2018年6月15日(金)
アメリカ・ロサンゼルスで開催されている“E3 2018”会場では、『The Last of Us Part II(ザ・ラスト・オブ・アス パート2)』のメディア向けセッションが行われた。
セッションのなかではさまざまな情報が明らかになった。ここでは、セッション内で行われた質疑応答の模様をお届けする。
▲セッションで質問に答えたのは、KURT MARGENAU氏、ANTHONY NEWMAN氏、HALLEY GROSS氏、NEIL DRUCKMANN氏(左から順に)。 |
――今回の敵は何なのでしょうか?
シアトルで発足された“セラファイト”という組織です。E3 2018 Gameplay Reveal Trailerの冒頭では、エリーがあるコミュニティで安定した暮らしをしているシーンが見て取れました。しかし、何かがあって、その結果、彼女は復讐の旅に出ることになるのです。
――エリーのコミュニティ内でのプレイはありますか?
まだ説明できません。
――ジョエルは登場するのでしょうか?
はい、登場します。しかし、プレイアブルなのはエリーだけです。
――キスのシーンで鼻が曲がるなど、アニメーションのクオリティが上がっているように見えました。
キスはエリーとディーナの関係性を表現するために必要なシーンでした。鼻には多めにジョイントを入れているので、おっしゃるように触れ合うことで曲がるようになっています。また、キスの後にほおが赤らむ点にも気づかれたと思います。顔の表情がいい例ですが、モーションマッチングを使うことでなめらかな表現を実現しています。
▲上下の画像を比較すると鼻の曲がりが分かる。 |
――エリ―は前作と異なるアクションをしますか?
本作は前作から5年が経っており、エリーは新たなサバイバル術を身に着けています。力に劣る彼女は、ジョエルと違ってテクニカルな振る舞いをする必要がありますので、近接攻撃をよけたり、腹ばいになって隙間を通るなど、いろいろな行動を選択できるようになっています。
――前作になかった“伏せる”動作があるようですが?
そうですね。なお、しゃがむ、伏せるといった動作は任意で行うことができます。隠れるものの高さなどを考慮して、動作を選択する必要があります。
――トレーラーではトラックの下に腹ばいになって入っていくシーンがありましたが、どこにでも入っていけるのでしょうか?
隙間があればどこにでも入っていくことが可能です。これにより戦術を自由に選択でき、環境をうまく利用することでいろいろな可能性が出てくると思います。ちなみに、あるエリアに移動しようとしたときも多彩な方法があります。戦闘エリアとそうではないエリアもシームレスな作りになっています。
――トレーラーでは敵が人間だけでしたが。
そうですね。ただ、感染者たちがまだ存在します。また、より高度なクリーチャーも登場しますね。
――バイオレンスな表現強くなっている気がします。
本作では人間の文明が崩壊した世界を描いています。そんな世界で生きているエリーが感じることをプレイヤーにもそのまま感じてほしくて、暴力をできる限りリアルに表現することに重きを置きました。
――トレーラーでは、エリーが自分に刺さった矢を抜いていました。これはプレイヤーが自分で抜く必要があるのでしょうか?
そうです。“矢が抜ける”というサインが出るのですが、何もしないと矢は刺さったままです。刺さったままだと、銃の照準を合わせる際などに影響が出ます。傷を負った際も同様で、回復するまでは動きに影響が出ます。
――エリーは1人で戦うことになるのでしょうか?
NPCの援助などはあります。本作ではAIの知能がかなり上がっていますので、本当の人間のように環境、状況に合わせて行動してくれます。
――マルチプレイモードはありますか?
ありますが、まだ詳細は言えません。
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