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2018年8月29日(水)

『サイバーパンク2077』こだわりの街の密度について解説。ストーリーの展開や開発進捗についても質問

文:kbj

 ドイツのケルンで開催されていたコンピュータゲームの見本市“gamescom(ゲームズコム) 2018”にて、PS4/Xbox One/PC用ソフト『サイバーパンク2077』の開発者インタビューが行われた。

 本作は、マイク・ポンスミスさんによるテーブルトークRPG『サイバーパンク2.0.2.0.』に基づいて開発された物語主導型のオープンワールドRPG。近未来の巨大都市・ナイトシティを舞台に、新鋭のサイバーパンク“V(ヴィー)”を主人公としての物語が展開する。

『サイバーパンク2077』

 インタビューに応じているのは、プロデューサー・Richard Borzymowskiさん。インタビュー前に行われたプレゼン内容や現在の開発進捗などについてうかがった。

――E3のカンファレンスでは素晴らしいタイミングで発表され、数々のショーを受賞しました、帰国されて改めて反響をご覧になっていかがでしたか?

 とても大きい反応があり、本当にうれしかったです。『サイバーパンク』というジャンルについて、皆さんが持たれている期待にしっかり答えられたと思います。その印象がこれからも続いていくといいと思っています。

――どこが受けていると感じていますか?

『サイバーパンク2077』

 本作は“サイバー”と“パンク”という2つの要素から組まれています。サイバーはクールというスタイルで、パンクは大きな勢力に反抗していく心意気を含めた複雑なスタイル。その2つの混在がうけている1つの要素だと思っています。

 我々が作っているのはゲームですが、大きな勢力に反発する主人公を描くことで、プレイヤーの方と一緒に大きいことを成し遂げられると思っています。

――ストーリーの選択次第では、物事を平和的に解決できるのでしょうか?

『サイバーパンク2077』

 可能です。シチュエーションによってはプレイヤーが戦うことを選んだり、非暴力な選択肢を選べたりします。我々がプレイヤーに与えたいことは“自由度”になり、何か1つに選択を狭めることはしたくないと考えています。そのため、このゲームでは高い自由度を成せることを優先して、ゲームを設計しています。

――街の密度が特徴の1つだと感じています。『ウィッチャー3』では中世ファンタジーを描き、本作ではサイバーな世界を構築されていますが、そのギャップを表現する際に何を意識していますか?

 密度は本作の特徴の1つで、重要な要素です。これほどの密度を実現することは我々にとって1つのチャレンジでした。ただ、もとになっているテーブルトークRPG『サイバーパンク2.0.2.0.』を遊んだことがあるスタッフが多かった。彼らにはビジョンがあって、どのようなものを作ればいいのか、わかっています。それを開発チーム全体に共有することで、ゲームという形で表現しています。

 大変なことですが、我々は挑戦することが好きなのです。挑戦によってより高みを目指せるので、大変だからこそやるべきだろうと考えています。

――デモの中で、体を強化するシーンがありました。具体的にはどのようなことができるのでしょうか?

『サイバーパンク2077』

 デモの中では、マンティスブレードを選んでいましたが、あれは1つの例になります。マンティスブレードを使えば、壁にひっかかれるようになり、2段ジャンプが可能になります。あと“キロシ”というブランドの光学スキャナによって、暗闇でも視界を保てるようになったり、温度を識別できるサーモグラフィーのような機能がついたりします。

 もちろんこれ以外にもいろいろ考えています。いろいろと聞かれるのですが発表していないことはまだ言えないので、楽しみにしてください(笑)。

――画面内では看板やボタンなどさまざまな日本語を見られました。この街は日本の文化が色濃く出ているのでしょうか?

 いいところを見ていますね。『サイバーパンク2.0.2.0.』ができた80年代、日本はすごく躍進していて、アメリカにとっては脅威的な存在でした。その影響がこの世界にも強く出ているのです。

 また、『サイバーパンク2.0.2.0.』には、日本製品を流通させている巨大企業“アラサカ(Arasaka)”が登場するのですが、そのアメリカ本社がナイトシティにあるので、その影響もあります。

 ただし、ナイトシティはインターナショナルな街なので、日本だけでなくいろいろな国の影響を街中で見られます。

『サイバーパンク2077』
▲こちらはブースに映されていたナイトシティの様子。

――日本の文化が出てくるということですが、日本の漫画やアニメ、ゲームなどでもし好きなものがあれば教えてください。

 オー、イエス! すごく好きです!! ……うーーん。『ベルセルク』はアクションに加えて、世界観やキャラなどが好きですね。あとは『僕のヒーローアカデミア』がとにかく好きです! すごくクールなうえに、いろいろな能力のヒーローを出しているのがおもしろい。それぞれの夢や強さを描いているところも外せません。

――開発に影響を与えた作品はありますか?

 僕個人でいうと、先ほどの『僕のヒーローアカデミア』に加えて、『ONE PIECE(ワンピース)』や『犬夜叉』とか……まだまだあるのですが(笑)。人が出会い、何かを得て、目標に向かって進んでいく過程がすばらしいです。困難を乗り越えて、ゴールを達成して成長していく姿は、ゲーム開発においてもすごく影響を受けています。

――開発内部には他にも日本が好きな方はいらっしゃいますか?

 はい(笑)。開発内部だけでなく、ポーランドは日本に親近感を抱いている人が多い。11月には東京に行く予定で、街、食べ物、歴史など見るものすべてが楽しみです。

――ぜひ楽しんでください。現状の開発進捗は?

『サイバーパンク2077』

 クエストの多くがプレイ可能ですが、まだ完成からは程遠い状況です。大まかな流れはできているため、各コンテンツをこれからどんどん磨き上げていきたいですね。

――開発するに際して、どのような要素について注意して作られていますか?

 先ほどの話にも出てきましたが、“自由度の高さ”です。自分が操作するキャラを自分で作って、すべて選択で決まる自由度の高いストーリーを進めていきます。スタイルや会話などは、自由に選べるので、キャラを、自分と結び付けてゲームプレイを楽しんでください。

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データ

▼『サイバーパンク2077』
■メーカー:CD PROJEKT RED
■対応機種:PS4
■ジャンル:RPG
■発売日:未定
■価格:未定
▼『サイバーパンク2077』
■メーカー:CD PROJEKT RED
■対応機種:Xbox One
■ジャンル:RPG
■発売日:未定
■価格:未定
▼『サイバーパンク2077』
■メーカー:CD PROJEKT RED
■対応機種:PC
■ジャンル:RPG
■発売日:未定
■価格:未定

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