2018年1月27日(土)
インティ・クリエイツから3月15日に発売されるPS4/Nintendo Switch用ソフト『ぎゃる☆がん2』。本作で、ヒロイン・玉前なな子を演じる谷口夢奈さんへのインタビューを掲載します。
『ぎゃる☆がん』は、ひょんなことからモテ男になってしまった主人公が、次々と言い寄ってくる女の子たちを眼力(通称:フェロモンショット)で昇天させ、意中のヒロインを目指す異色の眼(ガン)シューティングゲーム。シリーズ4作目の『ぎゃる☆がん2』では、さまざまな新要素の他、今作独自の“吸い込み”による女の子のカワイらしいリアクションも楽しめます。
谷口さんには、オーディションの話やなな子を演じる際に心がけたこと、現在配信されている生放送についてなどをお聞きしました。谷口さんのファンだけでなく、『ぎゃる☆がん』が気になっている人もぜひご覧ください。
――まずは演じられたキャラの役名と役柄について、教えてください。
役名は玉前なな子ちゃんで、主人公の幼なじみです。席替えがあってもずっと隣の席になるという、幼なじみミラクルを起こし続けている子です。すぐに「も~~」と言って怒るんですが、なんでも許してしまう「も~~」で、皆が憧れるような優しい幼なじみです。
――心が広い感じですか?
そうですね。皆が「ダメでしょ、それ!」と言っちゃうようなことでも、「も~、しょうがないなあ」と言って受け入れてしまうキャラだと思い、演じました。
――そもそもの話になるのですが、『ぎゃる☆がん』というタイトルはご存じでしたか?
先輩の藤田彩さんが悪魔の“くろな”を演じられていたので知っていました。ただ、どのようなゲームかは知らなくて「女の子がたくさん出てくるゲーム」くらいの認識でした。
その後、オーディションの話をいただきました。これまでのシリーズ作品には有名な声優さんが出演されていて、私の知っている方も多く出ていたので、親近感がわいたのを覚えています。
――どんなゲームと聞いていましたか?
マネージャーさんからいただいたのは「ちょっとお色気のある作品で、水鉄砲をかけられてキャーってなるゲーム」くらいの情報でした。だから、「ああ、水鉄砲のゲームで、女の子の服を透けさせるのか」くらいに思っていたんです。
そのため、生放送1回目でゲームを遊ばせていただいた時に、「え!? 昇天ってなに? え!? 服を吸い取るの?」と驚きました。
――驚きますよね(笑)。オーディションではどのようにしてなな子を出そうとしましたか?
実は、オーディションでは近藤ちるちゃんとりーすちゃんを受けていたので、なな子ちゃんのキャラをあまり知らなかったんです。台本をいただいてからなな子ちゃんのセリフを読み、性格を知りました。
――なな子を受けたのではなかったんですね。
はい。オーディションの時ですが、演技が終わった質疑応答の際に「演技以外でやりたいことはありますか?」という質問に「バンジージャンプをしたいです!」と答えました。とにかくたくさんしゃべったので、覚えてくれたので、呼んでくれたのだと思いました。
――それは『ぎゃる☆がん』に向いている人の発言ですね(笑)。
イベントや撮影で、いろいろなところに行くじゃないですか? 事務所に入った時からずっと、何かのきっかけでバンジージャンプをしたかったと話したら、皆さんが笑ってくださったので「よし、覚えてもらった!」と思って、家に帰りました。
最初にオーディションに受からなかったという知らせが来たため、「バンジージャンプはウケたけど、ダメだったか」と凹んだのですが、その後「なな子ちゃんをお願いしたい」と言っていただきました。本当にうれしかったです。
――沈んだ気持ちが、天にも昇るような気持ちになったと。まさに降りて跳ねるバンジージャンプのようですね。
そうですね(笑)。なので、仕事としてバンジージャンプを飛んでみたいという夢は今でもあります。
――役が決まった時の周りの人の反応は?
私がなな子ちゃんを演じることが明らかになった時、周りにいたライターさんやゲームが好きな人が『ぎゃる☆がん』を遊んでくださっている人ばかりだったので、逆に驚きました。
あと、そこで東京ゲームショウでの騒動を聞き、ちょっと不安になりましたね……。
――広げにくい話しになったので、次に行きましょう……。
――なな子を演じる際にどのようなことを気をつけましたか?
あまりきつくならないようと、指導がありました。なな子ちゃんはすべて許してしまうので、さっきの「も~~」でも優しくなるように言われました。
――谷口さんはどうですか? なんでも許してしまうタイプですか?
私は気が短い方なので、すぐに怒っちゃいます(笑)。「も~~、なんでなの!」となってしまうので、なな子ちゃんとは似ていませんね。
だからこそしっかり演技をして、優しさをちゃんと感じられるキャラになることを心がけました。収録が終わってから「なな子ちゃんは本当に優しいなあ」としみじみ感じました。
――ずっと優しいのでしょうか? 多少、感情的になったり、怒ったりする場面は?
もちろんそのような場面もあるのですが、気持ちが大きく変わるのではなく、自分の状況を受け入れるタイプ。達観していて、そこまでセリフや感情に大きな変化はありませんでした。ちょっといじわるな場面があり、主人公の机に焼きそばパンをめっちゃ詰めるシーンがあるのですが……。
――すみません、幼なじみのやることではありませんね。
そうなんですけど(笑)、そういうシーンでも、本人の感情に変化があるわけではなく、無意識にやってしまったという感じでした。
――他に意識したことはありますか?
裏声を出すとなな子ちゃんではなくなるので、高いセリフの時でもなな子ちゃんっぽくなるように調整しました。あとは、他のキャラと話す際に、別のキャラにひっぱられないように、フワッとやさしいなな子ちゃんのままでいられるように気を付けました。
――お気に入りのセリフを教えてください。
やっぱり何回も撮ったので「も~~」ですね。ちょっと低いパターンや、後ろが上がるパターンなどいろいろ考えながら演じるのが、楽しかったです。なな子ならではのセリフはなかったのですが、私の中では「も~~」がそれにあたりますね。終わってからしばらくは「も~~」と言いそうになるくらいに、言いましたね。
――『ぎゃる☆がん』だと、ちょっとセクシーなセリフや恥ずかしいセリフもあったのでは?
楽しかったです(即答)。
――ためらいもなく?
まったく!(即答) オーディションの時からセクシーなセリフがあると言われていましたし、その際にアドリブでそういう演技もしました。そのため、まったく抵抗なく! むしろ楽しく演じました!!
攻撃を受けた時の反応は、小と中と大とあり、それぞれ数パターン収録したので、これまで勉強してきた演技の幅を出そうとしました。
――回りにいる役者さんと『ぎゃる☆がん』の収録について話されたことはありますか?
初めての収録の時、私の前に収録していたのが藤田さんでした。なので「夢奈ちゃん、いらっしゃい!」「よろしくです!」とお話をしました。その際にはくろなちゃんの演技をやってもらいましたね。
――本作について現在、どのような認識を持っていますか?
服を脱がすゲームですね(笑)。おそらく作った人の願望、妄想が詰まっているのだと思います。現実ではできないことだからこそ、ゲームで楽しめる。「みんな、こういうタイトルを求めているのかな」と感じました。世の中、平和ですね!! 遊ばせていただいて気が付いたんですが、下着のバリエーションがすごいですよね。
――女性スタッフを含め、作られているそうです。
女性の方なんですね! 最初10種類くらいかと思ったいたら、見ていて「水玉! ストライプ!」と種類が多いことに驚きました。
――下着の種類が多いのは特徴で、『だぶるぴーす』では450種類ありました(笑)。もし、谷口さんの周りの人が『ぎゃる☆がん』にハマッたらどうしますか?
弟はPS4を持っているので、ぜひやってほしいですね。両親は……いかがわしいゲームだとゲーム内容を勘違いするかもしれません。でも、両親は私の声に気がつかないので、どのキャラを演じているのか、わからなくて、やってもらう甲斐はないかもしれませんね。
――ずっと声を聞いているのに、谷口さんの声がわからないのですか?
地声と演技はどうしても違いますし、なな子ちゃんは特に優しさを出しているので、おそらく気付かないかと。もし両親がハマったらツイートして報告します(笑)。
――それはおもしろいですね(笑)。演じられたキャラ以外で気になっているのは?
くろなちゃんが好きですね。「自分はまともです」という雰囲気を出しているのに、一番抜けていて、ずれている。でもセリフにカワイらしさもあり、好きですね。くろなちゃんとなな子ちゃんの絡みもあって、「元気があっていいなあ」と思いました。
ゲームの収録は1人で行うので、まだキャラのかけあいを体験していないので楽しみです。
――ドラマCDの収録はまだ行っていないのですか?
実は明日収録するんです! いろいろな人が集まるので楽しみですね!
――ちなみに、谷口さんは普段、ゲームをプレイされますか?
テレビゲームはあまりしないのですが、自分が出ているアプリや進められたアプリはやります。実家にはハードがあって、その際に『スプラトゥーン』を遊んだのですがヘタすぎて弟にガチぎれされました。撃つとかもぐるとか頑張っていたんですが、対戦になっていなかったようで、コントローラをとられました(笑)。
――アプリは何を遊ばれているのですか?
『白猫プロジェクト』や『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』は長くやっています。ガチ勢と言われました。5本くらい同時にやっていた時、ゲームを遊びすぎて寝る時間がなくなったことがあります。洗濯しようと思っていたら朝だったため、1日48時間あればいいのにと思いました。
――11月29日の生放送はいかがでしたか?
初めてMCをやらせていただくということで、最初はちょっと不安もあったのですが、マネージャーさんから「いろいろな生放送に出ているし、大丈夫」と言われました。台本もあるので、あまり考えすぎず、挑みましたね。
私が関西人ということもあり、突っ込みはできないのですが、もともとしゃべることは好き。見ている人や周りのスタッフさんをたいくつさせないようにしたいと心がけています。
――桜咲第三高等学校の制服を着てみていかがですか?
コスプレをしたことがないうえに、仕事でキャラの衣装を着ることもありませんでした。中学がセーラー服で、高校がブレザーだったので、久々にセーラー服を着たのですが、もともとのセーラー服は地味なので、明るくカワイイ服を着れてうれしかったです。
――楽しまれているんですね。
そうですね。ただ、生放送はMCの私だけが衣装なんですね。「ヒロイン、全員の服を作って着ましょうよ」と言ったのですが、リースは太もものあたりがバックリ切れているので難しいのかなと。
――くろなの衣装も際どいですからね。
ああ、そうですね。残念!
生放送の1回目は服のサイズが大きかったのですが、その後で私用に調整していただいたので、かなりフィットするようになりました。
――最後にメッセージをお願いします。
いろいろな女の子が出てきて、楽しめるので、カワイらしい女の子とふれあいたい人、ちょっと変わったタイトルを探している人に遊んでいただきたいです。楽しく笑ってプレイしていただければ幸いです!
■“ぎゃる☆がん2TV #03”番組概要
【日時】1月31日21:00~22:00
【出演(敬称略)】
・MC:谷口夢奈(玉前なな子役)
・ゲスト:松田利冴(近藤ちる役)
・ゲスト:木村千咲(りーす役)
【配信サイト】
・ニコニコ動画
・YouTube Live
・FRESH!
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