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2018年4月29日(日)

『ドラゴンクエストVR』で新米冒険者がゾーマに挑む!? ドラクエらしさと協力プレイの感動をレポート

文:kbj

 VRエンターテインメント施設“VR ZONE SHINJUKU”で、4月27日より稼働しているフィールドVRアクティビティ『ドラゴンクエストVR』のアクティビティ。そちらを体験してきたので、レポートをお届けする。

『ドラゴンクエストVR』 『ドラゴンクエストVR』

 『ドラゴンクエストVR』は、累計出荷・ダウンロード販売本数が7,500万本を超える『ドラゴンクエスト』シリーズを題材にしたVRアクティビティ。体験者は“ドラゴンクエストVR”のために開発された専用の剣、盾、杖を装備して、『ドラゴンクエスト』の世界に旅立つことになる。

『ドラゴンクエストVR』 『ドラゴンクエストVR』

 待っている間に概要書を確認。「ドラクエに、入ろう。」というシンプルなテキストにもかかわらず、ワクワクしてしまうのは、やはり『ドラクエ』の世界に入れる興奮からだろう。

『ドラゴンクエストVR』

 体験者は“戦士”、“魔法使い”、“僧侶”としてパーティを組む。誰がどの職業になるのかは、相談して決めることに。パーティとしての作業が自然な流れでスタートしているのがおもしろい。なお、今回は並んでいた順番で戦士、戦士、魔法使い、僧侶となった。

『ドラゴンクエストVR』

 名前、性別、言語は自由に設定可能。男性の体験者が女性キャラになることも、その逆もできる。身長は自分自身のものを入力。利き手は武器を持つ手になるので、こちらも実際の体験者と同じほうがいいだろう。

『ドラゴンクエストVR』

 アクティビティについて説明が終わると専用アリーナに移動する。アリーナは20m×12mの大きさがあり、モーションキャプチャシステムを使い、歩きまわりながらVRを体験できる。

『ドラゴンクエストVR』 『ドラゴンクエストVR』

 ここで体験に必要なVRゴーグル、バックパックPC、武器を装備する。装備は武器屋で購入……ではなく、アテンドのスタッフが付けてくれる。戦士は剣と盾、魔法使いと僧侶は杖とバンドをつける。

『ドラゴンクエストVR』 『ドラゴンクエストVR』

 バックパックPCはそこそこの重量があるが、それでも実際の鎧よりは軽そうだ。剣もしっかり重さを感じるが、重すぎて振り回されてしまうほどではない。

『ドラゴンクエストVR』 『ドラゴンクエストVR』

 冒険は“国王の間”から始まる。王様からゾーマ討伐の任務を受けるのだが……普段キーボードと携帯しか持っていない我々が挑んでいいのか、ざわつく一同。アクティビティ中はボイスチャットができるため、話しながら遊ぶことが可能だ。

 王様の横にいた、オリジナルキャラクター・ホミリーに連れられて、新米冒険者の我々は“草原”に到着。思わず周辺を探索したくなるような、“冒険をしている感”にゴーグルの下でニヤニヤしてしまう。

『ドラゴンクエストVR』

 そんな我々の前にモンスターが襲来し、バトルに突入した。自分は女性の戦士。戦士の役割は剣での攻撃と、盾で味方を守ることだ。戦士は2人いるので、しっかりプレイすれば2方向からの敵は見ることができる。ただ、モンスターは後ろからも現れるので油断はできない。

『ドラゴンクエストVR』 『ドラゴンクエストVR』

 盾でのガードは、モンスターの攻撃に盾を当てるようなイメージだと成功しやすい。炎を吐いてくるモンスターもいるのでしっかり味方を守っていきたい。

 “草原”で出てくるのは、スライムやドラキー、キメラといったやや弱めのモンスター。ここで操作方法などを確認して慣れておこう。

『ドラゴンクエストVR』 『ドラゴンクエストVR』

 魔法使いは、氷と炎の攻撃呪文に加えて、戦士の攻撃力をアップさせるバイキルトを使用可能。バイキルトをかけられると剣が大きくなるので、視覚的にもわかりやすい。むしろ剣を振った時に、周りの味方が驚くこともあった。魔法はためることで、威力がアップする。

『ドラゴンクエストVR』 『ドラゴンクエストVR』

 僧侶はパーティの中で重要な存在。蘇生と回復の呪文と、竜巻の攻撃呪文が使えるためだ。味方がやられないように回復をしつつ、倒されてしまった場合は蘇生、もし余裕があればバギで攻撃を行う。モンスターの攻撃を1回受けると瀕死になり、さらに攻撃を受けると戦闘不能になるので、その前に回復したい。

『ドラゴンクエストVR』 『ドラゴンクエストVR』

 ダメージを受けると明らかに弱っている描写となり、戦闘不能になると透明化する。この時、名前を出すアイコンの色が赤くなるのは『ドラクエ』らしいポイントだ。

『ドラゴンクエストVR』 『ドラゴンクエストVR』
『ドラゴンクエストVR』 『ドラゴンクエストVR』

 プレイはプレイエリア中を自由に移動できるが、やや重い装備をつけているうえに普段とは違う環境でのゲームプレイということで、体調不良になることがあるかもしれない。プレイ前に注意事項がアナウンスされるので確認しておこう。

『ドラゴンクエストVR』
『ドラゴンクエストVR』 『ドラゴンクエストVR』

 “草原”を抜けた我々は“山ろく”へと到着。こちらに移動する際の演出は、『ドラクエ』ならではなうえに、ちょっとドキッとするのでぜひ確認してほしい。この“山ろく”ではゴーレムにさまようよろい、キメラといったモンスターが姿を見せる。激しい攻防になるので、声をかけあって戦っていくのがよさそうだ。

『ドラゴンクエストVR』

 そしてついにゾーマが出現。大魔王にふさわしい強力な攻撃で迫ってくるので、力を合わせて挑んでほしい。

『ドラゴンクエストVR』 『ドラゴンクエストVR』

 プレイして感じたのは、パーティでプレイしている一体感だ。攻撃、防御、回復、援護とそれぞれに異なる役割があり、協力しないと突破は難しい。

 また、自分以外の状況はなかなか把握できないため、「バイキルトお願いします!」や「回復してもらえますか?」という意思疎通がポイントになる。そこから「ありがとうございます!」というやりとりが生まれるのは実に『ドラクエ』らしいと感じた。

 スポーツほど大きく体を動かしているわけではないのだが、心地いい疲労感と仲間と協力した満足感から充実した時間をすごせたと感じた。終わった後に汗だくの報道陣が「お疲れ様でした」や「迷惑かけてすみませんでした」と笑顔で話す姿がとても印象的であった。

 一点だけ残念なところがある。それは『ドラクエ』という人気コンテンツとオープン直後ということで、予約がいっぱいであるということ。記事をご覧いただき興味を持たれたとしても、5月末まですでに予約できないほどの人気だ。遊んでみたいという人は、コマめに予約サイトを確認して予約してほしい。

 “VR ZONE SHINJUKU”内にあるカフェエリア“グランパーズ”では、『ドラゴンクエスト』コラボフードが用意されている。

『ドラゴンクエストVR』
▲『ホミリーのオムライス』(1,280円+税)
『ドラゴンクエストVR』
▲『メタルスライムの包み焼きハンバーグ』(1,380円+税)
『ドラゴンクエストVR』
▲『ドラキーのレアチーズケーキ』(1,480円+税)
『ドラゴンクエストVR』
▲『スライムドリンク』はレモンを絞ると色が変わる。価格は580円+税。

 また、限定の土産菓子やオリジナルグッズが並ぶ“VR ZONE Store”には、コラボグッズがラインナップされた。“冒険の書”をイメージしたアイシングビスケットやカワイらしいロリポップがあるので、足を運んだ際にはチェックしてみては?

『ドラゴンクエストVR』
▲『アイシングビスケット』(800円+税)
『ドラゴンクエストVR』
▲『ボーロ』(417円+税・画像左)/『アクリルキーホルダー』(480円+税・画像右)
『ドラゴンクエストVR』
▲『フラッシュロリポップ』(※全4種、各556円+税)

『ドラゴンクエストVR』概要
稼働開始日:4月27日
価格:3,200円(施設入場料別途:800円)
対象年齢:7歳以上
※13歳未満の人には保護者の同意が必要です。
予約方法:チケット販売システム“Funity(ファニティ)”、または全国のファミリーマート設置の“Famiポート”で販売。

※情報は、発表日現在のものです。発表後予告なしに内容が変更されることがあります。
※ナムコとバンダイナムコエンターテインメントのアミューズメント機器事業部門は2018年4月1日よりバンダイナムコアミューズメントとしてスタートしました。
※画像はイメージです。
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