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2018年10月30日(火)

【おすすめDLゲーム】『ゲーム・オブ・スローンズ』の世界で王の“選択”を楽しむ。『Reigns』新作をプレイ

文:キャナ☆メン

 ダウンロード用ゲームから佳作・良作を紹介する“おすすめDLゲーム”連載。今回は、Nerialが開発し、Devolver Digitalが10月19日から配信しているPC/iOS/Android用ソフト『Reigns: Game of Thrones(レインズ:ゲーム・オブ・スローンズ)』のプレイレポートをお届けします。

『Reigns: Game of Thrones』

 本作は、多様なシチュエーションで選択を重ね国を統治する『Reigns』のゲーム性を、世界的な人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の世界観や登場人物で楽しめるコラボ作品です。

 プレイヤーは、“紅の女”ことメリサンドルのビジョンを通じて、ジョン・スノウやサーセイ、ティリオン、デナーリスなど、任意のキャラクターを“鉄の玉座”に就け、ウェスタロスを統治していきます。

『Reigns: Game of Thrones』
▲『Reigns』の独特なアート表現も特徴。ゲーム内には、『ゲーム・オブ・スローンズ』のキャラクターが数多く登場します。

選択の葛藤が楽しいリプレイ性に富んだゲーム

 本作のゲームプレイは、カードの形で次々に提示される国政の問題に、2択を基本とした選択の中から王として答え出していきます。

『Reigns: Game of Thrones』
▲基本的には、左右に動かして2択から選択することが多いです。
『Reigns: Game of Thrones』
▲王の小議会のメンバーを決める際や、小議会で決議する時などは、多くの選択肢から選ぶこともあります。

 スマホであればスワイプで次々に判断を下していくだけと、操作は非常にシンプル。選択によって、軍事力、教会の支持、民の支持、国庫の状態と、4種ある国力ゲージが上下します。

 特殊な場合を除いて、いずれかのゲージが満タンかゼロになるとゲームオーバーになるため、プレイヤーはバランスのよい統治を求められます。とはいえ、あちらを立てればこちらが立たずの状況が多く、選択はなかなか容易ではありません。

『Reigns: Game of Thrones』
▲王がどのような最期を迎えたか、ゲームオーバーの状況は29種類あり、コレクション要素にもなっています。

 選択を問われるシチュエーションも、七王国をめぐる諸勢力への対応、キングズ・ランディングの内政、陰謀や戦争などマクロな問題から、馬上試合での戦いや酒場での情報収集といったミクロな行動まで、カードの種類は多岐に渡ります。

『Reigns: Game of Thrones』
『Reigns: Game of Thrones』

 時には非情な決断を迫られるなど、さまざまな葛藤を突きつけられ、先を見据えた思考もたびたび必要になる……。本作は、そこにゲームとしての奥深さがあります。

 登場カードにランダム性があってプレイごとに展開が変わるので周回しても飽きず、手軽な操作感でテンポよく遊べるため、思わず何度も挑戦してしまうゲームです。

『Reigns: Game of Thrones』
『Reigns: Game of Thrones』
▲ゲームの目的は、1ターンでも長く統治することをはじめ、特定のイベントを達成したり、9つの方法で“冬”を乗り越えたり(後述)、自分なりに目標を持つことができます。

冬来たる――王に立ちはだかる最大の難関

 本作は、『ゲーム・オブ・スローンズ』の世界観を楽しめることが大きな魅力の1つです。そして、世界観を象徴する“冬”の存在は、ゲーム性にも大きくかかわってきます。

『Reigns: Game of Thrones』

 冬が到来すると選択によって上下するゲージ量が増え、1つ1つの判断が重くなってプレイの難度は上がります。さらに、北から侵攻してくるホワイト・ウォーカーへの対抗策を講じなければ、冬を乗り越えられません。

『Reigns: Game of Thrones』
『Reigns: Game of Thrones』
▲ホワイト・ウォーカーの軍勢を破ることができれば、冬が終わって夏が訪れます。

 冬を乗り越える方法は9つ用意されていて、これは任意で選べる8人の統治者でプレイすると、“壁”にまつわる古い過去のエピソードを経てヒントが開示されます。

『Reigns: Game of Thrones』

 統治者はゲーム開始時だとデナーリスのみを選べて、そこからゲーム内で特定のイベント(目標)を達成すると、スターク家やラニスター家のキャラクター、さらにはロバート王の私生児であるジェンドリーを選択できるようになり、プレイの幅が広がっていきます。

『Reigns: Game of Thrones』
▲最終的に、ジョン、サンサ、アリア、ティリオン、サーセイ、ジェイミー、デナーリス、ジェンドリーから王を選べるようになります。

 ランダム性があってプレイごとに展開が変わる一方、キャラクターごとに個別のシチュエーションが用意されていて、統治者による違いも存在するわけです。

 お気に入りのキャラクターがいる人は、“もし○○が鉄の玉座に就いたら、どんな統治をするか”というゲームならではの物語を楽める側面もあるでしょう。

『Reigns: Game of Thrones』
▲プレイヤーが選択しなかった人物は、プレイ中にNPCとして登場する可能性があります。

『ゲーム・オブ・スローンズ』が好きな人には迷わずおすすめ

 陰謀や争い、人と勢力の複雑な関係など、登場人物たちの葛藤に満ちた『ゲーム・オブ・スローンズ』の世界。その中で“選択”を重ねるおもしろさを体験して、本作における世界観とゲーム性のコラボは相性バッチリだなと思いました。

 価格が500円未満と手ごろですし、原作ドラマが好きな人には、誰にでも素直におすすめできるゲームです。

『Reigns: Game of Thrones』
▲なお、日本展開のサポートは架け橋ゲームズが担当しています。

 ただ、キャラクターや世界観の説明はなく、原作の物語を追体験する内容でもないので、本作を『ゲーム・オブ・スローンズ』の入り口とするのは厳しい印象です。原作が気になるので本作も気になったという人は、先に原作ドラマを鑑賞することをおすすめします。

 純粋にゲームとしては、テンポよく遊べるので周回しやすく、ランダム性があるので飽きにくく、選択による奥深さが夢中になれる作品だと思います。

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データ

▼『Reigns: Game of Thrones(レインズ:ゲーム・オブ・スローンズ)』
■メーカー:Devolver Digital
■対応機種:PC
■ジャンル:ADV
■配信日:2018年10月19日
■価格:410円(税込)
※開発:Nerial
▼『Reigns: Game of Thrones(レインズ:ゲーム・オブ・スローンズ)』
■メーカー:Devolver Digital
■対応機種:iOS
■ジャンル:ADV
■配信日:2018年10月19日
■価格:480円(税込)
※開発:Nerial
▼『Reigns: Game of Thrones(レインズ:ゲーム・オブ・スローンズ)』
■メーカー:Devolver Digital
■対応機種:Android
■ジャンル:ADV
■配信日:2018年10月19日
■価格:440円(税込)
※開発:Nerial

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