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2018年4月18日(水)

『ファークライ5』全世界のプレイヤーがクリエイターになる“ファークライ アーケード”をチェック

文:電撃PlayStation

 ユービーアイソフトより好評発売中のPlayStation 4/Xbox One/PC用ソフト『ファークライ5』。本作には、アメリカの片田舎を舞台にカルト教団との戦いを繰り広げる本編に加え、オンラインでCOM戦や対戦プレイが楽しめる“ファークライ アーケード”が搭載されています。

『ファークライ5』

 このモードで遊べるマップのほとんどは、みなさんと同じく本作をプレイしているユーザーの手によるもの。“ファークライ アーケード”には、オンラインに投稿されたマップで遊ぶほかに、プレイヤー自身でマップを作成&投稿できるマップエディターが標準搭載されています。エディターでは、配置された敵キャラとシンプルに戦うものから、本編のカルト基地のようなエリアを解放するミッション、さらには最大12人が同時に参加できる対戦プレイのマップを作成可能です。

『ファークライ5』

 参加方法はタイトルメニューで“アーケード”を選ぶか、本編中にあるアーケード筐体やポスターをチェックすればOK。このモードには独自のキャラクターレベルが存在し、マップを遊ぶたびに経験値が入ってレベルアップ。本編で使えるお金やPERKポイントを獲得できます。

手軽で機能豊富なエディターで実際にマップを作ってみよう!

 ここでは、COM操作の敵を全滅させるのが目的の“アサルト”ルールを例に、マップ作成の手順を解説していきましょう。なお、ボタン配置などの操作はPS4版のものをもとにしています。

 “ファークライ アーケード”のタイトル画面から[アーケードエディター]を選び[新しいマップ-ソロ&Co-op]を選択。ゲームモードと地形の種類を最初に決めてエディットを開始します。地形の種類は、イチから地形を作成する“空白のマップ”以外に、3タイプのプリセットの地形が用意されています。

1)まずは地形を作成しよう!

 最初はどのような場所で戦うか、地形をエディットしてみましょう。地形を変更するには、L1ボタンでツールボックスを開き、右の[地形]を選びます。地面の形を変えたいときは[地形ツール]、木などを植えたいときは[植物を追加]、地面に土や岩、アスファルトといった質感をつけたい場合は[テクステャをペイント]を選びましょう。

『ファークライ5』

 エディット結果はマップに即反映されるので、まるで砂場で遊んでいるかのように地形の作成ができます。地形ツールでは、斜面を急にするとキャラクターが歩いて登れなくなるので、盛り上げ方を工夫したいところです。また、建物を配置したい場所は[平坦化]でその場所を平らにならすと、自然な感じに配置することができます。

 また、マップをコンパクトにまとめたい場合は、[プレイ可能ゾーン]を設定して主人公が行動できる範囲を限定するといいでしょう。設定したプレイ可能ゾーンは、OPTIONボタンでメニューを開き、[編集オプション]→[エディター設定」で常に可視化することができます。

2)自キャラと敵キャラを配置しよう

 ある程度地形を作成したら、ゲームのキモとなる敵キャラと自キャラの出現位置を決めましょう。自キャラの出現位置はツールボックスの[オブジェクトを追加]→[ゲームモードオブジェクト]内にある「SPAWN POINT」で設定できます。

 敵キャラは、ツールボックスの[AI追加]→[敵]と選び、敵のタイプを選んで配置します。普通の敵は[信者]、ちょっと強めの敵は[守衛]や[VIP]、シード一家は[使者]にカテゴリー分けされています。選んだ敵によって耐久力や装備している武器も決定されるので、しっかり選びたいところです。

『ファークライ5』

 ちなみに、アサルトルールでは、敵の残り人数に応じて敵を段階的に出現させることが可能で、その段階のことは「ウェーブ」と呼ばれています。最初に配置した敵だけで戦わせたい場合は、敵タイプを決めた後で出現ウェーブを「ウェーブ1」に設定してから敵を配置しましょう。ウェーブ2以降の敵は、配置する敵一覧の下に出現条件を決める[トリガー]と呼ばれる項目があるので忘れずに設定してください。

3)実際にプレイしてみよう

 地形の作成と自キャラと敵の配置が終わったら、実際に作成したマップで戦ってみましょう。テストプレイには、事前のマップ検証が不要な“探索”と必要な“プレイ”の2つがあります。作っている最中に地形やオブジェクトの配置を確かめたい場合は探索、最終的なゲームの確認を行う場合はプレイを選びましょう。

『ファークライ5』

 作ったマップをプレイするには、OPTIONボタンでメニューを開き、[編集オプション」→[検証]を選んでマップに不具合なないかどうかシステムにチェックしてもらう必要があります。マップがひと通り完成したら、投稿時にほかのプレイヤーに見てもらうサンプル画像“スナップショット”を撮影してから検証を開始します。

 検証結果で、ゲームプレイに不足したものがあったり、地形作成で不都合が生じている部分が見つかると、赤や黄色のチェックマークでその項目が表示されます。不具合のある項目を選んで◎ボタンを押すとその場所にカーソルが合うので、修正して再度検証を受けましょう。

 検証後のテストプレイでは、敵の配置や難易度が自分の想定したものになっているかというチェックも重要です。せっかく作ったマップですから、自分の納得できるところまで作り込んでみましょう。

『ファークライ5』

さまざまなオブジェクトや設定を活用して自分だけのマップを作ろう

 本作のエディターでは、グラップリングポイントを配置して本編のようなグラップリングフックを利用したマップを作成できるほか、自動車や航空機、船などの乗り物を配置して敵味方のキャラクターに利用させることも可能です。また、配置できる建物などのオブジェクトは、『ファークライ5』本編以外に過去の『ファークライ』シリーズ、『アサシンクリード』シリーズや『ウォッチドッグス』などユービアーソフトの他作品のアイテムも使えます。

『ファークライ5』
『ファークライ5』

 これらのアイテムを活用すれば、シリーズの枠を超えた別世界を作ることも不可能ではありません。ぜひ、みなさんの内に眠るカオスを“ファークライ アーケード”にぶつけてみてください!

(C) 2017 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Far Cry, Ubisoft, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries. Based on Crytek’s original Far Cry directed by Cevat Yerli. Powered by Crytek’s technology “CryEngine.

データ

▼『電撃PlayStaton Vol.660』
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:株式会社KADOKAWA
■発売日:2018年4月12日
■定価:694円+税
 
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