2018年3月22日(木)
エンターグラムより、Nintendo Switch用ソフト『ひぐらしのなく頃に奉』が7月26日に発売されます。価格は完全生産限定版が9,980円+税、通常版が7,980円+税、ダウンロード版が6,980円+税です。
▲通常版パッケージ | ▲限定版パッケージ |
『ひぐらしのなく頃に』は、2002年に同人ソフトとして頒布されて以来、多くのコンテンツに進出しながらファンの支持と期待を集めてきた話題作です。
家庭用ゲーム版としても、ニンテンドーDSで4作品(2008年~2010年)、プレイステーションフォーマットで4作品(2007年2月、12月、2015年3月)でそれぞれ発売されました。
19本のシナリオに加えて、新たな3シナリオとしてスピンアウト小説をもとにした『ひぐらしアウトブレイク』、その続編となる『ひぐらしアウトブレイク~神姦し編~(かみかしましへん)』、『ひぐらしのなく頃に』の原典となる『雛見沢停留所(ひなみざわていりゅうじょ)』が追加。22本のシナリオを楽しめます。
コミカライズ版の『雛見沢停留所~ひぐらしのなく頃に原典~』の作画を担当した“ともぞ”氏が、新たな“魅音”、“梨花”たちをデザイン。今までのコンシューマー版とはひと味違ったテイストで、原典が演出されます。
『雛見沢停留所』キャラクターデザイン“ともぞ”氏からのコメント
はじめまして、今回『雛見沢停留所』のイラストの担当をしている、ともぞです。
『ひぐらし』は学生のころ友人にすすめられて遊んだらドップリハマっちゃって、まさかその『ひぐらし』にコミカライズ、そしてゲームにかかわることができるとは思っても見ませんでした。
雛見沢停留所は原作とはまた違う独特のテイストの作品なので楽しんでいただければ幸いです。
コンシューマー版『ひぐらしのなく頃に』のOP曲を多数手掛ける志倉千代丸氏の新曲に、『YOU GET TO BURNING』などの人気曲を歌い、2018年で20周年となる松澤由美氏をボーカルに迎えて新規オープニング曲を制作。同曲に合わせて新規ムービーも制作されます。
作詞/作曲・志倉千代丸氏からのコメント
『ひぐらしのなく頃に』このシリーズ作品には毎回実に多くの謎が秘められているわけですが、僕はあえて竜騎士さんやスタッフの皆さんにその“真意”を尋ねたことはありません。
作中のキーワードをできるだけ使用せず、とにかくいただいたテキストを読み解き、ユーザーの皆さんと同じ情報量、心理状態、疑心暗鬼のまま、楽曲づくりに臨みます。
これまで多くの作曲や作詞を担当させていただきましたが、つまりそのどれもが、あくまでも僕個人の解釈にすぎません。
竜騎士さんが書かれるテキストの行間に潜む“何か”に対する考察と仮説。そこから生み出された楽曲の評価はさておき、それこそが作家としてこのシリーズと向き合う為の最低条件であり、同時に何よりの楽しみでもあります。
あ、指定された文字数を大幅に越えている! 新作『ひぐらしのなく頃に奉』の楽曲コメントについては、僕の各種SNSにてチェックしていただければ幸いです!(笑)
歌・松澤由美氏からのコメント
はじめてOPのお話をいただいた時、主題歌のイメージがロック調と伺ったので、志倉さんが作られるデモ音源がくるまで、ドキドキしていました。
実際音源を聞いた瞬間、疾走感の中に切なさの要素が盛り込まれていて、そこを表現しつつ、かっこよく歌えたらなと。
ある意味私の中では新境地です(笑)。
『ひぐらしのなく頃に』の世界観を広げられるように、切なさの中のロック★をみなさんに届けられたら、うれしいなと思います。20周年記念アルバム『永遠のSEED』もどうぞ宜しくお願い致します!
■Nintendo Switch版『ひぐらしのなく頃に奉』主題歌概要
【楽曲名】『僕達はもう知ってる』
【作詞/作曲(敬称略)】志倉千代丸
【編曲(敬称略)】ハマサキユウジ
【歌(敬称略)】松澤由美
本作には、テキスト量10M以上、ボイス数約12万ワード、BGM120曲以上を収録。総プレイ時間100時間+αの物語を楽しめます。
本作では、これまでのシリーズでの最大解像度1280×720ピクセルからさらに鮮明になり、グラフィック解像度がフルHD(1920×1080ピクセル)化します(テレビモード時)。
ひぐらしシリーズにまつわるクイズをおまけモードとして収録。基本問題からカルト問題まで、ひぐらしのなく頃にシリーズの知識と愛が試される問題をご用意いたします。
昭和58年初夏。例年よりも暑さの訪れの早い今年の6月は、昼にはセミの、夕暮れにはひぐらしの合唱を楽しませてくれた。
ここは都会から遠く離れた山奥にある寒村、雛見沢村。人口2千に満たないこの村で、それは毎年起こる。
――雛見沢村連続怪死事件――
毎年6月の決まった日に、1人が死に、1人が消える怪奇。
巨大ダム計画を巡る闘争から紡がれる死の連鎖。
隠蔽された怪事件、繰り返される惨劇。
陰謀か。偶然か。それとも――祟りか。
いるはずの人間が、いない。いないはずの人間が、いる。
昨夜出会った人間が、生きていない。そして今いる人間が、生きていない。
惨劇は不可避か。屈する他ないのか。
でも屈するな。
運命は、その手で切り開け。
『ひぐらしのなく頃に』のゲームジャンルは“サスペンス アドベンチャー ノベル”です。昭和58年6月、架空の村“雛見沢村”で起こる怪奇事件をメインに物語が進行、途中で出現するさまざまなタイプの選択肢によってストーリーが大きく分岐します。
プレイヤーは複数人の視点を通して、この村で起こる怪奇事件を読み解いていくことになります。また、重要なシーンではグラフック・サウンドなどさまざまな側面から臨場感が演出されます。
本作の魅力は何といってもシナリオで、その魅力は4点に集約されています。
根底にある物語の魅力
物語を進めることによって数々の謎が残り、それらの謎が最後で1つにつながる意外性と感動を楽しめます。
キャラクターたちの魅力
それぞれの登場人物が持つ哀しく過酷な過去が、主人公とのつながりで次第に明らかになっていきます。
ストーリー展開の魅力
主人公の何気ない行動で、周囲の仲間たち、そして自分自身の感情や立場がガラッと替わり、全く違った視点から物語を体験できます。
シナリオシステムの魅力
すべてを知った後で、惨劇を回避しようと試行錯誤して困難に立ち向かってゆく謎解きの楽しさを体験できます。
イベントで行われた圭一&沙都子の朗読劇がドラマCDとして再編したものです。圭一&沙都子、そして鉄平の身になにが起こるのでしょうか……?
過去シリーズのビジュアルアートを含め、多くの画像がフルカラーで盛り込まれた、豪華ビジュアルブックです。
ドラマチック謎解きゲーム×『ひぐらしのなく頃に』に“雛見沢脱出計画(ヒナミザワ・エスケープスキーム)”が4月22日より西新宿ドラマックルームで開催されます。
ドラマチック謎解きゲーム×『ひぐらしのなく頃に』“雛見沢脱出計画”ストーリー
あなたは突然いなくなったりしないよね? ……よね?
6月のとある日、趣味の山歩きの途中で足に怪我を負ってしまったあなたは、何とかたどり着いた“雛見沢”という村で、怪我が治るまで暮らすことにした。
“竜宮レナ”や“園崎魅音”といった村の少女たちとも仲よくなり、年に一度行われるという“綿流し”のお祭りを楽しんだ。
しかし、その祭り以降、妙に体調が悪い気がする。心霊的な何かを感じ、ついには幻覚すら見えるようになってきた。
恐怖に駆られて一度は家に引きこもってしまうが、意を決して雛見沢から出ようとする。その時、レナが家にやってきた。怪我が完治していないのに山を降りるのは危険だと言っているが……?
どうやらこの地には、村人が隠している恐ろしい秘密があるらしい。謎を解き、情報を集め、雛見沢から脱出せよ!
■ドラマチック謎解きゲーム×『ひぐらしのなく頃に』“雛見沢脱出計画”概要
【公演期間】4月22日~6月19日
※金・土・日・祝日開催。
【会場】西新宿ドラマチックルーム
【公演人数】1公演最大30人
【価格】
・前売:3,300円
・当日券:3,800円
【主催】stamps(よだかのレコード)
本作には、家庭用版最終作の『ひぐらしのなく頃に粋』のシナリオがすべて収録予定です。
都会から田舎の雛見沢に引っ越してきた前原圭一は、同級生の竜宮レナやクラス委員長の園崎魅音たちと賑やかな、楽しい毎日を過ごしていた。
都会にはなかった、充実した時間を満喫する圭一。――しかし、村の伝統祭である“綿流し”を目前にして、彼は村を訪れたカメラマンの富竹から村の過去について聞かされる。そして、仲間たちはなぜか、そのことを秘密にしていることに気づく……。
偶然入ったファミレスで圭一は、そこでバイトしている魅音とばったり出くわした。いつもの男勝りな彼女と違い、かわいらしい衣装に驚く圭一。
しかしレナは、それが本来の魅音の姿なんだと言って、意味深な注意を投げかけた。そして綿流しの日、圭一は意外な人物からの誘いを受けて、古手神社の祭具殿に忍び込むことになる。しかしそれは、村でも禁忌とされていた行為だったのだ……。
ちょっとした意地の張り合いで起こった勝負をきっかけにして、圭一は下級生の北条沙都子と仲よくなる。行方不明になった兄を気丈に待ち続ける彼女のことを知った圭一は、沙都子の兄代わりになろうと心に決めて世話を焼くことに。くすぐったいような、あたたかい日々。
しかしそんな安らぎの時間は、邪な闖入者――沙都子の叔父・北条鉄平によって無残にも打ち砕かれる。徐々に心が崩壊していく彼女を見かねた圭一は、ある決断を下した……。
夏美たち一家が興宮から垣内に引越してきてから、およそ1年が経った。はじめは慣れない都会の生活に戸惑っていた夏美も、今では仲よしの友だちと一緒に遊びに出かけたり、アルバイトをしたりと楽しい毎日を送っていた。
そんなある日、夏美は憧れていた同級生の暁から告白される。有頂天になって喜ぶ夏美だったが、通りがかったTVのニュースで彼女は、郷里の雛見沢で起こった凶事を知る。それをきっかけに夏美の周囲には、不穏な影が落ちはじめていった……。
仲間たちと楽しく盛り上がる中、綿流しのお祭りが終わった。しかし、その夜に“オヤシロさまの祟り”と呼ばれる怪死事件が起きたことを聞かされた圭一は、得体のしれない不気味さと不安を抱くようになる。
しかも、なぜか事件そのものをひた隠しにし続ける仲間たち……。思い余った圭一は魅音に相談しようとするが、返ってきたのは……。
北条鉄平のせいで辛い生活を余儀なくされている沙都子を救うため、圭一、レナ、詩音は結託して“ある計画”を実行に移すことを決意する。そして村のお祭りである綿流しの日、3人は木陰に潜んで待ち構え、目的を果たした。
これで待ち焦がれた日常が戻ってくる……彼らはそう信じていたが、思いもしなかった綻びから計画は徐々に崩れていく。そして……。
昭和53年。警視庁公安の刑事・赤坂衛は、建設大臣の孫が誘拐された事件の捜査に駆り出される。そして、その犯人が潜伏している可能性のある場所のひとつ、雛見沢村を訪れることとなった。
その村は、数年後に建設されるダムによって水没することになっており、住まいを奪われる村人たちの反対運動が繰り広げられていた。そこで彼は老刑事の大石、そして不思議な少女“古手梨花”と出会う……。
昭和57年。全寮制の学校を抜け出した詩音は、生まれ故郷の雛見沢へと戻ってきた。本来ならば彼女は家の掟により、村で生活することを許されない立場であったが、生来の機転と周囲の人々の協力で興宮で新生活をスタートさせる。
そこで彼女は、とあることをきっかけに優しげな顔の少年、悟史と知り合う。詩音は彼に惹かれてゆくが、2人の間には厚い壁が立ち塞がっていた……。
とある放課後。レナは圭一と一緒にゴミ山での宝探しを楽しんでいたが、ふと空を見上げた拍子に、空から降ってきた“何か”を飲み込んでしまう。心配して気遣う圭一だったが、特に異常もなく帰宅することに。
一方同じころ、古手神社ではちょっとした事件が起こっていた。神社の秘宝“フワラズの勾玉”が封印を解かれて、消息不明になってしまったのだ。その行方を探す梨花と沙都子だったが、そのひとつの居場所を突き止めて仰天する。なんとそれは先日、レナが飲み込んだ“何か”だった……!
昭和58年。悪夢のような雛見沢ガス災害発生から数日後、赤坂は旧知の老刑事、大石の訪問を受ける。そこで彼から、今回の災害に不審な点があることを聞かされて、2人は共同でその謎について調査を開始した。
そして、捜査先の垣内市の女警部、巴の協力を得て雛見沢の出身者へ聞き込みを行う赤坂たちだったが、その相手が次々と変死する事件に巻き込まれて、調査活動は予想外に難航することに。一方、雛見沢御三家の少女“公由夏美”もまた、今までの生活に黒い変化が訪れていた……。
いつものように大騒ぎを繰り広げ、楽しい時間を過ごす部活メンバーたち。しかし、レナは自分の家庭に突如降り掛かった不幸に悩み、苦しんでいた。平和で幸せな日常を取り戻すため、ついにレナは悲しい決断をする。
そして、偶然その凶行を知ってしまった圭一たちは、仲間として力になると誓い合い、彼女に手を差し伸べる。一度は圭一たちを信頼しようと思ったレナだったが、その後も罪の意識と身の回りに起きる不可解な現象に苛まれ続け、やがて……。
雛見沢に引っ越してきて以来、圭一は持ち前の行動力と優しさで村でも評判の人気者(ひょうきん者?)になりつつあった。綿流しのお祭りでも大役を任され、張り切る圭一とそれを戸惑いながら見守る梨花。
ところがそんなある日、しばらく行方をくらましていた沙都子の叔父、北条鉄平が帰って来て、彼女を連れ帰ってしまった。その男が過去、沙都子にひどい仕打ちをしていたことを知る圭一と部活メンバーは、彼女を助けたい一心で奔走する。そして、梨花は……。
昭和58年6月に発生した火山性ガスの噴出により、一夜にして住民の大半が死亡・行方不明となった雛見沢村。その後、村の一帯は厳重に閉鎖されていたが時代は平成へ移り、20年余りを経てようやく閉鎖が解除された。
そして平成18年のある日、オカルトライターの荒川龍ノ介はとある女性フリーライターと同伴して取材のため、雛見沢村を訪れた。雨の降りしきる中、彼らはそこで車を発見する。が、その中にいた人はみな死んでいた。急ぎ警察に連絡しようと村の集会所跡を訪れた荒川たちは、そこで……。
昭和57年、秋。南井巴は警察庁の準キャリアとして、垣内署に出向していた。ある日、以前の勤務地である茨城県警の管区内で起きた不可解な怪死事件を偶然知った巴は、顔なじみの少女尾崎渚に依頼されて捜査を開始する。
そして、渚と被害者がとある学校内で起きた傷害事件に深くかかわっていたことを受けて、その加害者である少女……竜宮礼奈の転校先、雛見沢村を訪れた。
親交のある老刑事、大石の口から語られる雛見沢村の謎と、“オヤシロさま”の存在。さらに彼女は、平穏に暮らしているはずの礼奈が隠し持つ“別の顔”を目の当たりにすることになる……。
祖父の夢を叶えることを願い続け、強い意志とともに努力を重ねてきた彼女は成長して、ついに運命をつかむ“力”を手に入れた。その、神をも恐れぬ彼女の覚悟を悟った“少女”は、ようやく傍観をやめて自ら舞台へと上がることを決意する。
そして新たな部活メンバーとして圭一たちの仲間に加わり、絶望的だった梨花の運命を切り開くために彼らに協力を求めるのだった。強固に閉ざされた、未来への扉。その先に待っていたのは希望と、そして……。
前の世界で、ついに敵の正体を突き止めた梨花。……しかし、かすかな希望を胸に秘めて目覚めた次の世界では、つねにそばで支えてくれた“彼女”の姿がどこにも見当たらなかった……。
一方、その行動力と意気のよさで今や村中の人気者となった圭一は、魅音から委員長の座を譲られる。期待と信頼を込めてお祝いする部活メンバーたちだったが、なぜか梨花の様子がおかしいことに圭一は気づく。そんな彼の想いを知った梨花は、ある決心を固めてずっと隠し続けてきた秘密を打ち明けた……。
ようやく取り戻した平和な日常。だがそんなある日、部活メンバーとプールに出かけた梨花はその帰り道、交通事故に遭ってしまった。そして次に梨花が目覚めた世界は、今までとは全く違った事実で構成された
異様な“雛見沢”だった。死んだはずの両親が生きていて、仲間たちの様子もおかしい。なによりも、自分のそばに羽入がいないのだ。初めての体験に戸惑いと恐怖を覚えながら、梨花はもとの世界に戻るための調査を開始する……。
雛見沢が、鬼ヶ淵村と呼ばれていた遠い昔。“少女”は使命を帯びて剣を携え、人里に跋扈して暴威をふるう“鬼”を狩っていた。すべては自らの体に流れる“血”に課せられた、一族の罪をあがなうため……。
そんな思いを胸に抱いてひとり悲壮な戦いに身を投じていたのだが、ある日彼女は人間の青年と出会い、恋に落ちる。そして子どもを授かり、今まで想像もしなかった平和な日常を手に入れた。
……だがその後、村に鬼が出没するという噂を聞きつけた彼女は、再び剣を取って立ち上がる。それが、すべての悲劇の始まりであった……。
梨花の提案で、プールに行くことになった部活メンバーたち。しかし当日、圭一は慌てて家を出たせいでうっかり海パンを忘れてしまった。
このままでは罰ゲーム!? と恐れおののく圭一だが、ちょっとした縁で不思議な海パンを手に入れ窮地を脱する。しかし、その海パンにはとんでもない魔法、いや呪いがかけられていたのだった……。
雛見沢の平和な日常は突如として不穏な空気に包まれる。県境に張り巡らされた封鎖線。防護服に身を包んだ男たち。雛見沢から未知のウイルスが検出されたというのだ……。
平穏な生活を失い、封鎖された雛見沢に疑心暗鬼の闇が渦巻く。未知のウイルスとは……オヤシロさまの祟りか、陰謀か? そして防護服の男たちの正体と、梨花の行方は……圭一とレナはバットと鉈を握りしめ、決死の戦いに挑む。この惨劇の結末とは……!?
アウトブレイクから続く物語。興宮での攻防の末、采という少女と出会う圭一たち。そのころ、1人残った梨花は富竹と合流し、ウイルス散布の実行者がとある人物だと知る……。
園崎家のシェルターで合流する一行だったが、それは“人ならざる者たち”が集うことを意味していた……。小さな行き違いが個々の対立となり、やがては人類の存亡を掛けた大事件へと発展する。
某地方の山奥……。その村外れにあるバス停“雛見沢停留所”……。女子高生の梨花は、後輩の魅音とともにこの場所を訪れる。
雛見沢でのダム建設を巡り絡み合う人間模様、そして語られる地域に根付く“オヤシロさま”の祟り。待ち受けるのは惨劇か、それとも……!?
『ひぐらし』では少女だった古手梨花が本作では女子高生として登場し、梨花より年上だった魅音が後輩となるなど、本編とは大きく異なるキャラ設定となる。
本作の主人公。画家を生業とする父と母の3人暮らしで、最近、都会から雛見沢に引っ越してきました。好奇心旺盛で熱血漢、都会の学校では成績優秀だったらしいです。口が達者で、“口先の魔術師”の異名を持っています。
圭一の同級生。世話好きな性格で、毎朝一緒に学校に通うなど、圭一とは一番の仲よしです。かわいいものに目がなく、見つけると手当たり次第自宅に“お持ち帰り”してしまう癖があります。かぁいいモードに入ったレナには一切の物理法則が通用しない強さがあるとか……。
圭一の上級生。クラスでは委員長を務めるリーダー格。テンションが高く、ノリがよい姉御肌ゆえに周囲から慕われています。たまにおじさん臭くなるのはご愛嬌。“部活”と称し、圭一たちとさまざまな遊びで日々盛り上がっています。
主人公の下級生で沙都子とは同学年。年齢に似合わぬ落ち着いた、物静かな性格をしています。沙都子とはまるで正反対ですが、2人一緒にいることが多いです。
たまに発する「み~」、「にぱ~☆」などの口癖は、子猫のような愛くるしさで、破壊力抜群。かぁいいモードのレナにいつもお持ち帰りされそうになってしまします。
圭一の下級生。文法的に怪しいお嬢様口調でしゃべります。負けず嫌いな性格で、生意気な面もあるがまだ幼く、圭一や魅音にからかわれ泣いてしまうことも。また、トラップを仕掛けるいう趣味を持ち、その才は魅音すらも恐れるほどです。
隣町・興宮に住む、魅音の双子の妹。“エンジェルモート”というファミレスでアルバイトをしています。外見は魅音と瓜二つのようですが?
毎年雛見沢で起こる怪死事件を追う刑事。定年退職までに事件を解決させようと執念を燃やします。
興宮署の刑事。したたかでフットワークが軽く、大石がもっとも信頼する部下のひとりです。
年に数回、東京から雛見沢にやってくるフリーのカメラマン。野鳥撮影を専門にしているらしいです。
村唯一の診療所の医師。落ち着いた大人の印象を与えますが、実はとんでもなくメイド好き。
大人の魅力を大いに感じさせる診療所の看護師。雛見沢の歴史に興味を持ち、独自の研究を行っています。
圭一たちが通う学校の担任教師。まだ年若いですが、生徒たちに対する責任感は人一倍。カレーが大好きです。
圭一の後輩で、学校のクラスメイト。純粋でぽやんとした、ちょっと小太りの田舎少年。親友の富田といつも一緒にいます。梨花萌えです。
圭一の後輩で、学校のクラスメイト。実家は豆腐屋。痩身でメガネをかけており、どことなく理屈っぽそうな印象を与えます。沙都子萌えです。
県内の高校で野球部に所属するエースピッチャー。その豪速球は全国級で、甲子園でも大活躍中。ですが、その実態はスイーツと萌えを愛でる熱血バカです。
雛見沢村の村長。かつてのダム反対運動では武闘派で鳴らしましたが、今は人のいい好々爺です。
沙都子の叔父で、どうしようもないくらいの荒くれ者。最近、隣町・興宮から戻ってきました。
沙都子の実兄。争いごとを好まない温和な性格。一年前に自宅を出たきり行方不明になっています。
レナの父親が付き合っている女性。たびたび竜宮家を訪れて、3人で食事に出かけたりしているらしいです。レナとは一見仲よしのようですが……。
雛見沢名家のひとつである“公由家”の親戚筋の女の子。かつては興宮に住んでいましたが、父親の都合で都会へと引越しました。
父母と祖母の4人暮らしで、明るく愛嬌があるおばあちゃんっ子。都会生活にもようやく慣れてきましたが、時々ストレスを感じています。現在、千紗登の紹介で介護士のアルバイトをしています。
垣内(かきうち)署の刑事一課所属の刑事で、階級は警部。警察庁推薦組の幹部候補として、垣内署に出向しています。真面目ですが、少々頑固で融通の利かないところが欠点です。
綿流しの夜に発見された、謎の焼死体を捜査したことがきっかけとなって、雛見沢の事件かかわっていきます。
夏美の同級生で、片想い相手。美術の特待生として在学中。夏美の友達である千紗登と珠子とは、幼なじみの間柄。少々口下手で、朴念仁気味。千紗登によくからかわれています。
夏美のクラスメイト。都会の生活に慣れていない夏美のことをいろいろと気遣っています。マシンガントークの達人。有名な大病院の娘ですが、およそ令嬢らしくないお調子者。
夏美のクラスメイトで、委員長。千紗登の幼なじみで、暴走しがちな彼女のストッパー兼ツッコミ役。しっかり者で、家庭でも姉として小さな弟妹の面倒を見ています。
警視庁公安の刑事で、階級は警視。雛見沢大災害の後、謎の解明に奔走する大石に協力して、雛見沢村出身者の調査を行うべく垣内市を訪れました。
夏美たちには“興宮書房”の人間だと名乗っています。妻の雪絵を5年前に失い、忘れ形見の美雪と2人暮らし。
赤坂の娘で、昭和58年時点では5歳。公務に忙しい日々を送る父を誇りに思いながらも、時々寂しさも感じています。それでも、心配をかけまいと健気に振舞う、優しい少女。
垣内署長で、階級は警視正。飄々としたナイスミドルですが、冗談と本気の境目がわからないほどに言動がいい加減な、自称“昼行灯”。
現在、娘ほど年下のまどかと婚約中で、その姉の巴には蛇蝎のごとく嫌われています。……が、気にしていません。
垣内署所属の警官で、交通課巡査。巴の妹。もともとはキャバクラでホステスをやっていましたが、顧客のひとりだった山沖の勧めで警察官に就職しました。
楽天的でのんきな性格のため、正反対の巴とはよく衝突しますが、姉のことを誰よりも心配しています。
垣内署所属の刑事で、刑事一課巡査部長。同年代の巴にはあごで使われるパシリ役ですが、彼女とのコンビは県警内でも有数の検挙率を誇ります。
妻帯者ですが、どちらかというと恐妻家。巴には数々の弱みを握られて、頭が全く上がりません。
主に野外系の記事を得意とする女性フリーライター。暗闇でも物おじせず、飄々とした言動の中にも隙がありません。雛見沢には昔から興味があったらしいです。
和服姿の、妙齢の女性。つねに日本刀を肌身離さず、危険な雰囲気を漂わせています。雛見沢出身者で荒川以上にいろいろと詳しいですが謎の多い人物。
“週刊セブン”編集部に出入りするフリーライター。雛見沢村の大災害をさらに調査し、実際に自分の目で確かめようと現地取材を強行します。見栄っ張りですが、実は結構怖がりです。
とある目的で雛見沢を訪れましたが、同行者とはぐれてしまい、雨の中で迷っていたところで魅音と遭遇します。気が小さく、つねに消極的。魅音には“悟史”という少年に似ていると言われますが……。
十和田と同棲している青年。荒川たちが来た時には泥酔して、部屋の隅で寝転がっています。が、帰り間際に突然、姿を消してしまいます。
閉鎖が解除された雛見沢に興味を持ち、同棲相手の工とドライブでやってきました。帰り支度をしていた間際に、荒川たちと出会います。引っ込み思案で、おとなしい性格。
垣内近辺の町に住む少女。もともとは茨城に住んでいましたが、とある事件のために転校しました。内気で人見知りする性格。それでも、昔はまだ明るかったとのことですが……。
頭から角が生えた、謎の転校生。梨花の親せきとのことですが、詳細は不明。少々臆病で泣き虫ですが、時々はっとさせられるような鋭い発言をすることも。
厚生大臣を務める代議士の第二秘書。巴の高校時代の先輩で、物静かな外見ですが末は政治家を目指す野心家。以前は巴と交際していると噂が立つほど親密な仲でした。
警察庁広報部の報道対応係長で、亡くなった尾崎渚の事件の真相を追って竜宮礼奈の存在にたどりつきます。強い意思を持って困難に立ち向かう女刑事。夏美とは年齢を超えた親友の間柄です。
垣内の高校に通う女子学生。最近では新しい町での生活にも慣れて、明るく暮らしています。雛見沢御三家の重鎮、公由家の親せき筋ですが村のことについてはあまりよく思っていないようで……?
雛見沢分校に通う女子学生。茨城に在住していたころ、学校で傷害事件を起こして転校しました。現在は自らを“レナ”と名乗って、過去を思い起させないほどに明るく振る舞っています。
巴の元部下で、同僚の藤田とともに彼女のパシリ役を務める刑事。それなりに優秀ですが、やや皮肉屋で自信過剰なところが玉にキズ。趣味は車の改造とカーレース参加。
五次元の壁を越えて現在の世界に移り住むようになった“リューンの民”の入植状況を見守り、先住民への危害など違反行為を行う者に対して制裁することを任務とする“監視者(ジェダ)”のひとり。
高位分子生命体のため、分子結合を操作することで肉体を実体・虚体に変換することができます。
古手神社の若き神主。引退した父と2人暮らしをしています。穏やかで世間ずれしていない優しい青年ですが、芯は強いです。巫女衣装には異常なこだわりがあるようです……?
羽入と陸の間に生まれた子。園崎家と公由家の手厚い庇護で育ったため、少々甘えん坊。不可視体となった羽入を感知できるなど、霊感に似た能力があります。
惨劇に包まれた雛見沢に、偶然居合わせてしまった不幸な少女。しかし彼女には重大な秘密が隠されていました……。
羽入と同じ、人ならざるモノたちの長。“この地”には羽入たちよりも古くから住まい、かつては羽入たちと争ったこともあります。
楽天的でいつも騒がしい後輩。梨花のことを“梨花さん”と呼び、度を超えて慕っています。都会に憧れ、山奥である雛見沢から離れたいと考えています……。
真面目で優等生に見える、少し大人びた印象を持つ女の子。魅音の先輩で、魅音のハメを外した行動のストッパー役。雛見沢のダム計画に反対をしていますが、それにはとある事情が……。
(C)竜騎士07 / 07th Expansion
(C)ENTERGRAM
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