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2018年11月8日(木)

『虚無と物質の彼女』『らせつ封魔伝』遊び応えのあるアクションRPGを紹介【デジゲー博2018】

文:キャナ☆メン

 11月4日に、東京・秋葉原UDXで開催された同人&インディーゲームイベント“デジゲー博2018”。会場で出展されていたタイトルより、筆者が試遊した作品のレポートを掲載します。

デジゲー博2018

 レポートの最後となる本記事で紹介するのは、さまざまなゲーム要素を搭載し、遊び応えのある作品になりそうな2本のアクションRPGです。

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『虚無と物質の彼女』 Hojo Games(E-16a)

 『虚無と物質の彼女』は、日本を舞台にしたオープンワールド型の3DアクションRPGです。蓮上市という架空の地域を舞台に、高校生の月崎咲楓(つきざき さほ)と枷場亮(はさば りょう)を主人公とするストーリーが描かれます。

デジゲー博2018

 まず興味を引かれたのが、個人開発でオープンワールドのゲームであるという点です。開発者である錦の北条氏に話を聞くと「(メインストーリーの他に)サブ要素はけっこう入ります」と即答。それと関連して、声の収録も新たに行ったそうです。

 ちなみにボイスは、枷場役のランズベリー・アーサーさんなどプロの声優を起用しているとのこと。フィールド散策中に、さまざまな条件下でパーティメンバーの会話を聞ける要素もあるのだとか。

デジゲー博2018
▲広いフィールドを移動するための乗り物として登場するのは、高校生らしく自転車。主人公のジャージ姿が絵になります。

 さらっとパーティメンバーと書きましたが、本作ではストーリーの進捗によって1人~3人で行動します。移動中はキャラクターを自由にスイッチでき、会場の試遊でも、月崎と枷場を切り替えて遊べました。

デジゲー博2018

 ちなみに、3人目は新たな主人公というわけでなく、その時々で話に絡んでくるサブキャラクターになるようです。

デジゲー博2018

 メニューを開くと、能力強化にかかわる欠片装備、スキルの強化、クエストの進捗確認、ファストトラベルなど、さまざまなゲームシステムが確認できました。

 スキルはキャラクターの特殊アクションで、使用にはSPを消費し、1度発動すると次の使用までにクールダウン(再使用時間)が発生する仕組み。スキルの中には、ちょっとしたカットシーンを挟んで発動する大技もあります。

デジゲー博2018

 ストーリーやキャラクター、ゲームシステムの概要は公式サイトに詳しく紹介されているので、本作に興味を持った人はそちらもぜひ確認してもらえればと。

 試遊や話を聞いて感じたのは、高校生を主人公にしていることの世界観や表現に強いこだわりがあるということです。

 ぜひ中も見てほしいと言われた学校は、校舎内の作り込みが素晴らしく、特に教室に入った瞬間、学生時代に戻ったような気分を味わえました。

デジゲー博2018
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▲教室は細かく作り込んであり、質感もリアル。個人的には床の感じがすごくいいと思いました。

 さらに、主人公たちの服装についても、ジャージやウインドブレーカーなど、高校生が動きやすい格好で敵と戦う表現に相当な思い入れがあるそう。

 試遊は短い時間でしたが、そうしたディテールの1つ1つが、ゲーム全体の雰囲気としても伝わってくる感じがおぼろげにあって、完成版のゲームがどんな世界観や雰囲気を表現するのか、楽しみな作品だと感じました。

 また、先述の通りゲームシステムは一通りそろっているので、その点からも完成形のクオリティは高くなりそうな印象です。しかも、カットシーンや世界観の表現をこれからさらに向上するとのことで、今後の変化に大きな期待が持てると思います。

 リリース時期は2019年夏の予定で、まずはPCで完成させることを目指しているとのこと。ティーンエイジャーの繊細さを描く作品や世界観を好む人は、注目してほしいゲームです。

『らせつ封魔伝』 exeCUTE(E-05b)

 『らせつ封魔伝』は、妖魔退治の旅をする鬼姫・ラキが主人公のPC向け和風アクションRPGです。体験版はクリアするだけでも2時間近くかかるボリュームがあり、取材した中では唯一、会場外で試遊したタイトルになります。

デジゲー博2018

 プレイしてまず感じたのが、ゲームの入りやすさ。物語の舞台となるヤツミ村に向かうまでのチュートリアルと、村に入ってからの軽快なテンポの会話イベントで、すんなりと馴染めました。

デジゲー博2018
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▲幼い容姿で実年齢は200歳を超えるラキと、彼女の弟子で苦労人の相が出ている桃之介のコンビを中心に、ゲーム内には多彩なキャラが登場します。

 ただ、最初の敷居をくぐると、かなり奥深いゲームであることを実感。結界術という特徴的なシステムをはじめ、剣技、ダッシュ、体当たり、敵弾の跳ね返しなど、さまざまなアクションを駆使しないと、徐々に苦戦するようになります。

 しかし、それこそが本作のおもしろさ、やり応えだと思います。敵への対処やアクションを1つ1つ覚えるうちに上達を感じ、ハードルを乗り越えるごとにゲームがおもしろくなっていくんですね。

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▲結界術は、札を投げることで結界陣(攻撃範囲のサークル)を置き、任意のタイミングで術を発動するアクション。術は複数あって、罠のように使うこともできます。
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▲ボス戦は、かなりハイスピードな展開のバトルになります。歯応えも達成感も十分!

 苦戦しながらも前に進み、セーブポイントとワープポイントを兼ねた地蔵にたどり着いた時の達成感ときたら……。あの瞬間は、パッと心が晴れるような思いがして、同時に「くう~、おもしろいゲームだなぁ!」という充実感に満たされます。

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 また、アクション以外のゲームシステムが充実しているのも本作のポイントです。

 レベルアップするとステータスポイントを入手し、プレイヤーが自由に割り振れる他、武器・防具の強化システムや御札による追加効果の付与といった要素で、主人公の育成や強化を楽しめます。

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 開発中のゲームなので最終的なバランスはわかりませんが、体験版だと武器の影響は割と大きく、よい武器を作ってちゃんと強化すると「ザコ敵にあれだけ苦戦していたのは何だったんだろう……」というくらいの違いを実感できました。

 なお、装備品は素材を売ることで新しいものを作れるようになるシステムです。装備の種類が多めなので、地道に先を目指していれば、段階的に強い武器を手に入れ、それによってまた先に進めるようになるはず。また、装備の強化が比較的容易なのもプレイを助けてくれる部分でしょう。

 そのため、アクションの操作がすべてというわけでなく、そこに歯応えやおもしろさを感じつつ、自分のペースやプレイスタイルで達成感を得るところまでたどり着けるゲームだと思います。

デジゲー博2018

 本作は、上記で紹介した以外にも遊びになる要素が搭載されていて、かなりゲーム内容の濃いタイトルです。体験版を遊んだ限り、遊び応えを感じるしっかりしたアクションRPGになると思えたので、完成が楽しみな1本でした!

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▲この画面を見た時には、達成感とともに満足感も。体験版がおもしろく、完成版に大きな期待が持てるゲームです。

(C) 2018 Hojo Games 虚無と物質の彼女.
(C) 2018 exeCUTE All Rights Reserved.

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