2018年9月20日(木)
代官山でインディパーティー! 多くのファンが詰めかけたBitSummit Roadshow:Tokyoレポート【電撃PS】
最新のインディーゲームを試遊できる日本最大のインディーゲームイベント・BitSummit。その史上初となるサテライトイベント“BitSummit Roadshow:Tokyo”が、東京・代官山UNITにて行われました。
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BitSummit Roadshow:Tokyoは、京都で行われている従来のイベントとは趣を変えており、飲食アリの立食パーティに近い形式。会場を訪れたゲームファンたちは、それぞれがステージや厳選されたインディーゲームの試遊を自由に楽しんでおり、非常に緩い雰囲気で楽しめるイベントになっています。今回は、会場内で気になったゲームを中心に、その模様をお届けしていきます。
須田51氏が手掛ける伝説の作品から意外な新規タイトルまで目白押し!
『killer7』
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会場内でひと際目立っていたのが、須田51氏率いるグラスホッパー・マニファクチュアのタイトル。会場内には、2018年の秋にSteam(PC)で配信予定の『killer7』も用意されていました。
『killer7』は、能力が異なる多数の人格を持った殺し屋ハーマン・スミスが主人公となるバイオレンスアクション。長年復活が待ち望まれていた作品でもありますが、本作はオリジナルであるゲームキューブ版をもとにした移植となっています。
残念ながら試遊はできず、デモムービーのみのお披露目となっていましが、往年のグラスホッパーらしい独特のビジュアルが違和感なく再現されており、会場内でもさまざまな人がデモ画面に見入っていました。
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『TRAVIS STRIKES AGAIN NO MORE HEROES(トラヴィス ストライクス アゲイン: ノーモア★ヒーローズ)』
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5月に行われたBitSummit Vol.6にて国内初のプレイアブル出展となっていた、Nintendo Switch用ソフト『Travis Strikes Again: No More Heroes』。『ノーモア☆ヒーローズ』とインディーゲームとのコラボという予想外のインパクトで話題を呼んだ作品ですが、こちらのプレイアブルは大盛況!
会場では3つの試遊台が用意されていましたが、どれもプレイする人が絶えない状態となっていました。しかも、内容は今回のために用意された特別バージョン。会場にいた須田51氏によれば、出展のたびに新しくセリフを書き下ろしているとのこと。出展されるたびにまったく違うバージョンが遊べるという須田氏ならではの仕掛けが効いていました。
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『Minoria(ミノリア)』
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DANGEN Entertainmentのブースに立ち寄ると、なにやら見知らぬアクションゲームが……。よく見ると、開発が『Momodora』シリーズのBombserviceさんじゃないですか! というわけで、絶対遊ぼうとすぐに飛びつき、プレイしてきました。
このゲームは、尼僧のセミリアを主役にした新作アクションゲーム。Bitsummitで展示されていた『MomodoraV』とは違う完全新作とのことでしたが、試遊しただけでもスムーズに動かせて完成度の高いゲームになっていました。
手描きの2Dアートとトゥーンレンダリングを組み合わせたヴィジュアルは『Momodora』シリーズをさらに進化させたような美しさ。回避を駆使しつつ、キビキビと敵を切りつけるアクションが爽快で、短時間ながらゲームの魅力が伝わるデモになっていました。
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ただ、ボス戦までたどりついたのですが、攻撃に苦戦しているうちにあっけなくゲームオーバーに。ボス戦は仲間のフランを召喚して攻撃する技や、回避による無敵時間を利用するバトルになっており、製品版もかなり手ごたえがありそうですね。
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『Ballistic Craft』
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3つのショットを使い分けて戦うPalladiumSoftさんの3D対戦型シューティング。ゲージがたまっていれば自動的にガードしてくれるなど操作性も良好でした。ショットの軌道をカスタマイズできるなど、いろいろと楽しめそうな要素も。
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ネットワークを使った対人戦も楽しめるようにするとのことで、CPU戦よりも対人戦が楽しそうなゲームですね。個人的に遊んでみて、ちょっと気になった1作でした。
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ゲームやステージのほかに、会場ではスポンサーのUsquaebach Whisky社とUnity社によって、ゲームをテーマにしたカクテルや無料の食事が提供されていました。
食事はゲームイベントと思えないほど美味しくて、これが今回の目玉と言っても過言ではない感じ。肉料理から、インディーゲームとコラボしたおにぎり(海苔がゲーム名やイラストの形に切り抜かれている)まで、クオリティが高かったです。
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とくに、おにぎりは出張おにぎりケータリングの“ごはんとおとも”さんが手掛けており、塩加減も味付けも絶妙。会場に来ていた人も思わず顔をほころばせる素晴らしいサービスでした。
全体的に、ゲームイベントというよりはパーティ風でBitsummitそのものではありませんでしたが、京都で行われているイベントの雰囲気が味わえたサテライトイベント。会場のキャパシティを超えそうなほどの人が訪れていた印象的なイベントでした。