Research Second)”通称CIRS。海上油田爆発事故が引き金となりその存在は公のものとなった。
秘匿組織としてのCIRSは刷新されて以降、極秘活動を引き継ぐ形で新組織SORDが発足された。将来的に国防を担う人材の育成を目的として設立されたSORDは、全国各地の学園組織に間借りする形で展開していった。
廃校後、施設の解体費用もままならぬまま放置されていた“美浜学園”は個人に買い取られ、新たに“特殊技能訓練校”としての役目を得た。
そんな学園で、さまざまな理由で行き場を失くした少女たちに与えられたのは銃と実弾。国防の名目のもとに、彼女達は命すらも顧みられることのない危険な超法規的活動を繰り返す。
「──私たちは、この世界に生かしてもらっているんですよ……。でも、生かしてもらっているだけではダメなんです、それじゃあ生きている意味がない。だから、生かされるだけではなく、自分の力で生きるんです、戦い抜いて、生き残るんです。そして生き残った子だけが、生きることを許されるんです──」
どうせ磨り潰される命なら、銃を手にして戦うことを選んだ少女たちの未来は……?
Volume2
午前5時30分、K県U港──。入国予定だった海外からの要人が突如として姿を消した。美浜学園・SORDのメンバーは失踪事件の捜索支援を開始するが、消えた“荷物”を捉えようとするたびに、それは手の中から逃げていく。
美浜学園の姉妹校“京船桜が丘”SORDのメンバーである、双子姉妹との協力および確執。そして──夜の街を疾走する謎の女ライダー“ソウル・スピード”の噂──。
追跡はやがて壮絶な死闘となり、心身ともに引き裂かれてゆく。しかしそれは、レナとハルトの出逢いにまで遡る過去への旅でもあった。
「──キミは何が得意ですか?」
「ただの泣き虫で弱虫です……人を殺すことしかできません……」
「……私を買うつもりですか……?」
「値段次第かな……」
彼女は救われたのだろうか? その行き先が、たとえ地獄だったとしても。
登場キャラクター
ハルト(蒼井春人/声優:なし)
「あはは、クラスメイトには、よくクソ野郎って言われます」
美浜学園の戦術教導員であり、伝習員(ハンドラー)として学生たちの指導をする元CIRS職員。若く見えますが現場における実戦経験は多く、現役CIRS職員にも知人が多いです。
性格は温厚で爺むさいと評されていますが、実際のところは美浜の“苛める大魔王”であり、主に女性からはガキっぽいと評されることもあります。
自分の過去をあまり語りたがらず、また、当人の記憶自体もあいまいなことも多く、履歴においても空白な部分が多いです。
銃が苦手で、上手く的に当てることができません。あまりにも当たらないので、一部からはわざと外しているのでは? との噂が立つほど。
食事にあまり執着せず、放っておくとサラダしか食べません。実戦の現場にあっては作戦指揮を取ることが多く、進んで前線に立つようなことは滅多にありません。
使用する武器は“刀”ですが、作成工程が日本刀のそれとは異なるため、日本刀と呼べる物ではありません。
レナ(深見玲奈/声優:内田真礼)
「最近、お腹いっぱい食べてないなぁ……お肉とか……お寿司とか……」
拳銃使い。銃を使おうとしないハルトの代理で銃を撃つために雇われ、美浜に在籍しています。陽気で誰にでもなつく人懐っこい性格で、身長がやや高く均整のとれた体を持ち、長い四肢は滑らかで力強く、活動的で頑健。
また、責任感や警戒心も強く、つねに周囲に注意して目を配り、雇用主であるハルトに対してとても従順で忠誠を尽くすタイプです。
体能力が高い反面、座学などの成績が伸び悩むこともあり、厳しく叱るといじけてしまいますが、基本的に学習意欲は旺盛なので、褒めれば褒めるほど伸びるタイプです。
使用する武器は1911系のハンドガンを好んで使用し、毎日200発ほどの訓練射撃を行っています。執着癖があり、一度気に入った銃は頭ではなく体でその感触を覚えるので、それ以外の銃をあまり使いたがりません。
法執行機関においてはすでに“優位性なし”と判断されている45口径弾を、わざわざガンスミスによる手作業で弾頭の軽量化など行ってまで使用し続けることが偏執的であるといえます。
大型自動二輪の運転免許を所有し、夜中にバイクでこっそりと寮を抜け出し、ラーメンを食べに行く健啖女子。
トーカ(獅子ヶ谷桐花/声優:佐倉綾音)
「そう! じゃあ覚えておきなさい! 私に対して“かわいい”は悪口よ!!」
狙撃手。アメリカ人の父とドイツ人の母を持つハーフ。元軍人の父親やその同僚たちに幼いころから護身術やライフルを仕込まれて育ち、地元の射撃大会でライフル競技部門の最年少優勝記録を持っています。
母親の死後、父親とともに2年間PMC(民間軍事会社)に所属していた経験がある。性格は、極めて好戦的であり、衝動的に暴力行動をとることもあり、いわゆる“Tsun-Dere”であるといえます。
好奇心旺盛ではあるものの、面倒や無駄を嫌う合理主義的な側面もあり、幼くも愛らしい見た目によらず気が強く、警戒心も強いです。
幼少時に1人で留守番をしていた時、家にやってきた訪問販売員をショットガンで射殺しそうになった過去があり、それ以降、極度の人見知りとして勇名を馳せています。
初対面の人間はとりあえず嫌ってみるような性格ですが、協調性に乏しいわけではなく“仲間”と認識した相手に対しては強い依存性を見せます。
基本的に“友たち”や“仲間”を作るのは苦手で、体が小さいことにコンプレックスがあり、それを払拭せんがために大人びた対応をすることも多いです。
クリス(鯨瀬・クリスティナ・桜子/声優:名塚佳織)
「もし地雷を踏んでどうにもならない事態になったら、遠慮なく私を呼んでください」
爆弾とコンピュータのスペシャリストで上海出身のイギリス人。座学の成績は美浜学園148名中8位と上位に位置し、クラスでは勉強を教える係になっています。
極めて柔和で人辺りもよく礼儀正しいですが、実は怒らせると一番怖いとの噂があります。ハルト同様あまり銃を好まず、携行することを拒否することもあります。
支給されているセルフディフェンスガンは、製造工場の工作ミスで返納される予定だった物を使用しているほど無頓着です。
美しい金髪の持ち主で以前は長く伸ばしていましたが、小学生のころ学校のトイレで自作の爆弾を製造中に誤って暴発させてしまい、髪を燃やしてしまって以来、短髪を続けています。
面倒見がよく家事全般が得意であり、学生寮では学生たちの食事の用意や部屋の掃除に洗濯など、寮母のようなこともしています。
視力が弱く、就寝時以外はコンタクトレンズを装用しており、眼鏡を着用している姿は起床後に洗面するまでのごくわずかな時間に限られます。
ムラサキ(狗駒邑沙季/声優:種﨑敦美)
「……そう、私はタダの忍者好きな、どこにでもいる女の子だよ……」
自称ロシアン忍者で、自らをニンジャと称してはいますが、その素性の多くは謎に包まれています。
当人の弁によれば、忍者の地方(ローカル)資格では赤バッジ(スペシャリスト)を所持し、国際(ユニバーサル)資格では金バッジ(ニンジャ・マスター)の資格を取得しているとのこと。
変装を得意とし、潜入工作などの仕事を担当することが多く、22口径の亜音速弾を使用する銃で暗殺なども行います。
小口径の自動拳銃やクナイなど、比較的小型のコンシールドキャリーに優れた武器を携行し、ライフルや刀などの大型の武器は好みません。
つかみどころのない性格をしており、他人にあまり本心を見せず、妖しげな言動で周囲の人間を混乱させることを楽しんでいる節も見受けられます。
唯一の忍者っぽい部分として、夏でも首元にマフラーを巻いています。一見して女子学生が好みそうなデザインですが、人工タンパクとアラミドの混合繊維で編まれており防弾・耐火性能があります。
ハルトとは幼いころから親交があり、兄のように慕いつつも、それ以上の感情も抱いている様子。格闘戦においては、技のハルト、力のレナ、素早さのムラサキとして3番目にランクされます。
有坂先生(有坂秋桜里/声優:井澤美香子)
「……いまさらですけど……本当に私なんかで大丈夫なんでしょうか……?」
詳しいことは何も知らされずに、とんでもない学園に着任してしまった不遇の新任教師。性格は至って真面目。真面目過ぎて使い物にならないぐらいに真面目。“控えめ”といえば言葉を選んだ感があり、率直に言ってしまえば単に臆病なだけでもあります。
仕事の面においてもあまり要領がよい方ではなく、例えるなら“石橋を叩いて粉砕してしまい、ウープスと嘆いているところを上司に発見されてメッチャ怒られる”タイプです。
よく言えばつね識的、悪く言えば一般的であり、“庶民”という言葉がよく似合う存在であり、異常者だらけの美浜において一服の清涼剤として機能しています。
本人曰く、幼いころから運が悪く、何かにつけ貧乏くじを引きやすい体質とのこと。改めてこう記載すれと相当に運が悪いようにも見えますが、実際のところは微妙に運が悪い程度です。
例を挙げるとするならば、元旦に神社でおみくじを引いた時に“犬吉(恐らくは印刷時にゴミが付着していたと思われる)”を引いたことがあり、同行していた友人に大笑いされたあげく、「ラッキーアイテムは犬って意味じゃね?」と言われ、近くにいた犬の頭をなでようとしたら思いっきり咬まれた……という程度には運が悪いという認識で問題ありません。
前面にデカデカと“村人A”と書かれたTシャツを着ていても、誰もが“あ、うん……”としか感想を抱かないような彼女ですが、彼女もまた、美浜に来るべくして来た人材であることは間違いありません。
仙石一縷(声優:行成とあ)
「わかってる、手短に……だろう? 煙草もコーヒーもないのに、私も長話をする気はないよ」
私立美浜学園の学園長。元CIRS職員で、以前は総合研究班の主任を務め、医療や心理学に従事し、医療班主席班長と心理作戦司令部の司令官を兼任していました。
それ故にCIRS上層部に知人も多く顔が利き、また職務上多くのCIRS職員の“弱み”を握っているとの噂があり、CIRSの組織改正時には真っ先に天下りが決まった人物です。
CIRS改正時、米国諜報機関と日本との間で諜報力と打撃力に格差があるというレポートから、民間委託型工作諜報員育成機関(SocialOps,Reseach&Development.)通称SORDを立案し、民間への天下りを期に自らが育成機関の代表を務めることになりました。
野上(声優:近江知永)
「……野上で結構です」
CIRSの高度特別医療班時代から仙石一縷の助手を務め、仙石の退官後も美浜学園へとともに赴任してきます。
頭脳明晰ですが人間的な欠陥が多く、一般的な日常生活に支障をきたすタイプ。具体的にいうと部屋が汚いです。
ハルトにとっては姉のような存在で、仙石には言えないような相談はまず野上に相談します。
山本イヅミ(声優:北垣内春香)
「ウチの用意した弾が気に入らんねやったら、無理して撃たんでえぇねんでっ!?」
美浜学園2年機械工作科1組(2M1)に所属するガンスミス。金属および樹脂の加工を得意とし、美浜に在籍している学生が使用する銃と弾薬はほぼ面倒を見ています。
銃を整備に出すと、その損耗具合で銃の使われ方から射手の体調までを理解します。また、彼女の手掛けた銃は、メンテナンスのたびにQRコードシールが更新されます。
ヘッドホンでガチャガチャした曲を大音量で聞きながらエアギターに夢中になり、文字通りトランス状態になっていることもあります。
Volume2から登場するキャラクター
稲垣バニラ&稲垣チョコ(声優:ブリドカット セーラ 恵美)
「仕事中にあくびしないの。護衛任務なんだから、少しは緊張しなさい」(バニラ)
「少しでも明るい空気を作ろうとしている妹の心遣い、伝わんないかなぁ?」(チョコ)
双子の姉妹。美浜学園の姉妹校“京船桜が丘”の生徒でSORD(工作諜報員)。ふたりともアラスカ出身で、公的機関に協力しドラッグや武器を密輸するディーラーやロシアンマフィアを取り締まっていました。妹のチョコはレナと昔仲がよかった様子です。
宇川千尋(声優:須藤翔)
「2人とも、その辺にしておきなさい」
美浜学園の姉妹校“京船桜が丘”のハンドラー(伝習員)で、バニラとチョコの指導を担当しています。元はCIRS職員だった経歴を持ち、ハルトとも以前同じ部隊で仕事をしていました。
マキ(井ノ原真紀/声優:南條愛乃)
通称“ソウルスピード”敵のロシアの犯罪組織に所属。同組織で殺し屋兼運び屋として仕事をしている模様です。
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