2018年10月2日(火)

『ARK:Survival Evolved』のStudio Wildcardメディアセッション! 『PixARK』やDLC“Extinction”を紹介

文:hororo

 『ARK:Survival Evolved(アーク:サバイバル エボルブド)』を手がけたStudio Wildcardが来日し、今後の展開を語るメディアセッションを開催しました。

 『ARK:Survival Evolved』は、恐竜や古代の生物が暮らす島で、生死をかけたサバイバル生活を楽しめるタイトル。さまざまな時代から集められた恐竜の動く姿を楽しめるだけでなく、恐竜たちを飼い慣らしてペットにできる斬新さや、素材を集めて家を作り、生きるための環境を整えていくサバイバル感が話題となりました。

 メディアセッションでは、『ARK』シリーズの今後の展開として、『PixARK』やSwitch版『ARK』、新DLC“Extinction”が公開されました。

Studio Wildcardメディアセッション
▲Studio WildcardのCEOのDoug Kennedyさん。
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▲開発をてがけるMarc Dianaさん。

『ARK』の遺伝子を受け継いだサンドボックスゲーム『PixARK』が登場!

 『PixARK』は、『ARK』のシステムを踏襲し、世界観をブロック調に仕上げたサンドボックスゲーム。PC版はすでにアーリーアクセスが開始されており、『ARK』をよりシンプルになじみやすくしたゲーム性は、すでに多くのユーザーの心をつかんでいるとのこと。

 『ARK』らしい魅力はそのままで、登場する全100種類以上のクリーチャーのほとんどは、テイム&騎乗することが可能なようです。本家『ARK』にはいない生物も多いようで、なかには魔法を使う敵も……! 

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 ブロック調の世界観になったことで、建築の自由度の高さがアップしているのは特徴の1つ。『ARK』でも自由な建築を楽しめましたが、ブロック調になったことで、より自由で直感的な建築ができるような気がします。

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 また、『ARK』ではマップの形は決まっていましたが、『PixARK』のマップはすべてランダム生成。クエストもランダムで生成されるとのことで、プレイヤーごとにまったく異なる体験を味わうことができるのも特色として挙げられていました。

 キャラクターカスタマイズはさらに進化。3頭身くらいの大きさながらも豊富な衣装により、さまざまな姿のキャラクターの姿を確認できました。成長要素もあるとのことで、自分だけのキャラクターで、オリジナルの冒険を楽しめることが、本作のだいご味となるでしょう。

Studio Wildcardメディアセッション Studio Wildcardメディアセッション

 もちろん、オンラインマルチプレイにも対応。『ARK』と同じような体験をできるように調整していくとのことで、PvP、PvEといった要素も予定しているようです。

 また、“New Skyward DLC”という追加コンテンツの構想も明かされました。新しい島、新しい建設素材、追加の武器・防具・ツールなどの追加を予定しているとのこと。実装時期は未定ですが、PC版の正式サービスから遠くない時期にリリース予定だそうです。

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 現在行われているPC版のアーリーアクセスが中心の内容でしたが、日本のコンシューマ版での展開も予定しているようなので、続報を楽しみに待ちましょう。

外出先でもサバイバル生活が可能! Nintendo Switch版『ARK』が発売へ!

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 続いてはNintendo Switch版『ARK』についてプレゼンが行われました。ゲームの内容は他プラットフォームと同様のもので、一番の特徴は携帯モードに対応していること。これによって、外出先でも『ARK』をプレイすることが可能になりました。

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 実際に携帯モードで触ってみたところ、ややカクつくシーンもあれど気になるほどではないといった感じ。思っていたより違和感なくプレイできました。カクつきやグラフィックの解像度については、これからNintendo Switchに合わせたものにしていくとのことで、よりよくなっていくことを説明していました。グラフィックの美しさではPCやPS4 Proなどに軍配があがるかもしれませんが、テレビから離れてベッドでゴロつきながらプレイできるのは、かなり魅力的ですね。

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 ちなみに、オンラインプレイに関しては既存のPS4版などと違いはないようです。また、アドホックモードでの協力プレイなどにも対応している様子。日本での発売も決定しているので、『ARK』は気になっていたけど、他プラットフォームを持っていなかったという人は、この機にチェックしてみてはいかがでしょうか。

規格外の要素満載の『ARK』新DLC“Extinction”

 『ARK』の3つめのDLC“Extinction”の情報も公開されました。“Extinction”の舞台となるのは未来の地球。外的要因によってもたらされたウイルスのようなものにより、ハイテク化した恐竜を除いたすべての生物が死に絶えてしまった世界という、これまでの舞台と比べても過酷な環境でのサバイバルとなりそうです。

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 最大の特徴ともいえるのが、フィールドを闊歩(かっぽ)している巨大生物の存在です。その名も“キングカイジュウ”! 日本の作品ならともかく「海外タイトルでなぜカイジュウ?」と思うかもしれませんが、実は“カイジュウ”という名称は巨大クリーチャーを指す名前として、海外では広く使われているのです。

 キングカイジュウの大きさは、ティラノサウルスでも足の爪の先端くらいという、規格外のサイズ! 「ゲーム史上でももっとも大きなクリーチャーなのでは」と開発陣が自信をのぞかせるほどの大きさです。キングカイジュウは『ARK』本編のボスと違って、専用のフィールドで戦うわけではないとのこと。つまり、キングカイジュウの移動や戦闘で家がなぎ倒される可能性があるということです! “Extinction”では建物を建てる場所について、さらに気を遣う必要があるかもしれませんね。

 キングカイジュウの他にも4タイプの下級のカイジュウが存在する情報も明かされました。彼らは氷の土地、死の土地、砂漠、森林地帯にそれぞれ生息しており、それぞれの土地の特性を持っているようです。サイズはキングカイジュウよりも小さいようですが、それでも恐竜に比べればはるかに大きいでしょう。

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 これだけの巨大さを誇るカイジュウには、当然通常の攻撃手段ではダメージを与えられません。カイジュウを倒すにはいくつかのプロセスを踏まなければならないとのことですが、その方法もまた驚くべきものでした。

 なんと自分たちで巨大ロボットを作り、それに乗って戦うというのです! ロボットは各部位を別個で作り、それを合体させることでようやく1体のロボットになるらしいのですが、「1部位を作るのも大変なので分担するといい」というアドバイスがありました。とにかくスケールが大きすぎます(笑)。

 キングカイジュウ以外の4体のカイジュウは、頑張ればロボットのパーツ……例えば腕だけでも倒せるかもしれないとのことですが、キングカイジュウにはロボットを完成させて、連係して戦わないと勝ち目は薄いと補足していました。

 なお、各部位にはそれぞれプレイヤーが乗り込んで動かす仕組みになっているとのこと。具体的にどのような操作方法になるかは明言されませんでしたが、脚部担当の2人が息を合わせて交互に動かないと転んでしまう、という要素などがあるのかが気になります。一応、各部位ごとに個別で攻撃はできるようでした。

 最後に、「キングカイジュウは難しいけど、普通にカイジュウはテイムできるようになるかもね」といううれしい話が飛び出しました。現段階では確約はできないものの、ユーザーが望む要素は可能な限り入れ込みたいとのことでした。さらにユーザーが運営しているサーバーを使えば、理論上はロボットバトルもできるという話があり、期待せずにはいられません!

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 カイジュウ&巨大ロボットという、ジャパンカルチャー臭がものすごくする新DLC“Extinction”。海外では11月6日に配信され、日本語版も大きく遅れない時期に配信できるように鋭意作業中とのことでした。

データ

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