2018年1月10日(水)
現在、ゲームやコミック、ノベルと多くのメディア展開を続ける『天華百剣』の原作ストーリーを描く『天華百剣 -乱-』が電撃文庫より、本日1月10日に発売されました。
『天華百剣』は、電撃G’sマガジン×電撃ホビーウェブが贈る“刀剣と少女”の物語。刀剣×少女と聞いたら電撃オンラインも黙っていられません。「強い武器と、かわいい女の子の組み合わせなんて最強じゃないですか?」とギラついた視線で、著者の出口きぬごし先生にインタビューを行いました!
この記事では、三浦誠衛流居合道四段である著者の出口きぬごし先生に、小説の見どころや自身の経験を落とし込んだ部分、刀剣に関する貴重なお話などをお聞きしました。『天華百剣』をよく知る方、知らない方も、ぜひご覧ください。
▲出口きぬごし先生。東京生まれ。三浦誠衛流居合道四段を持つ。他の著作に『サディスティックムーン』、『ドリームハッカーズ コミュ障たちの現実チートピア』(ともに電撃文庫)などがある。 |
【天華百剣 -乱- あらすじ】
ときは、戦乱と刀の時代が終息し、新たに幕が上がった「銘治時代」。
朝廷直轄の特殊機関〈御華見衆〉の一員で、巫剣使いとして修行中の少年・小次郎は、名剣の乙女〈巫剣〉である三十二年式軍刀甲とともに、平和を掻き乱す災いの影を討つべく旅を続けていた。
五虎退吉光、水心子正秀、青木兼元など、強く可愛く健気な〈巫剣〉たちと出会いながら成長していく小次郎と甲の前に、残酷非道な強敵・阿修羅丸一派が立ちはだかることになり――。
天華百剣 | 電撃G’sマガジン×電撃ホビーウェブが贈る“刀剣と少女”の物語。コンテンツ全体を示す。 |
天華百剣 -乱- | 『天華百剣』の原作ストーリーを描くノベル。記事中では『乱』。 |
天華百剣 -発- | 『乱』の前日譚が描かれるコミック。記事中では『発』。 |
天華百剣 -瞬- | 心優しい巫剣・狐ヶ崎為次が、巫剣使い・みやびとともに日本全国をめぐる旅を描くコミック。記事中では『瞬』。 |
天華百剣 -斬- | iOS/Android向けに基本無料でサービス中の美少女剣撃アクションRPG。記事中では『斬』。 |
――主人公・小次郎と、活躍する巫剣(三十二年式軍刀甲、五虎退吉光、青木兼元、水心子正秀)の魅力をお教えください。
出口きぬごし先生:主人公の小次郎は、14歳の少年ということで子どもっぽさが残る少年です。『乱』では、精神の面と剣術の面で成長していく過程を楽しんでいただけるようなキャラクターとして描いているところです。
▲小次郎。イラスト:あきは先生。 |
――小次郎を『乱』で描くにあたって、ご自身の中で「こう描こう」というイメージはわきましたか?
今まで自分が書いてきた作品は、主人公が主人公っぽくないものが多かったのですが、『乱』に関しては既存の設定がありました。設定を生かして、自分の中で存分に主人公らしくしてやろうと意気込んで書いています。十分に主人公らしさが出ていれば幸いです。
三十二年式軍刀甲(さんじゅうにねんしきぐんとうこう)に関しては、ヒロインを彼女にしてほしいと依頼があり、まずそれに驚きましたね。『天華百剣』なので、日本刀を擬人化する意図はわかっていますが、そのコンテンツのメインヒロインを軍刀にする話なのかと(笑)。
軍刀は、歴史的な経緯や技術的なもの、難しい定義があって、刀剣の中でも美術品と認められていない特殊な位置にあるんですよね。
刀剣を扱うだけでもトリッキーな設定なんですが、さらに軍刀を扱うトリッキーさが加わって、最初は非常に悩みました。
▲三十二年式軍刀甲。イラスト:あきは先生。 |
でも軍刀も立派な日本刀だよと、うんちくやエピソードなどを入れていくことで、しっかりメインヒロインとして仕上げられたと思っています。
先ほど言ったとおり、小次郎と軍刀甲が成長途中にあるので、少年少女の成長譚としてはわかりやすいのかなと。
軍刀甲は見た目は小次郎と同じくらいの年齢なのですが、実際は0歳で生まれたばかりです。世間知らずであり、男女間の恋や愛もわかっていない状態ですが、徐々に使い手としての小次郎、恋愛対象としての小次郎に惹かれていく姿が魅力だと思っています。
五虎退吉光(ごこたいよしみつ)に関しては、軍刀甲とはまったく逆のキャラクターです。彼女は見た目は幼いのですが、鎌倉時代から生きています。この対比がおもしろいポイントですね。
▲五虎退吉光。イラスト:あきは先生。 |
青木兼元(あおきかねもと)は、担当さんと打ち合わせしている際に、登場人物のみやびの巫剣を誰にしようかと話になりました。足りないキャラクターを探していったら、「胸が大きいキャラクターがいたらいいよね」となり、彼女に決まりました。
▲青木兼元。イラスト:あきは先生。 |
もともとは『発』で小次郎の元におしかけてきた巫剣で、そのつながりもあって登場しているんですが、今度始まるコミックの『瞬』でみやびの相方は狐ヶ崎為次(きつねがさきためつぐ)になったので、彼女の立ち位置は最初の予定とは少し変わっていきそうです。
▲みやび。イラスト:あきは先生。 |
今後の『乱』では、軍刀甲との恋の鞘当てがあったりするのかな? そこはぜひ今後をお楽しみに。
あとは、『乱』を書いていて一番書き手の冥利につきたのが水心子正秀(すいしんしまさひで)ですね。彼女を出した理由は、錆憑(さびつき)の概念を説明したかったからなのですが、なぜ彼女にしたのかというと、連載を開始した当時、キャラクターとしてイラストも設定もなかったからです。
▲水心子正秀。イラスト:あきは先生。 |
プロットを担当さんに相談していた時に、錆憑を説明するために誰かが錆憑にならないといけないけど、すでにゲームの『斬』に登場している巫剣はまずいのでは? ということになりまして。
連載当時は『斬』に登場していなかった水心子正秀を抜擢した結果、イラストレーターのシエラさんが描いたかわいいイラストで大人気になってしまったんですよ。
正直なところ「錆憑かせて本当にごめんなさい」というのが、この水心子正秀です。
こういうのはメディアミックスがあるからこそ起きてくる話で、非常に珍しい体験をさせていただきました。
――『天華百剣 -乱-』には、さまざまなエピソードが収録されていますが、お気に入りのもや、印象深いものがあれば教えてください。
これは読む側と書く側で、すごく違いが出てきてしまうと思うのですが、書いていて非常に楽しかったのは第2話“ロリヰタコンプレックス”なんですよ。
――え、読んでいてもすごく楽しいエピソードでしたよ!
なら、大丈夫ですかね?
2話を書き上げるには水面下で努力をしました。このエピソードは、他のものと違って、主観の人物が違うんですよ。
意図としては、五虎退のロリキャラを説明するにあたって、14歳の小次郎では荷が重いかなと思い、誰かに代弁させようと考えました。
いったい誰にしようかと考え、思いついたのが岡松国男です。もしかしたら、お察しの方もいるかと思いますが、モデルになったのは民俗学者の柳田國男さんになります。
“銘治”という時代設定的にも、柳田國男さんをモデルにしたキャラに語らせたらおもしろいんじゃないかと思いました。ここから勢いで書きあげたのが第2話ですね。もちろん、フィクションなので実際の柳田國男さんは関係ありませんので、ご理解ください。
あとは、柳田國男さんならではの視点というか、五虎退のことを座敷童子のように見ていて、このことが後に『遠野物語』を書く原因になったのか……みたいな(笑)。
いろいろ調べていくと柳田國男さんを知るために、田山花袋さんについて学んだり、『遠野物語』とは? まで調べたりして書いたのが第2話ですね。
もしかすると、『乱』全体のお話で見たら少し浮いているかなと心配している面もありつつ、読者の皆さまには広い心で許していただきたい!
かなり勉強して書いたわりには、読む側に伝わり辛いかもしれませんが(笑)。そういう意味では、お話として少し浮き気味で、伝わり辛い第2話が印象深いですね。
しっかりとシリアスに描いている部分もありますので、どうぞ混乱せずについて来ていただければ幸いです。
――原作『天華百剣』の主人公・小次郎を出口先生が『乱』で描くにあたり、意識した部分はありますか?
そこに関しては、担当編集さんとキャラクター性をどうするか話しあわせてもらいました。コミックの『発』ですと、小次郎はわんぱくな少年なんですが、僕が書いていくにあたって思春期の初心(うぶ)な感じを出したかったんです。
簡単に言ってしまうと、ハーレムなお話でもあるので、あまり恥じらいもないわんぱくな子どもよりかは、恥じらいのある感じのほうが、お話としてしっくりくるなと思って書いています。
元々あった設定と少し違うのが、母親の存在ですね。僕は母親がいたほうが書きやすいと思ったので、『乱』でも未だに伝聞でしか登場していない母親の巴(ともえ)がいる設定を加えさせてもらいました。
あと、僕の意見でキャラクター性を少し変えさせてもらったのは、小次郎の父である武蔵ですね。元々はもう少し威厳のある感じだったのですが、軽薄だけど締めるところは締める父親になってもらいました。
――出口先生の中で特にお気に入りの巫剣はいますか? また、理由も教えてください。
ゲームの『斬』になるのですが2振いまして、まず菊一文字則宗(きくいちもんじのりむね)です。理由としては、イラストが大好きなんですよ。
▲菊一文字則宗。 |
萌えという観点ではあまりないかもしれないんですが、菊のバックルがついていたりとか、ところどころに菊があしらわれた衣装だったりとか、立体感のあるイラストと言いますか、鳥山明さんとかバンド・デシネ(※)のメビウス(※)のようなイラストを見ているようで素晴らしいなと感じました。
※バンド・デシネ:フランスやベルギーを中心とする地域のコミック形態。バンデシネ、B.D.とも呼ばれる。
※メビウス:フランスのバンドデシネ作家。メビウスはペンネームである。
あとは、刃紋の書き込みがすごかったんですよ。こだわりを感じます。
もう1振は、ソボロ助廣(そぼろすけひろ)ですね。何がいいって……衣装ですよね。ギミックで紐が使われてるんですけど、その紐のテンションの張り方が最高なんですよ。
▲ソボロ助廣。 |
左腕で手のひらを広げるようなポーズをとっているのですが、紐が手袋と連動していて少し張りがあるわけです。その感じが絵から伝わってきて、そこが素晴らしいですね!
担当編集:ソボロ助廣を描いていらっしゃるイラストレーターはNidy-2D-さんなのですが、そういう部分をはじめ、こまかいところまでこだわりが感じられて、素晴らしいですね!
――出口先生は居合道も嗜まれているようですが、刀剣自体もお好きなのでしょうか?
日本人でも多くの方が刀剣に興味を持たれていると思うんです。興味を突き詰めていくと、刀剣にエロスとタナトスがあると感じます。端的に言うと人を殺す道具なので、デンジャラスな部分を孕んでいるんですが、そこに妖艶さが共存しているのが日本刀だと考えていますね。
そこの怪し気な魅力に日本人のみならず、世界中の方々が惹かれているのではないでしょうか。
その怪しい魅力に無意識下で惹かれていたのは子どものころからで、大人になってから居合をやり始めて、実際に手にして刀を振ってみるとわかることもありました。
最近、改めて日本刀ってすごくよくできているなと思うことがありまして、それは日本刀が素晴らしい機能美の塊だという点なのですが、その中で1つ挙げるなら樋(ひ)です。
刀身にある溝の部分が樋になります。鎌倉期よりは室町時代のほうがポピュラーになっているものだと思うのですが、初期の日本刀にはないものもあります。ここに窪みを入れることで、強度も増すし軽量化もできるというものなんですよ。
▲出口先生には、特別に練習などで使用する練習刀をお持ちいただきました。 |
実際に振ってみないとわからないのですが、この樋があることで刃筋がとおった斬れる振り方をすると「ヒュン」と笛みたいな音がします。その要因が樋にあるのです。
これは博物館などで見ているだけではわからない機能美です。作る側は強度を増して、軽量化することを目的としていますが、副産物として樋が空気の流れを作ってよい音を鳴らすこともあるのが日本刀であるとか、何年も触れるうちに気がつくようなことがあります。
刀剣は、シンプルながらに奥が深く、まだまだ気がつくことがたくさんあるんだろうなと思わせてくれますね。
――居合はいつごろからされているんですか?
7~8年くらいでしょうか。先輩の作家さんがやっていらして、興味を持ったのがきっかけですね。それでハマってしまいました。
飽きてしまうことがあっても何年もやり続けると、マラソンのセカンドウインド(※)みたいに、そこからおもしろくなってきましたね。
※セカンドウインド:激しい運動を持続的に行うと起こる現象。最初は辛いものの、続けることで安定する状態。
こういう体験ができたのは、なんでも“道”がつくもの、道に入っているものをやり続けることで、発見があるからです。先ほどの樋の話もそうですね。
――居合の練習って、どんなことをされるんですか?
普段は型を練習します。型は先人たちの知恵が凝縮されていますから、この動きはこのためにあるのかとか、ここでテコの原理を使うのかとか、力学的にしっかり作られているのが型なので、最初は真似をするだけなんですが、そのうち型の深さなんかにも気がついていきました。
――実際にどんなことをやっているのか気になっている方も多いと思いますので、大変貴重なお話です。
実際にやっている方には女性も多いです。武道としてやられている方に対しては失礼な表現かもしれませんが、ダンスみたいにみんなで同じ動きをしてみて、こうしたらもっと良くなるとか、お互いの改善点を指摘しあうのは楽しいですね。
――そんな居合道をやられている出口先生ですが、作品に経験が生かされた部分はありますか?
個々の動きみたいなものは、技の名前を書いても伝わらないですし、あるいはそんなに動きを細かく描写しても伝わらないと思うんです。
どちらかと言うと、剣術流派の哲学みたいなものを反映させています。そのあたりは居合をやっていて助かった部分ですね。
子どものころは宮本武蔵の話を聞いて、卑怯な手ばかり使うなあとか、違和感を覚えていました。
あと黒澤明の『七人の侍』で島田勘兵衛が子どもを誘拐した盗賊を倒すために、わざわざ髪の毛を剃って僧侶に化けて、盗賊を油断させるシーンとか。
あの『七人の侍』のシーンは戦国時代の剣聖・上泉信綱の伝説を元にしたものなんですが、剣聖ですよ? ショボくないですか?
剣聖なのに物語のような大立ち回りではなく、こんな地味な手段をとらなくちゃいけないのかと。
でもね、剣術の哲学としては死んだら終わりなわけです。死んだら終わりの世界で、いかに死なずに確実に相手を殺すかの哲学が剣術なんです。これを突き詰めていくと、話としては地味なものが残りがちです。
この大枠の哲学が個々の技にも残っていて、それが応じ技というものになります。自分から斬りつけるのはリスクが高いので、相手が斬ってきたところでカウンターをあわせて応じ技を出して仕留めるというのが剣術の必勝の考え方になります。いわゆる“後の先”です。
剣術流派の大枠としては戦術・戦略でいかに自分が死なないかを考えていきますが、小さな枠で考えると後の先を制することが基本であり、剣術の奥義です。ということが、剣術をやっているとわかってくるので、お話にも反映させています。
この後の先が軍刀甲の戦い方になっていますので、これがうまく反映できたのは居合をやっていたからかなと思っていますね。
担当編集:実際に居合をやっていらっしゃるので、先生が書かれる描写には現実味がありますね。軍刀甲がどういう戦闘スタイルなのか、なんとなくで書きがちな部分をしっかり詰めていらっしゃるのは、さすがだなと思います。
出口先生:小説の後書きにも書いてありますが、友人のマニアに大正時代の片手軍刀術の教本を見せてもらって、参考にした部分もあります。
三十二年式軍刀甲はサーベルに似ており、西洋剣術はフェンシングのように半身で構えますが、当時の教本を見てますと真正面で構えていました。ここで確実に西洋剣術とは違うなとわかったのが、おもしろいポイントでした。
――もし出口先生が巫剣使いになったら、どの巫剣と旅をしてみたいですか?
大包平(おおかねひら)と小烏丸(こがらすまる)で迷いますね……。小烏丸かな。
小烏丸は本が好きで長生きなので、日本刀の歴史とともにあるような刀です。博識で、カラスを使役する能力もあり、いろいろな場所と通信もできますよね。
▲小烏丸。 |
例えば古戦場や名所、名刹(※)を思い入れとともに解説してもらえると非常におもしろいのかなと思います。
※名刹(めいさつ):名高いお寺のこと。
――ちなみに大包平はいかがでしょう?
僕自体がマゾ気質なところがあるので、大包平がコントロールできなくて振り回されながら旅をしたらおもしろいのかなと思いました。
▲大包平。 |
彼女も本が好きなので、きっと博識だと思うんですよね。知識を盾に「こんなことも知らないの?」と、攻めてくれるんじゃないかと(笑)。
――『乱』に登場する単語やルビからも明治(銘治)感が溢れていますが、組み合わせや語感などは苦労されたのではないでしょうか?
明治っぽさを出しつつ、読者に伝わる表現は何かと考えて工夫し、成功したのが小説に書かれている文章です。髪型の名前を書いて“ツインテール”とルビをふってみるとか、ちょうどいい落としどころを見つけられたのかなと。
逆に明治感を出し過ぎて、読者に嫌に思われないかも考えました。いかに『乱』の世界の空気感を表現しながら、読者に嫌がられないかのバランスをとるかが難しかったですね。未だにちょうどいい塩梅がわからないので、改善点などがあれば教えていただきたいです。
――原作、ゲーム、『天華百剣 -乱-』を知っている方はもちろん楽しめる1冊ですが、この『乱』から『天華百剣』を知る方に注目してもらいたいポイントは、どこでしょう?
ゲームの楽しさは、いろいろな巫剣が登場することを楽しめるところだと思うんですけど、小説という媒体では多くのキャラクターを出し過ぎても読者が混乱すると思いますので、登場キャラクターは絞っていく方向で考えていました。
そのうえで登場する巫剣や、巫剣以外の登場人物の魅力などを感じてもらえればと思います。
――今後の展開における見どころを教えていただけますか?
1巻ですと、阿修羅丸が登場して謎を残したままですが、2巻は阿修羅丸と対決していくことになるので、乞うご期待というところですね。
あとは小次郎と軍刀甲が成長して、どういう関係になっていくのか。日本刀最高傑作と言われている大包平が、『天華百剣』コンテンツではまだ動きを見せていないので、彼女がどう動いていくのかも『乱』の大きな見どころの1つだと思います。
――最後に購入を迷っている方に向けてメッセージをいただけますか?
ゲームを楽しまれている方には『斬』で描かれている側面と、『乱』で描かれている側面を楽しんでいただき、徐々に『天華百剣』の全体像を把握してもらえると思います。
どんな世界観で、何と戦っているのか。もちろんゲームで語られている部分はあると思いますが、小説でしか語られていない部分もありますので、『天華百剣』に少しでも興味を持っている方に読んでいただけると、楽しんでもらえると思います。
とにかく刀剣が好きな方、かわいい女の子が好きな方、迷わずお手にとってみてください!
(C)天華百剣プロジェクト
(C)KADOKAWA CORPORATION 2016
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