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2018年9月23日(日)

『DEEMO -Reborn-』のメディア先行体験会レビュー&開発者インタビュー【電撃PS】

文:まさん

 台湾のゲームメーカーRayarkが開発し、ソニー・ミュージックエンタテインメントのゲームパブリッシングレーベル“UNTIES(アンティーズ)”が発売するPS4(PS VR対応)用ソフト『DEEMO -Reborn-』。マスメディア向けに公開された体験版のプレイレポートをお届けします。

『インディー』

 『DEEMO -Reborn-』は、Rayark Inc.が開発している音楽ゲーム。本作は、スマートフォンなどで展開している『DEEMO』の世界観をベースに、3D&VR化によって生まれかわった完全新作になっています。

 体験版では、VRでの探索や謎解きに加えて音楽ゲームのシステムも体験できるようになっていました。担当ライターが遊んだ感想と、開発チームを代表するRayarkのCEO、ユウ・ミンヤン氏へのインタビューもお届けしていきます。

『DEEMO』の世界を自由に探索して、隠された音楽を探し出せる!

 PS VRのヘッドセットをかぶってさっそく遊ぶと、幻想的でどこか物悲しい『DEEMO』の世界が目の前に! スマホ版ではイラストで表現されていた部屋が、しっかり3D化されています。

 操作は簡単で、基本的には決定もキャンセルもPS MoveコントローラーのT(トリガー)ボタンしか使いません。女の子を動かしたい場所にカーソルを当ててトリガーを引けば、女の子が指定した地点まで移動。“調べる”アイコンや“話す”アイコンが出た場所をTボタンでクリックすれば、物を調べてアイテムを入手したり、DEEMOや仮面の少女に話しかけられます。

『インディー』

 スマホ版のイメージはそのままに、3D化されたことで全然別のゲームになった印象も。今回は、新しい楽譜を探すことで曲が追加されるシステムになっているのですが、床の模様を観察してランプの灯火を調整したり、大きさの違う鍵を入れ替えて謎を解いたりと、最初に訪れる部屋だけでも多くの謎が用意されていました。

『インディー』
 

 △ボタンを押して画面を停止させると、青く光るカメラのアイコンが出現。このアイコンをクリックすると、カメラ視点が変わって見えにくかった場所も調べられるようになっています。

 個人的にも、予想以上に探索&発見の要素に力が入っていて驚きました。VRのゲームはよく遊ぶほうですが、カメラ視点が固定された形になっているので酔いにくいのも利点だと思います。

『インディー』

 謎をひと通り解いて楽譜を集めたら、最初のフロアに帰還。ここにあるピアノを調べることで、入手済みの楽譜を使った音楽ゲームがプレイできるようです。

 音楽ゲームの操作は、ピアノの鍵盤をたたくイメージ。上から白黒のノーツが降ってきたら、列を合わせてタイミングよく振るだけ。黄色いノーツの場合は、軽く触れるようにMoveを動かしていくだけと、操作は簡単なのですが、オジサンには相当な運動量……! 結果的に、左右の腕をものすごく動かすので良い運動になりそうですね。

 数曲をプレイしただけですが、難しい曲は次々とノーツが降ってくるので意外とシビア。ノーツが落ちる場所もわかりやすくVRに特化した無理のない操作性になってますね。

『インディー』

 ちなみに、本作はPS VR対応ソフトなのでVRヘッドセットがなくてもプレイ可能。ヘッドセットがない場合は、通常のコントローラーで直接女の子を操作しながら探索を行います。

 スマホ版ではわからなかった木の裏側を見られるなど、VRなしでもかなりいい感じ。音楽ゲーム部分の操作がVR版とはまったく違うので、1粒で2度楽しめます。

 ちなみに、コントローラーの場合は方向キーの左、上、右。□、△、〇ボタンでそれぞれのレーンに飛んできたノーツをたたけます。個人的にコントローラーで遊んだ感想は、ガチの音ゲー。

 6つのボタン配置を覚えてとっさに切り替えていくプレイは、初見だと混乱するかもしれません。これをパーフェクトでこなせる人もいるそうですが、VRで遊んだほうが比較的に簡単に安く楽しめると思います。

 短めの体験版でしたが『DEEMO』の幻想的なイメージを崩さず、しっかり3D化されている印象。VRと通常のPS4版でそれぞれ違ったゲームを遊んでいるようなプレイ感覚も新鮮で、ぜひ実際に触れてみてほしい体験版です。今後、PS Storeで配信されることを期待しましょう。

ユウ・ミンヤン氏インタビュー

『インディー』

──まず、どのような経緯で本作を作られたのか教えてください。

ユウ:私たち自身でこのようなことを言うのは恐縮するのですが、最初に出した『DEEMO』は音ゲーの歴史上でも、それまでなかった部分が多かった作品ですし、1つの代表的な手法を新しい手法として作ったことがユーザーの方々に評価していただけた部分でもあります。

 今回はプレイステーション4版ということで、別の画期的な手法としてVRでプレイできるものを作り上げようと考えました。

 そしてもう1つ。これがかなり重要な理由なのですが、ファンのみなさまからスマホ版『DEEMO』の世界観が非常に良いと言う声と、この世界に入ってみたいという声をたくさんいただいたことも理由の1つです。

 私たちのチームも「このファンタジー世界に入れたら、どれだけ楽しいだろう」と考えていたところ、VRに対する世の中の勢いや注目度が一気に高まってきたので「ああ、これだ!」と。もし、世界に入り込むゲームを作るならVRしかないと考え、今回の完全リメイクを制作することになりました。

──世界観やストーリー自体は、スマホ版と同じだということなのでしょうか?

ユウ:はい。ストーリーも世界観もまったく一緒です。ただ、せっかく3Dで完全にリメイクしましたので、今回は探索や謎解きが新しい要素になっています。

 これは、今までのスマホ版にはまったくなかった新しい要素ですね。これらの新要素を追加することで今まで遊んでくださったファンの方々にも、より『DEEMO』の世界観を理解していただけると考えました。

──VRを採用したのは、世界観をより詳しく伝えるためだったのですね。

ユウ:まさに、今おっしゃっていただいた通りで、VRによってこの世界に没入できることが一番重要な理由です。もう1つ重要な理由がありまして、もともとスマホ版の時から音ゲー部分のコンセプトとして“ピアノを演奏しているような感じ”で作りたかったんですよ。

 ただ、デバイスがタッチスクリーンだったのであのような形になり、演奏感の再現としてはそこまでいきませんでした。でも、VRなら、よりリアルな演奏感が再現できます。ユーザーのみなさまに、VRでリアルな演奏を楽しんでいただきたいと思ったのが2つ目の重要な理由です。

──VR版と通常版でプレイしたときに同じゲームでもまったく操作が違うことに驚きました。VRのほうでMoveを振る操作に特化させたのはピアノの演奏感を再現する意味で、あえて複雑な操作は排除したのでしょうか?

ユウ:1番の理由として我々としてはVRを中心に推していきたいですが、VR機器を持っていない方も当然いらっしゃいます。2つのモードを入れることで、より多くのユーザーが楽しんでもらえると考え、両方用意させていただきました。

 VRモードの操作に関してはMoveコントローラーを使うと動きも大きくなりますし、体全体を使って操作をすることになります。スマホの時は指だけだったので操作も比較的早かったのですが、スマホと同じ難易度にしてしまうと腕がつってしまうのではないかという心配が(笑)。

 全体的な平均で言えば、スマホ版の全体の難易度よりは下げていますね。もちろん、バランスをとるために難しい曲はそこそこ難しく、手が大変忙しくなるような曲も用意しています。

──ちなみに、今回は探索して謎を解くことで曲が増えていきますが、スマホ版にはなかった新曲が隠された難しい謎解きも用意されているのでしょうか。

ユウ:ある程度、新曲を用意する予定はあります。もちろん、今までのスマホ版で人気が高い曲や絶対に入れなければならない曲は網羅しつつ、新作としての新しい要素を楽しんでいただきたいので、ある程度の新曲を用意しています。

──今のところ、発売日は全世界的にいつ頃になりそうですか。

ユウ:UNTIESさんと組ませていただいて2019年の春に発売することを発表させていただきました。グローバルを目指しているので日本での同時発売かどうかは未定ですが、今の傾向を見ていると同時発売のほうがいいですし、日本でも同時に発売できることを目指してがんばっています。

──日本の『DEEMO』ファンに向けて、意気込みをお願いします。

ユウ:完全に3Dでリメイクしましたので、ファンの方には主人公の女の子が実際に動いて操作できるところを楽しんでいただけると思います。もう1つは音楽の部分ですね。

 みなさん、それぞれに好きな曲があると思いますが、代表曲も入れつつ、ある程度新作なので新曲も入れる予定ですし、すでに発表されている“EGOIST”とのコラボも予定しておりますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。

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