2019年放送予定のTVアニメ『pet』のプロジェクト発表会が9月24日に開催されました。発表会は、幻想的な映像と植田圭輔さんによる静かなナレーション、そして『pet』舞台化決定の発表で幕を開けました。

　MCとしてニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんが登場し、漫画『pet』の簡単な作品説明を挟んだあと、舞台『pet』のキャストである植田圭輔さん（ヒロキ役）、谷佳樹さん（悟役）、萩野崇さん（林役）が登壇して、それぞれ挨拶されました。

　舞台出演者と共に『pet』の世界観を紹介する場面では、植田さんがその重厚な人間ドラマに触れ、「生半可な芝居では『pet』の舞台化は意味がない」と真剣な表情でコメント。一方で、萩野さんとの掛け合いもあり、会場からは笑いが起こりました。

　また、『pet』のあらすじを説明する場面では、ストーリーの難解さを指摘しつつも、植田さんは「舞台に不可能はない」として、その難解さをわかりやすく提示するお芝居がしたいと意気込みを語っていました。

　発表会では、各キャストのビジュアルや舞台のキービジュアルも初公開。その中で、初めて金髪のキャラクターを演じることになった谷さんは、自身の見た目とのギャップに触れつつも、キャラクターである悟が幼い頃に両親を亡くしているなど寂しがり屋な一面について言及。「その切なさや悲しさをフォーカスしたい」と語りました。

　『pet』に登場する専門用語である「ヤマ」や「タニ」を説明する場面では、植田さんがその「タニ」と谷さんの名前の被りを指摘し、会場の笑いを生むなど出演者同士の仲のよさもうかがえました。

TVアニメキャストもサプライズ登壇！

　舞台のキービジュアルを公開後、舞台出演者による登壇イベントは終了。

　出演者が退場するとアニメの予告映像が流れました。ここでアニメのキャストが公開され、植田さんがアニメの声優としても出演することが発表されました。MCよりアニメのキャストも登壇する制作発表会を行なうことがアナウンスされると、会場からは大きな歓声が!!

　舞台にも出演する植田さんに続き、谷山紀章さん（司役）、小野友樹さん（悟役）、加瀬康之さん（林役）が登壇されました。

　『pet』のアニメに出演することに対して、谷山さんはもともと原作のファンであったことを明かし、原作ファンの期待を裏切らないこと、新規ファンにも楽しんでもらいたいと意気込みを語っていました。

　小野さんは担当する悟について、「外見は強面だけどいろんなことに怯えている」とキャラクターの二面性を指摘。「作品の中でも大切な役割を担っている」と自身の見解を語ってくれました。

　キャラクターデザイナーとして活躍している羽山淳一氏によるTVアニメ『pet』のキービジュアルを公開後、原作の中から重要な場面を抜き出して、出演者による朗読を行なう朗読会が実施されました。

　それぞれの役柄を公の場で演じることは初めてということもあり、会場の期待感は高まります。

　加瀬さんがその後悔を吐露するシーンを皮切りに、植田さんと谷山さんが明るく将来を語り合うシーンやそれぞれのキャラクターの想いがすれ違うシーンなど、様々な場面を感情豊かに表現されていました。

　最後に、12月5日から行われる舞台の公演情報や、2019年公演の予定、チケット販売情報などのアナウンス。その後、舞台とアニメのそれぞれの出演者が登壇し、代表として両方に出演する植田さんがお礼の挨拶を述べて、会場からの拍手の中、イベントは幕を閉じました。

『pet』作品詳細

TVアニメ

【スタッフ】
原作：三宅乱丈『ペット リマスター・エディション』
（ビームコミックス／KADOKAWA 刊）
監督：大森貴弘
シリーズ構成：村井さだゆき
キャラクターデザイン：羽山淳一
制作：ジェノスタジオ
製作：ツインエンジン
【キャスト】
ヒロキ：植田圭輔、司：谷山紀章、悟：小野友樹、林：加瀬康之

舞台

【スタッフ】
原作：三宅乱丈『ペット リマスター・エディション』
（ビームコミックス／KADOKAWA 刊）
協力：TVアニメ『pet』
総合監修：なるせゆうせい
演出・脚本：伊勢直弘
制作：オフィスインベーダー
製作：舞台「pet」製作委員会
【キャスト】
ヒロキ：植田圭輔、司：桑野晃輔、悟：谷佳樹、林：萩野崇

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(C)三宅乱丈・KADOKAWA／ツインエンジン
(C)三宅乱丈・KADOKAWA ／舞台「pet」製作委員会