2018年4月28日(土)
ヒロインが全員幽霊のオカルティック恋愛ADV『セヴンデイズ』のPS Vita版が7月5日発売
プロトタイプは、PS Vita用ソフト『セヴンデイズ あなたとすごす七日間』を7月5日に発売します。価格はパッケージ版が5,300円+税、ダウンロード版が価格4,352円+税です。
『セヴンデイズ あなたとすごす七日間』は、LIFE0より2017年9月29日にPC用恋愛アドベンチャーゲーム(全年齢対象)として発売されました。
“取り憑いた幽霊が美少女だったら”を描くオカルティックラブストーリーが展開し、死んでしまった女の子たちとの出会いと別れを繰り返しながら、やがて主人公は彼女たちが死ぬことになった一連の事件の真相に迫っていきます。
本作は、制作資金を募るクラウドファンディングからスタートし、最終的に目標額の2倍以上もの支援を獲得。発売後も、ヒロインが全員幽霊という設定やストーリー、ビジュアルが好評を博しました。PS Vita版では、描き下ろしのイベントビジュアルが多数追加されます。
『セヴンデイズ あなたとすごす七日間』コンセプト
「もしも幽霊が美少女だったら」
自分に取り憑いた幽霊が、無垢な少女・御巫千夜子として実体化してしまったことから始まる恋。
彼女と、彼女の中に混在する六人の少女たちを蝕む“残酷な記憶”という呪い。彼女たちがあなたとすごす、人生最後の7日間。
千夜子の体に憑依して、少女たちは幸せな終わりを迎えにいく。
『セヴンデイズ あなたとすごす七日間』ストーリー
夏休みを間近に控えたある日。主人公の神崎修一が、悪友の紀伊国屋将から渡された“呪いのブルーレイ”を自宅で再生すると、ブルーレイから出てきた女霊に取り憑かれてしまう。
幼なじみの西蓮寺紫は由緒正しいお寺の家系でそのテのことに強く、修一に取り憑いた女の霊の除霊を試みる。
除霊によって怨霊は消えたのだが、未熟な除霊だったためか霊の正体である少女が残ってしまった。
どうやら彼女は映像の中で殺されていた少女で、御巫千夜子と名乗り、続けてこう言った。
「あと6人、いるんです。私の中に」
千夜子の中にはさらに6人の少女の霊が憑いていた。紫によると、霊体がこの世に存在できるのは49日間で、それを7人で割ると7日間。
1人あたり7日間という短い猶予で、悔いが残らないように彼女たちに幸せな最期を迎えてもらう。それが修一の役目になった。
修一はまだわかっていなかった。これから彼女たちと過ごすということ。それは、彼女たちとの別れを七度も迎えなければいけないということなのだ。
触れ合い、泣き合い、笑い合った先にある彼女たちの旅立ちは、どんな物語を遺すのか。7人の少女たちを安らかに終わらせる夏が、静かに始まる……。
PS Vita『セヴンデイズ あなたとすごす七日間』の特徴
レッツ、ボディシェアリング!
本作のヒロインで体があるのは千夜子だけで、他の6人の女の子は体がありません。
肉体がなければ、食べることも遊ぶこともできません。そこで、ヒロインたちは千夜子の体に乗り移って最後の7日間を過ごすことになります。
例えばサクラが憑依すると、髪や瞳が彼女のカラーであるピンク色に変わります。ひとつの体でもそれぞれの色や服装などの個性で見た目が大きく変わるのが大きな特徴です。
また、千夜子以外のヒロインたちの死没年齢は比較的幼いですが、それから長らく千夜子や他の子たちとひとつの体に憑いていたので、彼女たちの精神年齢は中学生から高校生くらいになっています。
なお、どうして見た目が変化するのか、どうして千夜子だけ体があるのかについては本編でご確認ください。
描き下ろしビジュアルが多数追加
PS Vita版では、新たに描き下ろされたイベントCGが多数追加。本作の世界がより鮮やかに彩られます。
タッチスクリーン対応
従来のボタン操作に加え、メッセージ送り、選択肢の決定、早送り&巻き戻し、選択肢ジャンプなどの機能がタッチスクリーンに対応しており、PS Vitaならではの直感的操作でプレイできます。
PS Vita TV対応
PS Vita TVに完全対応しているので、テレビにつなげば大画面でのプレイが可能です。
PC版の色味に近づける“色合い調整機能”
『セヴンデイズ あなたとすごす七日間』の原作はPC用ソフトのため、グラフィックは一般的なPC用液晶モニターにあわせて彩色されています。
一方、PS Vitaは構造そのものが液晶モニターとは大きく異なる“有機EL”を搭載した1000シリーズと構造はPC用液晶モニターに近いものの黄色みがかった浅めの発色になる2000シリーズがあり、どちらも一般的なPC用モニターと異なる色味になっています。
そこで、代表的なPC用ディスプレイメーカー“EIZO”のLEDバックライトディスプレイ“EV2736W-FS”を初期出荷状態で使用し、そこで表示される色合いとPS Vitaの色合いを比較。より“EV2736W-FS”の印象に近くなるように、PS Vitaで表示されるグラフィックの色変換を行う機能が“色合い調整機能”です。
“色合い調整機能”は3タイプ存在し、“タイプA”もしくは“タイプB”に設定した場合には、それぞれの色合い調整の“適用量”も調節でき、好みにあわせての画面設定が行えます。詳しい情報はプロトタイプ公式サイト内の紹介ページでご確認ください。
キャラクター紹介
御巫千夜子(みかなぎちやこ/声優:上坂すみれ)
「あの子たちには、最期くらい、幸せでいてほしいんです」
享年17歳。呪いのブルーレイから現れた怨霊の正体。愛称は“ちゃこ”。紫の半人前な除霊により怨念だけが祓われ、偶然残った少女です。
物腰はやわらかく話し方も丁寧で底抜けに優しいという、とても怨霊だったとは思えない性格の持ち主です。右の額に傷があり、右目は失明していて色が違います。それを恥ずかしがる千夜子のために、主人公が巻いてあげた包帯を大事に持っています。
布切れのような古びた検査着だけを纏っていますが、彼女が怨霊と化した理由に関係があるのでしょうか……。そして、彼女の中には6人の霊が混在していました。
忽那サクラ(くつなさくら/声優:桐谷蝶々)
「みんな、大丈夫、怖くないよ。私が先に行くから、よく見ててね」
享年7歳。千夜子に憑いていた少女の霊の1人。“神隠し”最初の犠牲者。とある村の農家の娘でした。高い包容力と誰かのために我慢する心を持っている、7人の中でも頼れるお姉ちゃん的な存在です。
大家族の長女として育った背景から、自分を犠牲にして下の子に譲るという行為が身についています。本当は大食いなのですが、裕福とは言えない大家族だったため、生前もあまりお腹いっぱい食べたという記憶はありません。
ゆえに、彼女の範囲内にある食べ物はふとしたスキにしばしば消えることがあります。
月野木コトハ(つきのきことは/声優:荒浪和沙)
「なによ、もうちょっと優しくしてくれたっていいじゃない」
享年9歳。千夜子に憑いていた少女の霊の1人。“神隠し”5人目の犠牲者。裕福な家庭で育ったのでややわがままなところがありますが、根は優しく、寂しがりでヤキモチ焼きです。自分の感情を素直に表せられないところがツンデレになってしまいます。
いじけたりスネたり怒ったりと感情の起伏が激しいですが、それもまた不安の裏返しだったりして、本当は優しくしてほしいという気持ちが見え隠れします。
小鳥遊マリ(たかなしまり/声優:藤田昌代)
「ボクはね、楽しいことがしたい!遊園地!」
享年8歳。千夜子に憑いていた少女の霊の1人。“神隠し”2人目の犠牲者。とにかく元気で何かにつけて笑い出します。“やばい!”が口癖です。
ぴょんぴょん飛び回ったりちょこまか動きまわったりと忙しなく、自由奔放で、みんなからはうるさいけど憎めないと認知されています。
その半面、“母親”という存在にはひどくコンプレックスを持っているらしく、主人公の母とのふれあいもどこかぎこちないです。自分のことをボクと呼びますが、彼女曰くなにかこだわりがあるようです。
百目鬼イチル(どうめきいちる/声優:清水彩香)
「仕方ねぇ、タバコは諦めてラムネシガレットで我慢すっか」
享年8歳。千夜子に憑いていた少女の霊の1人。“神隠し”3人目の犠牲者。愛称は“いっちゃん”。勝ち気で乱暴なしゃべり方をする、一見不良な女の子です。
もともと男勝りな性格でしたが、その実、情にあふれていて周りのことを優先的に考えられる懐の深さを持っています。
ワルいことにかっこよさを感じていてタバコを要求してきますが、誰も買える人間がいないうえに千夜子があまりよく思わないので、とりあえずラムネシガレットで口を塞いでおきましょう。
九十九シズク(つくもしずく/声優:戸田めぐみ)
「……私も、私が知っているすべてのことを、話しておきたい」
享年8歳。千夜子に憑いていた少女の霊の1人。“神隠し”6人目の犠牲者。普段はぼーっとしていて無表情ですが、絶大な理解力と集中力を持っている天才。
しゃべり方もおっとりで無口なほうですが、たまに鋭い一言を放ちます。知識に対する興味が強く、熱中するとその場を動かなくなります。ぼんやりとではあるが、生前の記憶から7人の死につながっている“神隠し”について何かを覚えているようです。
色摩ネネ(しきまねね/声優:清水愛)
「イイコト、教えてくれるんでしょう?」
享年10歳。千夜子に憑いていた少女の霊の1人。“神隠し”4人目の犠牲者で、愛称は“ネネさん”。ふしだらな家庭環境だったこともあり彼女自身が早熟なため、とりわけ恋愛やスキンシップといった男女間の愛欲に興味を示します。
“10歳で命を落としたから何も経験できなかった”を理由に、千夜子の体を使って主人公に恋愛的な行動を要求してきまる。その姿があまりにも大胆なので、自分の体が何をしてしまうのかと千夜子をしばしばあたふたさせます。
西蓮寺紫(さいれんじむらさき/声優:大橋歩夕)
「修一……なにかあったら、私に言ってね」
主人公の幼なじみ。高校2年生で生きています。一見すると無口で無表情に見えますが、主人公のことを気にかけています。また、由緒正しいお寺の家系で血統的にもサラブレッドであるため、オカルトごとに強いです。
目を離すと誰もいないトイレに向かって話しかけていたりして、幼少期の主人公をよく怖がらせました。そのせいか、とっぴな発言が飛び出すこともしばしば。
神崎みつき(かんざきみつき/声優:丸山美紀)
「人はいつ死んじゃうかわからないんだから、やりたいことを、後悔しないようにやっておかないとね」
主人公の母で看護師。女手一筋で息子を育ててきたタフさと気概のよさで、誰からも好かれる存在です。物事の察しがよいですが、たまに早とちりして暴走してしまいます。
小児科に勤めていた経験があり、女の子の髪を結うことも容易くやってのけます。亡くした夫のことを、今でもずっと好きでいます。
紀伊国屋将(きのくにやまさる/声優:浦田わたる)
「ぬぁ、またちがう女の子連れてやがる!」
主人公の悪友。高校2年生。いつも間抜けな調子で話しかけてくる友達思いの変なヤツです。情報の扱いに長けていて、困ったときに助けてくれることもあります。Tシャツが個性的です。
神崎修一(かんざきしゅういち/声優:なし)
主人公で、何の能力もない普通の高校二年生です。ゆえにオカルトごとが好きで、紫が幽霊だのなんだの言っているのを、内心羨ましがっています。
その興味と好奇心が“呪いのブルーレイ”を再生させます。ゲームが得意で、母親譲りの包容力も持ち合わせています。
(C)2018 LIFE0/PROTOTYPE
データ
- ▼『セヴンデイズ あなたとすごす七日間』
- ■メーカー:プロトタイプ
- ■対応機種:PS Vita
- ■ジャンル:ADV
- ■発売日:2018年7月5日
- ■価格:5,300円+税
- ▼『セヴンデイズ あなたとすごす七日間(ダウンロード版)』
- ■メーカー:プロトタイプ
- ■対応機種:PS Vita
- ■ジャンル:ADV
- ■発売日:2018年7月5日
- ■価格:4,352円+税