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2018-03-24 20:15

江口拓也さん、柿原徹也さん、木村良平さん、浪川大輔さんらが熱演! Kiramuneリーディングライブレポ 

文:ガルスタオンライン

 2017年10月28日、29日にKiramuneのメンバーが出演する朗読劇“Kiramune Presents リーディングライブ 『Be-Leave』”が開催されました。

 豪華ゲスト声優陣を迎えて、毎年開催されているリーディングライブも今回で6回目。今回のタイトルは“Be-Leave”。とあるマンションの1フロアに住まう住民たち5人の奇妙な生活と、そこへ突如やってきた“管理人”を名乗る男をめぐるミステリアスな6日間を描いた物語です。

『リーディングライブ』

 リーディングライブの出演者は2チーム編成。昼と夜で別のチームが同じ演目に挑戦します。今回、ガルスタオンラインでは29日昼公演の模様をレポートしていきますよ!!

【28日昼公演/29日夜公演出演】
 岡本信彦さん、神谷浩史さん、阪口大助さん、中井和哉さん、吉野裕行さん、代永翼さん(50音順)

【28日夜公演/29日昼公演出演】
江口拓也さん、柿原徹也さん、木村良平さん、飛田展男さん、浪川大輔さん、野島健児さん(50音順)

奇妙なマンションの住人たちとその管理人の正体は? ミステリアスなプロローグ

 中央に設置されたエレベーターを使って、入れ代わり立ち代わり自室から外出していく住民たち。誰かが部屋へ帰っていくと、おのずと誰かが外へ出ていく――そんな、どこか不気味なマンションの日常描写が終わると、ステージ上に登場。

 「さて、もうじきですね」と意味深な言葉とともに舞台が暗転、4号室の扉から1人の住人が現れます。エレベーターを使っていつものように外出しようとするも、なぜか今日に限って外へ出られません。

 “外に出られなくなった”という異常事態についてというよりも、初めて顔を合わせる住人たちはてんやわんやの大騒ぎ。そこでこの“ビリーズマンション”の管理人を名乗る男(浪川大輔さん)が、1度住人どうしで話し合いの機会を持つべきだと提案し、ミステリアスな物語のはじまりを予感させるプロローグが終了。いよいよ本編がスタートします!!

『リーディングライブ』

事件のはじまりと自己紹介

 仮面をつけてのパフォーマンスが印象的なオープニングが終わると、3号室、2号室も含めた全住民による話し合いが始まります。マンションの外に出られなくなった理由について、管理人から連続殺人犯が外にいるためにエレベーターを停止し施錠したからと説明されると、住人たちの反応は「怖い」「信じられない」「そんなやつ俺がぶっ殺してやる」などさまざま。

 他人に干渉せずに生きてきた住人たちでしたが、管理人の提案により話し合いの便宜上、あだ名を決めようという話に。結果、暴力的な発言を繰り返す5号室の住人は“乱暴者”。唯一の女性はその強い母性から“世話焼き”。

『リーディングライブ』

 感情のままに「怖い」とすぐに泣きだしてしまう、純粋な子どもは“泣き虫”。良識を持った全員のまとめ役に“教師”。そして、知識と知恵が豊富で弁が立つ“エリート”とそれぞれ呼ぶことになります。

 あだ名を決める際、「“乱暴者”と“江口拓也”どちらがいいですか?」「“世話焼き”、もしくは“蒲焼き”?」などユーモアを交えながら会話劇が繰り広げられていくシーンでは、会場のみなさんから笑いが漏れる場面も。あだ名が無事に決まったところで、1日目が終了します。

深まる管理人への不信と、住人たちの消失

 2日目からはより本格的な話合いがスタート。“誰かが帰ってくると誰かが出ていく”というビリーズマンションの奇妙な法則、鍵のかかった1号室の謎、外で起こっている事件についてなど、さまざまな疑問が浮かんでは消え、いっこうに答えが出ない状況に、イライラがだんだん募ってくる住人たち。

『リーディングライブ』

 次第に「こんな状況になったのは管理人が来てからだ」と怒りの矛先は管理人の方へ。とうとう業を煮やした乱暴者が「連続殺人犯から俺が住人を守ってやるから、俺を外へ出せ」と詰め寄ります。やがて管理人とともにエレベーターにのって外へ出ていた乱暴者。しかし彼がマンション内に帰ってくることはありませんでした……。

 さらに不安を募らせる住人たち。3日目は管理人の発言の矛盾を指摘したエリートが、4日目にはエリートの指摘を信じた世話焼きが泣き虫を連れて、疑心暗鬼にかられたままマンションから外へ。そして、とうとうマンション内には管理人と教師だけになってしまいます。

『リーディングライブ』
『リーディングライブ』

ビリーズマンションの真実と正体

 「君はいったい何者だ」。そう、教師が管理人に尋ねると、ここにきてようやく管理人はおもむろにこの世界の仕組みについて説明をし始めます。このマンションは、“ビリー”という人間の心のなかにある世界だということ、管理人と名乗っていた自分はルーカスという名の精神科医で、催眠によってビリーの深層心理の登場人物となったこと、乱暴者、エリート、世話焼き、泣き虫、そして教師のそれぞれは、多重人格であるビリーの交代人格であるということ――。

 あまりに衝撃的な真実に、教師は「信じられない!」と叫ぶものの、1人、また1人と住人が消えるたびに、消えていった者の声が脳内に響くという自らの異変を感じ取っていた彼は、その現実を受け入れようとする。

 幼少期の虐待や、社会との適合について悩み苦しんでいたビリーが、心の痛みを切り離すたびなかにつくり上げてきた人格。主人格ビリーから痛みを逃がすために生まれた経緯を持つ彼らは、それゆえにビリーとの記憶の共有ができませんでした。自分が知らないところでいろいろなことが起きていることに精神的に疲弊したビリーは、自ら死を選ぶことになります。

 幸いビリーの自殺は未遂に終わりましたが、状況を重く見た精神科医ルーカスは、“主人格以外の消去”を決意。精神科医ルーカスはこうした事情を丁寧に各人格に説明し、“乱暴者”ことライアンから、ひとりひとり消去していたというのがここまでの真相でした。

ルーカスと交代人格たちが最後に選んだ道は……?

 すべてを知った“教師”ことエドワードは、「ビリーのためならば」と自らも消えることを決意。しかし、医者である前にルーカスは人間でした。

『リーディングライブ』

 少しずつ変化していくエドワードの口調や行動から、彼が他の交代人格を統合していることを確信し、本当にエドワードもろとも、主人格以外の人格をすべて消去してしまってもよいのか、最後の最後までルーカスは決めかねます。しかし、悩んだ末にルーカスは“ほかの人格たちがエドワードに統合された”という事実から、ある可能性を見出します。

 ビリーのために消える覚悟をしていたエドワードに、ルーカスは主人格ビリーに会ってくれないかと提案。驚くエドワードに、ルーカスはひとつの推論を提示します。エドワードという“教師”の人格にしか与えられなかった“人格の統合”という能力。それは、ほかでもないビリー自身が、人格の消去ではなく人格の統合を望んでいたからなのではないのかと。

 その言葉を胸にエドワードは、鍵のかかった1号室、つまりビリーの部屋をノックします。「かえってきたよ、みんなで」とエドワードが声をかけると、その言葉に反応するかのように扉が開錠。エドワードは、光が満ちる扉の先へとゆっくりと足を踏み入れたのでした。

 舞台が暗転し、ようやく現実世界で目を覚ますビリー。彼のなかにはビリーの悲しみや痛みを一身に受けてきた、エドワードをはじめとする交代人格たちが消えることなく存在しています。

 これからは一心同体、つまり家族同然の存在としてビリーと一緒に歩んでいく。最後のシーンではそれを示すようにして交代人格たちが一堂に会し、「おかえり、ビリー」と笑顔でビリーを迎え入れるエピローグが展開され、終演。感動的な雰囲気に包まれるなか、会場のみなさんからキャスト陣に盛大な拍手が送られました。

『リーディングライブ』

 上演後は、登壇したキャスト陣全員が再登場。本会場やライブビューイング会場へメッセージが送られたり、リーディングライブの感想や裏話などで盛り上がりました。なかでも、リハーサル中に柿原さんが自身の役の名前“ダニエル”をとてもいい発音で言っていたというエピソードに会場からは笑いが。

 感動的なストーリーに涙する声も聞こえてきた会場の雰囲気は一変し、和気あいあいとした楽しいキャスト陣のトークで会場は笑顔に包まれました!

 多重人格者の精神世界を描いた今回のリーディングライブ。交代人格やその治療にあたる精神科医という難しい役どころを完璧に演じきったキャスト陣に、会場のみなさんからはいつまでも惜しみなく拍手が送られ、イベントは終幕。笑いアリ、涙アリ、そして最後にはほっこり温かい気持ちにもなれる、素晴らしいリーディングライブでした♪

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