2018年3月25日(日)
TVアニメ『ソラウミ』が10月より放送。ゲームでは『刀使ノ巫女』とのコラボも【AJ 2018】
東京ビッグサイトで開催された“Anime Japan2018”で、オルトプラスが運営を担当しフォワードワークスが配信するiOS/Android用アプリ『ソラとウミのアイダ(ソラウミ)』のステージイベントが実施されました。
本作は、広島県尾道市を舞台にした宇宙漁師を目指す6人の少女たちが漁を守護する神々たちと獲物であるモンスターを釣り上げる、宇宙魚捕獲アクションゲームです。
ステージには高橋花林さん(空町春役)、立花理香さん(村上波乃役)、井上ほの花さん(ルビー・安曇役)、すずきももこさん(櫻舞湖役)、トムス・エンタテインメントの文芸担当・黒栁尚己さんが登壇しました。
本記事では、終始盛り上がったステージイベントの模様や、本ステージで発表されたTVアニメやゲーム内の最新情報をお届けします。
キャスト陣がそれぞれ自分のキャラクターを紹介
イベントが始まると、キャスト陣と本作の文芸担当・黒栁さんが登壇。文芸担当とは、シナリオのクオリティコントロールを担当している存在であることを説明しました。
さらに、「平たく言うと雑誌の編集者みたいなものです」と簡潔に説明し、他の登壇者からは「いろいろトータルで統括している、偉い方ということですね!」とまとめられました。
登壇者によるあいさつが終わると、それぞれのキャストが演じるキャラクターについて紹介され、まずは高橋花林さんが演じる“空町春”の紹介からスタートします。
空町春
“空町春”は“明るく、楽しく、チームワーク”がモットーの女の子で、何か落ち込むことがあっても、持ち前の明るい性格から、3時間くらいで回復するキャラクターとのことです。
高橋花林さんからは、「出身は東京の下町・向島(むこうじま)なんですが、広島にある向島(むかいしま)という同じ漢字を書く土地があり、漢字が同じという理由だけで“宇宙漁師候補生”になってしまった女の子です」と紹介されました。
村上波乃
立花理香さんが演じる“村上波乃”は、広島県の尾道市出身で祖父の代から大きな舟を持っている漁師の家系の女の子。
「波乃ちゃんはおじいちゃんの代から漁をしていた家系だから、ちゃんと真面目に頑張らなきゃという頑張り屋さんであるがゆえに、言い方がきつくなってしまうこともあります。でも、まじめでいい子なんですよ……」と、立花さんからキャラクターの性格へのフォローが飛び交う場面も……。また、お母さんとは小さい時に死別していることや広島弁を使うことも語られました。
ルビー・安曇
井上ほの花さんが演じる“ルビー・安曇”は、アメリカと日本のハーフで16歳の女の子です。井上さんが「ルビーの趣味はスパイで……」と説明するや否や、登壇者総勢で「スパイって趣味なの!?」とツッコまれ、会場が多いに盛り上がります。
ただ、井上さんも「ゲームが始める前に出てくる自己紹介のところでは、“趣味:スパイ”って書いてあるんですよ」と補足していました。
また、「収録してて思ったことは、頭がいいのに頭が悪い子のようにしゃべるルビーの気持ちのくみ取りが難しいところでした。この間の収録で、私が噛んでしまったところがあったのですが、広井さんから「噛んだところを使うから、“あ、噛んじゃった”を付け足して」と言われてしまいまして……」と、井上さんと“ルビー”ならではのエピソードも明かされました。
他キャスト陣からは「広井さんがとても声優のよさを引き出してくれていると思います」という声が上がり、紹介の最後には「私たちは一心同体です!」と、気合十分のコメントを残しました。
櫻舞湖
すずきももこさんは、4人目のキャラクター“櫻舞湖”を「のんびり屋さんで、本を読むことが大好きな文学少女」であると紹介。“櫻舞湖”は、幼いころに“宇宙漁師”だった兄が行方不明になってしまい、兄を探すために“宇宙漁師”候補生に志願したというエピソードを語りました。
他にも、櫻舞湖は水着を着ないキャラクターであることを説明。その理由について「恥ずかしがり屋で内向的、ちょっとトラウマとかもあって水着をあまり着用しないんです」という理由が伝えられました。
また、“櫻舞湖”は秋田弁を使う女の子であるため、黒栁さんは「ゲーム内ではテキストボックスを見ることで理解できたセリフが、TVアニメでは何をしゃべっているのかわからなくなりそう……」と苦笑していました。
薪真紀子と美剣真
上記の他にもメインキャラクターである“薪真紀子”(声優:米野真織)と“美剣真”(声優:神坂和)の紹介も行われました。
▲薪真紀子 |
▲美剣真 |
アニメで見てみたいエピソード
キャラクター紹介に続いて、本作がTVアニメ化するにあたりキャスト陣に“アニメで見てみたいエピソード”が問いかけられます。解答するのは、文芸担当・黒栁さんです。
最初の井上さんからの「スパイのエピソードが見たい!」という要望に対し、「スパイの要素はあります」と解答。他にも、すずきさんから「舞湖のお兄ちゃんは出てきますか?」という質問に黒栁さんは、かなり言いよどみ「ちょっと出ます」ということを明かしました。
立花さんは「シナリオを知らないからどんどん危ないところ突いちゃう(笑)」とコメントしながら、「ラブな要素はありますか?」という質問を投げかけます。
立花さんいわく、「原作ではそこそこなラブ要素が含まれていた」とのことですが、黒栁さんは「アニメに部長(プレイヤー)は登場しないんです。あるとすればほんの少し、“鍵谷厚志”とかかな……?」と困った様子で解答。
さらに、キャラクターにちなんだストーリーやゲームでも楽しめた服装など、あらゆる要素がアニメに含まれていることが判明し、ファンだけでなくキャスト陣も大興奮していました。
原作にはない設定画が発表! TVアニメ放送日など最新情報公開
TVアニメ最新情報として、2018年10月にTVアニメの放送が決定しました。また、キャラクタービジュアルとメカニックデザインが公開されました。
キャラクターデザインを見たキャスト陣は「かわいい!」と全員が同じ感想を述べます。メカニックデザイン公開時には、「宇宙まで連れて行ってくれるのが“しまなみ”、個人で乗って漁を行うのが“うみねこ”です」と、“宇宙漁”を行うための手順が黒栁さんによって解説されました。
また、メカはかなりSFチックになっているうえ、“しまなみ”はフェリーに似せて制作されており、アニメでは舞台である“尾道”にもこだわっているとのこと。
それぞれのキャラクターが乗る“うみねこ”は、各イメージカラーの塗装が施され、攻撃型・防御型などのタイプに分かれていることが説明されました。
今後の『ソラウミ』の展開
アプリでログインボーナスが開催
3月24日~28日の期間に、TVアニメ放送決定を記念したログインボーナスが開催されます。
『ソラウミ』×『刀使ノ巫女(とじのみこ)』
『刀使ノ巫女(とじのみこ)』と『ソラウミ』のコラボレーションが発表されました。『刀使ノ巫女(とじのみこ)』に登場する6人のキャラクターが、プレイヤーとともに戦う“守護神”になり、『ソラウミ』に登場します。イベントは4月9日のメンテナンス終了後に開始されます。
コミックス単行本第1巻が発売
『ソラウミ』のコミックス単行本第1巻が4月27日に発売されます。表紙のイラストや単行本のトビラ絵は、べっこうリコ先生描き下ろしとなっています。
▲表紙 |
▲トビラ絵 |
“ふるさと甲子園”に、尾道と『ソラウミ』が参加
8月25日に開催される“ふるさと甲子園”に、尾道と『ソラウミ』が参加します。
“ふるさと甲子園”は、映画やアニメなどの舞台となった全国各地のご当地グルメが集められ、行きたい街ナンバー1を決定するというものです。
参加すれば、1日で全国の美味しいものを存分に堪能できるイベントです。なお、尾道は2度目の出場となり、昨年の“ふるさと甲子園”では、グランプリを獲得しています。
ステージ最後には、黒栁さんから「ゲーム、コミカライズ、アニメ、全部展開が違うので、ゲームでは描かれなかったようなキャラクター同士の掛け合いや、ゲームでもっと見たかったシーンなどを、期待して待っていただければと思います。」とコメントします。
加えて、キャスト陣からアニメの放送を心待ちにしていたことや、もっと盛り上げていきたいといった意気込みなどをコメントして、イベントは楽しげな雰囲気のまま終了となりました。
■“AnimeJapan 2018”開催概要
【開催日時】
・メインエリア会期:3月24日・25日
10:00~17:00(※最終入場16:30)
【会場】東京ビッグサイト
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(C)伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会