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2018年8月10日(金)

『閃の軌跡IV』応援企画! シリーズの原点『空の軌跡』3部作の見どころをチェック【電撃PS】

文:電撃PlayStation

 日本ファルコムが贈る人気ストーリーRPG『軌跡』シリーズ。その最新作にして、エレボニア帝国を舞台にした物語の終幕を描く『英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』の発売日(9月27日)が迫ってきた! そこで今回から、電撃PSとの誌面連動企画として、『閃の軌跡IV』を応援する記事をお送りしていく。

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』

 『軌跡』シリーズは、導力という独自のエネルギーを利用した文明が発達したゼムリア大陸を舞台に描かれ、これまで『リベール王国編(空の軌跡)』『クロスベル編(零/碧の軌跡)』『エレボニア帝国編(閃の軌跡)』という3つのシーズンが展開。

 『閃の軌跡IV』は、『エレボニア帝国編』の最終作というだけでなく、ほかのシーズンで出てきたあらゆる伏線に決着が付く、『軌跡』シリーズの集大成ともいえる作品になっています。今回は、シリーズの原点となる『空の軌跡』の見どころやキーワードをチェックしていきます!

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』

小国リベールを舞台に遊撃士の活躍を描いた『リベール王国編』

 『リベール王国編』は、エレボニア帝国とカルバード共和国という2大国家に挟まれたリベール王国が舞台。遊撃士(※)見習いの主人公・エステルと、その義弟であるヨシュアの旅立ちから物語が始まり、この地に渦巻く陰謀や忍び寄る戦火が描かれていきます。

【※】遊撃士とは、大陸の各地に支部を持つ《遊撃士協会》に所属するメンバー。民間人の安全と、地域の平和を守ることを第一の目的とし、魔獣退治・犯罪防止などの要請を受けて活動する。

エステル・ブライト CV:神田朱未
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』

 『空の軌跡FC』『空の軌跡SC』の主人公。遊撃士のカシウスを父に持ち、自身も遊撃士を目指して義弟のヨシュアと旅立つ。明るく前向きで親しみやすく、周囲を元気づけるとともに愛される性格。

ヨシュア・ブライト CV:斎賀みつき
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』

 幼い頃に、ブライト家の養子となった少年。エステルとともに遊撃士への道を歩む。冷静な性格で、突っ走りがちなエステルのサポート役を務めることが多い。そんな彼には、大きな秘密があり……?

『空の軌跡FC』若き遊撃士見習いの旅立ちの物語

 リベール王国のロレントの町で見習いの準遊撃士となったエステルとヨシュア。父のカシウスが行方不明になったことをきっかけに、正遊撃士となるべくリベール王国を一周する旅に出る。

 さまざまな出会いを経て旅を続けるうちに、謎の《黒のオーブメント》を入手。その正体を探るなかで、王国軍情報部がクーデターを画策していることを知る。エステルたちは、仲間たちと協力してクーデターを阻止するが……。

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲クーデター首謀者のリシャール大佐と対決。だが彼も何者かに操られており……?

『空の軌跡SC』王国を襲う結社の計画を食い止めろ

 クーデター事件後、ヨシュアがエステルの前から消えてしまう。クーデター事件の裏で暗躍し、かつてヨシュアが所属していた結社《身喰らう蛇(ウロボロス)》のあとを追えば彼にたどり着けると信じたエステルは、各地で起こる結社がらみの事件を追う。

 その旅のなかでヨシュアと再会するも、結社は彼らの目的である《輝く環(オーリ・オール)》を核とする浮遊都市《リベル=アーク》を復活。浮遊都市でエステルたちは首謀者のワイスマンを倒すが、《輝く環》は結社の手に。

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲エステルはヨシュアを失ったショックを乗り越え、前進することを選択する。
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲圧倒的な戦力を持つ結社に、エステルは一時的に囚われてしまう。

 『空の軌跡SC』で、エステルたちの冒険はひとまず終了。続編である『空の軌跡 the 3rd』は、エステルの仲間であるケビンを主人公にした外伝的な物語が描かれました。

ケビン・グラハム CV:中尾良平
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』

 『空の軌跡 the 3rd』の主人公。七耀教会(※)の巡回神父として登場し、エステルたちの戦いをサポートした。正体は七耀教会の《星杯騎士団》の守護騎士で、教会に“外法”と認定された存在の抹殺を主な任務としている。

【※】ゼムリア大陸で広く信仰されている宗教。危険な古代遺物の管理、回収を担う《星杯騎士団》という下部組織もある。ケビンは騎士団に12人しかいない守護騎士の1人。

リース・アルジェント CV:桑島法子
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』

 《星杯騎士団》所属で、ケビンをサポートする従騎士。ケビンとは幼なじみの間柄で、彼女の姉ルフィナも《星杯騎士団》の正騎士だった。清楚な見た目に似合わず大食らい。

『空の軌跡 the 3rd』影の国で待ち受ける己の闇とは……?

 七耀教会の《守護騎士》ケビンを主役に、《輝く環》出現の余波で出現した《影の国》での戦いを描く。ケビンはここで、自分が過去に犯した“罪”と向き合い、事態を解決する。また《影の国》の扉に触れることで、さまざまな人物の過去や、以降の『軌跡』作品につながる伏線が語られた。

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲オリヴァルトとオズボーンの問答など、『閃』シリーズにつながる伏線もあり。

『空の軌跡』シリーズのキーワード

ここからは、『空の軌跡』シリーズでとくに重要なキーワードをピックアップ! 物語を深く読み解くためにも、ぜひチェックしてください。

KEYWORD1:エステルとヨシュア

 両親の愛情を受けて健やかに育ったエステル。人の“死”を身近に感じながら生きてきたヨシュア。2人の人生はまさに光と影というべき、対極のものだった。そんな2人が幼い頃に出会い、互いにひかれ合いながら成長。

 ヨシュアもエステルの影響で日の当たる世界を歩もうとするが、『FC』終盤で自分が結社のワイスマンの操り人形だったことを自覚させられ、姿を消す。そんなヨシュアをエステルは追い、ついには再会。2人は再び同じ道を歩む。

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』

 幼い頃から家族として育った2人。ヨシュアは、早くからエステルを異性として意識していた。エステルにはそういった意識が薄かったが、一緒に旅をするなかで自身の恋心に気づく。

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』

 ヨシュアは結社《身喰らう蛇》ワイスマンの暗示により、カシウスの動向を無意識に結社へ報告していた。大切な家族をあざむいていたことを知ったヨシュアは、エステルに別れを告げて消息を断ってしまう。

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』

 ワイスマンはヨシュアのことを「心の壊れた人形」という。だがエステルは、ヨシュアに心ある人間であることを説く。ヨシュアのことを見続けてきた彼女だからこそいえる言葉が、彼の心を衝き動かす。

KEYWORD2:七耀教会《星杯騎士団(グラールリッター》の協力

 結社によってリベール王国で起こった事件を語るうえで欠かせないのが、《星杯騎士団》の協力だ。彼らの扱う術や知識は、超常的な戦闘能力や技術力を持つ結社への対抗手段となった。例をあげると、ワイスマンがヨシュアを操るために体内に刻んだ《聖痕(スティグマ)》を破壊。ワイスマンに死を与えた《塩の杭》も、《星杯騎士団》が秘匿していた古代遺物を利用したものだ。

 これらを成しとげた《星杯騎士団》のケビンは、『the 3rd』で出現した《影の国》の事件の解決にも成功している。

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲ヨシュアはワイスマンに暗示をかけられたが、ケビンのおかげで正気を取り戻した。
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲《影の国》に閉じ込められたケビンは、この場に集められたエステルたちと協力して脱出。

KEYWORD3:《身喰らう蛇》のリベール王国での暗躍

 リベール王国で結社が画策したのは《福音(ふくいん)計画》と呼ばれるもので、目的は空の女神がもたらした《七の至宝(セプト・テリオン》の1つ《輝く環》の入手。そのために結社は《黒のオーブメント》こと《ゴスペル》を使い、王都グランセル地下の封印区画や、古代遺跡の《四輪の塔》の封印を解除し、異空間に封じられていた《リベル=アーク》を現世に出現させた。この都市の核だった《輝く環》は回収され、結社の手に渡る。

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲無限の力で、どんな願いもかなえてしまう《輝く環》。《福音計画》は、この古代遺物を手に入れるために立てられた計画だ。
 
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲リシャールのクーデターの裏には、結社の暗躍があった。写真は『FC』のものだが、この段階ではまだ全容がわかっていなかった。

 以上、『リベール王国編』の物語をダイジェストでお届けしました。この3作品は、PS3でPSP版をHDリマスターした『改』シリーズ、PS VitaでPSPのDL版やイベントのフルボイス化をはじめ、システムなどにも手を加えた『Evolution』シリーズ(角川ゲームス発売)が発売されているので、興味がわいたらぜひプレイしてみてください。次回は『クロスベル編』を描く『零の軌跡』『碧の軌跡』の特集記事を掲載する予定ですので、そちらもお楽しみに!

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