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2018年10月30日(火)

『竜星のヴァルニール』ミネッサとカリカロに注目。ヒロインレビュー第1回【電撃PS】

文:電撃PlayStation

 コンパイルハートより発売中のPS4用ソフト『竜星のヴァルニール』。本作は、ダークな世界観のもと、主人公ゼフィと魔女たちの過酷な運命が描かれる“ガラパゴスRPG”の最新作です。この記事では、登場するヒロインたちを深堀りしていきます!

『竜星のヴァルニール』

 本作のヒロインたちは、竜の力を操る“魔女”。彼女たちは厳しい運命へ必死に抗いつつも、ゼフィとともに物語に彩りを添える存在です。今回のヒロインレビューのPART1では、ミネッサとカリカロをピックアップします! 主にメインストーリー序盤とヒロイン別のイベントから見えてくる、ヒロインの魅力をお伝えしていきましょう。

『竜星のヴァルニール』
▲拠点である“魔女のネグラ”から“魔女の部屋”へ行き、ヒロインにプレゼントをあげることで好感度が上昇。一定量までたまると、個別のイベントが始まります。

ミネッサ

CV:千本木彩花 イラスト:まなみつ

『竜星のヴァルニール』
『竜星のヴァルニール』 『竜星のヴァルニール』

 責任感が強く、常に前向きな魔女。自らの姉と仲間の魔女たちが大量虐殺された10年前の惨劇“獄炎の謝肉祭(デスカルネヴァーレ)”を生き延びた、ただ1人の魔女です。そのため、忌まわしき“竜の呪い”を解く手がかりを探し続けています。男性とは戦い以外では接したことがないことから、主人公であるゼフィとの心を通わせていく過程に注目ですね!

『竜星のヴァルニール』
▲瀕死のゼフィを助けるために、口移しで竜の血を飲ませるミネッサ。
『竜星のヴァルニール』
▲その後、回復したゼフィを1人で運んでしまうなど、責任感と行動力を持ち合わせている。
『竜星のヴァルニール』
▲ミネッサにとってつらい過去である“獄炎の謝肉祭”を引き起こした“獄炎の魔女”を自称するシャルロッタ。“竜の呪い”を解く方法を知っているという彼女を仲間に加えることに……。
『竜星のヴァルニール』
▲妹の1人を失い、後悔と責任を一身に背負うミネッサは、同様の悲劇を繰り返さないと誓う。また、妹たちが“竜の呪い”におびえずにすむよう、シャルロッタの計画に乗ることになる。

妹思いで気丈なミネッサ。そんな彼女の過去のトラウマや意外な一面も!?

 誰よりも責任感が強く、妹思いのしっかり者というイメージのミネッサ。エピソードからは、常に妹のことを考えて行動していることがわかります。また“獄炎の謝肉祭”がミネッサに与えた影響など、彼女の内面に迫る内容となっています。

エピソード1:ネグラの案内がてら、ミネッサとゼフィが果物を収穫するエピソード。しかし、収穫未経験のゼフィは食べられる果物がわからず四苦八苦します。見かねたミネッサから目利きを教えてもらいながら、ゼフィは果物を収穫し――。

『竜星のヴァルニール』
▲ネグラの近くになる果物は魔力の影響で、突然変異することがあると語るミネッサ。お気に入りの果物を分け合い、食べた2人は笑顔に!

 収穫を終え、湖のほとりで休憩する2人。ふとゼフィが「今度は妹たちと一緒にピクニックをしよう」と提案するも、妹が外敵に見つかる恐れがあることを理由にミネッサは断ることになります。ミネッサの「妹たちを守りたい」という強い気持ちが垣間見えるエピソードとなっています。

『竜星のヴァルニール』
▲怖い思いをさせたくないと妹を気遣うミネッサ。妹を第一に考えるミネッサの想いが伝わってくる。

エピソード2:“魔女のお祭りの日(=収穫祭)”を目前に控えたミネッサたち。妹のファルが今回は家の外で収穫祭をしようと持ちかけるも、ミネッサはこれをキッパリと断ってしまいます。妹に対し厳しく言い過ぎたかもしれないと、自己反省をして――。

『竜星のヴァルニール』
▲妹を心配するあまりファルにキツイ態度をとってしまったことで自己嫌悪に。見かねたゼフィは暖かい言葉をかけ、ミネッサの表情が明るくなるワンシーン。

 昔の収穫祭がどのようなものか興味を持ったゼフィは、ミネッサの部屋で詳細を聞こうとします。昔話に花が咲いたものの、“獄炎の謝肉祭”をきっかけに収穫祭を屋内で催すことになったことを語るミネッサ。しだいに動揺の色が濃くなるも、ゼフィの言葉が再びミネッサを勇気づける心温まるエピソードとなっています。

『竜星のヴァルニール』
▲“獄炎の謝肉祭”で姉や仲間を失い、頼るものなく生きてきたミネッサ。
『竜星のヴァルニール』
▲ゼフィがミネッサの力になりたいと思いを伝えると笑顔を取り戻し、収穫祭に向けて家の飾りつけをする妹たちの手伝いへと戻っていく。

 どちらのエピソードも、妹たちを大切にするミネッサの思いが伝わってくる印象です。大切にするあまり、妹たちへの態度も厳しくなってしまうのは、その思いが強いからこそ。一方で“獄炎の謝肉祭”がトラウマとなっており、精神的に弱い部分も判明します。エピソード2以降、ゼフィがどう彼女の心の支えとなるのか気になりますね!

ミネッサの“竜臨覚醒”と“竜臨スキル”をチェック!

竜臨覚醒:魔法の杖が斧のように変化し、さらに形状が禍々しくなるミネッサのトランスフォーム。身の丈近い魔法の杖をいとも簡単に振りかざし、ポーズを決める姿は平常時と違って勇ましい印象です。変身シーンでは丈が短いスカートの揺らめきにも注目ですよ!

『竜星のヴァルニール』
『竜星のヴァルニール』
『竜星のヴァルニール』
▲決めポーズの際のセリフ「あなたは、これから終わる」が、なんともゾクッとします。いつもは冷静で穏やかなミネッサが、こんな言葉を使うなんて!

竜臨スキル(水流乱舞):ミネッサが魔法の杖を水平になぎ払うと、そこから水属性の弾丸が召喚される竜臨スキル。弾丸を敵に当てつつバク転をしながら接近し、空高くジャンプしてからトドメの一撃を加える! ミネッサがバク転をする際の、アクロバティックなアクションからも目が離せません!!

『竜星のヴァルニール』
『竜星のヴァルニール』
『竜星のヴァルニール』
▲上空から敵めがけて渾身の力で杖を振り下ろす! 水しぶきが吹き上がるほど強烈にたたきつけられた敵は、絶命必至!!

カリカロ

CV:福原綾香 イラスト:ナナメダケイ

『竜星のヴァルニール』
『竜星のヴァルニール』 『竜星のヴァルニール』

 ドライで合理的な考え方を持つ魔女。短絡的で抜けたところもあり、ことあるごとに「殺そう」と口にする。ゼフィに「カリカロの動きは騎士団の精鋭並み」と言わしめるほど、戦闘に関しての練度は高い様子。魔女の年齢のリミットを過ぎているせいか、近いうちに死んでしまうのではないかと恐れを抱いています。

『竜星のヴァルニール』
▲当初のカリカロは、親しい者以外に対して乱暴な言動が目立つ。
『竜星のヴァルニール』
▲カリカロの態度を見かねたミネッサやラポネットから諭されることもしばしば……。
『竜星のヴァルニール』
▲妹の1人を助けられなかったことをシャルロッタに煽られ、イライラが募るカリカロ。

“好戦的な魔女”から一転、面倒見のいい“お姉さん”キャラにギャップ萌え!!

 メインストーリーや個別のエピソードを進めていくと、周囲のことに気を配れるうえに、妹たちだけでなく仲間の魔女への面倒見がいいことが判明します。料理も得意で、魔女たちの団らんの中心には、いつもカリカロがいる印象です。以下では、そんな2つのエピソードをお見せしましょう。

『竜星のヴァルニール』
▲魔女と妹たちがテーブルを囲んで楽しくお食事。みんなの笑顔は、カリカロの料理があってこそ!

エピソード1:魔女の食事のため竜を狩る魔女の一行。竜と戦うなかゼフィが負傷し、魔女のネグラへ帰還中に意識を失ってしまいます。仲間からはぐれて倒れたゼフィに気づき、最初に手を差し伸べたのは、なんとカリカロで――。

『竜星のヴァルニール』
▲ゼフィを信用していないカリカロだが、彼の姿が見えなくなったことにいち早く気づき、駆け寄った。

 ミネッサ曰く「誰よりも周囲に気を配り、用心深い」だけあって、すぐに異変に気付くことができるカリカロ。悪態をつきつつも、傷ついたゼフィを治癒するなど、彼を魔女の一員として受け入れるエピソードとなっています。

『竜星のヴァルニール』
▲ネグラに帰ったカリカロは、すぐに食事の支度に取り掛かる。手伝いを申し出たゼフィに対して「毒を入れられたらかなわない」とバッサリと断るも、負傷した彼に治癒を施した。

エピソード2:カリカロがネグラのみんなに食事を作ろうとするエピソード。料理中のカリカロを見ていたゼフィに、「野菜を切ってくれ」とお手伝いをお願いすることになります。機嫌がいいのか、ゼフィに笑顔を見せながら2人で料理を始めて……。

『竜星のヴァルニール』
▲ゼフィが触ろうとした野菜は、実は毒草だった。キツめのジョークにゼフィもたじたじだが、笑顔を見せてくれたことは距離感が縮まった証拠かも? 
『竜星のヴァルニール』
▲カリカロにとって「料理は愛情」とのこと。数日前の献立はもちろん、ネグラの全員が何を食べたか覚えているあたりは「さすが」のひと言。
『竜星のヴァルニール』
▲「カリカロのシチューは特別」とゼフィが語るシーンもあり、それを聞いた彼女もまんざらではなさそう。

 料理を続ける2人だが、その途中でミネッサやラポネット、妹たちまでもがカリカロに頼みごとをする展開に。この日の献立の“ミートパイ”はゼフィにまかせ、みんなからの依頼をこなすことになります。カリカロが魔女たちから信頼され、彼女もまた少しずつゼフィを信頼してきている様子がわかりますね。

『竜星のヴァルニール』
▲ラポネットから屋根の修繕を頼まれたり、ミネッサには情報屋への同行を頼まれたりと、大忙し。料理から大工仕事までカリカロに頼りっきり。
『竜星のヴァルニール』
▲妹の手伝いをするとともに、しっかりとマナーも教えるなど、まさに“お姉さん(お母さん)”的存在。
『竜星のヴァルニール』
▲妹たちのために書いたレシピをゼフィに託したカリカロ。当初は信用していなかったが、ここでは頼り切っている様子。

 短絡的かつ好戦的だった物語序盤から、家庭的で気配りのお姉さんというギャップが激しいです。日曜大工も得意なのか、屋根の修理もできたりと、魔女のネグラでも八面六臂の大活躍をしているのがわかります。ゼフィに厳しい態度をとるものの、少しずつ信頼を築いている過程がはっきりとわかるので、読み進めるのが気持ちいいですよ。

カリカロの“竜臨覚醒”と“竜臨スキル”をチェック!

竜臨覚醒:カリカロがトランスフォームすると、鉤爪状になった魔法の杖を召喚。最も目を引くのがその露出度の高さですね。胸の大きさもはっきりとわかり、その妖艶さとセクシーさは魔女のなかでもトップクラス!

『竜星のヴァルニール』
『竜星のヴァルニール』
『竜星のヴァルニール』
▲いつもは物騒に聞こえるはずの「これで殺せる!」の決め台詞は、頼もしく感じます。

竜臨スキル(闇竜貫撃):手にした槍で敵に一撃を加え、遠くへ弾き飛ばす。その後、魔法の杖にまたがり、敵に急速接近しながら魔法の弾丸を撃ち込んでいきます。最後は自らが突撃し、強烈な突きをお見舞い!

『竜星のヴァルニール』
『竜星のヴァルニール』
『竜星のヴァルニール』
▲高速での突撃をぶち当て、そのまま敵を貫通。その後、敵は光とともに爆散する!

 今回の記事ではヒロインの2人、ミネッサとカリカロにスポットライトを当てていきました。メインストーリーや個別のエピソードには、まだまだ続きがありますので、ヒロインの今後が気になるというプレイヤーは、本作をぜひぜひ体験してみてください。そして次回のヒロインレビュー第2回では、ラポネットとシャルロッタをピックアップしますので、こちらもお楽しみください。

(C)2018 COMPILE HEART

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