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2018年3月23日(金)

イラストレーターの岸田メル&左&ゆーげん&NOCOがガチ話! LOFTトークイベントレポート

文:電撃PlayStation

 3月13日(火)に超豪華なトークイベントが開催されると聞きつけ、潜入しました、新宿ロフトプラスワン! その超豪華な出演者とは、コーエーテクモゲームス・ガストブランドから発売されている『アトリエ』のアーランド、黄昏、不思議シリーズまでのキャラクターデザインを担当したイラストレーターである、岸田メルさん、左さん、ゆーげんさん、NOCOさんの4名。

『ロフトプラスワン岸田メルトークイベント』

 一部の方はご存知かと思いますが、岸田メルさんは各地にあるトークライブハウス『ロフト』さんで不定期にイベントを開催しています。今回はたまたまステージに空きができたということで、岸田さんの声がけで急遽決まったという本イベント。……それにしては豪華なメンツが揃ったものです。

『ロフトプラスワン岸田メルトークイベント』

岸田メル Twitterはコチラ
 『ロロナのアトリエ』『トトリのアトリエ』『メルルのアトリエ』のアーランドシリーズ3部作でキャラクターデザイン、ゲーム内イラストを担当。小説、ゲーム、アニメはもちろん、さまざまな分野でマルチに活躍するイラストレーター。

左(ひだり) Twitterはコチラ
 『アーシャのアトリエ』『エスカ&ロジーのアトリエ』『シャリーのアトリエ』の黄昏シリーズ3部作でキャラクターデザイン、ゲーム内イラストを担当。ゲームやアニメなど多数の作品でキャラクターデザインなどを担当されています。

ゆーげん Twitterはコチラ
 『ソフィーのアトリエ』『フィリスのアトリエ』『リディー&スールのアトリエ』の不思議シリーズ3部作にて、NOCOさんとともにキャラクターデザインを担当。ゲームだけでなく、ライトノベルの挿絵なども多数手がける。

NOCO Twitterはコチラ
 ゆーげんさんとともに、『ソフィー』『フィリス』『リディー&スール』の不思議シリーズ3部作のキャラクターデザイン、ゲーム内イラストを担当。ライトノベルの挿絵なども担当する、新進気鋭のイラストレーター。

 PS3以降の『アトリエ』のメインイラストレーターが勢ぞろいということで、イベントのチケットは即日完売という人気ぶり。岸田さんが「自分のトークイベントではこんなことないのに!」と悔しがるほどでした。

 岸田メルさん主催のイベントといえば、すね毛やら○○やら○○○やらが目白押し、と不安がよぎるのですが、今回は真面目でしっかりしたイラストレーター対談でスタート。それぞれがイラストレーターになった経緯や、お仕事のやり方、『アトリエ』シリーズへの取り組み方などなど、たくさんのお話を聞かせていただきました。

『ロフトプラスワン岸田メルトークイベント』

 入り口やきっかけは人それぞれですが、皆さん「これしかない」と思ってイラストレーターになったということで、すごく真っ直ぐにイラストに取り組んでいるんだなぁ、と感じました。

 第2部は参加者からの質問に答えるコーナーに。「イラストが描けなったときはどうしますか?」という質問には、口を揃えて「寝る」と回答しつつも、この仕事に疑問を持ったり嫌いになったり、ということはないそうで、自然と描くようになるそうです。素敵なイラストを生み出す原動力は描きたいという気持ちなのでしょうね。

『ロフトプラスワン岸田メルトークイベント』

 話題が『アトリエ』のキャラクターデザイン作業の話に出てきた「“絵柄”と“デザイン”と“絵の良さ”は曖昧で難しいですよね」という岸田さんの言葉が印象的でした。

 デザインとして優れているのか、絵がかわいいのか、それをゲームに落とし込んだらどうなるのか……キャラクターデザインには様々な要素が求められるので、悩みは尽きないようです。

『ロフトプラスワン岸田メルトークイベント』

 イラストを描く上でのこだわりについても四者四様でしたが、岸田さんがNOCOさんのイラストについて「関節の色の塗り方に変態性が出ていると思うんですけど……」との発言に会場は爆笑。ついつい陰影を重ねてしまうが、やりすぎてリテイクを出されることが多いと嘆くNOCOさんに、岸田さんも「ボクもです」と同意。そういった細かいこだわりはイラストレーターさんの永遠の悩みかもしれませんね。

 そんな話題満載のトークイベントはまだまだ話足りないという空気のまま、4人が持ち寄ってくれたプレゼント抽選会を挟んで終了の時間に。

『ロフトプラスワン岸田メルトークイベント』
『ロフトプラスワン岸田メルトークイベント』
『ロフトプラスワン岸田メルトークイベント』
▲岸田さん提供の白井日菜子等身大マウスパッド(公式の予約は終了)
『ロフトプラスワン岸田メルトークイベント』
▲ダメです、メルさん! それいじょうはダメです!

 最後の挨拶では、岸田さんが昨年心血を注いだタイトル『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』で、音楽を担当された浅野隼人氏がサプライズで登場。

『ロフトプラスワン岸田メルトークイベント』

 『アトリエ』シリーズにも深く関わっていた浅野氏だが、お客さんの顔を直接見る機会はあまりなかったということで、会場からのたくさんの拍手に緊張していた様子。さらに岸田さんから「『BLUE REFLECTION』はこれからも展開がありますので」と、ファンには嬉しい発言も飛び出した。

『ロフトプラスワン岸田メルトークイベント』

 最後は、参加者全員が持ち寄った私物へサインをしてもらえるという素敵なお土産をもらってイベントは閉幕。なかなか聞くことが出来ない、イラストレーターさんのディープな話はもちろん面白かったのですが、聞きたいことはまだまだたくさんあるので、またこういったイベントを開催していただきたいと思います!

『ロフトプラスワン岸田メルトークイベント』

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