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2018年9月15日(土)

【おすすめDLゲーム】『Dead Cells』遊ぶたびにマップや敵配置が変化するローグライクな探索アクション

文:滑川けいと

 ダウンロード用ゲームから佳作・良作を紹介する“おすすめDLゲーム”連載。今回は配信中の『Dead Cells』をお届けします。

『Dead Cells』

 『Dead Cells』は、横スクロールタイプのアクションRPG。主人公は剣、弓、剣、盾など多彩な武器を扱うことができるので、進め方にもプレイヤーごとの個性が出ます。

『Dead Cells』

 最大の特徴は“ローグライク型”であるというところ。つまりは遊ぶたびにマップが変化するんです! もちろん、敵やアイテムの配置まですべてがガラッと変わり、同じマップは二度と出ません! 何度遊んでも、新しいマップが、敵配置が待ち受けています。

『Dead Cells』

 また、ダークで不思議な世界観も本作の魅力。主人公は、どうやら一度死んだ囚人のよう。首を切り落とされたらしく、頭を失っています。しかし、首のないまま生き返り、ある使命のために戦うことになります。主人公は何を目指すのか、主人公に話しかける人々は何者なのか……。この、ちょうどいい塩梅の情報不足感が、世界をよりミステリアスにしています。

『Dead Cells』 『Dead Cells』
▲ところどころにあるヒントで、この世界のことや主人公自身のことを知ることができます。

死と生を繰り返す周回プレイ

 本作はローグライク型なので、何度もマップに挑む周回前提のゲームデザインとなっています。とにもかくにも、まずは与えられた最初の武器を手にマップに挑みましょう!

『Dead Cells』

 フィールド上には武器が落ちていることがあります。2つまで装備することができるので、途中で発見したら付け替えるかどうか検討してください。

『Dead Cells』 『Dead Cells』
▲近接攻撃、遠距離攻撃、敵を凍らせるなどの追加効果があるもの……威力や範囲は武器によってさまざま。最初はいろいろと試して、自分に合うものを模索していきましょう。
『Dead Cells』
▲筆者のおすすめは盾。タイミングよくガードするとパリィが発生し、攻撃をはじき返します。冒険に不慣れな序盤、近付かずに敵を倒せてとても有効でした!

 もうひとつ、主人公の武器となるのは“スキル”です。これも道中で入手し、同時に2つまで身につけることができます。どのスキルも非常に強力で、どのように活用するかが重要だと感じました。強力であるがゆえに、一度使うとクールタイムがあり、連続で使用することはできません。だからこそ、コツをつかんでうまく活用できれば、とんでもなく便利なんです!

『Dead Cells』 『Dead Cells』
▲敵の動きを封じるトラップ、周囲の敵にダメージを与えるグレネードなど、スキルの種類は多彩。
『Dead Cells』
▲武器、スキルは道中で取得する“スクロール”を使って威力をアップさせられます。

 まずは武器とスキルの組み合わせで、自分のバトルスタイルを確立させましょう。お気に入りの攻撃方法を見つけたら、スクロールを探して集中的に強化するのがオススメです!

手にしたものを失うこともローグライクらしさ!

 ローグライクといえば、道中で倒れると所持品を失い、レベルはもとに戻る……というイメージがあります。本作でも、道中で倒れると装備品とそこまでの成長は失われてしまいます。

『Dead Cells』 『Dead Cells』
▲やられてしまいました。次の画面ではスタート地点に戻されて、装備も初期のものになっています。

 このように、持ち越せない要素があるのはローグライクらしさですし、緊張感があって楽しいですよね。でも、冒険の成果が一つ残らず失われるということにさみしさを感じてしまう人もいるのでは? ……大丈夫なんです。失わずに残る要素もあるんです!

『Dead Cells』
▲敵を倒すと、青い“セル”が手に入ります。
『Dead Cells』
▲セルを使って、機能をアンロックします。回復薬を使えるようになるなど、道中が有利になりますよ。

 敵を倒して手に入る“セル”を使ってアンロックした要素は、途中で倒れてもそのまま残ります。また、“ルーン”を取得すると主人公がとれる行動が増えるのですが、それもリセットされることはありません。

『Dead Cells』
▲ルーンを取得して、ツタをのぼれるようになりました。

 やられてしまったとしても、新しい要素をコツコツとアンロックしていったり、プレイヤー自身が敵の種類や動きを覚えるなどプレイスキルがレベルアップしたりすることで、少しずつ前に進めるようになるんです。

道は自分で選び切り開く! 探索する楽しさがそこにある

 エリアは、スタート地点の“牢獄”から、“罪人の道”もしくは“有毒の下水道”に繋がっています。有毒の下水道からはさらに“塁壁”もしくは“古い下水道”に行けるなど、先へ進むルートはひとつではありません。得意なエリア、不得意なエリアがあるので、探索をして次へ進む道を発見したとしても、苦手なエリアの入り口だとしたらスルーして、別の入り口を探すのもアリです。

『Dead Cells』
▲次への入り口を発見! 入ったら後戻りはできない、一方通行の仕様です。
『Dead Cells』
▲マップは広大。ときどき、全体を確認して現在位置を把握する必要があります。
『Dead Cells』
▲所々にある転送装置は、近づくと起動します。起動させておけば、別の転送装置から一瞬で戻ってくることができます。

 エリアとエリアの間では、拠点となる“収集者の部屋”を通過します。“収集者の部屋”では、入手したセルを使って新要素をアンロックしたり、HPを回復させたりと、次へ進むための準備ができます。先へ進むほど難易度は上がっていくので、収集者の部屋でしっかり準備して進みましょう。

『Dead Cells』 『Dead Cells』
▲セルを渡すと、新しい要素をアンロックしてくれる収集者さん。
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▲死体の山を発見して喜んでいるこのキャラは、主人公を“変異”させて、特別なスキルを与えてくれます。

 変異で得られる効果は、道中でやられても一度だけその場で復活できる“第二の生”や、HPが一定以下になるとバリアが出現する“障壁”など、非常に多彩。その中から、毎回ひとつが付与されます。まだ本作に不慣れなうちは、“第二の生”など身を守る効果を持っているものがオススメ。安心感が違います。

『Dead Cells』
▲収集者の部屋では、回復薬を満タンにすることもできます。回復薬をアンロックしてあれば、毎回ここで満タンにできます。

 繰り返しになりますが、本作は毎回マップがランダムに生成されます。つまり、次のエリアへの入り口は、毎回違うところにあるということ。次に進みたい好みのエリアへの入り口は、広域マップを確認したり、転送を活用したりして、探索して見つけだしましょう!

 ひとつ前の冒険の経験が通用しないところが刺激的で楽しいです。つねに新しい冒険が待っているわけですから!

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データ

▼『Dead Cells』
■メーカー:Motion Twin
■対応機種:PS4、Nintendo Switch、Xbox One、PC
■ジャンル:アクション
■配信日:2018年8月7日
■価格:2,480円(税込)

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