コンパイルハートより10月11日に発売され、そのダークな世界観と重厚な物語で話題を呼んでいるRPG『竜星のヴァルニール』。この記事では、本作に登場するヒロインの魅力に密着するレビューの第2回をお届けします!
今回ピックアップするのは、ラポネットとシャルロッタの2人の魔女。物語序盤のメインストーリーと個別のエピソードを交えつつ、それぞれの魅力をお伝えします!
ラポネット
CV:東城日沙子 イラスト:平野克幸
おしとやかで、悲しげな表情を浮かべることが多い魔女。ラポネットは“千里眼”の持ち主で、竜の生い立ちを見ることができます。また、触れた相手の未来を予知できる能力も持ち合わせているが、当の本人はその力を疎ましく思っています。そのため、信頼している相手以外とは関わりを持たないようにしています。また、大の男性恐怖症のため、ゼフィからたびたび逃げる素振りも見せたりもします。
|
▲“千里眼”をとおして竜を見ることで、どんな魔女であったかを判別可能。
|
|
▲これは便利な力だが、すべてが見えてしまうことで苦労することもあり、その辛さは本人にしか分からない。
|
|
▲感情的になることは少なく、中立的で客観的に物事を見るラポネット。
|
|
▲シャルロッタから煽られても冷静で、とにかく当たり散らすカリカロにも非があると咎める場面も。
|
|
▲会話をしようと近づくも、なぜだか避けられているゼフィ。2人っきりでは途端に寡黙になってしまう。
|
男性嫌いで冷たくあしらう彼女が心を開いた瞬間、ときめいてしまう!?
メインストーリーや個別のエピソードを進めていくと、ラポネットは妹たちと遊んだりして面倒をよく見るうえに、周囲への配慮を怠らない魔女だと分かります。冷静で客観的な目線を持っていることから、周りからも一目置かれる存在です。以下では、2つのエピソードで垣間見せるラポネットの素顔をお届けしましょう。
エピソード1:魔女のネグラの掃除当番をどうするか、分担を決めることになった魔女たち。ラポネットは、ゼフィと一緒に掃除をすることになりそうになったため、拒否反応を示してしまいます。てっきり嫌われているのだと思っていたゼフィだが、ラポネットの口から男性が苦手なことが告げられて――。
|
▲ゼフィと2人っきりになることを避けるべく、ミネッサに同行させようとするラポネット。
|
ゼフィは順調に掃除をこなし、最後にラポネットの部屋を掃除することになります。隅々までキレイにしていると、床には金具の取れかけているブレスレットが。それを拾い上げたゼフィを、あとからきたラポネットが目撃し、素早く彼に駆け寄る――。もしかしたら、彼女にとって大事なものだった可能性が?
|
▲ゼフィがラポネットの肩に付いたホコリを取り払おうとすると避けられてしまう。ここで彼女が男性に苦手意識を持っていることを理解する。
|
エピソード2:どうにかしてラポネットと仲よくなりたいゼフィ。どうすれば彼女の男性恐怖症を治せるのか悩んでいると、悪だくみをしていそうなカリカロがゼフィにアドバイスをします。ゼフィはラポネットと仲よくなれる……!?
|
▲親睦を深めるため、部屋を訪れるゼフィだが、部屋にいたラポネットは泣いていた。その理由を知るミネッサから、彼女のブレスレットが壊れていた(エピソード1での出来事)ことがショックだったことを告げられる。
|
|
▲よからぬこと考えているカリカロは、ラポネットと仲よくなる方法をゼフィに提案。
|
|
▲それは無理だとゼフィは抵抗するが、丸め込まれてしまう。猫のぬいぐるみを持ってなにをするのだろうか?
|
|
▲ゼフィに与えられた使命は猫のぬいぐるみを使って猫に成りきることだった! カリカロに言われるがままに挑戦したが、妹たちからドン引きされてしまう……。
|
|
▲ゼフィの頑張りもあって、結果的にラポネットが心を開いてくれる。
|
|
▲お礼として彼女も猫の真似をするが、恥ずかしかったあまり逃げていってしまう。普段見せない姿が最高にキュートです!
|
男性が苦手なラポネットがゼフィに心を開くエピソードとなっていました。メインストーリーでは優しく振る舞う姿が印象的ですが、ゼフィ視点となると彼女の印象がガラリと変わります。また、仲よくなったあとのゼフィと、どんな物語が紡がれるのか気になりますね!
ラポネットの“竜臨覚醒”と“竜臨スキル”をチェック!
竜臨覚醒:ラポネットがトランスフォームすると、普段は着込んでいるコスチュームから肌色多めな姿にチェンジします! 髪色も変化し、フレアスカートと頭のアクセサリーは独特なデザインになります。
竜臨スキル(風竜千弾):魔法の杖にまたがり、得物である弓を持って天高く上昇。上空から無数の矢を敵へ一斉に放ち、蹂躙していく。最後にトドメの一撃をお見舞いして、爆風が巻き起こります!
シャルロッタ
CV:三澤紗千香 イラスト:つなこ
100人以上の魔女が焼き殺された十年前の惨劇、“獄炎の謝肉祭(デスカルネヴァーレ)”を起こした伝説の“獄炎の魔女”だと名乗る魔女。人間になれる方法を知っていると言い張り、ゼフィたちとともに行動することになります。どこに行くかも告げず、フラフラとどこかに行ってしまうことが多く、とにかく謎が多い魔女です。
|
▲ミネッサのネグラを焼いた張本人である“獄炎の魔女”と名乗っているが、ミネッサ自身は彼女の姿から本人ではないと主張している。いったいどちらの発言が正しいのだろうか?
|
|
▲やたらと人を煽る性格で、事あるごとにカリカロと衝突する。シャルロッタ本人は怒りをぶつけれられても特に気にする素振りを見せない。
|
|
▲姉たちと一緒に行動したいと言うファルの肩を持つシャルロッタ。十分な戦力となれるよう、シャルロッタが戦術指導をすることに。
|
こちらを挑発してくる思わせぶりな態度がたまらない!!
メインストーリーや個別のエピソードを進めていくことで、普段煽っているのとは裏腹に仲間のことを考えていることが判明します(本人はそのことを隠していますが)。以下では、そんな2つのエピソードをお見せしましょう。
エピソード1:どこかを漂うかのように、フラフラとどこかに行ってしまうシャルロッタ。カリカロから命令されて、ゼフィは彼女を連れ戻すことになります。ゼフィはシャルロッタを見つけ出し、説得しようとするも冗談でキスを要求されてしまう。その場ではなにも起こらなかったが、ネグラに戻るとシャルロッタとキスをしたことにされてしまい――。
|
▲「居場所がないから疎外感を感じるのか?」と、シャルロッタに鋭い疑問をぶつけるゼフィ。普段からケンカ腰なのは理由があって、あまり関わりを持ってほしくなさそうだ。
|
|
▲「違う」と言われたゼフィは女心は分からないと返す。女心がないと思っているシャルロッタは、キスをしてドキドキするか試そうとしてきた。
|
|
▲せっかくの機会を水の泡にしたゼフィだった。これから先が思いやられそう……。
|
|
▲ネグラへ帰ると、シャルロッタがキスをされたという嘘をカリカロに話す。
|
|
▲カリカロからは愛想を尽かされ、ゼフィにとって踏んだり蹴ったりな日に。シャルロッタがみんなと仲よくなれる日は来るのだろうか?
|
エピソード2:ゼフィは夜遅くに外出するシャルロッタを見かけ、あとを追っていくことに。彼女が出かけた目的はネグラ付近を徘徊していた竜を狩ることで、しかもその竜はもとはミネッサたちが住むネグラの魔女だったことが判明します。あるとき竜を見つけてしまい、ミネッサたちが気に病んでしまわないためにシャルロッタが行動していたという、彼女の優しい一面を見たのかもしれません……。
|
▲“ハズレ”といって竜を片付けるシャルロッタ。やはり竜にはまだ秘密が隠されているのだろうか。謎多き彼女は、まだまだ秘密を知っていそうな予感!
|
|
▲シャルロッタは、狩った竜がミネッサたちのネグラの魔女だと知っていた。
|
|
▲ラポネットの千里眼で正体が判明してしまうことを避けるため、単独行動をしているのではないのかとゼフィから指摘される。
|
|
▲シャルロッタは優しいと確信してやまないゼフィ。周りを気にかけての行動ではないと否定し続けるシャルロッタだが、客観的に見ても気配りのできる魔女だとわかる。
|
序盤はミネッサたちに嫌味を投げかけ、パーティ(主にカリカロ)をかき乱す存在でした。しかし、エピソードを掘り下げていくと、そのような行動は自分から周囲を遠ざけているためなような気がします。メインストーリーでは見られない彼女の一面に触れられるので、新たな発見ができるかもしれませんよ?
シャルロッタの“竜臨覚醒”と“竜臨スキル”をチェック!
竜臨覚醒:ほかの魔女とはうって変わって、トランスフォームしてもなぜか髪色と右目しか色が変化しない点に注目。衣装ではスカートの中央部分が開いたうえ、背中もあらわになって非常にセクシーです!
竜臨スキル(炎竜斬視):鎌を振りかざし、敵に無数の斬撃を浴びせる。その後、拳で前方の空間を砕くほどのパンチを繰り出して吹き飛ばし、シャルロッタの目には紋章が浮かび上がった直後、業火が敵を焼き尽くす!
次回は、本作の物語やシステムなど多角的なレビューをしますので、こちらもお楽しみに!
(C)2018 COMPILE HEART