2018年6月21日(木)
バンダイナムコエンターテインメントは、2018年発売予定であるPS4/Xbox One/PC用ソフト『ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN(エースコンバット7 スカイズ・アンノウン)』の新情報を公開しました。
本作は、シリーズ累計1,400万本以上の出荷本数を誇るフライトシューティングゲーム『ACE COMBAT』シリーズの最新作です。世界的に評価されたストレンジリアルと呼ばれるシリーズ共通の架空世界を舞台に、実際の航空機メーカーにライセンス許諾を受けた本物の戦闘機をリアルなグラフィックで操作できます。
公開されたのは、本作のゲーム性や世界観、登場機体に関する情報です。
立体的に配置されたボリュームのある雲によって、自機の移動量やスピードを体感できます。メリット、リスクの存在する雲が“立体フィールドの空”の駆け引きを産み、かつてない空戦を楽しめます。
着氷、落雷、乱気流など特性のある雲が配置されており、ビジュアルクオリティと新たなゲーム性を担保した立体フィールドの空が実現。空の感触が手元のコントローラで感じられるシリーズ最高のドッグファイトを楽しめます。
敵のレーダーや敵ミサイルのホーミング性能の低下を狙って雲の内部に突入する、危険な積乱雲に突入して最短距離で敵機に迫るなど、立体フィールドの空の活用が戦略のカギになります。
雲の中に突入したり、雨の中を飛行したりするとキャノピーに水滴が付着します。空の温度や湿度までも感じられる拘りです。また、雲の中など悪天候の状況下で飛行を続けると、アイシング現象と呼ばれる着氷が発生。視界を奪われるだけでなく、機体性能の低下も招いてしまいます。
▲“Rafale M”のコックピット。雲海を飛行したことで、キャノピーに水滴が付着しています。 |
▲アイシング現象が起きた状態。 |
落雷の影響でFCS(Fire Control System)や機体制御に不具合が発生することもあります。画面では落雷の影響でHUDが大きく乱れています。
多彩な形状・種類の雲、降雨、霧、靄、気流、そして太陽と大気が作り出すさまざまな空模様。最新技術が生み出す自然現象の美しさ、壮大さ、迫力、温度まで感じられる現実感ある新たな空を、従来の『エースコンバット』シリーズ同様に360°自由に飛行できます。
本作では、レーザー兵器などの近未来レベルの特殊兵装(武器)が実装。さらにハイGターンやポストストール挙動、フレアによる回避行動など戦術の幅を拡げる操作システムも搭載されています。
また、Post Stall Maneuver(ポストストールマニューバ)という、失速した状態で機体を操縦する“失速後機動”が、一部の戦闘機において、ゲーム上級者が操作テクニックをより極める新要素として収録。コブラ、フック、クルビットなどと呼ばれる特殊な空戦機動を駆使して、エースパイロットとして空を翔けましょう。
クルビットの流れ
無数に射出される無人機による全方位攻撃や気象兵器など、近未来をリアルに考証した超兵器が登場。戦闘機サイズから空中要塞サイズまで、さまざまな難敵との攻略性高いバトルが実現しています。
本作では、登場する実在機はすべてライセンサーの許諾を得てコクピット内部の細部まで作り込まれている他、都市部も、地理的条件、文化、歴史背景に合わせてリアルが追求されています。
さらに、実写と見紛うほどのビジュアルによる大自然の雄大さと空の表情の再現や、人の歩み、暮らし、生命を想起させるモチーフを盛り込んだ“生きた世界”の追求も行われています。
本作では、『エースコンバット04 シャッタードスカイ』、『エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー』を手掛け、映画『この世界の片隅に』で日本アカデミー賞監督を受賞した片渕須直氏が脚本を担当。
“有人機と無人機”、“エルジアとオーシア”それぞれを問い、登場人物の内面まで描く勧善懲悪ではない物語が展開します。
本作では、歴代ナンバリングタイトルと同一の世界観で物語が展開。『エースコンバット3 エレクトロスフィア』、『エースコンバット04 シャッタードスカイ』と同じユージア大陸を舞台に、『エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー』から約10年後の世界が描かれます。
“第二次大陸戦争”が勃発した2019年のユージア大陸。プレイヤーはオーシア国防空軍。対する敵軍は、エルジア王国(旧エルジア共和国)となります。
年代 | 出来事 | タイトル |
1995年 | ベルカ戦争 | 『エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー』 |
1999年 | ユリシーズ落下 | - |
2003年 | 大陸戦争 | 『エースコンバット04 シャッタードスカイ』 |
2006年 | 自由エルジア蜂起 | - |
2010年 | 環太平洋戦争(ベルカ事変) | 『エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー』 |
2015年 | エメリア・エストバキア戦争 | 『エースコンバット6 解放への戦火』 |
2019年 | 第二次大陸戦争(通称:灯台戦争) | 『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』 |
2040年 | 企業間戦争 | 『エースコンバット3 エレクトロスフィア』 |
『エースコンバット7』ストーリー
ユージア大陸では、大国オーシア連邦とエルジア王国との間で緊張が高まりつつあった。
2019年、オーシア国内で無人機を使用したテロが勃発。その同刻、エルジアはオーシアとユージア諸国の共同開発で進めていた宇宙太陽発電の基盤となる“軌道エレベーター”および周辺施設を占拠。
オーシアの行き過ぎた干渉と利害独占に反旗を翻し、エルジアは宣戦を布告。
強大な軍事力を持つオーシア軍に対し、エルジアは無数の攻撃無人機で対抗。瞬く間にオーシアの勢力は、ユージア大陸の東沿岸部へ追いやられてしまう。
市街地に影響を与えないエルジアのクリーンな戦争に対し、オーシア軍は誤爆を繰り返す。エルジア王女は放送でオーシアの行動を批判、世論はエルジア側に傾いていく。
―戦場では無人機が台頭し、有人機の落日が近づいている―
オーシア政府は同盟国に対し、主要な被災地であるユージア大陸にて恒久的かつ公平なエネルギー資源の供給をはかるため、共同で赤道上の諸島に軌道エレベーター施設を建設するべく働きかけを行いました。
静止軌道上に建設した太陽光発電施設からマイクロ派経由で各国に電力供給を行い、ガスや石油資源等に頼らない社会生活基盤の整備を促して復興を加速させるという狙いで、もともと宇宙開発分野に長けたオーシアが技術供与と初期投資費用を受け持つことで、ユージア各国から喝采をもって受け入れられました。
軌道エレベーターはユリシーズ後最大の国際共同事業となります。
ISEVとは、大陸に甚大な被害をもたらした小惑星ユリシーズ被災からの復興をめざし、2011年ごろよりユージア大陸南部に建設の始まった国際軌道エレベーターの公共事業体です。
重武装と高耐久性を備えた、近接航空支援用途の攻撃機。低速域下の安定した機動性と対地攻撃兵装によって自らの有用性を証明しました。
艦隊防空から近接航空支援まで、多彩な任務を遂行可能な艦上戦闘攻撃機。高速度戦闘よりも中速域の運動性能に強みがあります。F型は大規模改修タイプです。
従来の主力機Su-27を更新するべく開発された戦闘機。最新のアビオニクスと推力偏向ノズルの採用により、高いレベルの機動性を発揮しています。
複数国の共同開発計画で開発された多目的戦闘機。デルタ翼による飛行安定性を有し、対象を問わず高い攻撃力を発揮します。
F-16をベースに開発された多用途戦闘機。開発国の運用思想にもとづき、洋上目標への航空阻止攻撃に最大の強みを発揮します。
ステルス性能を持つ多目的戦闘機。C型は海軍が運用する艦上機タイプです。JSF(統合攻撃戦闘機)計画のもとで開発されており、対地対空を問わず多任務対応が可能です。
F-15Cの開発国外用ヴァリアントタイプの1つ。基本性能はベース機F-15Cとほぼ同等のものですが、機体細部や運用兵装に若干の差異が認められます。
空海軍共用使用の高性能オムニロール艦載機。M型は海軍仕様機。対地対空どちらとも長射程兵装の運用能力を持ち、戦場の主導権を握ります。
本作(PS4版)では、PS VR対応の専用コンテンツを実装、首を振り、視点を自由に動かすことで敵機を捕捉するなど、より直感的な操作感覚で本物の戦闘機を操縦する体験を味わえます。
また、計器類など本物さながらに再現されたコックピット越しに繰り広げられる熱いドッグファイトでは、眼下に迫りくる敵機や爆発などが再現され、気圧の変化によるキャノピーの水滴や空の変化、雲の流れなど空気感までも感じることができ、より本格的なエースパイロットの総合体験を楽しめます。
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※Xbox Oneは米国Microsoft Corporationおよび/またはその関連会社の登録商標または商標です。
※STEAMおよびSTEAMロゴは、米国およびまたはその他の国のValve Corporationの商標およびまたは登録商標です。
※情報は発表日現在のものです。発表後予告なしに内容が変更されることがあります。
※画面は開発中のものです。
※YouTubeはGoogle LLCの商標です。
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