2018年3月2日(金)

描き下ろしイベントCGを追加したPS Vita版『アマツツミ』が5月17日発売

文:電撃オンライン

 プロトタイプは、PS Vita用ソフト『アマツツミ』を5月17日に発売します。価格はパッケージ版が6,400円+税、ダウンロード版が5,278円+税です。

『アマツツミ』

 『アマツツミ』は、PCゲームブランド“Purple software”より2016年7月29日に発売されたPC用アドベンチャーゲームです。魅力的な設定、繊細なビジュアル、斬新な展開の物語が好評を博し、主題歌は“萌えゲーアワード 2016”で金賞を受賞しました。

 言葉によって人を操ることができる“言霊”使いの青年と、隠れ里を飛び出した彼が出会う少女たちの織り成すファンタジックなストーリーが展開します。

 PS Vita版では、描き下ろしビジュアルが追加される他、タッチスクリーンへの対応なども行われています。

『アマツツミ』ストーリー

 言葉によって人を操ることができる“言霊”使いの一族の末裔、主人公・誠。

 好奇心旺盛な誠は外の世界に興味を持ち隠れ里を飛び出しますが、世事に疎く里以外での知識がないため、とある田舎町の路上で行き倒れてしまいます。

 野垂れ死にを覚悟しかけた彼を救ったのは、その町にある喫茶店“折り紙”の看板娘・織部こころでした。

 “言霊”の力を使い、織部家の家族として居候を始める誠。その後、こころとともに始める学園生活の中で、それぞれの“想い”を抱える少女たちと出会います。

 誠の持つ“言霊”の力は彼女たちの力になれるのか? そして、“言霊”のもつ本当の力とは? これは言葉が紡ぐ、絆の物語──。

『アマツツミ』 『アマツツミ』
『アマツツミ』 『アマツツミ』
『アマツツミ』 『アマツツミ』
『アマツツミ』 『アマツツミ』

PS Vita版『アマツツミ』の特徴

描き下ろしビジュアルが追加

 PS Vita版では、新たに描き下ろされた美麗イベントCGが追加。『アマツツミ』の世界をより一層鮮やかに彩ります。

タッチスクリーン対応

 従来のボタン操作に加え、メッセージ送り、選択肢の決定、早送り&巻き戻し、選択肢ジャンプなどのあらゆる機能がタッチスクリーンに対応しており、PS Vitaならではの直感的操作で快適にプレイできます。

PS Vita TV対応

 PS Vita TVに完全対応しており、テレビにつなげることで大画面でのプレイが可能です。

PC版の色味に近づける“色合い調整機能”

 『アマツツミ』の原作はPC用ソフトのため、グラフィックは一般的なPC用液晶モニターにあわせて彩色されています。

 一方、PS Vitaは構造そのものが液晶モニターとは大きく異なる“有機EL”を搭載した1000シリーズと構造はPC用液晶モニターに近いものの黄色みがかった浅めの発色になる2000シリーズがあり、どちらも一般的なPC用モニターと異なる色味になっています。

 そこで、代表的なPC用ディスプレイメーカー“EIZO”のLEDバックライトディスプレイ“EV2736W-FS”を初期出荷状態で使用し、そこで表示される色合いとPS Vitaの色合いを比較。より“EV2736W-FS”の印象に近くなるように、PS Vitaで表示されるグラフィックの色変換を行う機能が“色合い調整機能”です。

 “色合い調整機能”は3タイプ存在し、“タイプA”もしくは“タイプB”に設定した場合には、それぞれの色合い調整の“適用量”も調節でき、好みにあわせての画面設定が行えます。詳しい情報はプロトタイプ公式サイト内の紹介ページでご確認ください。

調整なしPS Vita TVでプレイする際や、各々のPS Vita固有の発色で楽しみたい人用です。
タイプAPS Vita 1000シリーズの有機EL表示のビビッドな発色をおさえてPC版に近づけます。
タイプBPS Vita 2000シリーズの液晶表示の色味を鮮やかにし、黄色みをおさえてPC版に近づけます。

登場人物

主人公 織部誠(おりべまこと)

『アマツツミ』
特技料理、食べられる野草集め
趣味コンビニ巡り
好きなものコンビニ、テレビ、人の笑顔
嫌いなもの騒音、悪意、困っている人(心が痛む)

 “言霊”という特殊な力を用いる一族の末裔。好奇心旺盛で一般常識に少し疎いところもありますが、基本的には優しくお人よしです。自給自足の生活をしていたおかげもあり、家事能力など生活力に長けています。

『アマツツミ』

居候先の妹 織部こころ(おりべこころ/声優:秋野花)

『アマツツミ』

「わたしが、兄さんの帰ってくる場所なんだよ♪」

特技気遣い
趣味読書(図書室でよく借りてくる)
好きなもののんびり、メール、こっそりと兄
嫌いなものG、高いところ、静けさ

 母が営む喫茶店“折り紙”の看板娘。面倒見がよく健気で素直な性格ですが、料理の腕だけは壊滅的でやや天然気味。“兄”となる主人公に心をときめかせてしまうちょっと危険な一面も……。

『アマツツミ』

人見知りの巫女 朝比奈響子(あさひなきょうこ/声優:夕季鈴)

『アマツツミ』

「私はあの世に片足をつっこんでますからね」

特技都合の悪いことを聞き流すこと
趣味ぼんやりすること
好きなもの青空、数少ない友達、かわいい文房具
嫌いなものお化け、おしゃべり(苦手)、寒さ

 主人公のクラスメイトであり、神社の娘。霊感があり、いわゆる幽霊を見ることができるのですが、その影響で人と付き合うのに苦手意識があります。転入してきた主人公をきっかけに、コミュ障を克服しようと目下奮闘中です。

『アマツツミ』

スタイル抜群のクールな幼なじみ 恋塚愛(こいづかまな/声優:山田ゆな)

『アマツツミ』

「私は、あなたのもの。あなたは、私のもの」

特技主人公いじり
趣味主人公への誘惑、少女漫画(黙々と読んでしまう)
好きなもの主人公、鳥、おしゃべり(自分で話すのは苦手だが聞くのは好き)
嫌いなもの外の人間、騒音、車

 主人公とは同郷の幼なじみであり、許婚。“言霊”一族の末裔で、その中でもかなり強い力を持っています。また、主人公のことを非常に好いています。根っこがSで主人公の困った顔がなによりの好物です。

『アマツツミ』

小動物系庇護欲かき立て少女 水無月ほたる(みなづきほたる/声優:小倉結衣)

『アマツツミ』

「あなたは、まだ、何色でもないのね」

特技猥談
趣味写真撮影(思い出集め)
好きなもの花火、買い物、海
嫌いなもの薬、スマホ、騒音

 表情豊かなムードメーカーで、誰とでも仲よくできるコミュ力の持ち主。普段の言動から奔放な性格のようにみえますが、理性的な一面もあり主人公の相談役にもなってくれます。彼女にだけは、なぜか“言霊”の力が通じません。

『アマツツミ』

織部あずき(おりべあずき/声優:風音)

『アマツツミ』
特技にこにこ笑顔
趣味チェス、クロスワードパズル(変なところで博識)
好きなもの娘、メール、洋服の買い物
嫌いなものお化け、むつかしい数字、熱い飲み物(猫舌)

 こころの母親で主人公が居候している喫茶店“折り紙”の店長。おっとりとした優しい性格の女性ですが天然という噂も……。料理の腕は一級品で本人の人柄もあり常連になる客も少なくないです。

浅川光一(あさかわこういち/声優:小池竹蔵)

『アマツツミ』
特技物怖じしない(田舎にきてなじむために悟った)
趣味ゲーム、メール(幼なじみに送れないメールを書き溜めている)
好きなもの幼なじみ、かわいい女の子、噂話
嫌いなもの昆虫、夏の暑さ、田舎

 主人公のクラスメイトであり最初の友人。気さくな性格で、転校してきた主人公をなにかと気にかけてくれます。本人も親の都合で、数年前に都会から引っ越してきたという経緯を持っています。

データ

▼『アマツツミ』
■メーカー:プロトタイプ
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:ADV
■発売日:2018年5月17日
■価格:6,400円+税
▼『アマツツミ(ダウンロード版)』
■メーカー:プロトタイプ
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:ADV
■発売日:2018年5月17日
■価格:5,278円+税

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