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2018年4月26日(木)

駆逐してやる! 『進撃の巨人2』の新規オンラインモードは6人同時対戦の駆逐モード。人類最強は誰!?

文:電撃PlayStation

 タクティカルハンティングアクション『進撃の巨人2』に、また新たなオンライン対戦モードが追加されます。アップデート日は4月26日。追加される新規ルール“駆逐モード”を触ってきたので、モード解説とインプレッションをお届けします。

『進撃の巨人2』
『進撃の巨人2』

 4月9日についにコミック最新刊“進撃の巨人25巻”がリリースされましたね。24巻は相当気になる終わり方でしたが、25巻の終わり方もヤバイです。続きが気になり過ぎて、25巻の直後を読める同日4月9日発売の別冊マガジン(進撃の巨人最新話掲載)を買いに行ってしまいました。進撃の巨人歴7年、電撃PS編集KYSです。

 あれ? 講談社さんの策略にまんまと乗せられてる? うん、キモチよく乗せられているから問題ない。

さあ、駆逐モードのルールの勉強だ

 さて、現在『進撃の巨人2』には、最大4人対4人のチーム戦でポイントを競う“殲滅モード”と、巨人となって最大4人でどちらが人間をたくさん食べられるかを競う“捕食”モードがあります。

 今回それに加えて“駆逐モード”が追加されることになりました。このモード、言ってしまえば最大6人のガチバトルロイヤル。誰が一番巨人を倒してポイントを稼げるかを競います。ルールは以下のとおり。

 駆逐モードの対戦ルール
●対戦時間は4分
●残り時間1分以内になると討伐時の獲得ポイントが2倍になる
●四肢を切断すればするほど、その巨人の討伐時のポイントが高くなる
●四肢を切断するとアイテムが補充されることがある
●緑の煙弾のところに巨人が多く出現し、倒すとより高ポイントが得られる
●巨人にやられたら累積ポイントは半減
●選べる能力タイプは10種類(キャラの見た目は自由)
●鎧の巨人、女型の巨人などが出てくる場合もある

 気になるのは、やっぱり10種類ある能力タイプですね。それぞれがかなり個性的なので、戦い方が大きく変わってくるんじゃないかと思います。

 【汎用タイプ】
スキルはなくステータスは平均的だが、お邪魔用アイテム(ペイント弾、シビレ弾)を初期から2個持っているので有効に使いつつ、敵を駆逐していく。器用さも高めなので、火炎瓶での火力も期待できる。

 【駆逐タイプ】
筋力特化タイプ。連撃、空中刃換装、窮地など戦闘に特化したスキル持ち。回復薬を持たないので、攻撃を受けないように。瀕死になった場合は強壮剤で動きを制限されないようにしつつ、敵を駆逐する。

 【高機動タイプ】
立体機動での移動を得意とするタイプで、副任務(緑の煙幕)へいち早く到達し、ポイントの高い巨人を素早く狩ってポイントを稼ぐ。高度立体機動術を持っているので、なるべく地面に着かずに戦うと攻撃力が上がっていく。

 【共闘タイプ】
絆の力により、リンク兵士が増えると自身の攻撃力がアップする。まず、仲間を増やして仲間と一緒に巨人を倒していく。アイテムに救援要請の煙弾があるので、近くにNPCが居たらこのアイテムでリンク兵士を追加できる(4人まで)。

 【奇襲タイプ】
奇襲攻撃が得意なタイプ。奇襲攻撃での攻撃力は高いが、なかなか扱いにくい。その代わり、お邪魔用アイテムを複数所持しているので、邪魔しつつポイントの高い巨人を奇襲で倒していく。固有巨人に対しても有効なので、狙えたらポイントは大きい。

 【生存タイプ】
体力が多く、起死回生もあるためなかなか死なないタイプ。フレイムソードで部位を炎上させつつ、部位破壊を行いポイントを稼ぐタイプ。

 【投擲タイプ】
火炎瓶頼みの投擲タイプ。器用さが高いのでアイテム使用時のダメージが高く、火炎瓶での複数部位破壊を狙える。火炎瓶がなくなった場合は空中での刃換装でブレードを飛ばすこともできるが、筋力がないのでダメージは少ない。部位破壊を狙って火炎瓶を入手しながら戦う。

 【超人タイプ】
連撃や連続ダッシュなど戦闘に特化されたタイプだが、装備がいまいちで機動力があまりない。スキル“決戦”があるので、決戦の狼煙を使用して自身を強化し、敵を駆逐していく。

 【先導者タイプ】
共闘タイプと同じく、リンク兵士が多いと攻撃力が上がる。加えて、味方兵士の攻撃力が上がるスキルもあるため、バディとして使用したときのダメージにも期待大。仲間を大勢集めて、バディアクションの突撃攻撃を駆使して巨人を駆逐する。

 【一撃必殺タイプ】
武器効果による一撃必殺で駆逐するタイプ。連撃による連続攻撃で一撃必殺の確率を上げる。電光石火を持つので、奇襲攻撃を瞬時にできるのも強み。

『進撃の巨人2』
▲奇襲タイプは奇襲メインで戦います。いかんせん四肢を切断されていない巨人はポイントも高くないので、どの巨人にどのタイミングで奇襲をかけるかが重要。
『進撃の巨人2』
▲例えば生存タイプ。巨人が強めに設定されているので、体力が高いのは心強い。
『進撃の巨人2』
▲投擲タイプはこんな感じ。器用さが110も! スキルにもアイテム関連のものが多い。

 どのタイプも一長一短なので、自分のプレイスタイルにあったタイプを選ぶといいかなと。

 ストーリーモードやアナザーモードで、アイテムをあまり使わずにブレードメインで戦ってきた人は、駆逐タイプや超人タイプが使いやすいんじゃないかと思います。

 逆にピーキーなのは、投擲タイプや共闘タイプ、先導者タイプ。

 投擲タイプは、アイテムを中心とした立ち回りになるので残弾数や使いどころを考えて戦う必要があります。

『進撃の巨人2』
▲投擲タイプをはじめ、アイテムを使用するタイプはスリップダメージのある火炎瓶をどう使うかがポイント。

 共闘タイプや先導者タイプは、仲間の力を最大限活用するタイプ。四肢を仲間に切断させて、自分はうなじをシュパーーーン。というイメージでしょうか。操作がかなり忙しくなりそうです。

 この10種類のタイプは、ストーリーモードをブレードメインなどと言った1つのパターンのみで戦ってきた人への、「いろんな戦い方があるよ、こんな戦い方もできるよ」という一種の提案にもなっています。

 これを機に、いろんな戦闘スタイルでもう一度ストーリーモードをやってみるのも楽しそうですね。

ということで駆逐モードで駆逐されてきた

 というわけで実際に駆逐モードを、コーエーテクモゲームスにて開発スタッフさんたちとプレイしてきました。

 最初に感じたのは、「あれ? 巨人ってこんなに強かったっけ?」です。上にも書きましたが、かなり強めに設定されていますね。そのぶん手に汗握ります。あと、お邪魔アイテムがかなり効果的に感じました。

『進撃の巨人2』
▲シビレ弾。気が付くとシビれているので、巨人の目の前でシビれるとちょっと天国が見えます。
『進撃の巨人2』
▲ペイント弾。うなじとの距離感がつかめなくなって、あわあわしちゃいます。本当にお邪魔です。

 お邪魔アイテムは使用すれば、即全員に効果が入るので、敵プレイヤーと離れているからと言って気が抜けません。ただ、自分のアイテムの効果で、相手が巨人に食べられたりしてポイントが逆転したときのカタルシスたるや。

『進撃の巨人2』
▲部位切断をすると、アイテムを補充することができます。アイテムを使うタイプはお忘れなく!

 また、残り1分を切ると、獲得ポイントが2倍になります。ここでほかの誰かが四肢を切断した巨人をスパッと討伐すると、かなりおいしい。でも、対戦相手もみんな狙っていたり、阻止しようとするので、なかなかうまくいきません。

『進撃の巨人2』
▲残り1分からはハイテンションクライマックスバトルに! ここでの立ち回りで高ポイントを獲得したい!

 ちなみに、鎧、女型などの巨人が出現することもあるようです。それら巨人を倒すと、それだけで1位を狙えるほどの点数がもらえるとかなんとか。

『進撃の巨人2』
▲一発逆転を狙って、女型の巨人の討伐を目指してもいいが……かなりお強いみたいです。今回のプレイでは遭遇はしたものの、倒すことはできませんでした。

 と、こんな感じのポイント獲得方式のバトルロイヤルですが、操作テクニック、戦術眼、状況判断力など、勝つにはかなりの腕が必要になります。まあ、黙々と討伐していて、気がついたらごっちゃんゴールで1位ってこともあるので、運も重要ですが。

 ストーリーモードなどで上達した巨人討伐テクニックを存分に発揮できる場なので、『進撃の巨人2』を持っているなら一度は対戦してみることをオススメします。

 自分は、開発スタッフさんとのバトルで、どちらかというと駆逐されてきましたが、それでも十分熱く、そして楽しかったですよ。

原作/諫山創「進撃の巨人」(講談社『別冊少年マガジン』連載)
(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
(C)2018 コーエーテクモゲームス

データ

▼『進撃の巨人2』
■メーカー:コーエーテクモゲームス
■対応機種:PC(Steam)
■ジャンル:アクション
■配信日:2018年3月15日
■価格:7,800円+税

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